N高等学校
N高等学校(エヌこうとうがっこう)は、日本の私立通信制高等学校である。略称はN高(エヌこう)。
N高等学校 | |
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北緯26度23分10.5秒 東経127度59分39.6秒 / 北緯26.386250度 東経127.994333度座標: 北緯26度23分10.5秒 東経127度59分39.6秒 / 北緯26.386250度 東経127.994333度 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人角川ドワンゴ学園 |
設立年月日 | 2016年4月1日 |
共学・別学 | 男女共学 |
本校 | 沖縄伊計本校 |
分校 | 札幌・仙台・新潟・金沢・つくば・水戸・取手・高崎・宇都宮・代々木・御茶ノ水・池袋・立川・渋谷・秋葉原・町田・武蔵境・横浜・横浜金港・平塚・大宮・川越・千葉・柏・浜松・静岡・岐阜・四日市・名古屋・名駅・東岡崎・姫路・天王寺・心斎橋・梅田・京都・神戸・岡山・広島・高松・福岡薬院・北九州・鹿児島 |
課程 | 通信制課程 |
単位制・学年制 | 単位制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース |
ネットコース オンライン通学コース(ベーシッククラス・ライトクラス) 通学コース(週5日・週3日・週1日) 通学プログラミングコース(週5日) |
学校コード | D147321300012 |
高校コード | 47509C |
所在地 | 〒904-2421 |
外部リンク | N高等学校・S高等学校 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
学校法人角川ドワンゴ学園が設置し、2016年(平成28年)4月1日に開校した。沖縄県うるま市に本校を置き、全国にキャンパスを有する。通信教育を行う区域を47都道府県および外国とする広域の通信制の課程[1] を置く。
現在、S高等学校と合わせて26,197名(2023年9月時点)[2] の生徒が全国で学んでおり、高校としては日本一の生徒数である[3]。
概説
編集2014年5月頃、当時MAGES.の代表であった志倉千代丸が構想した「ニコニコ高等学校」の計画に、通信制高校の教員経験者である奥平博一(後に校長)、学校法人のマーケティング経験者が加わり、その3名が中心となって高校設立プロジェクトが開始された[4]。ちょうど同時期にKADOKAWAとドワンゴが経営統合を進めていたこともあり、出版社であるKADOKAWAが持つコンテンツやIT企業であるドワンゴが持つ技術力を活用することによって、旧来の教育システム・教育方針を変える新しい形の「ネットの高校」の設立を目指す方針となった[4]。理事でもある実業家の川上量生は、「通信制高校は全日制高校に通えないから仕方なく選ぶもの」というイメージが社会にあると指摘した上で、積極的な選択肢となる高校を作りたいと述べている[4]。
授業やレポート提出はインターネットを通じて行われるが、通学コースも存在している。また、課外授業として、日本各地の自治体と連携した職業体験や、学校行事として、ドワンゴが主催するリアルイベントであるニコニコ超会議、ニコニコ町会議、ニコニコ超パーティと連携したN高文化祭など催しを実施している。
校名が一字の高校は多数ある[注 1] が、英字による一字の校名は開校当時他に類を見ず、そのため認可申請時に沖縄県の担当者から「N高等学校」は仮称であると勘違いされたという[4]。 校名の "N" とは「Net」だけではなく「New」「Next」「Necessary」「Neutral」など多くの意味を含んでいる[5]。「N学」を略称とするNHK学園高等学校とは、広域通信制課程という点以外に共通点は無く、資本関係も含めて全く関係がない。
