江津駅
島根県江津市江津町にある西日本旅客鉄道の駅
江津駅(ごうつえき)は、島根県江津市江津町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である。
江津駅[* 1] | |
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駅舎、駅前広場(2018年5月) | |
ごうつ Gōtsu | |
◄浅利 (6.3 km) (4.4 km) 都野津► | |
所在地 | 島根県江津市江津町926-4[2] |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陰本線 |
キロ程 | 454.3 km(京都起点) |
電報略号 | コウ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
219人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1920年(大正9年)12月25日[2] |
備考 |
直営駅[3] みどりの券売機プラス設置駅[4][5] |
江津駅 | |
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ごうつ Gōtsu | |
(1.1 km) 江津本町► | |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■三江線 |
キロ程 | 0.0 km(江津起点) |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)4月20日[6] |
廃止年月日 | 2018年(平成30年)4月1日[7] |
備考 | 路線廃止による。 |
歴史
編集- 1920年(大正9年)12月25日:鉄道省山陰本線浅利駅 - 都野津駅間延伸時に、石見江津駅(いわみごうつえき)として開設[9]。一般駅[10]。
- 1930年(昭和5年)4月20日:三江北線(後の三江線)当駅 - 川戸駅間開通[11]。乗換駅となる[11]。
- 1957年(昭和32年)7月:現2代目駅舎が竣工[1]。
- 1970年(昭和45年)6月1日:郷津駅廃止に伴い江津駅(ごうつえき)に改称[1]。
- 1971年(昭和46年)4月19日:全国植樹祭に出席した天皇、皇后が乗車するお召し列車が大田市駅発、江津駅着で運行[12]。
- 1973年(昭和48年)7月10日:待避線で対向第2002列車を待ち合わせていた下り貨物第876列車(現車17両)の4両目のタンク車のタンク上面が破裂し、塩酸が噴出する事故が発生。ホームにいた旅客9名、郵政職員5名、駅職員3名、作業員1名の計18名が負傷[13]。
- 1975年(昭和50年)
- 8月31日:三江北線が三江線の一部となる。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物扱い廃止[10]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる[10]。
- 1997年(平成9年)3月22日:貨物列車設定廃止[10](実際には前年秋から運休扱い)。
- 2006年(平成18年)4月1日:JR貨物の駅が廃止、貨物取扱廃止[14]。
- 2018年(平成30年)4月1日:三江線廃止[7]。
- 2023年(令和5年)
駅構造
編集単式ホーム1面1線(1番のりば)と島式ホーム1面2線(2・3番のりば)、計2面3線を有する地上駅[2]。1番のりばは駅改札口に直結している。2・3番のりばへは跨線橋(バリアフリー未対応)を渡る。
当駅からは以前日本製紙ケミカル江津事業所(旧・日本製紙江津工場)へ専用線が延びていた。
浜田鉄道部管理[15] の直営駅[3]。早朝・夜間は無人となる。自動券売機・みどりの券売機プラスが設置されている[5]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 山陰本線 | 上り | 出雲市・松江方面 |
2 | 下り | 浜田・益田方面 | |
3 | (上下ともに一部の列車) |
- 付記事項
- 三江線列車は3番のりばを使用していた[2]。なお、3番のりばから出雲市方面(上り)への発車も可能で、山陰本線の上下共用待避線としての役割も担うが、2008年(平成20年)3月15日改正現在、当駅での待避列車は上下双方共に設定されておらず、山陰本線列車で3番のりばを使用するのは一部下り列車(三江線からの直通を含む)のみとなっていたが、2016年(平成28年)11月19日時点[16] のダイヤでは特急を待ち合わせる列車(下り1本・上り2本)が存在する。
- 朝には当駅始発・浜田方面行列車もある。なお、浜田発22時台の当駅止まりは、2021年10月1日で廃止となった[17] が、2022年3月12日の改正で、新たに浜田発21時台最終列車が当駅止まりとなった。
-
改札口(2011年10月)
-
1番のりば(2008年8月、嵩上げされていない西端から)
-
2番・3番のりば(2018年5月)
利用状況
編集近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。なお、1994年度は916人、1984年度は1,013人だった。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 805 |
2000 | 739 |
2001 | 693 |
2002 | 645 |
2003 | 650 |
2004 | 624 |
2005 | 603 |
2006 | 567 |
2007 | 563 |
2008 | 533 |
2009 | 429 |
2010 | 424 |
2011 | 388 |
2012 | 386 |
2013 | 371 |
2014 | 373 |
2015 | 369 |
2016 | 392 |
2017 | 428 |
2018 | 369 |
2019 | 342 |
2020 | 253 |
2021 | 219 |
駅周辺
編集以前は駅前が市の中心地だったが、郵便局と銀行以外の商業施設は山陰道を400m程浜田側へ進んだ道路沿いに移りつつある。
- パレットごうつ
- 江津市役所
- 江津警察署
- ゆめタウン江津
- 江津郵便局
- 山陰合同銀行
- 島根銀行
- 日本海信用金庫
- 中国労働金庫
- 江津市立江津中学校
- 島根県立江津工業高等学校
- 済生会江津総合病院
- 丸子山公園[2]
- 国道9号
- 広島県道・島根県道112号三次江津線
- 島根県道238号江津港線
- 江の川
バス乗り場
編集路線バス
編集高速バス
編集- 浜田道エクスプレス大阪号(JRバス中国) - <昼行>大阪行き
その他
編集隣の駅
編集※山陰本線の特急「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」はすべて停車する。隣の停車駅は、各列車記事を参照のこと。
かつて存在した路線
編集- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 三江線
- 江津駅 - 江津本町駅
脚注
編集- ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、20頁。
- ^ a b c d e f 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、172頁。ISBN 978-4-906794-90-4。
- ^ a b 『学研の大図鑑 JR全駅・全駅舎西日本編(JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州)』学習研究社、2004年4月30日、168頁。
- ^ a b c “江津駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月10日閲覧。
- ^ a b c d “江津駅|駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月6日閲覧。
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。
- ^ a b “近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 「鐵道省告示第139号」『官報』1920年12月21日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、312頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 「鐵道省告示第99号」『官報』1930年4月15日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、138頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 日本貨物鉄道「貨物鉄道百三十年史(中巻)」 p.574 2007年
- ^ 『貨物駅の廃止及び呼称の統一について』(PDF)(プレスリリース)日本貨物鉄道、2006年3月16日。オリジナルの2021年3月17日時点におけるアーカイブ 。2021年3月17日閲覧。
- ^ (日本語) (PDF) データで見るJR西日本2021, 西日本旅客鉄道 2021年11月28日閲覧。
- ^ 『JR時刻表』2016年12月号
- ^ 2021年秋ダイヤ見直しについて (PDF)
- ^ “三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 江津駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- “江津”. ぶらり三江線WEB. 三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月15日閲覧。