2020年東京オリンピックのサッカー競技

2020年東京オリンピックサッカー[1]について本記事では述べる。

2020年東京オリンピックのサッカー競技
大会概要
開催国 日本の旗 日本
日程 2021年7月21日 - 8月7日
チーム数 16 (男子) + 12 (女子) (6連盟)
開催地数(6都市)
2016
2024

概要編集

大会はサッカー国際競技連盟である国際サッカー連盟(FIFA)の管轄の下実施される。前回同様、女子はフル代表で行うが、男子は大会延期のため、従来の23歳以下ではなく24歳以下の選手で行うことが検討されている。

参加資格編集

男子競技については、1997年1月1日以降に生まれた選手後述注)が原則であるものの、各チーム3名を上限にこの年齢制限を超える選手(オーバーエイジ)も登録できる[2]。女子競技については年齢の制限はない[3]

本大会出場権を得た各チームは、事前に暫定登録として選手50人を登録し[4]、その後その中から18名の選手(うち最低2名はゴールキーパー)を登録しなければならない[5]。これに加えて最大4名の予備選手を登録することもできる(予備選手は、18名の選手に負傷者が出た場合などに、国際サッカー連盟(FIFA)と国際オリンピック委員会(IOC)の許可を得て代わりに登録できる)[6]

本大会延期に伴う男子競技年齢制限の扱いについて編集

オリンピック男子サッカー競技については1992年大会より、原則として本大会の年に23歳になる、あるいはそれ以下の年齢の選手のみが出場できるという年齢制限が設定されている。しかし今大会については新型コロナウイルスによる影響で1年程度の延期が決まったことについての年齢制限の扱いがどうなるかは未定であり、当初制定された規定「1997年1月1日以降に生まれた選手」のまま実施する(すなわち今大会については、本大会の年に24歳になる選手まで出場可能とする)のか、これが1年動かされるのかは不透明となっている[7][8]

FIFAの新型コロナウイルスによる影響への対応を協議する作業部会において、この問題について議論が行われ、規定「1997年1月1日以降に生まれた選手」を維持して24歳の選手まで出場可能とするのが望ましいとする結論がFIFA評議会事務局に提出された[9]

競技会場編集

2017年7月10日のIOC理事会で、利用する会場に茨城カシマスタジアムを追加し7会場とすることが承認された[10]。2018年5月2日のIOC理事会でこの7会場を正式決定した[11]

女子の決勝は8月7日にオリンピックスタジアムで、男子の決勝は8月8日に横浜国際総合競技場で開催することが検討されている。当初は男子決勝についてもオリンピックスタジアムでの開催が計画されていたものの[11]、翌日に閉会式があり会場の仕様を大きく変更する必要が生じることから[12] 競技場を変更することとなった。

東京都 さいたま市 横浜市
オリンピックスタジアム 東京スタジアム 埼玉スタジアム2002 横浜国際総合競技場
収容人数: 68,000
収容人数: 49,000
収容人数: 62,000
収容人数: 70,000
       
鹿嶋市
茨城カシマスタジアム
収容人数: 42,000
 
利府町
宮城スタジアム
収容人数: 48,000
 
札幌市
札幌ドーム
収容人数: 42,000
 

予選編集

男女とも、開催国の日本に世界6大陸の予選を勝ち抜いたチームを加えて行われる。予選による出場枠の配分は、2017年9月14日に発表された[13]

