インサイド・ヘッド

インサイド・ヘッド』(原題:Inside Out)は、2015年公開のアメリカ合衆国コンピュータアニメーション3D映画。アメリカ合衆国では2015年6月19日日本では2015年7月18日に公開された。人間の感情を題材としたアニメ映画。同時上映は「南の島のラブソング」。

インサイド・ヘッド
Inside Out
Inside Out (2015 film) Logo.svg
監督 ピート・ドクター
ロニー・デル・カルメン
脚本 ピート・ドクター
メグ・レフォーブ
ジョシュ・クーリー
製作 ジョネス・リビラー
製作総指揮 ジョン・ラセター
アンドリュー・スタントン
出演者 エイミー・ポーラー
フィリス・スミス
リチャード・カインド
音楽 マイケル・ジアッキーノ
主題歌 DREAMS COME TRUE「愛しのライリー」(日本語版)
製作会社 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2015年6月19日
日本の旗 2015年7月18日
上映時間 94分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $175,000,000[1]
興行収入 $856,809,711[1]世界の旗
40.4億円[2]日本の旗
前作 モンスターズ・ユニバーシティ
次作 アーロと少年
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キャッチコピーは「これは、あなたの物語―」。原題の"Inside Out"は「裏返し」という意味である。

目次

あらすじ編集

11歳の少女ライリーの頭の中に存在する5つの感情たち――ヨロコビイカリムカムカビビリ、そしてカナシミ。ライリーの誕生や成長と共に生まれた彼らは、彼女を守り幸せにするために日々奮闘する。しかし、ライリーを悲しませることしかできない「カナシミ」の役割だけは、大きな謎に包まれていた。

ある日、ライリーは父親の仕事の都合で生まれ育ったミネソタの田舎町を離れ、慣れない大都会サンフランシスコへ引っ越す。しかし、引越トラックが行方不明になるなど初日からトラブルが続き、「司令部」も混乱に陥る。カナシミも度々トラブルを起こしかけ、ヨロコビはカナシミに仕事をさせないようにする。登校初日、ライリーがクラスで自己紹介をしていると、カナシミが「特別な思い出ボール」と感情の制御盤に触れてしまい、ライリーが泣き出してしまう。それを止めようとしたヨロコビは散らばった思い出ボールとカナシミと共に記憶の保管場所へ向かうチューブに吸い込まれる。司令部は残りの3人に委ねられるが、上手くライリーの感情を操作出来ず、早速家族との関係が崩れてしまう。深い谷のような「記憶のゴミ捨て場」で司令部と隔てられ、迷路のように複雑な「長期記憶の保管場所」へ飛ばされてしまったヨロコビとカナシミは、そこをくぐり抜けて他の島から司令部へ帰ろうとするが、既に「おふざけの島」「友情の島」が崩れ落ち、遠回りを強いられる。

そんな中、2人はライリーの空想の動物であるビンボンと出会い、司令部へ向かう「考えの列車」の駅があるイマジネーションランドに案内してもらう。しかしそこでは次々と空想の産物が解体され、ビンボンのロケットも含めてあらゆる物がゴミ捨て場に捨てられており、ビンボンはその光景を見て落ち込む。カナシミはそんな彼を励まし、考えの列車に乗ることが出来たが、ライリーが眠ってしまったことで列車は止まってしまう。一行はライリーに怖い夢を見せることで起こすことにし、紆余曲折の末に成功する。その傍ら、ライリーは前日に行われたアイスホッケーチームの入団テストで満足にプレイ出来ず「ホッケーの島」まで崩壊していた。それを見たイカリは「幸せな思い出は全てミネソタで作られたものだった」とライリーに家出をけしかけるが、ライリーはミネソタ行きの高速バスの切符を買うために母親のクレジットカードを財布から抜き取り、「正直の島」まで崩壊する。その影響で列車は司令部に着けず、再び長期記憶の保管場所へ戻る。そして、最後の「家族の島」も崩壊し、ヨロコビとビンボンはカナシミを残し、脱出不可能とされるゴミ捨て場へ落ちてしまう。感情の島が全て消えたのを見た司令部の3人はライリーの家出を止めようとするが、ライリーは既にバスに乗り、一切の感情を感じなくなっている。

