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どら平太』(どらへいた)は、2000年に公開された日本映画監督は、市川崑

どら平太
監督 市川崑
脚本 四騎の会
黒澤明木下惠介、市川崑、小林正樹
製作総指揮 中村雅哉
出演者 役所広司
浅野ゆう子
宇崎竜童
片岡鶴太郎
菅原文太
音楽 谷川賢作
撮影 五十畑幸勇
編集 長田千鶴子
製作会社 「どら平太」製作委員会
配給 東宝
公開 日本の旗 2000年5月13日
上映時間 111分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 14億円[1]
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1969年に市川崑、黒澤明木下惠介小林正樹の4人によって映画企画・製作グループ「四騎の会」が結成され、山本周五郎の「町奉行日記」を元に映画を製作しようと共同してシナリオを執筆した。その後、この企画は宙に浮いたままになっていたが、市川の監督でオリジナル脚本を大幅に変更して製作[2]。2000年に公開となった。

ストーリー編集

ある小藩の国許では、財政難を補うために「壕外」と呼ばれる無法者の町から莫大な上納金を集めていた。その上納金は藩の重職たちの懐に入り、壕外を束ねる三人の親分は無法を黙認され、その無法を暴こうとした町奉行は次々に辞職に追い込まれた。そんな中、江戸屋敷から新たな町奉行として望月小平太が赴任してくる。彼は居並ぶ重職たちの前で「壕外の大掃除をする」と宣言し、望月に全権を委任する藩主のお墨付きを見せつける。しかし、望月は江戸では遊び人として知られ、その評判を聞いていた国許でも人望がなく、若手藩士からは悪評が原因で命を狙われていた。友人の安川半蔵は、「誰かが意図的に悪評を流した」と考えるが、望月は「仕事をしやすくするために、もう一人の友人・仙波義十郎に悪評を流してくれるように頼んだ」と返答する。

望月は仙波から金を工面してもらい、壕外に入り浸り酒・博打・女遊びの豪遊を繰り返し、親分たちの子分を気風の良さで味方に引き入れていった。望月は子分たちから情報を集めるが、三人の親分は互いに生業を分けて争いが起きないようにしていることを聞き出し、策を練り直す必要に迫られる。そんな中、江戸から望月を慕う芸者こせいが乗り込んでくる。こせいは、「国許で結婚する」と嘘をついて江戸を去った望月を連れ戻そうとしていたが、彼の元を訪れた安川から「重職が壕外入りを知って喚問しようとしている」と聞かされ、策を進めるためにその場から逃げ出す。逃げ出した望月は、町奉行の正体を明かして多十・才兵衛の二人の親分の元に乗り込み、二人を口八丁手八丁で丸め込み兄弟杯を交わす。二人から話を聞いた大親分の灘八は、今までの町奉行とは毛色の違う望月を危険視し、彼を殺そうと考える。一方、重職たちも望月の存在を危険視し、口封じを画策する。

望月は隠れ先の寺で仙波と会い、命が狙われていることを聞かされ、壕外に向かう途中で刺客に襲われるが、これを返り討ちにする。一方、こせいは望月を探すために壕外に向かうが、禁制品の抜け荷をしている現場に出くわしてしまい殺されそうになる。そこに望月が現れて無法者たちを成敗し、こせいを助け出す。こせいを隠れ宿の杢兵衛に預けた望月は、寺で灘八の子分から彼の屋敷に招待される。望月は灘八の屋敷に乗り込むと、そこには三人の親分が待ち構えており、兄弟杯を返上される。灘八は望月を養子に迎えて取り込もうとするが、望月に「お前たちを死罪にする」と返答されたため数十人の子分たちに望月を襲わせる。しかし、子分たちは望月に叩きのめされ、灘八は観念して出頭命令を受け入れる。翌日、三人の親分は城に出頭し、望月から死罪の代わりに壕外からの永久追放を言い渡される。三人の親分が処分を受け入れた後、望月は重職たちを追い込むために、彼らが処分した取引文書を捏造するように依頼する。

望月は仙波と会い、仙波しか知らない情報が重職や親分たちに漏れていたことから、彼が重職と親分の橋渡し役だと指摘する。仙波は橋渡し役であることを認め、全ての責任を負い望月の目の前で切腹する。望月は城に乗り込み、三人の親分に用意させた取引文書を見せつけ、重職たちに「文書を処分する代わりに藩政から手を引け」と迫り、重職たちは引退することを明言する。壕外の大掃除を終えた望月は安川に辞職届けを手渡し、藩主のお墨付きを破り捨てる。驚く安川に対して、望月は「お墨付きは俺が作った偽物だ」と答える。望月は江戸に戻ろうとするが、こせいが現れたため、彼女から逃げるために道中で購入した馬に乗り走り出す。だが、馬は走るのに適さない種類ですぐに追いつかれてしまう。

キャスト編集

スタッフ編集

受賞編集

  • ベルリン国際映画祭:ベルリナーレ・カメラ賞(特別功労賞)[3]
  • 第24回日本アカデミー賞
    • 役所広司:優秀主演男優賞
    • 片岡鶴太郎:優秀助演男優賞
    • 五十畑幸勇:優秀撮影賞
    • 下村一夫:優秀照明賞
    • 西岡善信:優秀美術賞
    • 長田千鶴子:優秀編集賞

脚注編集

  1. ^ 2000年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  2. ^ オリジナル脚本はキネマ旬報『黒沢明と木下惠介 -素晴らしき巨星-』に収録。
  3. ^ アカデミー賞ノミネート、ゴールデン・グローブ賞、ベルリン国際映画祭、他各賞”. シネマトゥデイ (2000年2月28日). 2017年9月3日閲覧。

外部リンク編集