学校法人名通りKADOKAWAグループ(KADOKAWA及び傘下のドワンゴ)が出資している。学校運営にも大きく関与しており、2021年にはカリキュラムおよびキャンパスをN高等学校と同じくするS高等学校を開校した[6]。
沿革
編集- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 3月18日 - 設置申請が沖縄県知事より認可を受諾[13]。
- 4月1日 - 開校。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年 / 令和元年)
- 4月 - 中学生向けの通学型スクールとして「N中等部」を秋葉原、新宿、江坂に開校[20]。
- 4月 - 2018年4月に導入された、通学コース(週5)生向けのスクーリングが廃止。週5コースに所属する生徒も、以前と同様に短期集中型スクーリングを履修することで単位を取得する方式へと戻った。
- 4月 - 小中学生向けプログラミング教室の「Nepps」を代々木、大宮、横浜に開校[21]。
- 4月 - 通学コースキャンパスを立川、柏、江坂、京都、仙台に拡大。代々木キャンパスを移転。
- 4月 - スクーリング会場の綾瀬キャンパスを開校。
- 4月 - 株式会社EXPGと業務提携し「EXPG高等学院」を新設[22]。
- 5月 - 実践的な金融教育「N高投資部」設立[23]。
- 8月 - 沖縄SVと業務提携[24]。
- 2020年(令和2年)
- 2月 - プログラミング教室「Nepps」をリニューアルし、小中高学生向けプログラミング教室「N Code Labo」として開講[25]。
- 4月 - EXPG高等学院を開校。
- 4月 - N中等部通学コースキャンパスを池袋、横浜、大宮、名古屋に新たに開校[20]。
- 4月 - N中等部ネットコースを新たに開校。
- 4月 - N Code Laboを代々木、秋葉原、横浜に開校。
- 4月 - 通学コースキャンパスを札幌、神戸、広島、池袋に新たに開校。
- 8月 - エンターテイナーを育成する本格的な総合エンターテインメントスクール「EXPG STUDIO」と連携し、「N高ダンス部」を設立[26]。
- 8月 - トップスクールの進学/留学支援を展開するCrimson Educationと提携しオンラインコーチングの海外進学クラスを新設。
- 9月 - 生徒への主権者教育の一環として「N高政治部」を設立[27]。
- 10月 - 沖縄伊計本校の許容人数の問題から、S高等学校の設立を発表[6]。
- 11月 - ワタナベエンターテインメントと業務提携し「ワタナベNオンラインハイスクール」を新設。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 2月 - N高等学校・S高等学校にて、バーチャル空間を使った面接トレーニングプログラムを開始[33]。
- 4月 - N高等学校・S高等学校通学コースキャンパスを、つくば(茨城県)、宇都宮(栃木県)、新潟(新潟県)、金沢(石川県)、浜松(静岡県)、岐阜(岐阜県)、高松(香川県)、鹿児島(鹿児島県)、渋谷(東京都)、秋葉原(東京都)、町田(東京都)、天王寺(大阪府)、姫路(兵庫県)、北九州(福岡県)に新たに開校[34]。
- 6月 - 生徒・保護者に個別最適なメンタルヘルスケアの提供を図るため、オンラインカウンセリングサービスを営む株式会社Welcome to talkと包括的な業務提携契約を締結[35]。
- 6月 - 一般向け個別指導の学習塾 「N塾」を開始[36]。
- 8月 - 角川ドワンゴ学園、寄付募集を開始[37]。
- 9月 - Metaと角川ドワンゴ学園がXR分野で提携[38]。
- 10月 - N高等学校、S高等学校に、両校合同の「生徒会」を設立[39]。
- 12月 - 角川ドワンゴ学園、海外留学支援を行う株式会社ワールドアベニューと業務提携を締結[40]。
- 2023年(令和5年)
- 4月 - N高等学校・S高等学校通学コースキャンパスを水戸(茨城県)、取手(茨城県)、高崎(群馬県)、川越(埼玉県)、武蔵境(東京都)、平塚(神奈川県)、静岡(静岡県)、東岡崎(愛知県)、四日市(三重県)、岡山(岡山県)に新たに開校[41]。