ヨロコビが絶望に暮れながら手元の特別な思い出を眺めていると、ある思い出に悲しみと喜びが混じっていることに気付く。それは、ライリーが試合で負けて気を落としているところをみんなに励ましてもらったという記憶。絶対に脱出することを決心したヨロコビは、捨てられたビンボンのロケットで脱出するが、ビンボンは一人ゴミ捨て場で消えることを選ぶ。ヨロコビとカナシミは遂に司令部に辿り着き、カナシミに司令を任せると、ライリーに悲しいという感情が生まれ、バスが高速道路に入る寸前で降りる決断をさせることに成功した。そして家族と再会したライリーに喜びと悲しみが混じった思い出が生まれ、その思い出ボールが全ての感情の島を復活させる。

その後司令部では複雑な感情も制御出来るようになり、「ケンカするほど仲がいい」「先輩への叶わぬ片想い」など、様々な感情が交じった思い出が増えて行く。ライリーも元に戻り、サンフランシスコで幸せな暮らしを送る。

登場人物編集

ライリーの頭の中編集

ライリーの感情たち編集

ヨロコビ (Joy)
本作の主人公。ライリーの感情を主導するポジションにある。ポジティブでハイテンションかつ、いつも明るく、感情たちのムードメーカー。
常にライリーを幸せにするために楽観的で、前向きな存在。何事も前向きに考えすぎて合理性がないことが欠点で、カナシミに仕事をさせないようにする。
大きない目とブルーの髪、黄緑のノースリーブワンピースを着ており、暗所でも常に体が光っている。一人称は「わたし」。
カナシミ (Sadness)
本作のもう一人の主人公。感情たちの中で最もネガティブな存在。
常に悲観的でヨロコビのアイデアをことごとく否定し、憂鬱な時間を過ごす。ポジティブになりたいが、どうしてもなれないマイナス思考。
ブルーの髪とセーター眼鏡が特徴。一人称は「わたし」。
イカリ (Anger)
自分にも他人にも厳しい性格の持ち主で怒りっぽく、偉そうな態度を取る。
他の感情たちが頑張っても満足せず、怒りを持って表現するサディストで、怒りが爆発すると頭が燃える。
真っ赤な四角い顔にい目、熱血教師のような服装が特徴。一人称は「俺」。
ムカムカ (Disgust)
せっかちで過保護な性格の姉貴的立ち位置。他力本願な一面があり、すぐに感情を損ねてしまう。
セットされたの髪、スカーフ、服からも分かるように、セレブ気質。一人称は「あたし」。
ビビリ (Fear)
ライリーを守ろうとするばかりにいつも怖がり。危険や災難を予想、察知する能力は飛び抜けているが、やりすぎな一面も見せる。夢の監視も担っている。
その一方で平和主義者で、ライリーが両親としっかり対話することを望んでいる。
細長い色の男性で、蝶ネクタイをしている。一人称は「僕」。

当然これらはライリーだけでなく他の人物たちも有している。統率がとれる・一つの感情が支配する・無気力で心が働いていないなど個体差がある。

人間達編集

ライリー・アンダーソン (Riley Andersen)
11歳。彼女の頭の中が本作の舞台となる。金髪で青い目をしている。正直で、家族と親友のメグを愛する優しくて活発な少女。
アイスホッケーユーモアが大好きで、ミネソタではチームに所属していた。
ライリーの両親
ライリーのことを心から愛している優しい両親。一緒に、アイスホッケーをしたり、のものまねをするなどふざけたりしてくれる。しかし最近は新しい仕事が忙しく、娘の心の変化にまで気づかない所がある。
パパ (Mr. Bill Andersen)
茶髪で、口ひげが生えている。頭の中ではイカリがリーダーを務めている。
ママ (Mrs. Jill Andersen)
ライリーの母親。茶髪で、眼鏡をかけている。頭の中ではカナシミがリーダーを務めている。
メグ (Meg)
ミネソタでのライリーの親友。ライリーの転校後、新しい親友ができる。
先生
転入先の担任。眼鏡をかけた女教師。表面上は優しいが教師としての熱意は低い。
おしゃれ女子
転入先のクラスメイト。髪にメッシュを入れ、片耳にだけピアスを開けている。常にクールに振舞うが内面は自信喪失気味。

