日本軽種馬協会

軽種馬の生産にかかわる一連の業務を主な業務とする公益社団法人

公益社団法人日本軽種馬協会(にほんけいしゅばきょうかい、略称JBBA)は、 種牡馬の繋養やセリ市場の支援など軽種馬の生産にかかわる一連の業務を主な業務とする内閣府所管の公益社団法人である。以前の監督官庁は農林水産省生産局競馬監督課。略称の「JBBA」は、英文表記の「The Japan Bloodhorse Breeders’Association」の頭文字をとったもの。

公益社団法人日本軽種馬協会
団体種類 公益社団法人
所在地 東京都港区新橋四丁目5番4号
日本中央競馬会新橋分館3階
法人番号 3010405010111
主要人物 河野洋平(代表理事会長)
ウェブサイト https://jbba.jp/
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概要

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前身は戦前の日本サラブレッド協会[1]。日本競走馬生産者協会、社団法人サラブレッド協会、軽種馬生産農業協同組合を経て今に至る。

2021年3月25日現在の会長は元衆議院議長河野洋平、副会長に日高軽種馬農業協同組合組合長の木村貢、青森県軽種馬生産農業協同組合[2]組合長の山内正孝、元JRA理事の益満宏行。そのほか理事には吉田照哉鈴木宗男などが名を連ねる[3]

もともと全国のサラブレッド生産者による団体であり、もっぱら日本産のサラブレッドの販路拡大に努めている。このため馬産地の保護という観点からしばしば日本競馬の世界への開放に反対してきた。一方で外国の優れた種牡馬や繁殖牝馬を積極的に導入して日本産馬の価値を高め、海外へ輸出することを推進している。そのほか、サラブレッドの受け皿として地方競馬の振興、生産地支援策として生産者賞や牝馬限定競走の拡大をはかり、軽種馬の流通促進のためセリ市の整備拡大などを目指し、韓国などへのサラブレッド輸出を促進している。農村支援として、後継者のいない高齢生産者の軽種馬生産からの撤退支援なども行っている。

一般には、農林水産省やJRAが購買した種牡馬の繋養を行うことで有名。全国3ヶ所に直営種馬場をもつ。民間の種牡馬と比較して低価格で種付けを行っているが、官による民業圧迫であるとの批判も受けている。

競馬ファンに対しては、引退後の競走馬を見学するファンのために競走馬のふるさと案内所を運営している。

競走馬・種牡馬・繁殖牝馬等の血統・競走成績などのデータベースとして『JBIS(Japan Bloodstock Information System)』を運営している。JBISは1987年に運用を開始し、1999年にはインターネット上でのサービス提供を開始した。さらに2002年には一般の競馬ファン向けのサービスとして『JBIS-Check』もスタートしている(現在は『JBIS-Search Premium』)。2009年現在、JBISでは1972年以降に生まれた約103万頭の情報を保有・提供している。

沿革

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業務

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軽種馬の改良増殖によってその資源を涵養し、軽種馬の生産及び流通の改善を図り、もって健全なる競馬の発展に寄与するため、種牡馬の繋養及び種付並びに産駒の育成、軽種馬生産に必要な施設の設置等を行う。

具体的な主な業務は種牡馬の繋養、種付、軽種馬の生産・育成・改良および防疫衛生に関する事業、セリ市場に対する助成事業、育成技術者の養成、競走馬に関する情報の整備・提供など。

その他、競走馬の馬名の審査を行っている。

主な施設

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日高案内所
  • 競走馬のふるさと案内所(日高、胆振、十勝、東北、宮城、那須、千葉、南九州)
  • 直営種馬場(静内、七戸、九州)
  • 支部(日高、胆振、十勝、東北、関東、九州)

主な繋養種牡馬

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現在の繋養種牡馬[4]

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(2024年10月26日現在)

過去の繋養種牡馬(50音順)

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 70年の歩み” (PDF). 公益社団法人日本馬事協会. p. 110. 2022年6月30日閲覧。
  2. ^ 青森県軽種馬生産農業協同組合
  3. ^ 役員一覧 - 日本軽種馬協会
  4. ^ 種付料一覧:日本軽種馬協会”. jbba.jp. 2024年10月26日閲覧。
  5. ^ JRAがカリズマティックの種牡馬引退を発表”. 日刊スポーツ. 2016年11月2日閲覧。

外部リンク

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