NEXUS 4/SHINE」(ネクサスフォー/シャイン)は、日本のロックバンドL'Arc〜en〜Cielの35作目のシングル2008年8月27日発売。発売元はKi/oon Records

NEXUS 4/SHINE
L'Arc〜en〜Cielシングル
初出アルバム『BUTTERFLY
A面 NEXUS 4
SHINE
リリース
規格 マキシシングル
デジタル・ダウンロード
ジャンル ポップス
ロック
時間
レーベル Ki/oon Records
作詞・作曲 hyde (作詞)
tetsu (作曲)
プロデュース L'Arc〜en〜Ciel
岡野ハジメ
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • オリコンチャート
    • 週間2位
    • 2008年9月度月間4位
    • 2008年度年間48位
    • 登場回数9回
  • Billboard JAPAN
    • 週間2位Hot 100, #1)
    • 週間2位(Top Singles Sales)
  • L'Arc〜en〜Ciel シングル 年表
    DRINK IT DOWN
    2008年
    NEXUS 4/SHINE
    (2008年)
    BLESS
    2010年
    BUTTERFLY 収録曲
    SHINE
    (9)
    NEXUS 4
    (10)
    未来世界
    (11)
    wild flower
    (8)
    SHINE
    (9)
    NEXUS 4
    (10)
    ミュージックビデオ
    L'Arc~en~Ciel「NEXUS 4」-Music Clip- - YouTube
    L'Arc~en~Ciel「SHINE」-Music Clip- - YouTube
    (※) 2019年12月11日から2022年5月12日まではYouTube Music Premium限定有料公開
    (※) 2022年5月13日から無料公開
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    解説編集

    前作「DRINK IT DOWN」から約4ヶ月ぶりとなるシングルリリース。2000年1月に発表したシングル「NEO UNIVERSE/finale」以来約8年7ヶ月ぶり、インディーズシングルを合わせると通算3作目となる両A面シングルでのリリースとなった。また、本作はライヴビデオ『TOUR 2007-2008 THEATER OF KISS』と同日に発売されている。

    本作の表題曲「NEXUS 4」は、本作発売の約2週間前となる2008年5月9日から、富士重工業スバル・レガシィ」のCMソングに起用された[2]。同CMソングへの起用は、2007年8月に発表した「MY HEART DRAWS A DREAM」に続き2年連続のこととなった。さらに、同年5月13日には読売新聞朝刊で「NEXUS 4」を表題曲とするシングルの発売と、2011年に控える結成20周年記念ライヴまでライヴ活動を休止することが発表された。この発表では「NEXUS 4」に加え、本作発売の約1年4ヶ月前となる2007年4月7日からNHK-BS2衛星アニメ劇場枠で放送を開始したテレビアニメ精霊の守り人』のオープニングテーマに起用されていた楽曲「SHINE」をシングルの表題曲として収録することも合わせて告知された。

    両表題曲のミュージック・ビデオ2009年2月25日に発表したクリップ集『CHRONICLE 4』にいずれも初収録されている。また、2019年12月11日公式YouTubeアーティストチャンネルにおいてYouTube Music Premium限定で映像の有料公開を開始している。「NEXUS 4」のディレクターは高田弘隆が、「SHINE」のディレクターは株式会社TYOの1st-Avenue代表兼クリエイティブ・ディレクターであるマンジョット・ベディが務めている。前述のYouTubeチャンネルでの有料公開開始から約2年5ヶ月後となる2022年5月13日からは同サイトで映像の無料公開が開始されている。

    カップリングは本作には収録されておらず、2004年発表のシングル「自由への招待」から前作「DRINK IT DOWN」までのシングル作品にカップリングとして収録していたパートチェンジバンド、P'UNK〜EN〜CIELによるセルフカバーの収録は見送られている。前述のセルフカバーを本作に収録しなかったことについて、tetsuyaは「P'UNK〜EN〜CIELのカバーは録ってはいる。出し惜しみです」と述べており、次作「BLESS」からは再びP'UNK〜EN〜CIELによるセルフカバーが収録されるようになっている。

    フィジカルの初回限定仕様は、スペシャルジャケット、ピクチャーレーベル仕様となっている。また、初回限定特典として特製SHINE証(全4種のうち1種封入)が付属している。

    前作に続く発売初週でのオリコン週間シングルチャート首位獲得とはならなかったが、初動売上枚数は前々作「Hurry Xmas」以来2作ぶりに10万枚以上を記録している。また、2008年9月には台湾で公表されている音楽ランキングチャートのG-musicにおいて、週間首位を獲得している[3]