その他編集

ビンボン (Bing Bong)
ライリーが幼い頃に作り上げた空想上の友達で、ヨロコビとカナシミを手助けする。
ピンク色でイルカなどライリーが幼少期に覚えた動物が組み合わさった外見をしている。
レインボーユニコーン
ライリーの頭の中にあるドリーム・プロダクションに住む謎のキャラクター。夢の住人であり、ヨロコビが大ファンで、憧れている存在でもある。
白いボディに名前の通り虹色の鬣が特徴のユニコーン。無愛想。
理想のボーイフレンド
ライリーの頭の中にある機械によって生み出された。ライリーを深く愛するハンサムな少年。歯の浮くようなセリフを吐き、ヨロコビ達を白けさせたが、ある場面で一役買う。
記憶消し
長期記憶の保管場所にいる作業員で、劇中では男性と女性の2人が登場する。青緑色のゼリービーンズのような格好をしている。
自分たちの判断で取捨選択しており、「携帯番号はスマホにはいっているからいらない」「大統領はワシントンとリンカーンだけでいい」と次々と思い出ボールを捨てて行く。一方で、自分たちが好きだからと「ガムのCM曲」は残しており、勝手なタイミングで司令部にそのボールを送り続ける。
夢の出演者、夢監督
ライリーの1日の最悪の出来事を面白がり、夢の制作スタジオの中でライリーに悪夢を見させようと企む。夢の制作スタジオに潜り込んでしまったヨロコビ、カナシミ、ビンボンは夢監督に警備員を呼ばれ「あの連中は、この夢の出演者じゃない!つまみだしてちょうだい」と言われる。
潜在意識の守衛(警備員)
巨大な倉庫のような潜在意識の保管場所を警備する。ビンボンを風船で出来た檻に閉じ込め、ジャングルズの上に置く。
ジャングルズ (Jangles the Clown)
ライリーの悪夢に登場したピエロ。ヨロコビ、カナシミ、ビンボンがジャングルズを誘き寄せてまず最初に夢スクリーン(悪夢セット)を破壊する。
イマジネーションランドの作業員達
オレンジ色のボディをしている。
列車の作業員
長期記憶の保管場所と司令部を結ぶ「考えの列車」を運行する作業員達。ライリーが眠ると休憩時間になる。

ライリー以外の人物の感情編集

ライリーのパパの感情たち
全員ひげをはやしYシャツとネクタイを着用している。イカリが中心的存在であり、ビビリが補佐を行っている。
ライリーのママの感情たち
全員眼鏡をかけショートカット。カナシミが中心である。
おしゃれ女子の感情たち
全員今風のファッションに身を包んでいるが常に怯えている。ビビリが中心であり、イカリが補佐に当たっているものの、統率されているとは言い難い。他の感情はあまり活動していない模様。
ピザ屋の店員の感情たち
全員司令部で寝転がっており、ムカムカが中心ではあるもののほとんど活動していない。

用語編集

  • 司令部 - ヨロコビたち感情が住む場所。高い塔の上にある。
  • 思い出ボール - ライリーの思い出が描かれたボール。思い出に合わせて、それぞれ感情たちの色になっている。
  • 特別な思い出 - ライリーの人生にとって、重要な意味がある出来事が描かれた思い出ボール。
  • 性格の島 - 特別な思い出とライトラインで繋がっている5つの島々。「ホッケーの島」「おふざけの島」「家族の島」「友情の島」「正直の島」があり、それぞれ特別な思い出に合わせて作られている。この性格の島がライリーの性格を作っている。
  • 考えの列車 - ライリーの頭の中を走っている列車。
  • 思い出のゴミ捨て場 - 古くなった思い出ボールを捨てる薄暗い谷。
  • 思い出の保管場所 - 思い出ボールが陳列している大きな棚。

