ジェイアール名古屋タカシマヤ

愛知県名古屋市中村区にある百貨店
JR名古屋高島屋から転送)
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ジェイアール名古屋タカシマヤ(ジェイアールなごやタカシマヤ)は、愛知県名古屋市中村区名古屋駅に所在する百貨店日本百貨店協会加盟。

株式会社ジェイアール東海髙島屋
JR Tokai Takashimaya Co.Ltd.
種類 株式会社
略称 名古屋タカシマヤ、JR髙島屋
本社所在地 日本の旗 日本
450-0002
愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号
北緯35度10分14.5秒 東経136度52分57.1秒 / 北緯35.170694度 東経136.882528度 / 35.170694; 136.882528座標: 北緯35度10分14.5秒 東経136度52分57.1秒 / 北緯35.170694度 東経136.882528度 / 35.170694; 136.882528
設立 1992年12月25日
業種 小売業
法人番号 1180001030531 ウィキデータを編集
事業内容 百貨店の運営
代表者 代表取締役会長 中山 理
代表取締役社長 山田 正男
資本金 100億円
売上高 522億0100万円
(2023年02月28日時点)[1]
営業利益 45億4200万円
(2023年02月28日時点)[1]
経常利益 47億4100万円
(2023年02月28日時点)[1]
純利益 28億0700万円
(2023年02月28日時点)[1]
総資産 837億9800万円
(2023年02月28日時点)[1]
従業員数 1,029名(2023年3月1日現在)
決算期 2月末日
主要株主 東海旅客鉄道 59.2%
髙島屋
中部電力
東邦瓦斯
日本碍子
日本車輌製造
外部リンク https://www.jr-takashimaya.co.jp/
特記事項:百貨店名は「ジェイアール名古屋タカシマヤ」
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タカシマヤゲートタワーモール
JRセントラルタワーズの夜景
名古屋駅桜通口

2000年3月15日開店[2]東海旅客鉄道(JR東海)名古屋駅と直結するJRセントラルタワーズ核店舗として、JR東海・髙島屋合弁企業「株式会社ジェイアール東海髙島屋(ジェイアールとうかいタカシマヤ)」によって運営されるターミナルデパートである。髙島屋の直営店ではない。

概要 編集

店舗面積は55,429m2

2019年度のデータでは店舗別売上高で全国4位と日本有数の規模であり、名古屋市内及び中部地方で最大の売上を誇る百貨店である[3]2015年以降は売上高において老舗の松坂屋名古屋店を抜いて、名古屋の地域一番店の座を獲得した[4]2000年開業と比較的歴史が浅いにも関わらず、名古屋駅直結という高い利便性から急成長を遂げた。当社は髙島屋の連結子会社ではないが、グループ内では本店の大阪店や東京の日本橋店を抜きトップの売上高となっている。

通称「名駅(めいえき)の高島屋」もしくは「JR名駅の高島屋」[要検証]

当初、名古屋駅の駅ビルであるJRセントラルタワーズに開設される百貨店は松坂屋も出資した共同経営の予定で進められていたが、に位置する松坂屋の本店格である名古屋店との競合を懸念して撤退[注 1]、急遽パートナーを髙島屋に変更した経緯を持つ。丸栄の百貨店事業からの撤退以前は、名古屋における百貨店として、松坂屋、丸栄、名鉄百貨店三越(名古屋栄店)とともに「4M1T」と呼称されていた。(丸栄廃業後は「3M1T」)。また、JRセントラルタワーズや本店舗の開業をきっかけに、同店が位置する名駅(名古屋駅地区)と、以前から名古屋最大の繁華街であるとの商業地競争が激化している。

2011年3月には、月間売上高でそれまで地域一番店であった松坂屋名古屋店を抜き、名古屋地域で初の首位を獲得[5]。さらに、2015年2月期における年間の売上高もトップになった。以降は隣接するJRゲートタワー内のゲートタワーモールの増床もあり連続して地域一番店の栄誉に属している。

また、「楽天うまいもの大会」と日本一のバレンタインの祭典(ショコラの祭典)と呼ばれる「アムール・デュ・ショコラ」[注 2]が当百貨店のみで行われる。なお「アムール・デュ・ショコラ」では2020年に31億円超の売上げを記録している[6]

