ジェフ・ブリッジス(Jeff Bridges, 1949年12月4日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の俳優

ジェフ・ブリッジス
Jeff Bridges
Jeff Bridges
2017年
生年月日 (1949-12-04) 1949年12月4日(74歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス
活動期間 1951年 -
配偶者 スーザン・ゲストン(1977年 - )
著名な家族 ロイド・ブリッジス(父)
ドロシー・ブリッジス(母)
ボー・ブリッジス(兄)
ジョーダン・ブリッジス(甥)
主な作品
 
受賞
アカデミー賞
主演男優賞
2009年クレイジー・ハート
ロサンゼルス映画批評家協会賞
主演男優賞
2009年『クレイジー・ハート』
放送映画批評家協会賞
主演男優賞
2009年『クレイジー・ハート』
アラン・J・パクラ賞
2001年ザ・コンテンダー
生涯功労賞
2022年
ゴールデングローブ賞
主演男優賞(ドラマ部門)
2009年『クレイジー・ハート』
セシル・B・デミル賞
2018年 生涯功労賞
全米映画俳優組合賞
主演男優賞
2009年『クレイジー・ハート』
その他の賞
テンプレートを表示

生い立ち 編集

父親は俳優のロイド・ブリッジス、母親は女優で詩人のドロシー・シンプソン。兄のボー・ブリッジスも俳優。ロサンゼルスで育ったが[1]、高校卒業後にニューヨークに移り、演技を学んだ。18歳からUnited States Coast Guard Reserveに参加し、8年間在籍した[2]

キャリア 編集

わずか1歳で俳優デビューしてから、『ラスト・ショー』(1971年)での演技を皮切りに60歳になるまで、米アカデミー賞では主・助演賞のノミネート歴が4回あったが受賞に至らなかった。2000年から数年、米国の雑誌などで『ハリウッドで最も過小評価されている俳優』ランキングでNo.1に選ばれ(ちなみに女優のトップはジェニファー・ジェイソン・リー)、『無冠の名優』とも言われたが、『クレイジー・ハート』(2009年)による5回目のノミネートで第82回アカデミー賞主演男優賞を受賞した。また、翌年公開の『トゥルー・グリット』でもアカデミー主演男優賞にノミネートされ、『最後の追跡(Hell or High Water)』(2016年・日本では劇場未公開)で第89回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。2019年には初のドラマ主演をすることが発表された。

私生活 編集

1970年代からは、俳優業以外でも写真家[3][4][5]・画家・ミュージシャン[6][7]などアーティストとしての多彩な顔を持つ。『天国の門』(1981年)の出演では、劇中に使われた木造家屋を撮影後に買い取り、自身が経営をはじめた牧場に運び現在も使用されているという[8]

また、出版した写真集やCDの売り上げの大半を飢餓に苦しむ子供達に寄付をする活動を長く続けている。

1977年に『荒野にさすらう若者たち』の撮影現場となった牧場で出会ったSusan Gestonと結婚[9][10]。3人の娘がいる。

2020年10月19日、ソーシャルメディアで悪性リンパ腫の治療中であると声明を発表[11]