声の出演編集

役名 原語版 日本語吹替版
ヨロコビ エイミー・ポーラー 竹内結子[3]
カナシミ フィリス・スミス 大竹しのぶ[3]
ビンボン リチャード・カインド 佐藤二朗[4]
ビビリ ビル・ヘイダー 落合弘治
イカリ ルリス・ブラック 浦山迅
ムカムカ ミンディ・カリング 小松由佳
ライリー・アンダーソン 11歳 ケイトリン・ディアス 伊集院茉衣
幼少 ローラ・クーリー 鎌田英怜奈
ライリーのパパ カイル・マクラクラン 花輪英司
ライリーのママ ダイアン・レイン 田中敦子
記憶消し(長期記憶) 女性 ポーラ・パウンドストーン 品田美穂
男性 ボビー・モイニハン 後藤光祐
ジャングルズ ジョシュ・クーリー 宮本崇弘
パパのイカリ ピート・ドクター 間宮康弘
ママのカナシミ ロリ・アラン さとうあい
ママのイカリ ポーラ・ベル 定岡小百合
夢監督 小宮和枝
ママのヨロコビ シェリー・リン 長尾明希
パパのビビリ カルロス・アラズラキ 及川ナオキ
イケメンパイロット 滝知史
メグ パリス・ヴァン・ダイク 菊地心寧
先生 ダウン・ルイス 沢田泉
潜在意識の守衛 デイヴ フランク・オズ 辻親八
フランク デイヴ・ゴールズ 仲野裕
フリッツ ジョン・ラッツェンバーガー 立木文彦
雲の街の警官 フリー あべそういち
おしゃれ女子の感情たち、ママのビビリ ラシダ・ジョーンズ 野一祐子
ネズミ ロニー・デル・カルメン 小島敬介
列車の作業員 石田明(NON STYLE
ガリガリガリクソン
岩橋良昌(プラスマイナス)
翻訳:いずみつかさ、翻訳監修:ジェームズ・ハバート、演出:向山宏志、音楽演出:市之瀬洋一、日本語版制作:スタジオ・エコー

主題歌編集

日本語吹き替え版主題歌編集

愛しのライリー
作詞:吉田美和、作曲:中村正人、歌・編曲:DREAMS COME TRUEDCT records / NAYUTAWAVE RECORDS

製作編集

2009年8月、監督のピート・ドクターが共同監督のロニー・デル・カルメンとプロデューサーのジョナス・リヴェラと2日間かけ、映画のアイディアを話したという。ドクターは同年10月にジョン・ラセターにゴーサインをもらい、2010年に本格的に映画製作が始動した[5]。スタッフは製作始動時の2010年はたった8人だったが、最終的に2014年には207人まで増えた[5]

製作期間は約5年で、8-9本の長編映画ができるくらいの脚本を作り、試行錯誤を重ねながら脚本を練り上げていったという[6]。ドクターは、自身の娘の成長や感情の変化に戸惑う気持ちが本作を作るきっかけになったと話している[7]。また、映画を作るために8人-10人の神経科学者たちと意見を交わしたという[8]

5つの感情をつかさどるキャラクターのうち、キャラクターが完成した順番は、1番目がヨロコビ、2番目がビビリ、3番目がカナシミ、4番目がイカリ、最後がムカムカで、ビビリが2番目の理由はビビリとヨロコビを主人公に予定していたときがあったためである(最終的な脚本では、ヨロコビとカナシミが主軸となって物語が進行している)[9]。ヨロコビのデザインは、妖精や体操選手、オードリー・ヘプバーンを参考に作られた[9]

公開編集

1億7500万ドルの製作費に対して、2015年10月11日時点で、全世界で8億1880万ドル(うちアメリカで3億5540万ドル)の興行収入を記録した[10]

受賞編集

映画賞 結果
2015年 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 2015[11] アニメーション映画賞 受賞
作品賞トップ10 入賞
第81回ニューヨーク映画批評家協会賞[12] アニメーション映画賞 受賞
第4回ボストン・オンライン映画批評家協会賞 アニメ映画賞 受賞
第41回ロサンゼルス映画批評家協会賞[13] アニメ映画賞 次点
第36回ボストン映画批評家協会賞[14] アニメ映画賞 受賞
第19回オンライン映画批評家協会賞[15] アニメ映画賞 受賞
作品賞 ノミネート
オリジナル脚本賞 ノミネート
第19回トロント映画批評家協会賞[16] アニメーション映画賞 次点
AFIアワード 2015[17] 映画部門 受賞
2016年 第20回カプリ・ハリウッド国際映画祭[18] アニメ映画賞 受賞
第73回ゴールデングローブ賞[19][20] アニメ映画賞 受賞
第21回放送映画批評家協会賞[21] アニメーション映画賞 受賞
第27回アメリカ製作者組合賞[22][23] アニメーション映画部門 受賞
第43回アニー賞[24][25] 作品賞 受賞
監督賞 受賞
声優賞 受賞
音楽賞 受賞
美術賞 受賞
脚本賞 受賞
キャラクターデザイン賞 受賞
絵コンテ賞 受賞
編集賞 受賞
キャラクターアニメーション賞(長編アニメーション) 受賞
第69回英国アカデミー賞[26] アニメーション賞 受賞
第52回アメリカ映画音響協会賞[27] 長編アニメ映画部門 受賞
第20回サテライト賞[28][29] アニメまたはミクストメディア映画 受賞
脚本賞 ノミネート
第88回アカデミー賞[30][31] 長編アニメーション賞 受賞
脚本賞 ノミネート
第63回ゴールデン・リール賞[32] 映画(英語または外国語)アニメ部門 受賞
エンパイア賞 2016 [33] アニメ映画賞 受賞
2016 キッズ・チョイス・アワード[34] お気に入りのアニメ映画 未決定

