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ウインブライト(Win Bright[1])は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2017年スプリングステークス(GII)、福島記念(GIII)、2018年2019年中山記念(GII)、2019年の中山金杯(GIII)、クイーンエリザベス2世カップ(G1)。

ウインブライト
Win Bright - Japanese Derby 2017 (34952522675).jpg
第84回東京優駿パドック(2017年5月28日)
欧字表記 Win Bright[1]
香港表記 勝出光采
品種 サラブレッド
性別
毛色 芦毛
生誕 2014年5月12日(5歳)
ステイゴールド
サマーエタニティ
母の父 アドマイヤコジーン
生国 日本の旗 日本北海道新冠町
生産 コスモヴューファーム
馬主 (株)ウイン
調教師 畠山吉宏美浦
競走成績
生涯成績 18戦8勝
中央:17戦7勝
海外:1戦1勝
獲得賞金 中央:2億9952万3000円
海外:1368万香港ドル
(2019年4月28日現在)
 
勝ち鞍
GI クイーンエリザベス2世カップ 2019年
GII 中山記念 2018・2019年
GII スプリングステークス 2017年
GIII 福島記念 2017年
GIII 中山金杯 2019年
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目次

戦績編集

デビュー前編集

2014年5月12日、北海道新冠町コスモヴューファームで誕生。一口馬主法人「ウインレーシングクラブ」から総額3,200万円(1口8万円×400口)で募集された[2]

2歳(2016年)編集

美浦畠山吉宏厩舎に入厩。デビューから坂路で好時計を記録し、陣営の期待は高かった[3]。6月26日の新馬戦で、姉ウインファビラスの主戦も務める松岡正海とのコンビでデビュー。しかし、直線で伸びを欠き、6着に沈んだ。翌月の未勝利戦では内田博幸に乗り替わったが、ここでも5着と期待を裏切るレースが続いた[4]

その後は成長を促すために北海道で夏を過ごし[5]、11月12日の未勝利戦で復帰。この休養で馬体が良化し、デビュー3戦目での初勝利を挙げた。その後、ひいらぎ賞(500万下)で2着となり、2歳シーズンを終える[6]

3歳(2017年)編集

年明け初戦の若竹賞(500万下)では4コーナーから長く脚を使い、2勝目を挙げる[7]。続くスプリングステークス(GII)ではコーナーで積極的に捲っていき、直線半ばで先頭に立つと後続の追撃を抑えて重賞初制覇を果たした[5]。しかし、馬体重は前走比マイナス12キロと大幅に減らしており、鞍上の松岡もレース後に「若竹賞の時の方が具合の良さを感じる部分もあった」と語った[6]

春のクラシックではいずれも8枠17番という不利な枠を引いたこともあり皐月賞(GI)8着、東京優駿(GI)15着と結果が出なかった。秋は毎日王冠(GII)10着を叩いて、福島記念(GIII)で重賞2勝目を挙げた[4]

4歳(2018年)編集

中山金杯(GIII)2着の後、中山記念(GII)に出走。GI馬が3頭揃ったが、中山芝1800mはここまで2戦2勝の得意条件であり、ペルシアンナイトに次ぐ2番人気に推される。レースでは逃げ粘るマルターズアポジーを捉え、ゴール前で差し返してきたアエロリットもクビ差退けて重賞3勝目を挙げた[8]大阪杯(GI)では急激にペースが上がった3コーナー地点から付いていけなくなり、12着と大敗した[9]。大阪杯後は回復が遅れ、富士ステークス(10着)で復帰。叩き2戦目はマイルチャンピオンシップに出走して9着となり、シーズンを終えた[10]

