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ペルシアンナイト (英: Persian Knight)は、日本競走馬2017年マイルチャンピオンシップ(GI)の勝ち馬である。馬名の由来はペルシャの騎士である。

ペルシアンナイト
Persian Knight, Keita Tosaki - Japanese Derby 2017 (34788936172).jpg
第84回東京優駿パドック
(2017年5月28日)
欧字表記 Persian Knight[1]
香港表記 波斯劍客[2]
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2014年3月11日(5歳)
ハービンジャー
オリエントチャーム
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本北海道安平町
生産 追分ファーム
馬主 G1レーシング
調教師 池江泰寿栗東
競走成績
生涯成績 18戦4勝
中央:17戦4勝
海外:1戦0勝
獲得賞金 3億4415万8000円
(2019年6月2日現在)
 
勝ち鞍
GI マイルチャンピオンシップ 2017年
GIII アーリントンカップ 2017年
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目次

戦績編集

2歳(2016年)編集

2016年8月21日小倉の新馬戦に1番人気で出走、好位でレースを進めると直線で楽に抜け出し、ハッシュタグに3馬身差をつけデビュー戦を飾った[3]。2戦目のアイビーステークスは中団追走から直線で外から追い上げるもソウルスターリングの2着と惜敗[4]。その後、12月11日のこうやまき賞は好位追走から直線で馬群を割って抜け出し2勝目を挙げる[5]

3歳(2017年)編集

年明け初戦となった2017年1月8日のシンザン記念は1番人気に推されたが、重馬場がこたえて3着に終わる。2月25日のアーリントンカップは中団のやや後方を追走すると直線で一気にスパートしレッドアンシェルに3馬身差をつけ重賞初制覇を飾る[6]。4月16日の皐月賞は後方追走から直線で馬場の内を突いて抜け出すものの同厩舎のアルアインの強襲にあいクビ差の2着に敗れる[7]。5月28日の日本ダービーは主戦騎手のミルコ・デムーロアドミラブルに騎乗するため、戸崎圭太に乗り替わったが7着に終わる[8]。 秋に入り、10月21日の富士ステークスエアスピネルに次ぐ2番人気で出走したが、不良馬場もあってか5着に敗れる[9]。11月19日のマイルチャンピオンシップでは道中は後方に控え、直線で鋭く脚を伸ばすと最後は中団から抜け出したエアスピネルをゴール前で捕らえ、ハナ差でGI初制覇を飾る[10]。3歳馬 (旧齢4歳)によるマイルCS制覇は2000年アグネスデジタル以来17年ぶりである。

4歳(2018年)編集

2月25日の中山記念から始動し1番人気に推されたが、スタートで出遅れて後方からの競馬となり、直線では最後方から前を追ったものの5着に終わった[11]。続いて4月1日の大阪杯に出走。6番人気まで人気を落としたが、中団に位置を取って直線では大外から追い込んで2着に入った[12][13]。6月3日の安田記念ではスワーヴリチャードに次ぐ2番人気の支持を受けたが、直線では何度も前を塞がれる不利を受け、最後は伸びたものの6着に終わった[14]

10月20日の富士ステークスはメンバー中最も重い59kgを背負ったこともあり4番人気での出走となり、直線では進路が狭くなった影響を受けて伸びきれず5着となった[15]。次走は連覇を目指して11月18日のマイルチャンピオンシップに出走。安田記念馬モズアスコット毎日王冠を逃げ切ったアエロリットに次ぐ3番人気に推された。中団から競馬を進めて直線では内を突いて追い込んだが、ゴール前で叩き合いとなった3歳馬ステルヴィオにアタマ差及ばず2着に惜敗した[16][17]。その後は年内最終戦として12月9日の香港マイルにモズアスコット、ヴィブロスと共に出走。JRA内のオッズでは4連勝で臨んでいた現地のビューティージェネレーションに次ぐ2番人気の支持を受けた。道中では後方に待機し、直線で外に持ち出して前を追ったが、優勝したビューティージェネレーションから離された5着に敗れた[18][19]

5歳(2019年)編集

年内初戦には3月10日の金鯱賞を選択。上がり馬エアウィンザー、2017年2歳王者ダノンプレミアム、アルアインに次ぐ4番人気での出走となった。6番手で競馬を進めて直線で脚を伸ばしたものの、上位3頭からは離された4着に終わった[20][21]。その後は3月31日の大阪杯に出走。昨年の有馬記念勝ち馬ブラストワンピース、昨年のジャパンカップアーモンドアイの2着に入ったキセキに次ぐ3番人気に推されたが、直線で伸びずにデビュー以来初の二桁着順となる11着に大敗した[22]

