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ぼくたちのリメイク』は、木緒なちによる日本ライトノベル。イラストはえれっとが担当。KADOKAWAMF文庫Jより刊行。『このライトノベルがすごい!』2018年版では文庫部門6位、2019年版では同7位。

ぼくたちのリメイク
ジャンル タイムトラベル、創作活動
小説
著者 木緒なち
イラスト えれっと
出版社 KADOKAWA
レーベル MF文庫J
刊行期間 2017年3月25日 -
巻数 既刊7巻(本編6巻、スピンオフ1巻)
漫画
原作・原案など 木緒なち、えれっと
作画 閃凡人
出版社 講談社
掲載サイト 水曜日のシリウス
レーベル シリウスKC
発表期間 2018年11月23日 -
巻数 既刊2巻(2019年9月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル 文学

2018年7月には『月刊少年シリウス』のwebコミック「水曜日のシリウス」内でのコミカライズが決定し[1]、同年11月23日から連載開始。作画は閃凡人が担当。

あらすじ編集

2016年、28歳の橋場恭也はディレクターとして勤めていたゲーム会社が倒産してしまう。ニコニコ動画で同い年の成功したクリエイターたちを見ながら、あのとき合格していた、そのクリエイターたちと同じ芸大に入学していたらと言うことを思いながら実家に帰省する。

帰ってきた実家で過ごしていると、何故か自分も周りも2006年に戻っていることに気づく。そこで「何かを変えるため」に今度は芸大に進むことを決める。

1巻
売れないゲームメーカーに勤める橋場恭也は、計画性の無い社長に振り回されがなら、ディレクターとして、その尻拭いに追われる日々を送っていた。しかし、ある日、社長が失踪、会社も借金の担保として差し押さえられてしまい、無職となってしまう。自らと同世代のクリエイター川越京一、秋島シノ、N@NA達が躍動する姿を見て、彼らに憧れを抱きつつも、失意の内に実家に帰省すると、昔合格した芸大の合格通知が見つかる。すると、自分の周囲が2006年にタイムスリップして、自らも18歳になっている事に気付く。そして、彼は自らの人生をリメイクすべく、当時は諦めた芸大進学を決意するのだった。そこで出会った、大学寮きたやま荘の住人、鹿苑寺貫之、志野亜貴、小暮奈々子や才能溢れる河瀬川英子、個性的な火川元気郎らと共に、忙しくも充実した大学生活を送る。そんな中、大学の課題で作品を作る事になった恭也たちは、寮の同居人同士でチームきたやまを結成する。
2巻
チームきたやまに河瀬川英子が合流し、課題制作を共に行う事に。違反スレスレで上級生から撮影機材を借り、撮影していたがそのことを先輩の登美丘罫子に聞かれてしまうが、「貸し」ということで見逃してもらう。その作品の上映会での評価は上々だったが、周囲からは役者のナナコが作品の足を引っ張ったと言われてしまい、ナナコは自信を無くしてしまう。一方で、学祭の時期が近づく中、罫子が恭也の下を訪ねる。彼女はOGで有名同人ゲームを制作するサークルの代表を務めていて、恭也に製作として手伝いをして欲しいと言う。
3巻
きたやま荘の住人にして、同回生の貫之の学費を稼ぐ為に、チームきたやまで同人ゲームを作る事になるが、各々が納得行くものが作れず、次第にみんなの関係性が変わって行く。
4巻
貫之は大学を去り、恭也は貫之こそが、憧れていたライターの川越京一だと知る。自らの行動で未来を変えてしまったかもしれないという激しい後悔と得体の知れない恐怖が彼を襲う中、突然、彼は11年後の2018年へと飛ぶ。そこでの恭也はシノアキと結婚して、一児を授かり、ゲーム会社の開発ディレクターとして働いていた。存在しないはずの幸せな世界を得た恭也だが、本来なら存在するはずの川越京一=鹿苑寺貫之が居ない事に気付く。調べると、彼は作家ではなく実家の病院に就職していたのだった。それどころか、秋島シノ=志野亜貴やN@NA=小暮奈々子までもが、それぞれの道を閉ざしていた。自分のリメイクが原因で未来を変えてしまった事を悔む彼は、今度は未来を変えない為に、そして本来の未来を取り戻す為に、安息の生活を捨て、再び2006年の世界へと戻るのだった。
5巻
みんなが出会ってから一年が経ち、恭也らは二回生に進級する。そんな中、恭也はスランプに陥ったシノアキの創作意欲を高める為に、後輩の斎川美乃梨に目を付ける。彼女こそがシノアキを復活させる鍵であると確信した恭也は、彼女に接近しようとするが、拒絶されてしまう。なんとか彼女の誤解は解けるも、彼女曰く自分に付きまとう二回生がいるらしく、恭也らが協力して事件を解決する事に。一方で恭也は九路田という同回生と知り合う。同じ制作担当として意気投合する二人だったが、美乃梨の事件を調査する内に彼の持つ闇に触れていく。そんな中、二回目の課題制作が課せられるが、シノアキは未だスランプから脱出切れていなかった。
6巻
大学を去った貫之をもう一度戻すために、恭也とナナコは彼の実家がある川越に向かう事に。一度は貫之に面会することができるが、彼の決意は固く、恭也たちの提案を断る。諦められない二人は喫茶店で偶然出会った川越観光協会の会長と名乗る男性と共に貫之の育った川越を観光することになる。観光していく中で貫之の過去を知る。


