西梅田駅
西梅田駅(にしうめだえき)は、大阪府大阪市北区梅田二丁目にある、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)四つ橋線の駅。駅番号はY11。四つ橋線の起点駅である。
西梅田駅 | |
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![]() ヒルトンプラザ側出入口(2012年7月) | |
にしうめだ Nishi-Umeda (ヒルトンプラザ前) | |
(1.3 km) 肥後橋 Y12► | |
![]() | |
所在地 | 大阪市北区梅田二丁目 |
駅番号 | Y11 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
所属路線 | ●四つ橋線 |
キロ程 | 0.0 km(西梅田起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
49,996人/日(降車客含まず) -2020年- |
乗降人員 -統計年度- |
95,280人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1965年(昭和40年)10月1日 |
乗換 |
梅田駅(地下鉄御堂筋線) 東梅田駅(地下鉄谷町線) 大阪梅田駅(阪急神戸本線・宝塚本線・京都本線) 大阪梅田駅(阪神本線) 大阪駅(JR神戸線・JR京都線・おおさか東線・大阪環状線) 北新地駅(JR東西線) |
当駅から接続する鉄道路線編集
以下の駅・路線とは、地下通路や地下街などを通って乗り換え可能(「梅田地区の鉄道駅」も参照)。
備考編集
- 当駅と梅田駅・東梅田駅は同一駅という扱いのため、乗車券はいずれの駅でも相互に使用可能で、また乗車する駅以外で普通乗車券を購入した場合も自動改札機を通過することが可能。定期券も同様の取り扱いがなされており、いずれの方向に乗車しても区間外となる場合を含めて三駅ともに入出場する事ができる。
- 四つ橋線に乗車するのに誤って梅田駅で乗車券を購入してしまった場合も、その乗車券を自動改札機に通して通過できる。また、梅田駅・東梅田駅を乗車区間に含む定期券でも、当駅で乗降が可能。これにより、いずれかの路線で輸送障害が発生した際でも振替輸送でスムーズな対応ができるようになっている。
- 梅田駅・東梅田駅との乗り換えが30分以内であれば、乗車駅から降車駅まで通しの運賃が適用される。
- 30分を超えると適用外となり、改めて梅田駅ないし東梅田駅を乗車駅とする運賃が適用される。
- 梅田駅までの料金と同一の普通乗車券で乗り継ぎをする場合は、JR大阪駅寄りの出口専用改札口にある緑色の自動改札機に限り通過する事ができる。それ以外の機械を通過する場合はあらかじめ自動精算機で『乗継乗車券』に引き換えなければならない。また、梅田駅までの料金よりも少ない普通乗車券の場合は自動精算機で梅田駅までの乗車料金を一旦精算する事で『乗継乗車券』に引き換えなければならない。但し、この乗継乗車券は最終降車駅で差額を精算する事ができる。
- 阪急と大阪市営地下鉄の連絡乗車券(天神橋筋六丁目駅経由指定)を利用する場合は阪急大阪梅田駅との直接乗り継ぎはできない。このため、谷町線を経由しての乗り継ぎを含め自動改札を通過することはできない。
歴史編集
駅構造編集
島式ホーム1面2線の地下駅。ホームは地下3階に位置する。1番線は東側、2番線は西側である。改札口はホーム南側に乗降兼用のものが1ヶ所、中程に乗車用改札が1ヶ所、北側に降車用改札が1ヶ所設けられている。エレベーターは、ホーム階1号車〜南改集札口階の1ヶ所のみ。エスカレーターは、南改集札口からは近い方 (ホーム1号車の南) が上り用、遠い方 (ホーム2〜3号車連結面) が下り用である。ホーム6号車の北側→北集札口への上りエスカレーターはあるが、中改札口 (集札不可) →ホーム (4〜5号車連結面) への下りエスカレーターはない。
コンコースは、毎日24時7分発の最終列車(北加賀屋行き)[注 1]発車後、朝5時まで閉鎖されるため、南改札口からは出られない。そのため当駅24時13分到着の列車に限り、JR東西線の放出行き最終列車を利用するには北改札口を出て一旦地上に上がる(遠回りする)必要がある。
当駅は、大国町管区駅に所属し、大国町副管区駅長が当駅および肥後橋駅を管轄している。
2020年6月1日より、副駅称として『ヒルトンプラザ前』が付けられている。
2021年に入り可動式ホーム柵が設置され、同年11月20日より稼働を開始した。2022年には車両との段差を埋めるためのホーム嵩上げ工事が行われている。
のりば編集
番線 | 路線 | 行先 |
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1・2 | 四つ橋線 | 本町・なんば・住之江公園方面 |
- 備考
利用状況編集
2020年11月10日の1日乗降人員は95,280人(乗車人員:49,996人、降車人員:45,284人)である[2]。四つ橋線ではなんば駅、本町駅、四ツ橋駅(心斎橋駅と合算)に次ぐ第4位である。ただし上位駅は全て御堂筋線を含む乗換駅であるのに対し、西梅田駅は単独駅である。梅田地区にある地下鉄3駅の中では、阪急との連絡が不便なこともあって乗降人員が最も少ない。それでも全体107駅中、9番目に多い。また、乗り換え駅である谷町線東梅田駅、御堂筋線梅田駅の1日乗降者数を含めると合計581,971人と、相互直通を行っていない地下鉄駅では日本一(世界一)であり、相互直通を行っている駅を含めても渋谷駅に次ぐ。
1日乗車・降車・乗降人員の推移編集
過去の1日乗車・降車・乗降人員数は下表の通りである。交通量調査に基づく特定の1日の乗車・降車・乗降人員である。
年度 | 調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
1985年(昭和60年) | 11月12日 | 57,168 | 51,238 | 108,406 | [3] |
1987年(昭和62年) | 11月10日 | 60,520 | 52,050 | 112,570 | [4] |
