クリティクス・チョイス・アワード

アメリカ・カナダの年間映画賞

クリティクス・チョイス・アワード(Critics' Choice Awards)は、アメリカ合衆国カナダの映画批評家で組織するクリティクス・チョイス・アソシエーション英語版(CCA)が主催する映画賞[1]。1995年から2019年までは放送映画批評家協会が主催していたため、「放送映画批評家協会賞(Broadcast Film Critics Association Award)」の通称で知られていた。会員による投票が行われ、その年の12月にノミネート作品が発表、翌年1月に受賞作品が発表される。この他、CCA理事会の裁量で特別賞が授与される。毎年3月に開催されるアカデミー賞前哨戦の一つに位置付けられている。

クリティクス・チョイス・アワード
第29回クリティクス・チョイス・アワード
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
主催クリティクス・チョイス・アソシエーション英語版
初回1996年1月22日 (28年前) (1996-01-22)
公式サイトwww.criticschoice.com
テレビ/ラジオ放送
放送局The CW

歴史 編集

「クリティクス・チョイス・アワード」とは映画部門(クリティクス・チョイス・ムービー・アワード)とテレビ部門(クリティクス・チョイス・テレビジョン・アワード)の総称である[2]。創設当初は映画部門のみを指して「クリティクス・チョイス・アワード」としていたが、2011年に放送映画批評家協会の姉妹組織である放送テレビジャーナリスト協会がテレビ部門賞を創設したため、映画部門賞の名称を「クリティクス・チョイス・ムービー・アワード」と改名した。2019年に放送映画批評家協会と放送テレビジャーナリスト協会が合併して新たにクリティクス・チョイス・アソシエーション英語版が設立されたため、現在は同団体が映画賞を主催している[3]

2006年から2009年まではサンタモニカ市民公会堂英語版で授賞式を行っていたが、2010年から2012年まではハリウッド・パラディオン英語版で行われていた。授賞式のテレビ中継はエンターテイメント・テレビジョンが2000年から2004年まで担当し、2005年から2006年まではThe WB、2007年はエンターテイメント・テレビジョンが行い、2008年から2012年まではVH1が行っている[4]。2013年からはThe CWがテレビ中継を引き継ぎ[5]、第19回授賞式はサンタモニカ空港から中継された[6][7][8]。2015年から2016年までの放送はA&E英語版が行い[9]、2017年以降はThe CWが放送している。

授賞式は1月の第2週に開催されるが、これは映画賞シーズン英語版の幕開けを飾るゴールデングローブ賞の授賞式が1月の第1日曜日に開催されるため、開催日が重ならないように配慮しているためである。2022年はハリウッド外国人映画記者協会における多様性マネージメントの問題から第79回ゴールデングローブ賞のテレビ中継をNBCが拒否したため、CCAは第27回授賞式の授賞式及びテレビ放送日を1月の第1日曜日に行うことを計画した。その後、2021年10月26日までにTBS(The CWの姉妹局)との間にサイマル放送契約を締結し、新規視聴者層を開拓した[10][11][12]

受賞結果 編集

第1回(1995年) 編集

第2回(1996年) 編集

第3回(1997年) 編集

第4回(1998年) 編集

第5回(1999年) 編集

第6回(2000年) 編集

第7回(2001年) 編集

第8回(2002年) 編集

第9回(2003年) 編集

第10回(2004年) 編集

第11回(2005年) 編集

第12回(2006年) 編集

第13回(2007年) 編集

第14回(2008年) 編集

第15回(2009年) 編集

第16回(2010年) 編集

第17回(2011年) 編集

第18回(2012年) 編集

第19回(2013年) 編集

第20回(2014年) 編集

第21回(2015年) 編集

第22回(2016年) 編集

第23回(2017年) 編集

第24回(2018年) 編集

第25回(2019年) 編集

第26回(2020年) 編集

第27回(2021年) 編集

第28回(2022年) 編集

第29回(2023年) 編集

脚注 編集

  1. ^ BFCA”. Critics' Choice Awards. 2015年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月27日閲覧。
  2. ^ Critics' Choice Awards | Home”. Critics' Choice Awards. The Broadcast Film Critics Association. 2012年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月11日閲覧。
  3. ^ About the Critics Choice Association”. Critics Choice Association. 2023年1月27日閲覧。
  4. ^ VH1 becomes Critics' Choice”. Reuters (2007年5月21日). 2023年1月27日閲覧。
  5. ^ Weisman, Jon (2012年10月22日). “CW grabs Critics' Choice Movie Awards”. Variety. オリジナルの2012年12月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121228121345/http://www.variety.com/article/VR1118061085/ 2013年1月11日閲覧。 
  6. ^ Barker Hangar 3021 Airport Ave #203, Santa Monica, CA – Google Maps
  7. ^ Gelb, Andy. “Critics' Choice Movie Awards”. 2012年12月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月23日閲覧。
  8. ^ Bibel, Sara (2013年9月16日). “The CW to Broadcast the 'Critics Choice Movie Awards' & 'Critics Choice Television Awards' in 2014”. Zap2it. The CW press release. 2013年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月16日閲覧。
  9. ^ Kondolojy, Amanda (2014年10月7日). “A&E Network to Televise 'The Critics' Choice Awards'”. TV by the Numbers. 2015年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月7日閲覧。
  10. ^ "The 27th Annual Critics Choice Awards Returns to The CW Network on Sunday, January 9, 2022" (Press release). The CW. 12 May 2021. The Futon Criticより2023年1月27日閲覧
  11. ^ Gilbert, Matthew (2021年7月27日). “Critics Choice Awards out to replace Golden Globes”. Boston Globe. https://www.bostonglobe.com/2021/07/27/arts/critics-choice-awards-out-replace-golden-globes/ 2021年10月7日閲覧。 
  12. ^ Hammond, Peter (2021年10月26日). “TBS & CW To Simulcast 2022 Critics Choice Awards On January 9”. Deadline Hollywood. 2021年10月26日閲覧。

外部リンク 編集