増床出店 編集

かつて隣地に所在し、再開発のため取り壊された名古屋ターミナルビルの跡地へ建設された超高層ビルJRゲートタワーに、本店舗の増床フロアとして専門店街の「タカシマヤ ゲートタワーモール」を開設。セレクトショップなど若者向けのアパレルやカフェなど、ファッションビルのようなテナント構成になっている。JRセントラルタワーズと連絡通路で直結している。面積は約32,000m2で、ジェイアール名古屋タカシマヤ側の店舗面積(55,429m2)を合わせると約87,000m2となり、2016年時点において中部最大の店舗面積である松坂屋名古屋店(86,000m2)を凌ぎ、日本最大の店舗面積である近鉄百貨店本店(あべのハルカス。100,000m2)、2位の阪急百貨店うめだ本店(96,000m2)に次ぐ規模となった。また、2021年7月27日に向かいの大名古屋ビルヂングの1・2階に時計専門店舗「ジェイアール名古屋タカシマヤ ウォッチメゾン」を開業している。

名駅エリア以外への展開 編集

2022年3月15日に岡崎市のイオンモール岡崎内にデパ地下型食料品店舗「ジェイアール名古屋タカシマヤ フードメゾン岡崎店」が開業した。

フロア構成 編集

  • 地下2階 - 食料品
  • 地下1階 - 食料品
  • 1階 - 総合案内所、婦人洋品、アクセサリー
  • 2階 - インターナショナル ブティックス
  • 3階 - 婦人雑貨、インターナショナル ブティックス
  • 4階 - 婦人服
  • 5階 - 婦人服
  • 6階 - 婦人服
  • 7階 - 紳士服、紳士雑貨
  • 8階 - 紳士服、ベビー・こども服、おもちゃ、ゴルフ
  • 9階 - 家庭用品、寝具、バストイレタリー、仏壇・仏具、ブライダルサロン、ギフトサロン、商品券
  • 10階 - 催会場、時計、宝飾品、美術
  • 11階 - 呉服、手芸・クラフト、カードカウンター、筆記具、印鑑・印刷、きものサロン、メガネサロン、ロボット[7]
  • 12階 - タカシマヤレストラン街(タワーズプラザレストラン街)
  • 13階 - タカシマヤレストラン街(タワーズプラザレストラン街)
  • 51階(オフィスタワー最上階) - パノラマサロン

ハンズ名古屋店(5 - 11階)などがテナントとして入居している。なお、三省堂書店2017年4月にJRゲートタワーに大型店を開店したため、そちらに統合された(2019年までは併存)。

交通アクセス 編集

関連項目 編集

JRセントラルタワーズ内 編集

近隣百貨店・施設 編集

その他 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 当時、JR東海との間でトラブルが生じたためか、松坂屋は名古屋ターミナルビルに入居しており、JRゲートタワーでも引き続き出店を希望していたものの断念した。
  2. ^ アムール・デュ・ショコラ自体は全国で行われているが、売上高がトップなのは当百貨店なのでそう言われている。

出典 編集

  1. ^ a b c d e 株式会社ジェイアール東海髙島屋 第31期決算公告
  2. ^ “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日) 
  3. ^ 【最新版】2020年 全国百貨店 店舗別 売上高ランキング!”. 激安!元家電量販店員が語る業界裏事情!. 2020年10月14日閲覧。
  4. ^ 「名古屋1番店」高島屋が初戴冠 14年度、松坂屋超え”. www.nikkei.com. 2023年3月24日閲覧。
  5. ^ 「JR高島屋、初の売上高首位 3月の名古屋市内百貨店」日本経済新聞、2011年4月2日
  6. ^ JR名古屋高島屋、バレンタイン売り上げ15%増 20年連続最高 日本経済新聞、2020年2月14日、2020年2月15日閲覧。
  7. ^ 名古屋タカシマヤにロボット専門店 家族型ロボット「LOVOT」など全27種名駅経済新聞(2019年10月11日)2019年10月27日閲覧。

外部リンク 編集