1990年(平成 | 2年)11月 | 6日62,416 | 55,760 | 118,176 | [5] |
1995年(平成 | 7年)[注 3]2月15日 | 65,870 | 55,861 | 121,731 | [6] |
1998年(平成10年) | 11月10日 | 64,675 | 55,867 | 120,542 | [7] |
2007年(平成19年) | 11月13日 | 58,897 | 53,875 | 112,772 | [8] |
2008年(平成20年) | 11月11日 | 58,312 | 53,557 | 111,869 | [9] |
2009年(平成21年) | 11月10日 | 55,890 | 54,086 | 109,976 | [10] |
2010年(平成22年) | 11月 | 9日53,899 | 48,988 | 102,887 | [11] |
2011年(平成23年) | 11月 | 8日54,487 | 48,813 | 103,300 | [12] |
2012年(平成24年) | 11月13日 | 55,112 | 51,329 | 106,441 | [13] |
2013年(平成25年) | 11月19日 | 55,452 | 49,808 | 105,260 | [14] |
2014年(平成26年) | 11月11日 | 56,659 | 51,016 | 107,675 | [15] |
2015年(平成27年) | 11月17日 | 59,192 | 55,820 | 115,012 | [16] |
2016年(平成28年) | 11月 | 8日58,838 | 55,111 | 113,949 | [17] |
2017年(平成29年) | 11月14日 | 61,445 | 54,500 | 115,945 | [18] |
2018年(平成30年) | 11月13日 | 60,342 | 54,071 | 114,413 | [19] |
2019年(令和元年) | 11月12日 | 62,603 | 55,669 | 118,272 | [20] |
2020年(令和 | 2年)11月10日 | 49,996 | 45,284 | 95,280 |
駅周辺編集
- 地下街・商業施設
- ドージマ地下センター(ドーチカ)
- オオサカガーデンシティ
- ハービスENT
- ハービスOSAKA
- TBSテレビ関西支社
- コナミデジタルエンタテインメント大阪事業所
- ブリーゼタワー
- BREEZÉ BREEZÉ
- サンケイホールブリーゼ
- ヒルトンプラザ(イースト・ウエスト)
- サウスゲートビルディング
- ホテル
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- ヒルトン大阪
- 大阪マルビル(大阪第一ホテル)
- ホテルグランヴィア大阪
- ホテルエルセラーン大阪
- ビル
- 近鉄堂島ビル
- 堂島アバンザ
- ジュンク堂書店大阪本店
- アウトバック・ステーキハウス梅田店
- 大阪駅前第1・第2ビル
- 大阪第一生命ビル
- 毎日新聞ビル
- 毎日新聞大阪本社
- スポーツニッポン新聞社
- オーバルホール
- その他
バス路線編集
隣の駅編集
- 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
- 四つ橋線
- 西梅田駅 (Y11) - 肥後橋駅 (Y12)
- ( ) 内は駅番号を示す。
将来編集
- 2004年10月、近畿地方交通審議会答申第8号で、四つ橋線の大阪駅北地区(梅田北ヤード)・十三駅までの延伸(西梅田~北梅田~十三間2.9km)が「京阪神圏において、中長期的に望まれる鉄道ネットワークを構成する新たな路線」として盛り込まれている。
- 2007年8月より、国土交通省を中心として西梅田・十三連絡線(仮称)のワーキンググループが発足、2008年4月に『「速達性向上施策における事業スキームの検討に関する調査」結果〜西梅田・十三連絡線(仮称)の事業実現化方策に係る深度化調査〜』[21]が発表されたが、整備主体は公的セクター(都市鉄道等利便増進法に基づき鉄道建設・運輸施設整備支援機構が建設)、運行主体は大阪市交通局と阪急電鉄。十三で阪急各線と乗り換え、もしくは未成線であった阪急新大阪連絡線(新大阪 - 十三間2.3km)との直通が有力である。同線を建設する場合、当駅は同深度にある阪神本線を避けるため現在のホームより深い位置に新たなホームが建設される。理由は建設された当時の技術では地盤の弱いところを深く掘れず、先に阪神本線が建設されたためである[22]。なお、新ホーム建設時に四つ橋線のルートは変更されるとともに、現在のホームはコンコース化されると思われる。
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ “四つ橋線西梅田駅の可動式ホーム柵の運用開始について” (日本語) (プレスリリース), Osaka Metro, (2021年11月15日), オリジナルの2021年11月15日時点におけるアーカイブ。 2021年11月15日閲覧。
- ^ “路線別乗降人員(2020年11月10日 交通調査)” (PDF). Osaka Metro. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月4日閲覧。
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和61年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和63年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 「速達性向上施策における事業スキームの検討に関する調査」結果〜西梅田・十三連絡線(仮称)の事業実現化方策に係る深度化調査〜 (PDF) [リンク切れ]
- ^ “幻の阪急電鉄「新大阪駅ホーム」、40年ぶりに日の目?”. asahi.com. オリジナルの2007年2月23日時点におけるアーカイブ。
関連項目編集
外部リンク編集
- 西梅田駅 - Osaka Metro