6月2日の安田記念はアーモンドアイとダノンプレミアムの二強対決が注目を集めたが、本馬を管理する池江泰寿調教師が「生涯最高のデキ」と語るほどの好状態で出走した[23][24]。しかしレースではスタート直後に大外16番枠のロジクライが内に斜行し[25]、15番枠のダノンプレミアムや14番枠のアーモンドアイが大きな不利を受け、13番枠の本馬はアーモンドアイと内のロードクエストに挟まれて進路を塞がれる形となり、終始後方のまま10着で入線。レース後には鞍上のデムーロが「ノーコメント。信じられない」と取材を拒否する事態となった[26]

競走成績編集

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2016.08.21 小倉 2歳新馬 芝1800m(良) 10 8 10 001.50(1人) 01着 R1:53.1(35.3) -0.5 川田将雅 54kg (ハッシュタグ)
0000.10.22 東京 アイビーS OP 芝1800m(良) 9 8 9 002.40(1人) 02着 R1:49.2(33.9) -0.3 川田将雅 55kg ソウルスターリング
0000.12.11 中京 こうやまき賞 芝1600m(良) 13 4 4 001.30(1人) 01着 R1:35.4(33.9) -0.2 秋山真一郎 55kg (ジュンヴァリアス)
2017.01.08 京都 シンザン記念 GIII 芝1600m(重) 15 3 5 002.40(1人) 03着 R1:37.8(37.5) -0.2 M.デムーロ 56kg キョウヘイ
0000.02.25 阪神 アーリントンC GIII 芝1600m(良) 12 6 8 001.90(1人) 01着 R1:34.1(34.0) -0.5 M.デムーロ 56kg (レッドアンシェル)
0000.04.16 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 4 7 008.10(4人) 02着 R1:57.8(34.1) -0.0 M.デムーロ 57kg アルアイン
0000.05.28 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 6 11 011.90(6人) 07着 R2:27.2(33.7) -0.3 戸崎圭太 57kg レイデオロ
0000.10.21 東京 富士S GIII 芝1600m(不) 15 3 5 004.00(2人) 05着 R1:35.6(35.4) -0.8 M.デムーロ 55kg エアスピネル
0000.11.19 京都 マイルCS GI 芝1600m(稍) 18 8 18 008.80(4人) 01着 R1:33.8(33.9) -0.0 M.デムーロ 56kg (エアスピネル)
2018.02.25 中山 中山記念 GII 芝1800m(良) 10 4 4 002.10(1人) 05着 R1:47.9(34.4) -0.3 M.デムーロ 57kg ウインブライト
0000.04.01 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 16 3 5 016.30(6人) 02着 R1:58.3(33.7) -0.1 福永祐一 57kg スワーヴリチャード
0000.06.03 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 16 3 5 006.10(2人) 06着 R1:31.7(34.0) -0.4 川田将雅 58kg モズアスコット
0000.10.20 東京 富士S GIII 芝1600m(良) 18 7 13 006.30(4人) 05着 R1:32.2(33.8) -0.5 M.デムーロ 59kg ロジクライ
0000.11.18 京都 マイルCS GI 芝1600m(良) 18 1 2 006.50(3人) 02着 R1:33.3(33.9) -0.0 M.デムーロ 57kg ステルヴィオ
0000.12.09 沙田 香港マイル G1 芝1600m(良) 14 14 2 008.30(2人) 05着 R1:34.17 -0.65 M.デムーロ 57kg Beauty Generation
2019.03.10 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(稍) 13 5 6 007.00(4人) 04着 R2:00.8(34.7) -0.7 M.デムーロ 57kg ダノンプレミアム
0000.03.31 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 14 7 11 007.30(3人) 11着 R2:02.0(36.1) -1.0 M.デムーロ 57kg アルアイン
0000.06.02 東京 安田記念 GI 芝1600m(良) 16 7 13 036.20(8人) 10着 R1:31.8(32.7) -0.9 M.デムーロ 58kg インディチャンプ
  • 競走成績は2019年6月2日現在
  • 出典: [27]

血統表編集

ペルシアンナイト血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ダンジグ系
[§ 2]

ハービンジャー
Harbinger(英)
2006 鹿毛
父の父
Dansili
1996 鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
Hasili Kahyasi
Kerali
父の母
Penang Pearl
1996 鹿毛
Bering Arctic Tern
Beaune
Guapa Shareef Dancer
Sauceboat

オリエントチャーム
2002 鹿毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence(米)
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
*ニキーヤ
Nikiya(米)
1993 鹿毛
Nureyev Northern Dancer
Special
Reluctant Guest Hostage
Vaguely Royal
母系(F-No.) 9号族(FN:9-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer5×5×4=12.50% [§ 4]
出典
  1. ^ ペルシアンナイト 5代血統表2017年11月21日閲覧
  2. ^ ペルシアンナイト 5代血統表2017年11月21日閲覧
  3. ^ ペルシアンナイト 5代血統表2017年11月21日閲覧
  4. ^ ペルシアンナイト 5代血統表2017年11月21日閲覧

