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V.LEAGUE Division2 2018-19は、日本のバレーボールリーグ・V.LEAGUEのセカンドディビジョンである「V.LEAGUE Division2」の初年度のシーズンである。

V.LEAGUE Division2 2018-19
リーグV.LEAGUE
スポーツバレーボール
期間2018年11月10日 - 2019年3月17日
V.LEAGUE Division2 seasons
2019-20 →

概要 編集

2018-19シーズンより始まったV.LEAGUE のセカンドカテゴリとして開催される V.LEAGUE Division2 の初年度シーズンである。実質的な前身はV・チャレンジリーグⅠに相当するが、スーパーリーグライセンスの付与状況により男子は9チーム、女子は10チームで争われる。

日程 編集

男女とも、日程は概ねV1女子と合わせられた。レギュラーラウンドの12月9日から1月12日までの間はインターバルが設けられる[1]

  • レギュラーラウンド(男子) - 2018年11月10日 - 2019年3月17日
  • レギュラーラウンド(女子) - 2018年11月10日 - 2019年2月24日
  • ファイナル6(女子):2019年3月2日 - 2019年3月17日

女子のファイナル6はウインク体育館ジェイテクト体育館酒田市国体記念体育館での集中開催となった。

男子 編集

V.LEAGUE DIVISION2 MEN 2018-19
リーグV.LEAGUE
スポーツバレーボール
期間2018年11月10日 - 2019年3月17日
チーム数9
リーグ優勝富士通カワサキレッドスピリッツ
準優勝トヨタ自動車サンホークス
シーズンMVP芳賀広大(富士通)
得点王吉岡衛(トヨタ自動車、467得点)

参加チーム(男子) 編集

都道府県コード順。S2ライセンスを有する8チームと、2017-18シーズン「条件付きS1ライセンス」を保有するつくばユナイテッドSun GAIA[注釈 1]の計9チーム[3]が参戦する。

チーム名 本拠
都道府県
2017-18シーズン ライセンス 備考
つくばユナイテッドSun GAIA 茨城県 チャレンジⅠ 7位 S1[注釈 1]
埼玉アザレア 埼玉県 チャレンジⅡ 8位 S2
警視庁フォートファイターズ 東京都 チャレンジⅠ 3位 S2
東京ヴェルディ 東京都 チャレンジⅡ 5位 S2
富士通カワサキレッドスピリッツ 神奈川県 チャレンジⅠ 優勝 S2
長野GaRons 長野県 チャレンジⅡ 7位 S2
大同特殊鋼レッドスター 愛知県 チャレンジⅠ 4位 S2
トヨタ自動車サンホークス 愛知県 チャレンジⅠ 6位 S2
きんでんトリニティーブリッツ 大阪府 チャレンジⅡ 2位 S2

試合方式(男子) 編集

9チームによる3回総当たり(1チーム24試合)の「レギュラーラウンド」のみを開催する[4]

S1ライセンス所有チームは2位以内に入るとV・チャレンジマッチに出場。

順位決定方式 編集

V・レギュラーラウンドでは以下のように順位を決定する[4]

  1. ポイント
  2. 勝利数
  3. セット率
  4. 得点率
  5. 当該チーム間の対戦成績
ポイントの付与

各試合ごとに以下の通りポイントが付与される。

条件 付与ポイント
セットカウント「3-0」あるいは「3-1」で勝利 3点
セットカウント「3-2」で勝利 2点
セットカウント「2-3」で敗戦 1点
セットカウント「1-3」あるいは「0-3」で敗戦 0点

結果(男子) 編集

順位 チーム 試合 セット 得点
勝点 勝数 敗数 得セット 失セット セット率 得点計 失点計 得点率
1 富士通カワサキレッドスピリッツ 62 21 3 69 20 3.450 2101 1788 1.175
2 トヨタ自動車サンホークス 56 19 5 62 27 2.296 2061 1824 1.130
3 警視庁フォートファイターズ 51 17 7 61 37 1.649 2221 2075 1.070
4 大同特殊鋼レッドスター 47 15 9 52 32 1.625 1934 1773 1.091
5 埼玉アザレア 39 12 12 51 47 1.085 2189 2136 1.025
6 つくばユナイテッドSun GAIA 26 9 15 31 52 0.596 1857 1969 0.943
7 きんでんトリニティーブリッツ 22 8 16 32 55 0.582 1823 2039 0.894
8 長野GaRons 11 4 20 20 63 0.317 1664 2002 0.831
9 東京ヴェルディ 10 3 21 21 66 0.318 1830 2074 0.882

出典:V.LEAGUE

表彰 編集

全日程終了後、以下のように個人賞が発表された[5]

