羽深 成樹(はぶか しげき、1958年4月14日 - )は、日本財務官僚内閣府審議官などを歴任。

来歴

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千葉県出身。開成高等学校[1]東京大学法学部第1類(私法コース)卒業[2]。大学ではサッカー部に所属[1]

1981年 大蔵省にトップで入省[3]。配属先は大臣官房秘書課

1982年5月 大臣官房秘書課調査係長心得[4]

1984年7月 理財局国債課企画係長[2][5]

1986年7月 米沢税務署長

1989年 主税局総務課長補佐(歳入担当)[6]

1990年 和歌山県総務部財政課長。

1993年7月 主計局主計官補佐(防衛第一係主査)。

1994年 主計局主計官補佐(文部第一、二係主査)。

1996年7月関東財務局理財部長。同年11月 各省庁で将来を背負うエース級を収集した行政改革会議の調査員となる[7]

1998年7月1日 大臣官房文書課企画官。同年7月30日 大臣官房企画官兼大臣官房文書課広報室長

2001年7月10日 財務省主計局調査課長。

2003年7月 主計局主計官(内閣、司法、警察係担当)。

2006年7月28日 大臣官房信用機構課長[8]

2007年3月27日 大臣官房信用機構課長兼大臣官房会計課長[9]

2009年9月 鳩山由紀夫内閣発足とともに内閣総理大臣秘書官。続く菅直人内閣でも総理秘書官となる。

2011年9月2日 主計局次長(次席)。2012年8月17日 大臣官房付兼内閣官房内閣審議官内閣総務官室)兼内閣官房国家戦略室員。

2013年1月6日 大臣官房付兼内閣府大臣官房審議官(経済財政運営担当)。規制改革会議を担当[10]

2014年1月10日 内閣府政策統括官(経済社会システム担当)。同年7月 規制改革推進室長(併任)。

2016年6月17日 内閣府審議官。防災などを担当[11]2017年7月11日に退官。同年11月 三菱ケミカルホールディングス執行役員経営戦略部門。

2019年4月 三菱ケミカルホールディングス執行役(政策・渉外室、広報・IR室(広報)分担政策・渉外室長)。

2022年4月 三菱ケミカルホールディングス執行役シニアバイスプレジデント(渉外所管)。

2023年3月 楽天グループ取締役[12]

著作

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論語とやせ我慢』(PHP研究所、2014年)

経済プレミア 孔子は働く人の水先案内人』(毎日新聞、2017年)

同期入省者

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脚注

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  1. ^ a b 『東京大学』河出書房新社、1982年発行、112頁
  2. ^ a b 『東大人名録 官公庁編』1986年発行、52頁
  3. ^ 『東京大学』河出書房新社、1982年発行、113頁
  4. ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1983年発行、496頁
  5. ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1986年発行、508頁
  6. ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1990年発行、493頁
  7. ^ 『誰がための官僚』塩田潮、2001年4月9日発行、14頁
  8. ^ 人事異動 平成18年7月28日発令
  9. ^ 人事異動 平成19年3月27日発令
  10. ^ [1] 健康産業オンライン 2013/7/26
  11. ^ 大地震で2週間断水。そのとき病院は水をどう確保したか NewsPicks 2019/12/6
  12. ^ 役員の異動に関するお知らせ楽天グループ
官職
先代
西川正郎
内閣府審議官
2016年 - 2017年
次代
前川守
先代
西川正郎
内閣府政策統括官(経済社会システム担当)
2014年 - 2016年
次代
田和宏
先代
滝本純生
内閣府規制改革推進室
2014年 - 2016年
次代
田和宏
先代
中原広
財務省主計局次長(次席)
2011年 - 2013年
次代
福田淳一
先代
浅川雅嗣
内閣総理大臣秘書官(事務担当)
2009年 - 2011年
次代
太田充
先代
寺田稔
大蔵省大臣官房広報室長
1998年 - 1999年
次代
佐川宣寿
先代
平沼貞次
関東財務局理財部長
1996年
次代
前田総明