マイソールサウンド

マイソールサウンド日本の元競走馬で、京都競馬場に所属する誘導馬。競走馬時代はマイルから長距離までこなすオールマイティーな馬だった。

マイソールサウンド
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2003年宝塚記念
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 1999年4月8日
登録日 2001年9月6日
抹消日 2007年9月20日
タマモクロス
チアズスミレ
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本(北海道沙流郡)
生産 長田ファーム
馬主 佐野清
調教師 西浦勝一栗東
競走成績
生涯成績 47戦8勝
獲得賞金 3億7009万8000円
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経歴編集

現役時代編集

2001年11月24日に中京競馬場新馬戦でデビュー。5番人気であったが見事に勝利を挙げた。しかし2勝目までに半年を要し、翌2002年皐月賞日本ダービーに出走することは叶わなかった。その後、条件戦を連勝し秋には重賞初挑戦となる神戸新聞杯に出走したが12着と大敗。結局クラシック競走には出走できなかったものの、格上挑戦となった年末の中日新聞杯で重賞初制覇を達成した。

2003年初戦の日経新春杯は9着だったが、次走の京都記念で重賞2勝目を挙げる。その後、大阪杯4着、金鯱賞6着を経て初めてのGIとなる宝塚記念に出走。果敢に逃げたものの16着と大敗した。秋にはマイルチャンピオンシップにも挑戦したが11着、連覇を狙った中日新聞杯も4着に終わる。

2004年は年明けの京都金杯で重賞3勝目を挙げると、中山記念4着を挟んでマイラーズカップで重賞4勝目。しかしGI戦線では苦戦が続き、安田記念は15着、天皇賞(秋)も15着、マイルチャンピオンシップ13着と2桁着順の繰り返しであった。

2005年、日経新春杯7着、京都記念4着の後、阪神大賞典に出走。3000m級の長距離レースは初めてであったが見事に勝利、重賞5勝目となった。しかし天皇賞(春)は8着に終わる。この頃から、それまでのマイル路線から中長距離路線に移行し、秋にはジャパンカップ有馬記念にも出走したが見せ場は作れなかった。

2006年頃からは明らかに成績が下降線を辿り、函館記念札幌記念等のGII・GIIIレベルのレースでも大敗を続けるようになってしまう。この年には生涯唯一となるダート戦のジャパンカップダートにも出走したがやはり15着と大敗した。

2007年も現役を続け、天皇賞(春)や宝塚記念に出走したが復活の勝利を挙げることはできなかった。同年9月、右前脚に故障を発生し2007年9月20日付でJRA競走馬登録を抹消された。

重賞5勝馬ながら、母の父がサンデーサイレンスということで配合が限られることも影響し、亡きタマモクロスの後継種牡馬とはなれなかった。

誘導馬時代編集

 
2009年2月14日 京都競馬場

引退後、重賞を2勝した思い出の地である京都競馬場で乗馬用の馬となった後、2008年11月29日誘導馬として活躍していた。京都競馬開催中は誘導馬としての活動はもちろんのこと、開門時はファンの出迎えを行うこともある(小倉競馬場におけるメイショウカイドウも同様である)。