主な出演作品 編集

映画 編集

公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1969 淋しい夜
Silent Night, Lonely Night
ジョン・ヤング テレビ映画
別題『聖なる夜』
1970 怒りを胸にふり返れ!
Halls of Anger
ダグラス
1971 ラスト・ショー
The Last Picture Show
デュアン・ジャクソン アカデミー助演男優賞ノミネート
1972 ゴングなき戦い
Fat City
アーニー
夕陽の群盗
Bad Company
ジェイク 山田昌人
1973 ロリ・マドンナ戦争
Lolly-Madonna XXX
ザック (吹き替え版なし)
ラスト・アメリカン・ヒーロー
The Last Anerican Hero
エルロイ・ジャクソン・Jr 橋本功(NETテレビ版)
氷人来たる
The Iceman Cometh
ドン・パリット
1974 サンダーボルト
Thuderbolt and Lightfoot
ライトフット アカデミー助演男優賞ノミネート 佐々木功(TBS版)
古川登志夫(機内上映版)
荒野にさすらう若者たち
Rancho Deluxe
ジャック・マッキー
1976 ステイ・ハングリー
Stay Hungry
クレイグ・ブレイク
キングコング
King Kong
ジャック・プレスコット 新克利(テレビ朝日旧版)
寺田誠(フジテレビ版)
大塚明夫(日本テレビ版)
山路和弘(テレビ朝日新版)
1978 シャレード'79
Somebody Killed Her Husband
ジェリー・グリーン
1979 大統領の堕ちた日
Winter Kills
ニック 日本劇場未公開 (吹き替え版なし)
1980 天国の門
Heaven's Gate
ジョン・L・ブリッジス 沢木郁也(TBS版)
1981 男の傷
Cutter's Way
リチャード・ボーン
1982 トロン
Tron
ケヴィン・フリン / クルー 小杉十郎太(ソフト版)
小川真司(フジテレビ版)
キスミー・グッバイ
Kiss Me Goodbye
ルパート
1984 カリブの熱い夜
Against All Odds
テリー・ブロガン 有川博(フジテレビ版)
加瀬康之(Netflix版)
スターマン/愛・宇宙はるかに
Starman
スターマン アカデミー主演男優賞ノミネート 津嘉山正種(テレビ朝日版)
1985 白と黒のナイフ
Jagged Edge
ジャック
1986 800万の死にざま
8 Million Ways to Die
マシュー(マット) 大塚明夫(TBS版)
モーニングアフター
The Morning After
ターナー・ケンダル ささきいさお(テレビ東京版)
1987 消えたセクシーショット
Nardine
ヴァーノン・ハイタワー
1988 タッカー
Tucker
プレストン・タッカー 津嘉山正種(日本テレビ版)
1989 いくつもの朝を迎えて
See You in the Morning
ラリー・リヴィングストン
恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
The Fabulous Baker Boys
ジャック・ベイカー 相沢正輝(ソフト版)
佐古雅誉(VHS版)
羽佐間道夫(テレビ東京版)
堀勝之祐(機内上映版)
1990 ラスト・ショー2
Texasville
デュアン・ジャクソン (吹き替え版なし)
1991 フィッシャー・キング
The Fisher King
ジャック 大塚明夫
1992 アメリカン・ハート
American Heart
ジャック・ケルソン
1993 失踪 妄想は究極の凶器
The Vanishing
バーニー 菅生隆之
フィアレス
Fearless
マックス・クライン (吹き替え版なし)
1994 ブローン・アウェイ/復讐の序曲
Blown Away
ジェームズ・ダブ 石塚運昇(ソフト版)
大塚明夫(テレビ朝日版)
1995 ワイルド・ビル
Wild Bill
ワイルド・ビル・ヒコック
1996 白い嵐
White Squall
クリストファー・シェルダン 大塚明夫
マンハッタン・ラプソディ
The Mirror Has Two Faces
グレゴリー・ラーキン
アメリカの片隅で 〜幸せのかたち〜
Hidden in America
ヴィンセント テレビ映画
兼製作総指揮
1998 ビッグ・リボウスキ
The Big Lebowski
ザ・デュード 山路和弘(VHS・旧DVD版)
菅生隆之(BD・新DVD版)
1999 隣人は静かに笑う
Arlington Road
マイケル・ファラディ 佐古正人(ソフト版)
小川真司(テレビ東京版)
ハリウッド・ミューズ
The Muse
ジャック・ウォリック
背信の行方
Simpatico
ライル・カーター
2000 ザ・コンテンダー
The Contender
ジャクソン・エヴァンズ大統領 アカデミー助演男優賞ノミネート 菅生隆之
2001 クリミナル・サスペクツ
Scenes of the Crime
ジミー
光の旅人 K-PAX
K-PAX
マーク・パウエル 佐々木勝彦
2003 ボブ・ディランの頭のなか
Masked and Anonymous
トム・フレンド (吹き替え版なし)
シービスケット
Seabiscuit
チャールズ・ハワード 磯部勉
2004 ドア・イン・ザ・フロア
The Door in the Floor
テッド・コール
2005 The Amateurs アンディ N/A
ローズ・イン・タイドランド
Tideland
ノア (吹き替え版なし)
2006 スティック・イット!
Stick It
バート・ヴィッカーマン
2007 サーフズ・アップ
Surf's Up
ギーク / ビッグZ 声の出演 マイク眞木
2008 アイアンマン
Iron Man
オバディア・ステイン / アイアンモンガー 土師孝也(ソフト版)
壤晴彦(テレビ朝日版)
セレブ・ウォーズ 〜ニューヨークの恋に勝つルール〜
How to Lose Friends & Alienate People
クレイトン・ハーディング 佳月大人
2009 最高の人生の選び方
The Open Road
カイル・ギャレット 石原辰己
わが心の友 愛犬デヴォン
A Dog Year
ジョン・キャッツ テレビ映画
クレイジー・ハート
Crazy Heart
バッド・ブレイク アカデミー主演男優賞受賞 壤晴彦
ヤギと男と男と壁と
The Men Who Stare at Goats
ビル・ジャンゴ 土師孝也
2010 トロン: レガシー
Tron: Legacy
ケヴィン・フリン 磯部勉
トゥルー・グリット
True Grit
ルースター・コグバーン アカデミー主演男優賞ノミネート 有川博
2013 ゴースト・エージェント/R.I.P.D.
R.I.P.D.
ロイ・パルシファー 壤晴彦
2014 ギヴァー 記憶を注ぐ者
The Giver
ギヴァー 兼製作 佐々木勝彦
セブンス・サン 魔使いの弟子
Seventh Son
マスター・グレゴリー 菅生隆之
2015 リトルプリンス 星の王子さまと私
The Little Prince
飛行士 声の出演 津川雅彦
2016 最後の追跡
Hell or High Water
マーカス・ハミルトン アカデミー助演男優賞ノミネート 宝亀克寿
2017 さよなら、僕のマンハッタン
The Only Living Boy in New York
W・F・ジェラルド 兼製作総指揮 (吹き替え版なし)
キングスマン:ゴールデン・サークル
Kingsman: The Golden Circle
シャンパン 菅生隆之
オンリー・ザ・ブレイブ
Only the Brave
ドゥエイン・スタインブリンク 楠見尚己
2018 ホテル・エルロワイヤル
Bad Times at the El Royale
ダニエル・フリン神父 菅生隆之
2019 スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
Spider-Man: Far From Home
オバディア・ステイン アーカイブ映像 土師孝也