- 4月 - 埼玉県所沢市「ところざわサクラタウン」内にスクーリング会場を設置。
- 2024年(令和6年)
- 4月 - N高等学校およびS高等学校にて「個別指導コース」を開校[42]
- 4月 - 通学コースのカリキュラムを大幅に変更。
N/S高等学校の本校・キャンパス・スクーリング会場
編集N高等学校とS高等学校は同じキャンパス・スクーリング会場を利用する。
通学コース(週5・3・1日)のキャンパスは関東を中心に全69ヵ所ある[43]。
通学プログラミングコースのキャンパスは、そのうちの代々木キャンパス別館(東京)と梅田キャンパス(大阪)の2ヵ所[43]。
スクーリング会場
編集北海道地区
- 札幌キャンパス(北海道札幌市中央区南1条西1-9 パークタワービル 2階)
東北地区
- 仙台キャンパス(宮城県仙台市若林区新寺2-1-6 THE ISビル 4階)
関東地区
- S高等学校 茨城つくば本校(茨城県つくば市作谷578番地2)(S高生のみ)
- ところざわサクラタウンキャンパス(埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31-3)
東海地区
- 名古屋千種キャンパス(愛知県名古屋市東区葵一丁目26-12 IKKO新栄ビル 3階)
近畿地区
- 江坂キャンパス(大阪府吹田市豊津町14-12 ダイトー江坂ビル 7階)
中国・四国地区
- 広島キャンパス(広島県広島市中区大手町3-1-9 広島鯉城通りビル 4階)
九州・沖縄地区
- 福岡博多キャンパス(福岡県福岡市博多区中呉服町6-10 グランスクエア呉服町 2階・3階)
- N高等学校 沖縄伊計本校(沖縄県うるま市与那城伊計224)(N高生のみ)
通学コース・通学プログラミングコースキャンパス
編集出典:[43] 北海道地区
- 札幌キャンパス(北海道札幌市中央区南1条西1-9 パークタワービル 2階)
東北地区
- 宮崎県
- 仙台キャンパス(仙台市若林区新寺2-1-6 THE ISビル 4階)
- 岩手県
- 岩手盛岡キャンパス(盛岡市盛岡駅前通16-21 盛岡駅前通ビル5階)
- 山形県
- 山形キャンパス(山形市十日町1-1-34 リアライズ山形駅前通ビル1階)
- 福島県
- 福島郡山キャンパス(郡山市駅前2-3-7 エリート30 4階)
関東地区
- 東京都
- 代々木キャンパス本館(渋谷区代々木2-22-8 代々木二丁目プレイス1階・2階(旧 代々木かえつビル)
- 代々木キャンパス別館(通学プログラミングコース)(渋谷区代々木2-23-1 ニューステイトメナー3階)
- 御茶ノ水キャンパス(千代田区神田猿楽町1-4-12 L.Biz神保町)
- 秋葉原キャンパス(千代田区外神田3-16-8 秋葉原三和東洋ビル6階)
- 東陽町キャンパス(江東区東陽3-23-24 VORT東陽町4階)
- 蒲田西口キャンパス(大田区西蒲田7-25-7 グレワンビル2階)
- 渋谷キャンパス(渋谷区渋谷1-3-9 ヒューリック渋谷一丁目ビル2階)
- 池袋キャンパス(豊島区池袋4-32-8 サンポウ池袋ビル 5階)
- 立川キャンパス(立川市錦町2-4-6 立川錦町SSビル 1階)
- 武蔵境キャンパス(武蔵野市境南町2-3-16 武蔵境第一髙木ビル2階)
- 町田キャンパス(町田市中町1-5‐1 フレグラント町田2階)
- 聖蹟桜ヶ丘キャンパス(多摩市関戸一丁目7番5号 京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターC館7階)
- 神奈川県
- 横浜キャンパス(横浜市神奈川区栄町2-9 東部ヨコハマビル1階)
- 横浜金港キャンパス(横浜市神奈川区金港町7-3 金港ビル 6階)
- 溝の口キャンパス(川崎市高津区溝口2-16-5 アイピー溝の口ビル4階)
- 川崎キャンパス(川崎市川崎区日進町7-1 川崎日進町ビルディング15階)