テレビ放送編集

2017年6月16日に『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系列)で地上波初放送され、視聴率は8.3%を記録した。本編ラストには特別短編として字幕版短編エピソードが放送された。

  • 短編エピソード
  • ムカムカ”5秒ルール”(“We are not eating that”)
  • ヨロコビ”とっさの判断”
  • カナシミ”泣こう”

トピックス編集

ライリーの嫌いな食べ物は、字幕版は「ブロッコリー」だが、日本語吹替版では「ピーマン」になっている[35]。これは、子供が嫌いな食べ物がアメリカではブロッコリーが上位だが、日本はピーマンやニンジンが上位のためで、製作のディズニーによると、「日本の観客に本作を自分の物語として楽しんでもらいたい」という意図から変更されている[35]。また、その意図から感情たちの役名も日本語版をはじめ世界42言語版で、それぞれの「感情」を表す言葉が役名に付けられている[35]

本作の公開前、漫画を原作にした実写映画『脳内ポイズンベリー』が公開されており、設定や雰囲気が似ていると話題になった[36]。感情などを表すキャラクターが議論をする脳内を描いた作品は、『Reason and Emotion』(1943年)や『Herman's Head』(1991年)など過去にも存在する[37]。特に、ディズニー製作の短編アニメ『Reason and Emotion』はインスピレーションを受けた作品の1つであると、ピート・ドクター監督はインタビューで語っている[38]