男子予選編集

大陸連盟 予選大会 出場国決定日1 会場1 出場枠 出場国 出場回数
AFC
(アジア)
開催国 2017年9月14日
(2013年9月7日)2
  アルゼンチン 1   日本 7大会連続11回目
U-23選手権 2020年1月8日-26日   タイ 3   韓国 9大会連続11回目
  サウジアラビア 6大会ぶり3回目
  オーストラリア 3大会ぶり8回目
CAF
(アフリカ)
U-23ネイションズカップ英語版 2019年11月8日-22日   エジプト 3   エジプト 2大会ぶり12回目
  コートジボワール 3大会ぶり2回目
  南アフリカ共和国 2大会連続3回目
CONCACAF
(北中米カリブ海)
北中米カリブ海予選 未定3   メキシコ 2 TBD
TBD
CONMEBOL
(南米)
南米予選[14] 2020年1月18日-2月9日[15]   コロンビア 2   アルゼンチン 2大会連続9回目
  ブラジル 4大会連続14回目
OFC
(オセアニア)
オセアニア予選[16] 2019年9月21日-10月5日   フィジー 1   ニュージーランド 2大会ぶり3回目
UEFA
(ヨーロッパ)
U-21選手権[17] 2019年6月16日-30日   イタリア
  サンマリノ
4   スペイン 2大会ぶり11回目
  ドイツ 2大会連続10回目
  ルーマニア 14大会ぶり4回目
  フランス 6大会ぶり13回目
合計   16  
  • ^1 出場国決定日・会場は、最終的にそれが決まる大会のものを示しており、それ以前に別の会場で予選大会等が開催される場合もある(詳細は各記事を参照)。
  • ^2 前者は出場枠(開催国が自動的に出場権を得ること)の発表日、後者は開催国の決定日。
  • ^3 当初は2020年3月20日-4月1日に開催される予定であった[18]ものの、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、2020年3月13日、CONCACAFは延期を発表した[19]

女子予選編集

大陸連盟 予選大会 出場国決定日4 会場4 出場枠 出場国 出場回数
AFC
(アジア)
開催国 2017年9月14日
(2013年9月7日)5
  アルゼンチン 1   日本 2大会ぶり5回目
アジア予選 2020年3月6日-11日

2021年2月19日-24日[20]

ホーム&アウェー 2   オーストラリア 2大会連続4回目
TBD
CAF
(アフリカ)
アフリカ予選 2020年3月5日-10日 ホーム&アウェー 1.56   ザンビア 初出場
TBD
CONCACAF
(北中米カリブ海)
北中米カリブ海予選 2020年1月28日-2月9日   アメリカ合衆国 2   アメリカ合衆国 7大会連続7回目
  カナダ 4大会連続4回目
CONMEBOL
(南米)
コパ・アメリカ[21] 2018年4月4日-22日   チリ 1.56   ブラジル 7大会連続7回目
TBD
OFC
(オセアニア)
ネイションズカップ 2018年11月18日-12月1日   ニューカレドニア 1   ニュージーランド 4大会連続4回目
UEFA
(ヨーロッパ)
ワールドカップ7 8 2019年6月7日-7月7日   フランス 3   イギリス 2大会ぶり2回目
  オランダ 初出場
  スウェーデン 7大会連続7回目
合計   12  
  • ^4 出場国決定日・会場は、最終的にそれが決まる大会のものを示しており、それ以前に別の会場で予選大会等が開催される場合もある(詳細は各記事を参照)。
  • ^5 前者は出場枠(開催国が自動的に出場権を得ること)の発表日、後者は開催国の決定日。
  • ^6 CAF予選2位チーム(  カメルーン)とCONMEBOL予選2位チーム(  チリ)による大陸間プレーオフを行う。大陸間プレーオフはホーム・アンド・アウェー方式で2020年4月9日・15日に行われる予定であった[22]ものの、新型コロナウイルスの流行を受けて延期が決定された[23]
  • ^7 同大会におけるUEFA所属チームのうち上位3チームが出場権を得る。
  • ^8 当大会においては、前大会では編成が断念された  イギリス女子代表が編成される可能性が表明されており、予選(2019 FIFA女子ワールドカップ)においては  イングランドの成績によって出場できるかが決定されることが取り決めされた[24][25]  スコットランドもワールドカップに出場するが、オリンピックの出場権に関してはスコットランドの成績は反映されない)。

競技日程編集

7月23日の開会式よりも前から競技が実施される[26]

G グループステージ ¼ 準々決勝 ½ 準決勝 B 3位決定戦 F 決勝
種目↓/日程 → 7月21日 7月22日 7月23日 7月24日 7月25日 7月26日 7月27日 7月28日 7月29日 7月30日 7月31日 8月1日 8月2日 8月3日 8月4日 8月5日 8月6日 8月7日
男子 G G G ¼ ½ B F
女子 G G G ¼ ½ B F