5歳(2019年)編集

前年と同様、中山金杯から始動。トップハンデの58キロを背負ったが、直線で外から差し切り勝ちを収め、前年僅差2着の雪辱を果たした。これで重賞は4勝目となり、得意の中山では重賞3勝目となった。主戦の松岡正海は「重賞はいっぱい勝ったのでもう1つ上の位のレースを勝ちたい」とコメントした[11]。その後、松岡がレース翌日の1月6日にパドックで騎乗予定馬に蹴られ右腕の尺骨を骨折するというアクシデントに見舞われたが、自然治癒だと完治に3ヶ月程度かかるところを、「中山記念の2週前から乗りたいから」とプレートを埋める手術を受けて1ヶ月で現場復帰した[12]ため、松岡とのコンビ継続のまま前年と同じく中山記念に出走。レースは4番手と好位につけ、最後の直線でラッキーライラックをクビ差で差し切り連覇を達成した[13]。なおこの優勝により、本馬の父ステイゴールドは史上5頭目の産駒JRA重賞通算100勝を達成した[14]

レース後、陣営は次走を優先出走権を獲得した大阪杯ではなく、香港チャンピオンズデーに開催されるクイーンエリザベス2世カップを選択。3月27日に招待を受け、リスグラシューディアドラとともに参戦することになった。レースは最内の1番ゲートから発走。スタートで出遅れるも好位につけ、最後の直線で前年の優勝馬であるパキスタンスターをかわし、追い込んできた前年の香港ヴァーズ優勝馬エグザルタントを3/4馬身差で抑えて優勝。松岡にとってはマイネルキッツで優勝した2009年天皇賞・春以来10年ぶりのGI優勝となり、ステイゴールド産駒としては初の海外国際GI優勝馬となった[15]

競走成績編集

以下の内容は、netkeiba.comの情報[4]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2016.06.26 東京 2歳新馬 芝1600m(良) 13 7 10 002.10(1人) 06着 R1:51.6(35.4) -0.8 0松岡正海 54 ニシノアップルパイ 450
0000.07.24 福島 2歳未勝利 芝1800m(良) 15 8 14 004.00(2人) 05着 R1:51.4(36.9) -0.4 0内田博幸 54 フラワープレミア 448
0000.11.12 東京 2歳未勝利 芝1800m(稍) 13 6 8 008.70(4人) 01着 R1:49.2(34.6) -0.2 0松岡正海 55 (マイネルラプティス) 462
0000.12.17 中山 ひいらぎ賞 芝1600m(良) 13 6 9 013.40(4人) 02着 R1:35.0(34.9) -0.2 0松岡正海 55 アウトライアーズ 466
2017.01.21 中山 若竹賞 芝1800m(良) 14 7 12 001.90(1人) 01着 R1:48.3(34.7) -0.3 0松岡正海 56 (マイネルズイーガー) 472
0000.03.19 中山 スプリングS GII 芝1800m(良) 11 8 10 008.10(5人) 01着 R1:48.4(35.5) -0.1 0松岡正海 56 (アウトライアーズ) 460
0000.04.16 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 8 17 014.70(6人) 08着 R1:58.3(34.5) -0.5 0松岡正海 57 アルアイン 466
0000.05.28 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 8 17 133.6(12人) 15着 R2:28.4(34.8) -1.5 0松岡正海 57 レイデオロ 472
0000.10.08 東京 毎日王冠 GII 芝1800m(良) 12 8 11 087.30(9人) 10着 R1:46.2(33.7) -0.6 0松岡正海 55 リアルスティール 468
0000.11.12 福島 福島記念 GIII 芝2000m(良) 15 2 3 005.40(2人) 01着 R2:00.2(35.3) -0.0 0松岡正海 54 スズカデヴィアス 470
2018.01.06 中山 中山金杯 GIII 芝2000m(良) 17 1 1 004.90(2人) 02着 R1:59.8(34.8) -0.0 0松岡正海 56 セダブリランテス 480
0000.02.25 中山 中山記念 GII 芝1800m(良) 10 5 5 005.30(2人) 01着 R1:47.6(34.9) -0.0 0松岡正海 56 アエロリット 474
0000.04.01 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 16 6 11 037.00(9人) 12着 R1:59.7(35.4) -1.5 0松岡正海 57 スワーヴリチャード 468
0000.10.20 東京 富士S GIII 芝1600m(良) 18 2 4 053.1(10人) 10着 R1:32.5(34.4) -0.8 0松岡正海 58 ロジクライ 476
0000.11.18 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 5 9 209.4(14人) 09着 R1:33.7(34.5) -0.4 0松岡正海 57 ステルヴィオ 478
2019.01.05 中山 中山金杯 GIII 芝2000m(良) 16 6 11 008.40(3人) 01着 R1:59.2(34.9) -0.1 0松岡正海 58 ステイフーリッシュ 490
0000.02.24 中山 中山記念 GII 芝1800m(良) 11 1 1 007.00(5人) 01着 R1:45.5(33.7) -0.0 0松岡正海 57 ラッキーライラック 492
0000.04.28 沙田 QE2世C G1 芝2000m(良) 13 1 4 048.0(10人) 01着 R1:58.81 -0.14 0松岡正海 57 (Exultant) 483
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す
  • 競走成績は2019年4月28日現在