    収録曲編集

    1. NEXUS 4
      富士重工業スバル・レガシィCMソング
      2008年10月1日からは、中国全土にて江崎グリコ「Mousa」CMソングに「SHINE」とともに起用されている[3]
      この曲は、2008年に世界7都市で開催したライヴツアー「TOUR 2008 L'7 〜Trans ASIA via PARIS〜」の日本・東京ドーム公演で先行披露されており、アルバム『KISS』の制作に向けた選曲会を行うにあたって、tetsuyaが最初にデモを制作していた楽曲となっている[4]。tetsuyaが手掛けるL'Arc〜en〜Cielの楽曲らしい、疾走感のある曲となっており[4]、tetsuya曰く「この曲を作っている時に一緒に「砂時計」(アルバム『KISS』収録)も作ってたので、自分の中で曲調のバランスを取った[4][5]」という。ちなみに、デモ音源の段階では、hyde曰く「もうちょっとストリートっぽかった[5]」という長い前奏があったが、制作途中で端折られている[5]
      作詞を担当したhydeはデモ音源を聴いた印象について、「デジタルな雰囲気があったり、ギターがジグ・ジグ・スパトニックみたいだなと思ったり。その辺から俺の中では近未来のイメージになった[5]」といい、歌詞について「サイバーな話にしようって思いながら、なんとなく自分の中で作っていった感じですね[5]」と述べている。このような、hydeが曲から感じた近未来のイメージが歌詞に反映されており、歌詞の中には映画『ブレードランナー』の原作となった、フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?Do Androids Dream of Electric Sheep?)』を元ネタとした<迷える僕等は 夢見てるエレクトリックシープ>というフレーズが登場している。ちなみにタイトルも、前述の小説に登場する「労働のために製造されたレプリカントの名称である"NEXUS"6型」から取られている[5]。さらに、タイトルに含まれた数字の「"4"」はバンドメンバーの数を意図して付けたという[5]
    2. SHINE
      • 作詞: hyde / 作曲: tetsu / 編曲: L'Arc〜en〜Ciel & Akira Nishihira
      NHK-BS2衛星アニメ劇場テレビアニメ精霊の守り人オープニングテーマ
      2008年10月1日からは、中国全土にて江崎グリコ「Mousa」CMソングに「NEXUS 4」とともに起用されている[3]
      この曲は、2007年に日本全国で開催したホールツアー「Are you ready? 2007 またハートに火をつけろ!」において先行披露され、以後のライヴでも頻繁に演奏されていたが長らくリリースされていなかった楽曲。この曲の原型は本作発売の2〜3年ほど前からストックとして存在しており[6]、シングルの表題曲にする予定でオケのレコーディングも行っていたという[6]。作曲者であるtetsuyaは「歌はタイアップに合わせて録ったんですけど、音は『AWAKE』くらいに録ったかな[6]」「コーラスをいっぱい入れて、歌によって広がりを出したいということは最初から考えていました[7]」と述べている。また、Aメロでのタムの挟み方が印象的なドラムアプローチとなっているが、このプレイはyukihiro曰く「ビートの中にタムを挟んでアクセントをつけるのはテリー・ボジオもそうですし、スチュワート・コープランドの影響があって、真似ごととしてやらせてもらった[8][9]」という。
      歌詞は、hydeが上記アニメの監督を務めた神山健治のもとへ出向きテーマを設定しており、作詞を担当したhydeは「ストーリーを読んで、自分に置き換えたらどういう感じになるかなぁ?と思って書いていきました[10]」と述べている。ちなみに、タイトルもアニメのオープニングを意識し、響きが綺麗な言葉を選んだという[4]。また、歌詞の内容について、hydeは「なんとなく普段思っていることなんですけど、でも、別にそれを誰かに理解して欲しいとかっていうことは思ってないんだよなぁ。もっと日記みたいな感じ[10]」と語っている。
    3. NEXUS 4 (hydeless version)
    4. SHINE (hydeless version)

    参加ミュージシャン編集

    • hydeVocal
    • kenGuitar
    • tetsuBass
    • yukihiroDrum
    • NEXUS 4
      • tetsu:Keyboards, Programming, Backing Vocal
      • 西平彰:Keyboards, Programming
      • 草間敬:Keyboards, Programming
      • 岡野ハジメ:Keyboards, Programming
      • 斎藤仁:Manipulate
      • 小池敦:Manipulate
    • SHINE
      • tetsu:Keyboards, Programming, Backing Vocal
      • 西平彰:Keyboards, Programming
      • 岡野ハジメ:Keyboards, Programming, Tambourine
      • 小池敦:Manipulate

    収録アルバム編集

    オリジナルアルバム

    脚注編集

    1. ^ ゴールドディスク認定 2008年8月 - 日本レコード協会
    2. ^ ラルクの新曲が2年連続で「レガシィ」CMソングに起用 - ナタリー
    3. ^ a b c L'Arc-en-Ciel.com 2008 - L'Arc〜en〜Ciel.com
    4. ^ a b c d 『WORDSⅡ L'Arc〜en〜Ciel』、p.205、角川マガジンズ、2010年
    5. ^ a b c d e f g 『WORDSⅡ L'Arc〜en〜Ciel』、p.206、角川マガジンズ、2010年
    6. ^ a b c 『WORDSⅡ L'Arc〜en〜Ciel』、p.203、角川マガジンズ、2010年
    7. ^ 『WHAT's IN?』、p.34、ソニー・マガジンズ、2012年2月号
    8. ^ 『リズム&ドラム・マガジン』、p.22、リットーミュージック、2012年4月号
    9. ^ 『リズム&ドラム・マガジン』、p.23、リットーミュージック、2012年4月号
    10. ^ a b 『WORDSⅡ L'Arc〜en〜Ciel』、p.204、角川マガジンズ、2010年