個人賞
賞の名称 受賞者氏名 所属チーム名 記録 受賞回数 備考
優勝監督賞 山本道彦 富士通カワサキレッドスピリッツ - 初受賞
最高殊勲選手賞 芳賀広大 富士通カワサキレッドスピリッツ - 初受賞
敢闘賞 松下大悟 トヨタ自動車サンホークス - 初受賞
最優秀新人賞 長谷山拓 富士通カワサキレッドスピリッツ - -
得点王 吉岡衛 トヨタ自動車サンホークス 467点 初受賞 最高得点
スパイク賞 森本浩矢 トヨタ自動車サンホークス 59.8% 初受賞 アタック決定率
ブロック賞 森本浩矢 トヨタ自動車サンホークス 0.882本 2年連続2回目 セット当たりブロック決定本数
サーブ賞 松橋拓也 長野GaRons 12.0% 初受賞 サーブ効果率
サーブレシーブ賞 川崎翔太 埼玉アザレア 72.6% 初受賞 サーブレシーブ成功率

女子 編集

V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN 2018-19
リーグV.LEAGUE
スポーツバレーボール
期間2018年11月10日 - 2019年2月24日
チーム数10
V・レギュラーラウンド
リーグ優勝ヴィクトリーナ姫路
準優勝JAぎふリオレーナ
得点王江川優貴(プレステージ、312得点)
昇格ヴィクトリーナ姫路
V・ファイナルステージ
優勝ヴィクトリーナ姫路
  準優勝JAぎふリオレーナ
ファイナルMVP浅津ゆうこ(姫路)

参加チーム(女子) 編集

都道府県コード順。S1ライセンスを有する13チームのうち前年の成績下位の2チーム(JAぎふリオレーナブレス浜松)、2018-19シーズンのS2ライセンスを保有する7チーム、及び新規参入でS3ライセンスを保有するヴィクトリーナ姫路[3]の合計10チームが参戦する。

ライセンスは2019-20シーズンのもの[2]。「 」は下位ライセンスから格上げとなったクラブ。

チーム名 本拠
都道府県
2017-18シーズン ライセンス 備考
プレステージ・インターナショナルアランマーレ 山形県 チャレンジⅡ 5位 S1 
柏エンゼルクロス 千葉県 チャレンジⅡ 2位 S2
群馬銀行グリーンウイングス 群馬県 チャレンジⅡ 優勝 S1 
GSS東京サンビームズ 東京都 チャレンジⅡ 3位 S2
JAぎふリオレーナ 岐阜県 チャレンジⅠ 5位 S1
ブレス浜松 静岡県 チャレンジⅡ 4位 S1
トヨタ自動車ヴァルキューレ 愛知県 チャレンジⅠ 6位 S2
大阪スーペリアーズ 大阪府 チャレンジⅡ 6位 S2
ヴィクトリーナ姫路 兵庫県 新規参入 S1 
大野石油広島オイラーズ 広島県 チャレンジⅠ 7位 S2

試合方式(女子) 編集

V・レギュラーラウンドとV・ファイナルステージの二段階方式で行われる[6]

V・レギュラーラウンド

10チームによる2回戦総当たり(1チーム18試合)を行い、上位6チームがファイナル6進出。下位4チームは順位が決まる。

V・ファイナルステージ(ファイナル6)

レギュラーラウンド上位6チームによる1回戦総当たりで年間順位を確定させる。ただし、レギュラーラウンドの順位によって、持ち点が与えられ(1位:5点、2位:4点、…6位:0点)、それとの合算ポイントで順位を決める。ポイントが並んだ場合はV・レギュラーラウンド上位を上位とする。

S1ライセンス所有チームの中で最上位のチームがV1昇格。上位2チームがともにS1ライセンスを所有している場合は準優勝チームがV・チャレンジマッチ出場となる(優勝チームはV1昇格)。

順位決定方式 編集

V・レギュラーラウンドでは以下のように順位を決定する[6]

  1. ポイント
  2. 勝利数
  3. セット率
  4. 得点率
  5. 当該チーム間の対戦成績
ポイントの付与

各試合ごとに以下の通りポイントが付与される。

条件 付与ポイント
セットカウント「3-0」あるいは「3-1」で勝利 3点
セットカウント「3-2」で勝利 2点
セットカウント「2-3」で敗戦 1点
セットカウント「1-3」あるいは「0-3」で敗戦 0点

結果(女子) 編集

レギュラーラウンド(女子) 編集

順位 チーム 試合 セット 得点
勝点 勝数 敗数 得セット 失セット セット率 得点計 失点計 得点率
1 ヴィクトリーナ姫路 52 17 1 53 7 7.571 1460 1115 1.309
2 JAぎふリオレーナ 43 14 4 47 20 2.350 1580 1419 1.113
3 群馬銀行グリーンウイングス 38 14 4 44 25 1.760 1608 1406 1.144
4 プレステージ・インターナショナルアランマーレ 30 10 8 35 30 1.167 1417 1354 1.047
5 GSS東京サンビームズ 28 9 9 36 32 1.125 1515 1457 1.040
6 大野石油広島オイラーズ 25 9 9 33 35 0.943 1452 1471 0.987
7 柏エンゼルクロス 24 7 11 35 37 0.946 1559 1558 1.001
8 ブレス浜松 21 7 11 28 38 0.737 1356 1444 0.939
9 トヨタ自動車ヴァルキューレ 9 3 15 14 49 0.286 1170 1503 0.778
10 大阪スーペリアーズ 0 0 18 2 54 0.037 1004 1394 0.720

