グリー (企業)

企業

グリー株式会社: GREE, Inc.)は、日本のインターネット企業である。ソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) の「GREE」を運営し、事業の中核としている。他社のゲームを模倣したゲームで利益を出すビジネスモデルで、ガラケー時代のゲームメーカーとしては急成長を遂げて時代の寵児となったものの、携帯ゲームの主戦場がスマートフォンに移ってからはそのモデルが通用せず、2013年以降は毎年20パーセント以上売り上げが縮小し続けている。

グリー株式会社
GREE, Inc.
GREE logo.svg
Roppongi-Mori-Tower-02.jpg
本社が所在する六本木ヒルズ森タワー
種類 株式会社
市場情報
東証1部 3632
2008年12月17日上場
本社所在地 日本の旗 日本
106-6190
東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー
設立 2004年平成16年)12月7日
業種 情報・通信業
法人番号 8010401055923
事業内容 インターネットゲーム事業 など
代表者 田中良和創業者代表取締役社長
資本金 22億75百万円(2015年6月現在)
発行済株式総数 240,740,000株(2015年6月現在)
売上高 653億6900万円(2017年6月期)
営業利益 79億9700万円(2017年6月期)
純利益 121億1600万円(2017年6月期)
純資産 1098億8300万円万円(2017年6月現在)
総資産 1229億5400万円(2017年6月30日現在)
従業員数 1424名(2017年9月30日現在)
決算期 6月30日
主要株主 田中良和 46.39%
KDDI 3.30%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口9) 3.09%
(2017年6月30日現在)
外部リンク corp.gree.net
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目次

概要編集

2004年2月21日、創業者の田中良和によって個人的な趣味として一人で開発されたGREEの後の利用者の増加により、個人での運営が困難な規模となったため、運営母体としてグリー株式会社が設立された。

本社は東京都港区に所在する。最初の本社の所在地は東京都港区白金で、1回目の本社移転以降は全て六本木に所在する(4丁目→3丁目→4丁目→6丁目)。

沿革編集

  • 7月 - グロービスキャピタルパートナーズに対して、第三者割当増資を実施。
  • 7月 - 東京都港区六本木4-11-13 ランディック六本木ビル6Fに本社移転。
  • 7月7日 - 欧米市場向けの戦略拠点を担っていた米子会社のGREE International Entertainment(GIE)を同日付で閉鎖し、海外でのゲーム開発事業から撤退すると発表した。

情勢編集

  • 2010年平成22年) - 2010年度の日本でのCM放送回数が1位になったと、CM総合研究所が報道した(2万4646回)。2位のソフトバンクモバイルの2倍以上。
  • 2011年平成23年)9月9日 - 東証1部の日次の売買代金でトヨタを抜いて連日1位と日経新聞で報道される。また、東京証券取引所の上場企業として時価総額が100位となり「大型株」となったと、日経クイックニュースで報道される。
  • 2011年平成23年)12月6日 - 世界最大級のゲームプラットフォームとなる「GREE Platform」の構築を発表。日本国内のGREEと買収した米OpenFeintを統合、現在の1.5億ユーザーを1年で3億ユーザーに倍増させ、将来的に10億ユーザーを目指すとしている。
  • 2012年平成24年)5月24日 - 「GREE Platform」正式展開開始。
  • 2015年平成27年) - 08年12月に上場して以来、初の最終赤字となった。

関連企業編集

主なグループ企業編集

主な関連企業編集

広告展開・スポンサー番組編集

現在の提供番組編集

過去の提供番組編集

GREE Labs編集

毎月、グリー株式会社主催の「オープンソーステクノロジー研究会」が開催される。また、取締役CTOである藤本真樹によるPHPフレームワーク「Ethna」の開発も行っている。

釣りゲー訴訟編集

  • 2012年平成24年)2月23日 - グリーが、自社の釣りゲーム「釣り★スタ」に似たゲーム配信による著作権侵害を受けたとしてディー・エヌ・エー(DeNA)に対し配信差し止め損害賠償を求めていた訴訟について、東京地裁はDeNAによる著作権侵害を認め、配信差し止めと2億3,460万円の損害賠償支払いを命じた。DeNAは「主張が認められなかった」として即日控訴。
  • 2012年(平成24年)8月8日 - 控訴審の知財高裁高部眞規子裁判長)は、DeNAに対し配信差し止めと損害賠償支払いを命じた一審・東京地裁判決を取り消し、グリーの請求を棄却した。グリーは即日、上告を表明した[3]
  • 2013年(平成25年)4月16日 - 上告審の最高裁は、グリーの上告を棄却。これにより知財高裁の判決が確定した[4][5]

特許侵害問題編集

2017年、Supercellが開発・運営するゲーム、クラッシュ・オブ・クランクラッシュ・ロワイヤルに、グリーの保有する特許が使用されているとグリー側が主張し、訴訟を起こした特許問題により、Supercell側は特許侵害を否定するもクラッシュ・オブ・クラン及びクラッシュ・ロワイヤルの当分の一部機能削除が2018年1月に明らかとなり、Twitter上で「#グリーを許すな」というハッシュタグが、一時トレンド入りした[6]

グリー側は2018年1月24日付けで、「弊社では、上記の2アプリ(クラッシュ・オブ・クランとクラッシュ・ロワイヤル)を含めSupercell社が日本で配信中のゲームアプリにおいて、非常に多数の弊社保有特許を侵害している可能性があることを発見しました。2016年9月にSupercell社に対してその事実を伝えるとともに話し合いでの解決を提案いたしました。しかしながら、Supercell社は話し合いを拒否し、ゲームアプリの配信を継続したため、やむなく、上記特許のうち『クラッシュ・ロワイヤル』ならびに『クラッシュ・オブ・クラン』において使用されている十数件の特許の使用差止の仮処分を東京地方裁判所に申立て、損害賠償請求も順次提訴しております。」と発表した[7]

それに対してSupercell側は翌日アプリ内の通知より 「グリー株式会社は『友好的な解決』を行うためにスーパーセルに交渉を持ちかけたが、スーパーセルがそれを拒否したと書かれておりますが、この情報は正しくありません。

当初からグリー株式会社の担当者と話し合いを設けており、実際スーパーセルの経営陣はヘルシンキ(フィンランド)から東京に飛びグリー株式会社の担当と『公正かつ合理的、友好的な解決』を目指すため話し合いを行っておりました。しかし、残念ながらグリー株式会社の話し合いからは合理的な解決策を見出すことが出来ませんでした。

弊社と致しましては、特許侵害の事実はないと強く感じており、特許は無効で裁判所も同じ結論に至ると考えております。しかし、グリー株式会社が特許権侵害の仮処分命令申立てを行ったため、係争中であっても日本のお客様が引き続き弊社のアプリを遊ぶことができるよう、予防策として特定の機能をアプリ内から削除しました。」と反論した。

これに対してグリー株式会社側は『弊社が2016年9月にSupercell社に弊社保有特許の侵害の可能性を伝えてから、2017年5月に東京地方裁判所に仮処分の申し立てを行うまで、弊社から話し合いを求め、和解案も示しましたが、Supercell社はこれを拒否し、和解のための対案を示すことも無かったため、やむなく申し立てを行いました。 なお、Supercell社の経営陣が来日し弊社と話し合いを行ったのは2017年12月下旬です。そこで初めてSupercell社から対案が示されましたが、合意に至ることはできませんでした。

本来2社間で話し合いの上、解決されることが望ましいと考えておりますので、引き続き対話による解決を目指してまいります。』と、HPに追記した。

脚注編集

外部リンク編集