- 相模原橋本キャンパス(相模原市緑区橋本3-25-1 橋本MNビル2階)
- 平塚キャンパス(平塚市宝町3-1 平塚MNビル8階)
- 本厚木キャンパス( 厚木市中町2-2-20 オーイズミ本厚木ビル7階 )
- 埼玉県
- 大宮キャンパス(さいたま市大宮区高鼻町1-20-1 大宮中央ビルディング8階)
- 川越キャンパス(川越市脇田本町16-23 川越駅前ビル6階)
- 川口駅前キャンパス(川口市栄町3-2-1 KIKビル3階)
- 春日部キャンパス(春日部市中央1-57-5 アイピー春日部ビル3階)
- 千葉県
- 千葉キャンパス(千葉市中央区弁天1-5-1 オーパスビルディング2階)
- 海浜幕張キャンパス(千葉市美浜区中瀬1-7-1 住友ケミカルエンジニアリングセンタービル23階)
- 松戸キャンパス(松戸市松戸1307-1 松戸ビル1階・2階)
- 柏キャンパス(柏市明原1-8-22 JMR柏ビル(旧:大樹生命柏第二ビル) 1階)
- 茨城県
- つくばキャンパス(つくば市吾妻1-7-1 トナリエクレオ4階)
- 取手キャンパス(取手市新町1-8-38 新町第6ビル3階)
- 水戸キャンパス(水戸市南町1-3-35 オカバ水戸三の丸ビル3階)
- 群馬県
- 群馬前橋キャンパス(前橋市表町2-2-6 前橋ファーストビルディング7階)
- 高崎キャンパス(高崎市八島町58-1 ウエスト・ワンビル1階)
- 群馬太田キャンパス(太田市飯田町1220-1 オカバ太田ビル4階)
- 栃木県
- 宇都宮キャンパス(宇都宮市伝馬町1-9 宇都宮KSビル5階)
- JR宇都宮キャンパス(宇都宮市大通り2-1-5 明治安田生命宇都宮大通りビル1階)
東海地区
- 愛知県
- 名古屋キャンパス(名古屋市中区新栄町2-3 YWCAビル5階)
- 名駅キャンパス(名古屋市中村区亀島二丁目17-23 カルム亀島 2階)*2024年4月に転移予定
- 東岡崎キャンパス(岡崎市明大寺町川端19-14 山七ビルANNEX1階)
- 静岡県
- 浜松キャンパス(浜松市中区中央3-9-3 UNビル3階)
- 静岡キャンパス(静岡市葵区黒金町3 シャンソンビル1階)
- 岐阜県
- 岐阜キャンパス(岐阜市神田町9-20 G-Front 3階)
- 三重県
- 四日市キャンパス(四日市市鵜の森1-5-17 d_ll YOKKAICHI 1階)
北陸・甲信越地区
- 新潟県
- 新潟キャンパス(新潟市中央区東大通2-1-20 ステーションプラザ新潟1階)
- 長野県
- 長野キャンパス(長野市上千歳町1137-23 長野1137ビル8階)
- 石川県
- 金沢キャンパス(金沢市本町1‐5-2 リファーレ2階)
近畿地区
- 大阪府
- 梅田キャンパス(通学コース&通学プログラミングコース)(大阪府大阪市北区芝田2-7-18 ルーシッドスクエア梅田 9階)
- 天王寺キャンパス(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-36 アベノセンタービル3階)
- 心斎橋キャンパス(大阪市中央区心斎橋筋2-7-18 プライムスクエア心斎橋 6階)
- 堺東キャンパス(堺市堺区一条通16-8 サンビル堺東3階)
- 兵庫県
- 神戸キャンパス(神戸市中央区海岸通6 建隆ビルII 8階)
- 姫路キャンパス(姫路市豊沢町137番地 姫路センタービル9階)*2024年4月に転移予定
- 西宮北口キャンパス(西宮市高松町8-25 阪急西宮ガーデンズプラス館8階)
- 京都府
- 京都キャンパス(京都市下京区烏丸通仏光寺下ル大政所町680 インターワンプレイス烏丸II 9階)
- 京都キャンパス(京都市山科四ノ宮神田町4 古橋山科ビル4階)
- 奈良県
- 奈良西大寺キャンパス(奈良市西大寺南町2-4 サンスクリット西大寺3階)
中国・四国地区
- 広島県
- 広島キャンパス(広島市中区大手町3-1-9 広島鯉城通りビル 4階)
- 岡山県
- 岡山キャンパス(岡山市北区下石井1-1-3 日本生命岡山第二ビル・新館3階・4階)