母の母ニキーヤの仔にゴールドアリュール、ゴールスキー(2010年マイルチャンピオンシップ3着、2014年根岸ステークス1着)、母の全姉ラバヤデールの仔にソロル(2014年マーチステークス1着、2017年小倉サマージャンプ1着)がいる。

出典編集

  1. ^ PERSIAN KNIGHT (C803) - Racing Information” (英語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2018年12月9日閲覧。
  2. ^ 波斯劍客 (C803) - 馬匹資料 - 賽馬資訊” (中国語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2018年12月9日閲覧。
  3. ^ ペルシアンナイトが断然人気に応え快勝/小倉新馬netkeiba.com、2017年11月19日閲覧
  4. ^ ソウルスターリングが抜け出しデビュー2連勝!/アイビーSnetkeiba.com、2017年11月19日閲覧
  5. ^ 【こうやまき賞】ペルシアンナイトが差し切りVサンケイスポーツ、2017年11月19日閲覧
  6. ^ ペルシアンナイト重賞初勝利 競馬のアーリントンカップ日本経済新聞、2017年11月19日閲覧
  7. ^ 【皐月賞】伏兵アルアインが三冠初戦を制す!サンケイスポーツ、2017年11月19日閲覧
  8. ^ 東京優駿|2017年05月28日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2019年3月30日閲覧。
  9. ^ 【富士S】エアスピネルが完勝でG1マイルCSへ王手 武豊「マイルが一番安定している」スポーツ報知、2017年11月19日閲覧
  10. ^ またミルコ! ペルシアンナイトが17年ぶりの3歳馬V! /マイルCSnetkeiba.com、2017年11月19日閲覧
  11. ^ 【中山記念レース後コメント】ウインブライト松岡正海騎手ら | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年3月30日閲覧。
  12. ^ 大阪杯ダイジェスト/勝ちタイムは1分58秒2 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年3月30日閲覧。
  13. ^ 【大阪杯】ペルシアンナイト2着 勝ち馬に脱帽「手も足も出ませんでした」 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年3月30日閲覧。
  14. ^ 【安田記念】ペルシアンナイト、直線さばけず6着” (日本語). サンスポZBAT!競馬 (2018年6月4日). 2019年3月30日閲覧。
  15. ^ 【富士S】59キロのペルシアンナイトは5着 M.デムーロ「直線で狭くなって危なかった」” (日本語). サンスポZBAT!競馬 (2018年10月20日). 2019年3月30日閲覧。
  16. ^ 【マイルCS】連覇狙ったペルシアンナイトは頭差2着 Mデムーロ「直線でばらけていれば…」” (日本語). スポーツ報知 (2018年11月18日). 2019年3月30日閲覧。
  17. ^ マイルCSダイジェスト/勝ちタイムは1分33秒3(良) | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年3月30日閲覧。
  18. ^ レース結果・回顧:2018年香港マイル 海外競馬発売 JRA”. jra.jp. 2019年3月30日閲覧。
  19. ^ 【香港マイル】ビューティージェネレーションが貫禄の連覇! ラストランのヴィブロスが2着健闘/海外競馬レース結果 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年3月30日閲覧。
  20. ^ 金鯱賞|2019年03月10日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2019年3月30日閲覧。
  21. ^ 【金鯱賞】ペルシアンナイト上位陣に及ばず4着 ミルコ「展開が向かなかった」” (日本語). サンスポZBAT!競馬 (2019年3月10日). 2019年3月30日閲覧。
  22. ^ 【大阪杯】ペルシアンナイト雪辱晴らせず11着…ミルコ「馬場合わず気にしていた」” (日本語). サンスポZBAT!競馬 (2019年3月31日). 2019年5月14日閲覧。
  23. ^ 【安田記念】巻き返し狙うペルシアンナイト池江師「生涯最高のデキだと思う」 | 競馬ニュース | 競馬ラボ” (日本語). www.keibalab.jp. 2019年6月14日閲覧。
  24. ^ 【安田記念】ペルシアンナイト池江師「生涯最高の出来」/ねぇさんのトレセン密着 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年6月14日閲覧。
  25. ^ 【安田記念】ロジクライ発走直後斜行…武豊が騎乗停止 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2019年6月14日閲覧。
  26. ^ 編集部. “JRA・M.デムーロ「武豊やらかし」安田記念にブチギレ騒動......「生涯最高の出来」ペルシアンナイト大敗に「取材拒否」の嵐”. GJ | 真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト. 2019年6月14日閲覧。
  27. ^ 競走成績:全競走成績|ペルシアンナイト”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年11月20日閲覧。

外部リンク編集