笹久保

埼玉県さいたま市岩槻区の大字
笹久保新田から転送)

笹久保(ささくぼ)は、埼玉県さいたま市岩槻区大字。関連大字である笹久保新田(ささくぼしんでん)についても扱う。郵便番号は笹久保が339-0034[2]、笹久保新田が339-0035[3]

笹久保・笹久保新田
笹久保・笹久保新田の位置(埼玉県内)
笹久保・笹久保新田
笹久保・笹久保新田
笹久保の位置
北緯35度54分58.04秒 東経139度42分56.25秒 / 北緯35.9161222度 東経139.7156250度 / 35.9161222; 139.7156250
日本の旗 日本
都道府県 埼玉県
市町村 さいたま市
岩槻区
人口
2017年(平成29年)10月1日現在)[1]
 • 合計 1,427人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
339-0034(笹久保)[2]
339-0035(笹久保新田)[3]
市外局番 048[4]
ナンバープレート 大宮

地理 編集

さいたま市岩槻区南部の大宮台地(岩槻支台)やその周辺の沖積平野に位置する。綾瀬川左岸沿いの区境に近い西側に笹久保新田、その東側に笹久保が隣接している。

笹久保では雑木林や農耕地などの自然の中に住宅地や民間地が混在する。笹久保新田では綾瀬川自然堤防上に集落が見られ[5][6]東北自動車道沿いには倉庫などの民間地があるが、主に周囲が開けた農作地[6]として利用されている。

かつて、目白大学岩槻キャンパスの南側の笹久保新田の地区内に武州鉄道が敷設されていたため[7]、航空写真などから線路の痕跡が道路や南北に細長い民間地となっている様子が見て取れる。

歴史 編集

もとは江戸期より存在した武蔵国埼玉郡岩槻領に属する笹久保村であった[6]。笹久保は篠窪や笹窪とも記される。古くは永承年間(1046年 - 1052年)ごろは大和田と称されていた[6]。笹久保新田は1686年貞享3年)は笹久保村のうちであったが、元禄年間(1688年から1704年)までに笹久保村より笹久保新田が分村する[6]

世帯数と人口 編集

2017年(平成29年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
笹久保 433世帯 955人
笹久保新田 192世帯 472人
625世帯 1,427人

小・中学校の学区 編集

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[11]

大字 番地 小学校 中学校
笹久保 1番地2 - 1番地9
3番地2
4番地4
さいたま市立新和小学校 さいたま市立城南中学校
その他 さいたま市立和土小学校
笹久保新田 全域

交通 編集

 
伝右川の武州鉄道の遺構。向かって右側が笹久保新田方面。周辺の開発により2013年頃に撤去されている。

鉄道は敷設されていない。1キロほど南に浦和美園駅がある。かつては武州鉄道の笹久保駅が開設されていた[7]

道路 編集

笹久保
笹久保新田

施設 編集

笹久保
笹久保新田
  • 宝蔵寺
  • 地蔵院
  • 浅間神社
  • 天満宮
  • 笹久保新田公民館

脚注 編集

  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年10月5日). 2017年10月5日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月5日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月5日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  5. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』948頁。
  6. ^ a b c d e f g 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』405頁。
  7. ^ a b 走れ武州鉄道” (PDF). 蓮田市役所 (1997年8月). 2019年1月21日閲覧。
  8. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の検索結果も参照。
  9. ^ 沿革史 - さいたま市立和土小学校.2019年12月31日閲覧。
  10. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1429頁。
  11. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。

参考文献 編集

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集