出典:V.LEAGUE

ファイナル6(女子) 編集

順位 チーム 試合 セット 得点
勝点 勝数 敗数 得セット 失セット セット率 得点計 失点計 得点率
1 ヴィクトリーナ姫路 18 4 1 14 3 4.667 406 325 1.249
2 JAぎふリオレーナ 15 4 1 12 6 2.000 404 379 1.066
3 群馬銀行グリーンウイングス 15 4 1 14 7 2.000 471 424 1.111
4 プレステージ・インターナショナルアランマーレ 6 1 4 7 12 0.583 403 440 0.916
5 大野石油広島オイラーズ 5 2 3 7 11 0.636 377 423 0.891
6 GSS東京サンビームズ 1 0 5 0 15 0.000 312 382 0.817

出典:V.LEAGUE

  • 2位と3位の順位はレギュラーラウンドの順位に基づく。

最終順位(女子) 編集

V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN 2018-19 最終順位
1 ヴィクトリーナ姫路 Division1に自動昇格
2 JAぎふリオレーナ チャレンジマッチに出場
3 群馬銀行グリーンウイングス
4 プレステージ・インターナショナルアランマーレ
5 大野石油広島オイラーズ
6 GSS東京サンビームズ
7 柏エンゼルクロス
8 ブレス浜松
9 トヨタ自動車ヴァルキューレ シーズン終了後にVリーグ機構退社[7]
10 大阪スーペリアーズ シーズン終了後にVリーグ機構退社[8]

表彰 編集

全日程終了後、以下のように個人賞が発表された[9]。得点王、スパイク賞、ブロック賞、サーブ賞、サーブレシーブ賞はV・レギュラーラウンドの成績により確定した[10]

個人賞
賞の名称 受賞者氏名 所属チーム名 記録 受賞回数 備考
優勝監督賞 竹下佳江 ヴィクトリーナ姫路 - 初受賞
最高殊勲選手賞 浅津ゆうこ ヴィクトリーナ姫路 - 初受賞
敢闘賞 吉井奎乃 JAぎふリオレーナ - 初受賞
最優秀新人賞 吉岡可奈 ヴィクトリーナ姫路 - -
得点王 江川優貴 プレステージ・インターナショナルアランマーレ 312点 2年連続2回目 最高得点
スパイク賞 吉岡可奈 ヴィクトリーナ姫路 51.9% 初受賞 アタック決定率
ブロック賞 張心穆意 GSS東京サンビームズ 0.72本 初受賞 セット当たりブロック決定本数
サーブ賞 吉岡可奈 ヴィクトリーナ姫路 15.9% 初受賞 サーブ効果率
サーブレシーブ賞 鶴ヶ崎佳寿葉 柏エンゼルクロス 79.3% 2年連続2回目 サーブレシーブ成功率

脚注 編集

注記 編集

  1. ^ a b つくばは2019-20シーズンはS2ライセンスとなり、V1昇格要件を満たさない[2]

出典 編集

  1. ^ 2018-19 V.LEAGUE Division2(V2) MEN V・レギュラーラウンド (PDF) /2018-19 V.LEAGUE Division2(V2) WOMEN V・レギュラーラウンド (PDF)
  2. ^ a b 2019-20シーズン V.LEAGUE ライセンス判定結果について』(プレスリリース)日本バレーボールリーグ機構、2019年2月14日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/211102019年5月8日閲覧 
  3. ^ a b 新リーグ・ライセンス取得状況について』(プレスリリース)日本バレーボールリーグ機構、2017年5月25日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/202972019年5月8日閲覧 
  4. ^ a b 大会要項 V.LEAGUE DIVISION2 MEN 2018-19”. V.LEAGUE公式サイト. Vリーグ機構. 2019年5月1日閲覧。
  5. ^ 2018-19 V.LEAGUE DIVISION2 MEN 個人賞受賞選手決定のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2019年4月7日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/212322021年2月15日閲覧 
  6. ^ a b 大会要項 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN 2018-19”. V.LEAGUE公式サイト. Vリーグ機構. 2019年5月1日閲覧。
  7. ^ トヨタ自動車ヴァルキューレのVリーグ機構退社について』(プレスリリース)日本バレーボールリーグ機構、2019年4月23日https://corp.vleague.or.jp/news/detail/882019年5月8日閲覧 
  8. ^ 大阪スーペリアーズのVリーグ機構退社について』(プレスリリース)日本バレーボールリーグ機構、2019年5月13日https://corp.vleague.or.jp/news/detail/942019-07-04a閲覧 
  9. ^ 2018-19 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN 個人賞受賞選手決定のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2019年4月6日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/212312021年2月15日閲覧 
  10. ^ 2018-19 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN V・レギュラーラウンド最終結果・個人賞受賞選手決定のお知らせ』(プレスリリース)Vリーグ機構、2019年2月24日https://www.vleague.jp/topics/news_detail/211392021年2月15日閲覧