脚注編集

  1. ^ a b Inside Out (2015) - Box Office Mojo”. 2016年2月6日閲覧。
  2. ^ 2015年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  3. ^ a b ディズニー/ピクサー最新作、竹内結子&大竹しのぶが吹き替え声優に!”. シネマトゥデイ (2015年4月27日). 2015年6月18日閲覧。
  4. ^ 佐藤二朗「難しい」ディズニー映画で声優初挑戦”. スポーツ報知 (2015年6月29日). 2015年6月29日閲覧。
  5. ^ a b 『インサイド・ヘッド』特集:ピクサーの頭の中。第2回 どうやってピクサー映画はできるの?”. シネマトゥデイ. 2015年10月13日閲覧。
  6. ^ 『インサイド・ヘッド』特集:ピクサーの頭の中。第4回 監督&プロデューサーにインタビュー!”. シネマトゥデイ. 2015年10月13日閲覧。
  7. ^ ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』- 主役は人間の“感情””. Fashion Press (2015年3月3日). 2015年3月10日閲覧。
  8. ^ 『インサイド・ヘッド』特集:ピクサーの頭の中。第6回 頭の中をのぞこう!”. シネマトゥデイ. 2015年10月13日閲覧。
  9. ^ a b 『インサイド・ヘッド』特集:ピクサーの頭の中。第3回 キャラクターの作り方”. シネマトゥデイ. 2015年10月13日閲覧。
  10. ^ Inside Out (2015)”. Internet Movie Database. 2015年10月4日閲覧。
  11. ^ 作品賞は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』!ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞発表”. シネマトゥデイ (2015年12月2日). 2015年12月2日閲覧。
  12. ^ NY映画批評家協会賞はトッド・ヘインズ監督「キャロル」が作品賞&監督賞”. 映画.com (2015年12月4日). 2015年12月8日閲覧。
  13. ^ LA批評家協会賞は「マッドマックス」が最多3冠 作品賞は「スポットライト」”. 映画.com (2015年12月7日). 2015年12月8日閲覧。
  14. ^ ボストン映画批評家協会賞「スポットライト」が作品賞受賞”. 映画.com (2015年12月7日). 2015年12月8日閲覧。
  15. ^ オンライン映画批評家協会賞は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が4冠”. 映画.com (2015年12月15日). 2015年12月16日閲覧。
  16. ^ The Toronto Film Critics Association names Todd Haynes’ Carol the Best Film of the Year”. TFCA (2015年12月14日). 2015年12月17日閲覧。
  17. ^ 「スター・ウォーズ フォースの覚醒」がAFIアワードにランクイン”. 映画.com (2015年12月18日). 2015年12月18日閲覧。
  18. ^ クエンティン・タランティーノ『ヘイトフル・エイト』が4冠!”. シネマトゥデイ (2016年1月7日). 2016年1月7日閲覧。
  19. ^ ゴールデングローブ賞「キャロル」が最多ノミネート、坂本龍一は作曲賞候補に”. 映画ナタリー (2015年12月11日). 2015年12月11日閲覧。
  20. ^ ゴールデングローブ賞結果発表、「レヴェナント:蘇えりし者」が最多3部門制す”. 映画ナタリー (2016年1月11日). 2016年1月18日閲覧。
  21. ^ 「マッドマックス」が放送映画批評家協会賞で最多9冠、トムハ&シャーリーズも受賞”. 映画ナタリー (2016年1月18日). 2016年1月18日閲覧。
  22. ^ 米製作者組合賞ノミネート発表”. 映画.com (2016年1月6日). 2016年1月8日閲覧。
  23. ^ 米製作者組合賞、「マネー・ショート 華麗なる大逆転」が勝利する波乱!”. 映画.com (2016年1月25日). 2016年1月25日閲覧。
  24. ^ 『思い出のマーニー』『バケモノの子』がアニー賞にノミネート!”. シネマトゥデイ (2015年12月2日). 2015年12月2日閲覧。
  25. ^ 「インサイド・ヘッド」がアニー賞最多10部門に輝く、高畑勲は功労賞を獲得”. 映画ナタリー (2016年2月7日). 2016年2月8日閲覧。
  26. ^ 英国アカデミー賞で「レヴェナント」5冠、トム・クルーズがディカプリオを祝福”. 映画ナタリー (2016年2月15日). 2016年2月15日閲覧。
  27. ^ 「レヴェナント」が映画音響協会賞を受賞”. 映画.com (2016年2月23日). 2016年2月24日閲覧。
  28. ^ サテライト賞ノミネート発表”. 映画.com (2015年12月3日). 2015年12月8日閲覧。
  29. ^ 作品賞は『スポットライト 世紀のスクープ』 ディカプリオにまた栄冠! 第20回サテライト・アワード発表”. シネマトゥデイ (2016年2月26日). 2016年2月26日閲覧。
  30. ^ アカデミー賞ノミネーション発表、「レヴェナント」12部門、「マッドマックス」10部門”. 映画ナタリー (2016年1月15日). 2016年1月15日閲覧。
  31. ^ 88th ANNUAL ACADEMY AWARDS 第88回アカデミー賞特集 ノミネート&結果一覧”. シネマトゥデイ. 2016年2月29日閲覧。
  32. ^ 『レヴェナント』と『マッドマックス』が同時受賞!”. シネマトゥデイ (2016年3月2日). 2016年3月2日閲覧。
  33. ^ “『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が最多受賞!2016年エンパイア賞発表”. シネマトゥデイ. (2016年3月25日). http://www.cinematoday.jp/page/N0081370 2016年3月25日閲覧。 
  34. ^ 『アベンジャーズ』が最多5部門!2016年キッズ・チョイス・アワードノミネーション発表(2/2)”. シネマトゥデイ (2016年2月8日). 2016年2月8日閲覧。
  35. ^ a b c ブロッコリーをピーマンに変更! ディズニー/ピクサーのこだわり発見”. ORICON (2015年7月22日). 2015年7月23日閲覧。
  36. ^ またディズニーか!? ピクサー新作『インサイド・ヘッド』が『脳内ポイズンベリー』と激似で、パクリ疑惑勃発”. Otapol. 2015年12月1日閲覧。
  37. ^ Richard J. Leskosky: Mental processes as characters nothing new”. The News-gazette. 2015年12月1日閲覧。
  38. ^ See What 'Inside Out' Has in Common With a Disney World War II Propaganda Short”. Yahoo.com. 2015年12月1日閲覧。

外部リンク編集