出典編集

  1. ^ サッカー” (日本語). 東京2020. 2020年11月19日閲覧。
  2. ^ 大会規定 第13.4節
  3. ^ 大会規定 第13.5節
  4. ^ 大会規定 第43.3節
  5. ^ 大会規定 第43.7節
  6. ^ 大会規定 第43.11節
  7. ^ 韓国、FIFAなどに24歳の五輪出場求める オーストラリアも”. SANSPO.COM (2020年3月26日). 2020年4月3日閲覧。
  8. ^ スペイン代表、U23のままなら12選手がアウト”. 日刊スポーツ (2020年3月25日). 2020年4月3日閲覧。
  9. ^ Dedicated COVID-19 working group proposes recommendations after first meeting”. 国際サッカー連盟 (2020年4月3日). 2020年4月7日閲覧。
  10. ^ カシマスタジアム、2020年東京五輪会場に承認。「大変光栄」と鹿島社長”. フットボールチャンネル (2017年7月11日). 2018年6月25日閲覧。
  11. ^ a b 【東京五輪】サッカー7会場を承認 全43会場出そろう サッカー男子決勝は日産スタジアム”. 産経ニュース. 産業経済新聞社 (2018年5月2日). 2018年6月25日閲覧。
  12. ^ 20年東京五輪、サッカー男子決勝は横浜開催へ…女子は国立競技場”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2018年3月4日). 2018年6月25日閲覧。
  13. ^ OC for FIFA Competitions approves procedures for the Final Draw of the 2018 FIFA World Cup”. FIFA.com (2017年9月14日). 2017年10月5日閲覧。
  14. ^ Colombia será sede del Campeonato Sudamericano Preolímpico Sub-23 del 2020”. 南米サッカー連盟 (2018年8月14日). 2018年8月16日閲覧。
  15. ^ Bucaramanga, confirmada como sede del preolímpico”. アス (2019年8月14日). 2019年8月27日閲覧。
  16. ^ Olympic Qualifier Draw complete”. オセアニアサッカー連盟 (2019年5月7日). 2019年6月30日閲覧。
  17. ^ Italy to host 2019 Under-21 EURO”. uefa.com (2016年12月9日). 2017年10月5日閲覧。
  18. ^ Guadalajara Set to Host the 2020 Concacaf Men's Olympic Qualifying Tournament”. 北中米カリブ海サッカー連盟 (2019年8月21日). 2019年8月22日閲覧。
  19. ^ Concacaf suspends all its competitions scheduled to take place over the next 30 days”. 北中米カリブ海サッカー連盟 (2020年3月13日). 2020年3月21日閲覧。
  20. ^ Dates for Women's Olympic Asian Qualifiers Play-off final confirmed | Football | News | Women's Olympic Games 2019” (英語). the-AFC. 2020年11月19日閲覧。
  21. ^ La Copa América Femenina se celebrará del 4 al 22 de abril”. CONMEBOL.com (2017年7月21日). 2017年10月5日閲覧。
  22. ^ Women's Olympic Football Tournament Tokyo 2020 - Teams”. 国際サッカー連盟. 2019年12月26日閲覧。
  23. ^ FIFA pospone el repechaje olímpico entre Chile y Camerún debido al COVID-19”. チリプロフェッショナルサッカー協会 (2020年3月17日). 2020年3月21日閲覧。
  24. ^ FIFA Women's World Cup France 2019(TM) - News - Organising Committee takes important decisions on FIFA Women's World Cup”. 国際サッカー連盟 (2018年10月1日). 2018年11月25日閲覧。
  25. ^ “Tokyo 2020 Olympics: Home nations agree to GB women's football team” (英語). (2018年10月1日). https://www.bbc.co.uk/sport/football/45712449 2018年10月1日閲覧。 
  26. ^ サッカー 競技スケジュール” (日本語). 東京2020. 2020年11月19日閲覧。

大会規定編集

関連項目編集

外部リンク編集