血統表編集

ウインブライト血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

ステイゴールド
1994 黒鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Fiower
父の母
ゴールデンサッシュ
1988 栗毛
*ディクタス Sanctus
Dronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ

サマーエタニティ
2005 芦毛
アドマイヤコジーン
1996 芦毛
Cozzene Caro
Ride the Trails
アドマイヤマカディ *ノーザンテースト
*ミセスマカディー
母の母
オールフォーゲラン
1993 黒鹿毛
*ジェイドロバリー Mr. Prospector
Number
ミスゲラン マルゼンスキー
ゲラン
母系(F-No.) ミスブゼン系(FN:18) [§ 3]
5代内の近親交配 ノーザンテースト4×4=12.50%、Nijinsky5・5(母内)=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ ウインブライト 5代血統表2018年5月5日閲覧
  2. ^ ウインブライト 5代血統表2018年5月5日閲覧
  3. ^ ウインブライト 5代血統表2018年5月5日閲覧
  4. ^ ウインブライト 5代血統表2018年5月5日閲覧

出典編集

  1. ^ a b ウインブライト|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ 所属馬詳細/ウインレーシングクラブ. 2018年5月5日閲覧
  3. ^ 【POG】ウインブライト絶賛の素材. デイリースポーツ(2016年6月22日付). 2018年5月6日閲覧
  4. ^ a b c ウインブライト”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2018年5月5日閲覧。
  5. ^ a b クラシックへ新星誕生!松岡ウインブライト「初めて乗った時から期待していた」. 競馬ラボ(2017年3月19日付). 2018年5月6日閲覧
  6. ^ a b 【松岡正海騎手】成長途上で重賞制覇!底知れない魅力あふれるウインブライト. 競馬ラボ(2017年4月9日付). 2018年5月5日付
  7. ^ 【若竹賞】ウインブライトが好調松岡のリードで快勝!. サンケイスポーツ(2017年1月21日付). 2018年5月6日閲覧
  8. ^ 【中山記念】ウインブライトがGI馬3頭を撃破. サンケイスポーツ(2018年2月25日付). 2018年5月6日閲覧
  9. ^ 【大阪杯】8番人気のダンビュライトは6着 浜中「バテずに頑張っている」. スポーツ報知(2018年4月1日付). 2018年5月6日閲覧
  10. ^ 【中山金杯】ウインブライト復活へ仕上がり文句なし!. サンケイスポーツ(2019年1月4日付). 2018年1月5日閲覧
  11. ^ 【中山金杯】ウインブライト重賞4勝目!松岡喜び爆発「子どもと嫁さんに勝つ約束していた」. スポーツニッポン(2019年1月5日付). 2019年1月5日閲覧
  12. ^ 骨折の松岡騎手が復帰「追い切り次第で今週から」. 日刊スポーツ(2019年2月5日付). 2019年4月29日閲覧
  13. ^ 【中山記念】ウインブライト連覇 松岡と人馬一体、さぁG1獲りだ. デイリースポーツ(2019年2月25日付). 2019年4月29日閲覧
  14. ^ 【中山記念】ステイゴールドが史上5頭目の産駒JRA重賞100勝を達成”. 2019年4月29日閲覧。
  15. ^ 【QE2世C】松岡&ウインブライトが海外G1初制覇. デイリースポーツ(2019年4月28日付). 2019年4月29日閲覧
  16. ^ a b ウインブライトの血統表 | 競走馬データ. netkeiba.com. 2018年5月5日閲覧

外部リンク編集