- 香川県
- 高松キャンパス(高松市番町1-6-1 両備高松ビル3階)
- 愛媛県
- 松山キャンパス(松山市千舟町5-5-3 EME松山千舟町ビル4階)
九州地区
- 福岡県
- 福岡キャンパス(福岡市中央区渡辺通2-4-8 小学館ビル7階)
- 北九州キャンパス(北九州市小倉北区米町2-1-2 小倉第一生命ビルディング4階)
- 博多駅南キャンパス'(福岡市博多区博多駅南2-14-8 博多サウスビル3階)
- 久留米キャンパス(久留米市天神町1-8 千歳プラザ(リベール)6階)
- 鹿児島県
- 鹿児島キャンパス(鹿児島市山之口町1-30 出原ビル2階)
- 長崎県
- 長崎駅前キャンパス(長崎市西坂町2-3 長崎駅前第一生命ビルディング3階)
- 沖縄県
- 那覇キャンパス(那覇市泊2-15-9 住太郎那覇ビル9階)
基礎データ
編集所在地
編集沖縄伊計本校
- 沖縄県うるま市与那城伊計224番地
- 2012年3月末に閉校したうるま市立伊計小中学校[44] の校舎を利用している[45]。
- スクーリング実施時以外も常に教職員が配置されており、電話やWebによって生徒や保護者との連絡を行っている[4]。
授業
編集単位認定授業(必修授業)
編集高卒資格を得るための通常授業は必修授業と称される。他のインターネットを利用した通信制高校と同様に、東京書籍の「教科書授業インターネット講座」ならびに同社の検定教科書が利用されている[46]。また、学園が制作した「オリジナル版」の教材も利用されている[47]。
N高等学校の発案者である志倉千代丸は当初、アニメを利用したり声優を起用したりといったコンテンツ性の高い授業映像を構想していたが、学習指導要領の関係で断念している[4]。
課外授業(課外授業)
編集大学受験コースは中経出版(KADOKAWA)、プログラミングコースはドワンゴ、クリエイティブ授業はバンタンなど、KADOKAWAグループの企業やブランドとの提携が行われている。
- 課外授業で開講されているコース[48]
- 大学受験対策授業
- dwango×プログラミング授業
- KADOKAWA×文芸小説創作授業
- 電撃×エンタメ授業
- Vantan×クリエイティブ授業
- 40mP×DTM・ボーカロイド授業
- 大塚英志×ものがたり創作授業
- 中学復習授業
- 職業体験
- スタンフォード大学国際教育プログラム
- 中国語(文法・会話)
- 進路
また、株式会社KADOKAWAと株式会社ドワンゴが生徒向けに提供[49] している課外授業の双方向学習システムおよびスマートフォン向けアプリケーションを「N予備校」と称しており、一部コースはN高等学校の生徒以外にも提供されている[50]。
学科・コース
編集学科は普通科、普通科ベーシック。コースはネットコース、通学コース、オンライン通学コース、通学プログラミングコースがある。
学科として普通科と普通科ベーシックが選択できるが、主な違いはVR機器を使用するかどうか。普通科では必須授業・課外授業、一部のワークショップでVR機器を使った授業を受講することができ、多少受講できるコンテンツに差がある。
なお、通学における定期券について、本高等学校では制度上の問題により、通学定期券は購入できず、通勤定期券を購入することになる[51]。通学コース[注 2] と通学プログラミングコースの生徒については出席に関する所定の要件を満たすことにより、通学定期券と通勤定期券との差額[注 3] が後日補填される[52]。
クラス
編集生徒間のコミュニケーションにはSlackが利用されており[53]、Slackのチャットルーム上でクラス毎のホームルームが実施される[54]。部活動もネットコースではチャットルームが利用される[55]。
通学コース・通学プログラミングコース
編集- 通学コース(全69キャンパス)
- 週5日
- 週3日
- 週1日
- 通学プログラミングコース(代々木キャンパス別館・梅田キャンパス)
カリキュラム
編集- プロジェクトN(プロジェクト型学習)
