穂積駅
穂積駅(ほづみえき)は、岐阜県瑞穂市別府にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)東海道本線の駅である。駅番号はCA76。
穂積駅 | |
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![]() 南口(2022年11月) | |
ほづみ Hozumi | |
◄*CA75 西岐阜 (2.8 km) (7.7 km) 大垣 CA77► | |
![]() | |
所在地 | 岐阜県瑞穂市別府370 |
駅番号 | CA 76 |
所属事業者 |
東海旅客鉄道(JR東海) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | CA 東海道本線(名古屋地区) |
キロ程 | 402.3 km(東京起点) |
電報略号 | ホミ |
駅構造 | 高架駅(盛土上) |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
9,343人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1906年(明治39年)8月1日 |
備考 |
駅員配置駅 JR全線きっぷうりば 有 |
* この間に岐阜貨物ターミナル駅有り(当駅から1.6 km先)。 |
瑞穂市で唯一のJRの駅であり、同市の代表駅である。
運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。
歴史編集
- 1906年(明治39年)8月1日:国有鉄道東海道線(1909年に東海道本線に改称)の岐阜駅 - 大垣駅間に新設開業。
- 付近の路線は、開通当初は地上にあったが、1908年(明治41年)の複線化に伴い盛土路盤となった。
- 1929年(昭和4年)3月31日:南側に駅舎(木造)を新築。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止。
- 1985年(昭和60年)10月22日:駅前広場整備、現在の3代目駅舎に改築[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)が継承。
- 1997年(平成9年)3月22日:貨物列車の発着が無くなる。
- 1999年(平成11年)12月4日:新快速及び新設された特別快速・区間快速の停車駅となる(快速(青・緑共に)は以前から停車)。
- 2003年(平成15年)5月1日:穂積町が巣南町と合併し瑞穂市となり瑞穂市の代表駅となる。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)9月20日:TOICA専用の自動改札機を導入。
- 2024年(令和6年)2月頃:お客様サポートサービスおよびサポートつき指定席券売機を導入(予定)[2]。
駅構造編集
島式ホーム1面2線を有する高架駅である。駅は盛土上に作られている。
ホームのある本線の他に、その外側に1本ずつホームの無い副本線(待避線)がある。この待避線は回送列車や貨物列車の旅客列車待避に使われている。また、上り副本線から電化されていない側線1本がある。この側線は、貨物の取り扱いがあったころは電化されていた。
駅長は配置されない駅員配置駅(直営駅)であり、岐阜駅が当駅を管理する。高架下の駅舎内部にはJR全線きっぷうりばなどが置かれている。自動改札機が設置されており、TOICAおよび提携ICカードが利用できる。
のりば編集
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | CA 東海道本線 | 下り | 大垣・米原方面 |
2 | 上り | 岐阜・名古屋方面 |
(出典:JR東海:駅構内図)
貨物取扱編集
現在は臨時車扱貨物のみを取り扱っており貨物列車の発着が無い。
駅南西に日本石油穂積油槽所があり、そこへ続く専用線が1997年頃まで存在していた。専用線には、汐見町駅発送の石油が到着していた。またそれ以前は、駅東にある砕石工場まで続く専用線も存在し、現在もその名残がわずかに残っている。
利用状況編集
2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は9,343人である[3]。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年(平成 | 9年)8,515 |
1998年(平成10年) | 8,563 |
1999年(平成11年) | 8,498 |
2000年(平成12年) | 8,436 |
2001年(平成13年) | 8,254 |
2002年(平成14年) | 8,254 |
2003年(平成15年) | 7,978 |
2004年(平成16年) | 8,025 |
2005年(平成17年) | 8,550 |
2006年(平成18年) | 8,573 |
2007年(平成19年) | 8,701 |
2008年(平成20年) | 8,754 |
2009年(平成21年) | 8,466 |
2010年(平成22年) | 8,421 |
2011年(平成23年) | 8,426 |
2012年(平成24年) | 8,515 |
2013年(平成25年) | 8,694 |
2014年(平成26年) | 8,693 |
2015年(平成27年) | 8,803 |
2016年(平成28年) | 8,923 |
2017年(平成29年) | 9,094 |
2018年(平成30年) | 9,240 |
駅周辺編集
南口、北口ともに駅前広場が整備されており、それぞれタクシーと自家用車の乗降所がある[4]。南口のロータリーにバスが乗り入れている[4]。このほか、南北に公衆トイレがある。
周辺では駅を中心に住宅地が形成されている[5]。
2017年3月に「瑞穂市JR穂積駅圏域拠点化構想」が策定され、周辺の交通の改善や活性化を目的とした整備が進められている[6]。
バス編集
南口にある「穂積駅前」停留所にて路線バスが発着する。2005年から2011年までは混雑対策のため離れた位置に「みずほターミナル」が設けられ、路線バスの乗車場として運用されていた。
- 朝日大学スクールバス[4]:朝日大学・朝日大学医科歯科医療センター
登場する作品編集
- 僕は友達が少ない - アニメ第一期8話。改札口、南口、南口前ロータリーの噴水と旧穂積町章のモニュメントが登場する。
その他編集
隣の駅編集
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- CA 東海道本線
- 「ホームライナー大垣」停車駅
- ■特別快速・■新快速・■快速・■区間快速・■普通
- ※貨物駅を含めた隣駅
- (貨)岐阜貨物ターミナル駅 - 穂積駅 - 大垣駅
脚注編集
出典編集
- ^ 「新駅舎が開業 東海道本線穂積駅」『交通新聞』交通協力会、1985年10月24日、1面。
- ^ “【社長会見】東海道本線(名古屋駅~米原駅間)・中央本線(勝川駅)へのお客様サポートサービス(旧「集中旅客サービスシステム」)の導入について” (PDF) (プレスリリース), 東海旅客鉄道, (2023年1月18日), オリジナルの2023年1月18日時点におけるアーカイブ。 2023年1月18日閲覧。
- ^ “瑞穂市DATABOOK2020-2”. 瑞穂市. 2022年6月22日閲覧。
- ^ a b c 瑞穂市都市整備部穂積駅圏域拠点整備課 2022, p. 15.
- ^ 瑞穂市都市整備部穂積駅圏域拠点整備課 2022, p. 8.
- ^ 瑞穂市都市整備部穂積駅圏域拠点整備課 2022, pp. 1, 18.
- ^ 穂積町史編纂委員会 1979, p. 581.
参考文献編集
- 穂積町史編纂委員会 編 『穂積町史』 通史編 下巻(近・現代)、穂積町、1979年3月31日 。
- 瑞穂市都市整備部穂積駅圏域拠点整備課 編 『瑞穂市JR穂積駅周辺整備基本計画』瑞穂市、2022年9月 。2022年11月1日閲覧。
関連項目編集
外部リンク編集
- 穂積駅 - 東海旅客鉄道