スピンオフ「ぼくたちのリメイク ver,β」編集

本編一巻で、主人公橋場恭也が10年前に戻ることがなかった世界でもう一度奮闘するストーリー。本編通り、勤めていたゲーム会社が倒産している。また、登場人物や背景は本編で語られている通りである。スピンオフではあるが、βに関係する要素が本編においても絡む形を取る。

あらすじ編集

橋場恭也は、勤めていたゲーム会社が潰れ、就職活動もうまくいかず途方に暮れていた。そんな折、ふとしたことをきっかけに知り合った河瀬川英子の手配により、憧れだったゲーム会社、サクシードソフトへの入社が決定する。喜ぶ恭也だったが、配属された第13開発部は、開発とは名ばかりの窓際部署で、やっていることは庶務・雑務ばかりだった。それでも昔よりはマシと自分に言い聞かせ仕事をしていた恭也だったが、ある日、同僚のリス子が見せてくれた企画書と本人のゲームに対する想いに奮起し、部の構造改革を経て、名ばかり開発を本物の開発部へと生まれ変わらせる作戦を開始する。しかしその裏には、会社の派閥争いを元にした陰謀が渦巻いていたのだった。

登場人物編集

橋場 恭也(はしば きょうや)
本作の主人公。大学の寮である、きたやま荘の住人。初登場時の2016年では28歳で、2006年に戻り18歳となり、当時諦めた芸大への進学を決める。美術研究サークルに所属する。4巻では、12年後の2018年へとタイムトリップし、株式会社アトラクションポイントの開発部ディレクターとして、本来なら掴まえなかった生活を送る事になる。その世界では、シノアキと結婚して、娘の真貴を持つ、一児の父親でもある。しかし、本来の未来を取り戻すべく、別れを告げ、再び2006年の世界へ戻る。
志野 亜貴(しの あき)
きたやま荘の住人。小柄にも関わらず、胸が大きい。通称シノアキ。おっとりしていて、お母さん気質がある。絵を描く事が好き。恭也と同じく。美術研究サークルに所属する。偶然、恭也が彼女の部屋に入った時、彼女の描いた絵を見て、シノアキが恭也の憧れたイラストレーター、秋島シノだと気付く。恭也に少なからず好意を抱いている。2018年の世界では、恭也と結婚して、一児の母となるが、絵を描く事は辞めていた。
小暮 奈々子(こぐれ ななこ)
きたやま荘の住人。通称ナナコ。外見はギャル寄りだが、少し素朴。役者志望として振舞っているが、本当は歌手になりたいと思っているものの、自分の才能を信じきれずにいた。恭也と同じバイト先。バイト帰りに恭也をカラオケに誘い、恭也はその際にナナコが自らが憧れたクリエイターの一人であるN@NAであると気付く。2018年の世界では、ニコニコの配信を辞めていた。
鹿苑寺 貫之(ろくおんじ つらゆき)
きたやま荘の住人。見た目は不真面目だが、シナリオの授業では才能の片鱗を見せる。三巻で許嫁が居ることが判明。実家は川越で病院を複数経営しており、彼も医者になる事を強いられ、私立大医学部に合格したものの、実質勘当同然で家を飛び出して、芸大に入学してきた。その為、バイトを複数掛け持ちして、学費捻出していたが、体にガタが来て、学業に支障をきたす様になる。恭也の提案で同人ゲームを製作して、学費を稼ぐ事になるが、その事で自分は恭也には敵わないと、自らの才能に見切りをつけて、大学を去る。その時、恭也に自身がデビューしたら使おうと思っていたペンネームを伝え、その事で恭也は貫之が自らの憧れたクリエイターの一人である川越京一だと気付く。
河瀬川 英子 (かわせがわ えいこ)
恭也たちの同回生。思った事ははっきりと言う性格。ものづくりに対する熱意と才能はピカイチで、しばしば恭也の相談相手となる。2018年の世界では、恭也の同僚となり、企画開発のリーダーとして働く。
火川 元気郎
恭也の友人。忍者サークルに所属。美少女ゲームを嗜んでいる。

既刊一覧編集

小説編集

漫画編集

脚注編集

外部リンク編集