テレビ 編集

放映年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1958-1960 潜水王マイク・ネルソン
Sea Hunt
Davey Crane / Jimmy / Boy / Kelly Bailey 4エピソードに出演
1962-1963 The Lloyd Bridges Show Various characters 3エピソードに出演 N/A
1965 勇者コルトン
The Loner
バド 1エピソードに出演
1969 FBIアメリカ連邦警察
The F.B.I.
Terry Shelton 1エピソードに出演
1970 ジグザグ
The Most Deadly Game
Hawk 1エピソードに出演
1983, 2010 サタデー・ナイト・ライブ
Saturday Night Live
本人 / ホスト Beau Bridges and Jeff Bridges/Randy Newman
Jeff Bridges/Eminem and Lil Wayne
N/A
2021 ザ・オールドマン~元CIAの葛藤
The Old Man
David Chase (吹き替え版なし)

参照 編集

  1. ^ McLellan, Dennis (2009年2月21日). “Dorothy Bridges dies at 93; 'the hub' of an acting family”. Los Angeles Times. http://www.latimes.com/news/obituaries/la-me-dorothy-bridges21-2009feb21,0,1331555.story 2009年4月23日閲覧。 
  2. ^ “Jeff Bridges Biography”. thespiannet. (Unknown). http://www.thespiannet.com/actors/B/bridges_jeff/jeff_bridges.shtml 2011年9月28日閲覧。 
  3. ^ powerHouse Books, 2003, ISBN 1-57687-177-0; Library of Congress control number: 2003046711
  4. ^ pictures”. 2012年9月15日閲覧。
  5. ^ "Pictures: Jeff Bridges" by Jeff Bridges. Published 2003.
  6. ^ Guitar Aficionado Magazine - Spring 2010
  7. ^ 歌唱力のある映画俳優No.1はジェフ・ブリッジス”. 映画.com (2011年9月2日). 2012年9月15日閲覧。
  8. ^ “Jeff Bridges Performing, Advocating at Democratic National Convention”. ROLLING STONE. (2012年9月4日). http://www.rollingstone.com/music/news/jeff-bridges-performing-advocating-at-democratic-national-convention-20120904 2012年9月15日閲覧。 
  9. ^ Stated on Inside the Actors Studio, 2003
  10. ^ Jeff Bridges: On Marriage”. Reader's Digest (2006年2月). 2008年9月9日閲覧。
  11. ^ ジェフ・ブリッジスが悪性リンパ腫を公表 俳優仲間から激励メッセージ”. シネマカフェ (2020年10月21日). 2020年11月24日閲覧。

外部リンク 編集