- Nゼミ(ディスカッショントレーニング)
- レポート学習
- 大学受験講座
- プログラミング
- 英語
- 中国語
- 中学復習講座
- 進路授業
教材
編集オンライン通学コース
編集- ベーシッククラス
- 週3日
- ライトクラス
- 週1日
またどちらも午前と午後のどちらかを選べる。
カリキュラム
編集- プロジェクトN(プロジェクト型学習)
- 21世紀型スキル学習
- 学習サポート(レポート学習、中学復習講座、大学受験講座)
- プログラミング
- 英語
- グループトーク/グループディスカッション
- 進路授業
教材
編集その他
編集- Nラウンジ
- カリキュラム学習とは別に生徒らが学習室として利用できる。自習室としての利用や生徒同士の交流の場として活用されている。
- オン通フェスティバル(通称オンフェス)
- オンライン通学コース独自のネットで行われる文化祭。Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用し、生徒が出し物をする。例年秋に行われる。
生徒会
編集2022年10月に初となる生徒会の発足が発表された。その後、インターネット上で行われた第1回生徒会総選挙において169名の立候補者の中から生徒会長を含む20名の生徒会役員が選出された[56]。「生徒自身が決めて本当に実行できる生徒会」をコンセプトとしており、生徒会には年間予算1000万円の使途決定権のほか、学園生活ルールの制定・変更などの決裁権限が与えられている[57]。
第1期生徒会においては運営体制の構築から「N/S高生vsひろゆき氏 ディベート対決」、「ものづくりコンテスト」などの生徒主体の企画が行われた[58][59]。
部活動
編集起業部
編集特別審査会の審査を突破した生徒たちが起業を目指す部活動[60]。
(2021年度から起業部の前段階、アントレ部設立)
法人登記実績
編集- 株式会社Easy Go[61][62]
- 株式会社SUPOTA[63][64]
- 株式会社HAYATO KURATA[65]
- FreFre株式会社[66]
- 株式会社Civichat[67]
- 株式会社Unpacked[68]
- 株式会社Reizoko[69]
- 株式会社OZORA[70]
- 株式会社CHAIZ[71]
- 株式会社AirFilmsJAPAN[72]
- 株式会社COLORE[73]
投資部
編集高校生の時期から株式投資に挑戦することで社会や経済の仕組みを実践的に学ぶ部活。部員は、特別顧問である村上世彰が創設した村上財団から託される運用資金を元手に投資行為に挑戦する[74]。
研究部
編集学園外を含む全ての中高生を対象に選考される。 分野を問わず様々な学術研究を行うコミュニティ。
eスポーツ部
編集2018年10月にN高等学校のネット部活であるサッカー部と格闘ゲーム部が合併しスタートした部活動[75]。
ダンス部
編集EXPG STUDIOの指導をオンラインで受けられる部活[76]。
政治部
編集2020年9月に国際政治学者である三浦瑠璃を特別講師として設立。部員は書類選考によって選ばれる。2023年度に開始した政治部第4期からは三浦の退任に伴い、LINEヤフー株式会社代表取締役会長の川邊健太郎が新たに顧問に就任[77]。これまでに麻生太郎、安倍晋三、志位和夫といった政界の著名人をゲスト講師として招いている[78][79][80]。
囲碁部
編集同好会
編集Slackチャンネルを活用し、生徒が誰でも自由に同好会を作ることができる。200以上の同好会があり、主な同好会には写真、スマブラ、競技かるた、漫画、流しそうめん、野球、自衛隊、鉄道、いいね、アニメなど多様な同好会が存在する。
制服
編集志倉千代丸がデザインした[82]。女子制服は前から見るとブレザー、後ろから見るとセーラー服のようなデザインとなっている[83]。
通学の際は制服か私服かは自由であり、制服を購入していない生徒もいる[81]。
提携スクール
編集- ASO高等部
- EXPG高等学院
不祥事
