渡島沼尻駅

日本の北海道茅部郡森町にある北海道旅客鉄道の駅

渡島沼尻駅(おしまぬまじりえき)は、北海道渡島総合振興局茅部郡森町砂原東4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線(砂原支線)のである。駅番号N67電報略号ヌリ

渡島沼尻駅
JR Hakodate-Main-Line Oshima-Numajiri Station building.jpg
駅舎(2018年6月)
おしまぬまじり
Oshima-Numajiri
N68 鹿部 (5.4km)
(5.3km) 渡島砂原 N66
所在地 北海道茅部郡森町砂原東4丁目
駅番号 N67
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線(砂原支線)
キロ程 20.0km(大沼起点)
電報略号 ヌリ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1945年昭和20年)6月1日
備考 無人駅
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信号場に出自を持つ大沼駅管理(夜間連絡先は森駅)の無人駅である。

歴史編集

 
1976年の渡島沼尻信号場(仮乗降場)と周囲約750m範囲。右が鹿部・大沼方面。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

駅名の由来編集

当駅の所在地近辺の地名に旧国名の「渡島」を冠する。「沼尻」は、アイヌ語の「ヌプ・シリ」(野・丘)に由来する[4]。「ヌプ・シリ」が「ヌパジリ」に、さらに「ヌマジリ」に転訛し、これに「沼尻」の字を当て、ほかに同名の駅があるために旧国名を冠したという[4]。そのほか、近辺の彦澗地区附近にある沼の尻部分に当たるために沼尻としたという説もあり[4]、由来には諸説ある。

駅構造編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅となっている[5]。ホームは千鳥式に配置され、互いのホームは駅舎側ホーム東側と対向側ホーム西側を結んだ構内踏切で連絡している[5]。駅舎側(北側)ホームが上り線、対向側ホームが下り線となっている(番線表示なし)[5]。そのほか上下線共に安全側線を有し[5]、下り線の森方から構内外側に分岐し対向側ホーム手前までの、転轍機が外され、レール末端部分には枕木が上に置かれた第3種車止めが設置されている[6]行き止りの側線を1線有する[5]。転轍機の形状は両開き分岐である[5]

駅舎は構内の北西側に位置し上り線ホーム入口部分に接している[6]。有人信号場時代からの古い木造駅舎が残っている[6][7]。一部改築されており、かつては切妻屋根が交差した[7]L字型の建物であったが、直行する部分が解体された[7]。またバットレスが設置されている[6][7]。駅舎内にトイレを有する[7]。ホームは2本共に、大沼方、森方の双方にスロープを有している[6]。長大な編成の列車同士の行き違いもできる設備の中に1両分のホームが設置されている。

駅の標高は60.5mである[5]

利用状況編集

  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[8]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗降人員調査(11月の調査日)平均は「10名以下」[9]

駅周辺編集

駒ケ岳山麓に位置し、駅周囲に人家は3軒のみで[6]、林と農耕地帯となっている[7]

その他編集

1945年7月の室蘭艦砲射撃の際には、当時の当信号場周辺も米軍機による機銃掃射を受けた。そのため現在も、時折米軍機が落としたとみられる薬莢が見つかるという[10]。また当時は駅周辺に集落があり75軒ほどの民家が存在したというが[10]、現在は前述の通り数軒を残すのみとなっている。

かつて、NHKBS1にて放映されたテレビ番組、『にっぽん木造駅舎の旅』にて紹介されたことがある。またHTB探検!秘境駅 〜超maniac travel guide〜』第1回及び第2回で紹介されている(2017年現在もニコニコ動画にて視聴可能)。

隣の駅編集

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線(砂原支線)
鹿部駅 (N68) - 渡島沼尻駅 (N67) - 渡島砂原駅 (N66)

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 1990年(平成2年)7月1日時点では完全無人化されている(小冊子『HANDBOOK 1990』「駅は旅の出発点」(発行:北海道旅客鉄道、1990年発行))。

出典編集

  1. ^ a b 『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)26ページ。
  2. ^ 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
  3. ^ “駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2007年9月12日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf 2014年9月6日閲覧。 
  4. ^ a b c 『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)30ページ。
  5. ^ a b c d e f g 『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)38ページ。
  6. ^ a b c d e f 『写真集 秘境駅III』(著:牛山隆信、栗原景、メディアファクトリー2009年7月発行)
  7. ^ a b c d e f 『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)21ページ。
  8. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在) (PDF)”. 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  9. ^ 駅別乗車人員 (PDF)”. 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
  10. ^ a b HTB『探検!秘境駅』第1回

関連項目編集

外部リンク編集