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トリビュート・アルバム: tribute album)は、功績のある人物、グループに対して称賛するために作られるアルバムのこと。複数のミュージシャンによって対象となるミュージシャンの曲をカバーしたコンピレーション・アルバムのような形式になることが多い。

目次

概要編集

トリビュートとは「称賛・賛辞・尊敬・感謝」といった意味で、自分自身に大きく影響を与えたり、尊敬していたり、あこがれの存在であったりするアーティストに対して敬意を表すアルバムであり、単なるカバー曲集ではない。ミュージシャン以外では手塚治虫ATOM KIDS[1])やアイルトン・セナのトリビュート・アルバムが製作されたこともあった (A Tribute To Ayrton Senna[2]

1990年代後半から2000年代前半に日本国外のミュージシャン(特にHM/HR)を題材としたトリビュート盤が流行したが、単なるカバー大会に終わっているものや、無名の若手バンドの売名行為としか思えない作品など、粗製濫造が横行したため批判を呼び、現在はトリビュート・ブームは沈静化している。

かつて日本では、トリビュート・アルバムを追悼盤とする誤解があった。これは、亡くなった海外のアーティストのトリビュート・アルバムが販売されることが多かったために起こった誤解である。加山雄三還暦を記念して作られたトリビュート・アルバム『60 CANDLES』が1997年に発売された時には、テレビ・ラジオなどの番組で少なくないタレントらが「トリビュートって追悼盤っていう意味じゃなかったんですね」などと発言していた。

日本ではレコード会社間の関係等が障壁となってなかなか制作されることがなかったが、前述の『60 CANDLES』の制作によって先例が出来たことやカバー曲ブームも重なり、1997年以後トリビュート・アルバムが多数発売されている。

主な作品編集

ミュージシャンを取り上げたトリビュート盤編集

作品を取り上げたトリビュート盤編集

作詞家・作曲家を取り上げたトリビュート盤編集

阿久悠
  • VELFARRE J-POP NIGHT presents DANCE with YOU (1997年)
  • 歌鬼 (Ga-Ki) 〜阿久悠トリビュート〜 (2008年)
  • VISION FACTORY COMPILATION 〜阿久悠、作家生活40周年記念〜 (2008年)
  • 歌鬼2 〜阿久悠vs.フォーク〜 (2009年)
  • Bad Friends (2009年)
  • 歌鬼3 〜阿久悠×青春のハーモニー〜 (2010年)
森雪之丞

Words of 雪之丞 (2006年)

筒美京平
服部良一

レーベルを取り上げたトリビュート盤編集

その他のトリビュート盤編集

脚注編集

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  1. ^ Various ‎– Atom Kids - Tribute To The King "O.T." - Discogs
  2. ^ Various ‎– A Tribute To Ayrton Senna - Discogs (発売一覧))
  3. ^ 読売新聞・東京夕刊: p. 8. (2016年8月3日). "いとう  トリビュート盤「再建設的」で、RHYMESTERが「噂だけの世紀末」のカバーをやってくれているんだけど、"  - ヨミダス歴史館にて閲覧:引用は、宇多丸との対談におけるいとうせいこうの発言の一部。
  4. ^ “林原めぐみ新作 岡崎律子にささげる 時空にとらわれない豊かさ”. 読売新聞・東京夕刊: p. 8. (2017年7月6日). "声優で歌手の林原めぐみが、アルバム「with you」(キング)を出した。2004年に44歳で死去したシンガー・ソングライター、岡崎律子にささげるトリビュート盤だ。"  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  5. ^ “カーペンターズ人気再び 名曲集80万枚のヒット テレビ、雑誌で相次ぐ特集”. 読売新聞・東京夕刊: p. 7. (1995年12月27日)  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  6. ^ 鶴田裕介 (2017年4月13日). “80歳になっても若大将 加山雄三 企画盤や記念公演”. 読売新聞・東京夕刊: p. 8. "「Respect KAYAMA YUZO」は、忌野清志郎や高橋真梨子らによるカバー曲を集めたトリビュート盤。"  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  7. ^ “[サウンズBOX]ポピュラー クレール・エルジエールほか”. 読売新聞・東京夕刊: p. 8. (2018年5月31日). "デビュー20周年を迎えた椎名林檎のトリビュート盤。"  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  8. ^ 1996年第38回日本レコード大賞において、企画賞を受賞した。:第38回 日本レコード大賞”. 日本作曲家協会. 2018年1月10日閲覧。
  9. ^ “[サウンズBOX]ポピュラー brainchild’sほか”. 読売新聞・東京夕刊: p. 6. (2018年4月12日). "7月に解散するチャットモンチーのトリビュート盤。"  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  10. ^ “[サウンズBOX]ポピュラー キャサリン・ジェンキンス「デイドリーム」ほか”. 読売新聞・東京夕刊: p. 6. (2012年1月12日). "ロックンロールの英雄の生誕75周年を記念するトリビュート盤。... (ビクター)"  - ヨミダス歴史館
  11. ^ “[ディスク]アルバム フロンティア/小比類巻かほるほか”. 読売新聞・東京夕刊: p. 12. (1992年10月31日). "ユーミンの曲を、他の歌手が採り上げたものを集めた企画盤。"  - ヨミダス歴史館にて閲覧
  12. ^ 大野宏. “[トピック]トリビュート盤、花盛り”. 読売新聞・東京夕刊: p. 7. "豪華な顔ぶれが集い、この冬の話題を集めているのが、十一日に出たアルバム「Queen's Fellows:yuming 30th anniversary cover album」(東芝EMI)だ。"  - ヨミダス歴史館にて閲覧