編集テレビ番組
編集- 日経スペシャル カンブリア宮殿 激変する時代が生んだ通信制高校 教育革命の全貌(2023年11月16日、テレビ東京)- N高等学校校長 奥平博一出演[88][89]。
その他
編集著名な出身者・在校生
編集- 相原翼(eスポーツ選手、第18回アジア競技大会金メダリスト)[93][94]
- 池田美優(ファッションモデル)[95] ※3年時にルネサンス高等学校から編入[96]
- 岩見天獅(プロサーファー、史上最年少タイ公認)[97]
- 上野愛咲美(囲碁棋士、最年少女流棋聖位など)[98][99]
- 上野梨紗(囲碁棋士、上野愛咲美の実妹、在学中)[100]
- 大島綾華(将棋女流棋士)[101]
- 大友美有(eスポーツ選手、モデル)[102][103]
- 奥村野乃花(アイドル、元・虹のコンキスタドール)[104]
- 垣内珀琉(フィギュアスケート選手)[105]
- 加藤結李愛(将棋女流棋士)[106]
- 川畑和愛(元フィギュアスケート選手)[98]
- 紀平梨花(フィギュアスケート選手、四大陸選手権・グランプリファイナル優勝など)[98][107]
- KenKen(ベーシスト、RIZE / 獄門島一家他)[90][95]
- 清水郁実(第30回国際情報オリンピック 銅メダリスト)[94]
- 鈴木彩艶(プロサッカー選手 / パルマ・カルチョ1913所属、日本代表)[108]
- 関航太郎(囲碁棋士、最年少天元位など)[99][109]
- 立花乃音(バレエダンサー)[94]
- 原口沙輔(トラックメイカー)[110]
- 広瀬優一(囲碁棋士、第43期新人王)[98][111]
- 的場華鈴(アイドル、虹のコンキスタドール リーダー)[95][104]
- 松岡亜音(サーフィン選手)
- 望月慎太郎(テニス選手、ジュニア世界ランキング1位経験者)[112]
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “参考資料 広域通信制高校一覧(平成29年4月現在)”. 広域通信制高等学校の質の確保・向上に関する調査研究協力者会議(第5回). 文部科学省初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室. 2020年2月29日閲覧。
- ^ “N高等学校・S高等学校 (通信制高校 広域・単位制)”. N高等学校・S高等学校. 2023年6月4日閲覧。
- ^ “通信制高校から通信制大学へ~時代の要請に応える大学通信教育の役割~”. 日本教育新聞電子版 NIKKYOWEB. 2023年2月26日閲覧。
- ^ a b c d e f 崎谷美穂『ネットの高校、はじめました。 新設校「N高」の教育革命』KADOKAWA、2017年。ISBN 978-4041054765。
- ^ “よくある質問 | N高等学校(通信制高校 広域・単位制)”. 学校法人角川ドワンゴ学園. 2016年8月1日閲覧。
- ^ a b “角川ドワンゴ学園、つくば市に「S高等学校」設立”. ITmedia NEWS (ITmedia). (2020年10月16日) 2020年10月20日閲覧。
- ^ “KADOKAWA・DWANGO教育事業発表会”. ニコニコインフォ (ドワンゴ). (2015年7月8日) 2015年10月14日閲覧。
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関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- N高等学校 (nhighschool) - Facebook
- N高等学校・S高等学校 (@nhigh_info) - X(旧Twitter)
- 角川ドワンゴ学園チャンネル - YouTubeチャンネル
- 角川ドワンゴ学園チャンネル - ニコニコチャンネル
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