競走成績編集

年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム差 勝ち馬/(2着馬)
2001 11. 24 中京 新馬 13 6 9 8.7 (5人) 1着 本田優 54 芝1800m(良) 1:50.9 (35.8) -0.1 (ロードグランディス)
12. 16 中京 中京2歳S OP 16 5 9 17.9 (10人) 12着 角田晃一 55 芝1800m(良) 1:51.3 (37.4) 0.6 ゼンノカルナック
2002 2. 3 京都 梅花賞 13 4 5 29.0 (7人) 2着 本田優 55 芝1800m(良) 1:49.1 (35.1) 0.0 ナムラサンクス
2. 17 京都 つばき賞 15 5 9 5.3 (2人) 8着 角田晃一 55 芝2000m(良) 2:02.7 (36.5) 1.4 アグネスポイント
3. 9 阪神 ゆきやなぎ賞 13 7 11 12.0 (7人) 5着 本田優 55 芝2000m(良) 2:01.5 (36.2) 0.8 ユウキャラット
3. 23 阪神 500万下 13 8 12 14.8 (7人) 2着 石橋守 54 芝2200m(良) 2:16.4 (36.5) 0.1 ダンツシェイク
4. 20 京都 MRC賞 15 5 9 18.0 (6人) 8着 石橋守 55 芝2400m(良) 2:29.6 (35.2) 0.4 キーボランチ
5. 11 京都 500万下 14 1 1 7.4 (3人) 1着 本田優 55 芝2000m(稍) 2:01.0 (35.9) -0.5 (アクトナチュラリー)
6. 2 中京 白百合S 11 6 6 6.1 (3人) 1着 本田優 55 芝1800m(良) 1:48.8 (36.2) -0.2 (トシザダンサー)
9. 22 阪神 神戸新聞杯 GII 16 3 5 44.0 (10人) 12着 本田優 56 芝2000m(良) 2:01.3 (37.5) 2.2 シンボリクリスエス
10. 19 京都 比叡S 14 8 14 14.9 (5人) 4着 本田優 55 芝2400m(良) 2:27.0 (34.4) 0.0 フェリシタル
11. 17 京都 古都S 14 2 2 13.2 (5人) 2着 本田優 55 芝1800m(良) 1:46.0 (34.6) 0.0 トーセンダンディ
12. 7 中京 中日新聞杯 GIII 14 5 9 4.5 (2人) 1着 本田優 54 芝1800m(良) 1:47.9 (35.4) 0.0 (バンブーユベントス)
2003 1. 19 京都 日経新春杯 GII 13 6 9 18.4 (8人) 9着 本田優 55 芝2400m(良) 2:27.0 (36.1) 1.2 バンブーユベントス
2. 22 京都 京都記念 GII 16 1 1 28.2 (8人) 1着 本田優 56 芝2200m(稍) 2:16.5 (35.6) 0.0 イブキガバメント
4. 6 阪神 大阪杯 GII 15 2 2 15.7 (4人) 4着 本田優 58 芝2000m(良) 1:59.3 (35.5) 0.2 タガノマイバッハ
5. 31 中京 金鯱賞 GII 14 5 8 12.9 (6人) 6着 石橋守 58 芝2000m(稍) 1:59.5 (36.1) 0.6 タップダンスシチー
6. 29 阪神 宝塚記念 GI 17 2 4 152.8 (14人) 16着 本田優 56 芝2200m(良) 2:14.5 (39.4) 2.5 ヒシミラクル
10. 25 京都 オパールS OP 12 4 4 8.4 (5人) 7着 本田優 57 芝2000m(良) 2:01.3 (34.2) 0.5 メイショウドメニカ
11. 23 京都 マイルCS GI 18 8 16 85.3 (15人) 11着 本田優 57 芝1600m(良) 1:34.1 (34.3) 0.8 デュランダル
12. 13 中京 中日新聞杯 GIII 16 6 11 10.5 (7人) 4着 本田優 56 芝1800m(良) 1:48.0 (35.5) 0.4 プリサイスマシーン
2004 1. 5 京都 京都金杯 GIII 16 6 12 30.7 (9人) 1着 本田優 57 芝1600m(良) 1:33.3 (35.0) 0.0 (サイドワインダー)
2. 29 中山 中山記念 GII 14 6 11 13.8 (5人) 4着 本田優 57 芝1800m(良) 1:45.5 (35.3) 0.6 サクラプレジデント
4. 17 阪神 マイラーズC GII 9 7 7 10.9 (3人) 1着 本田優 57 芝1600m(良) 1:32.9 (34.0) -0.1 ローエングリン
6. 6 東京 安田記念 GI 18 1 2 12.3 (7人) 15着 本田優 58 芝1600m(稍) 1:34.3 (36.0) 1.7 ツルマルボーイ
10. 10 東京 毎日王冠 GII 11 1 1 25.2 (10人) 9着 本田優 58 芝1800m(稍) 1:47.3 (34.9) 1.3 テレグノシス
10. 31 東京 天皇賞(秋) GI 17 4 7 87.4 (17人) 15着 本田優 58 芝2000m(稍) 2:01.1 (36.9) 2.2 ゼンノロブロイ
11. 21 京都 マイルCS GI 16 3 6 45.5 (11人) 13着 本田優 57 芝1600m(良) 1:34.4 (35.5) 1.4 デュランダル
12. 12 阪神 鳴尾記念 GIII 15 2 3 14.3 (5人) 4着 本田優 58 芝2000m(良) 2:01.2 (35.0) 0.5 サクラセンチュリー
2005 1. 16 京都 日経新春杯 GII 10 8 9 20.1 (5人) 7着 本田優 58 芝2400m(良) 2:29.4 (34.4) 0.4 サクラセンチュリー
2. 19 京都 京都記念 GII 12 5 6 21.4 (8人) 4着 本田優 58 芝2200m(重) 2:16.2 (36.2) 0.5 ナリタセンチュリー
3. 20 阪神 阪神大賞典 GII 10 7 8 42.0 (6人) 1着 本田優 58 芝3000m(良) 3:06.2 (34.8) -0.1 アイポッパー
5. 1 京都 天皇賞(春) GI 18 7 15 28.8 (11人) 8着 本田優 58 芝3200m(良) 3:17.2 (34.8) 0.7 スズカマンボ
10. 9 京都 京都大賞典 GII 12 7 10 20.0 (5人) 8着 本田優 58 芝2400m(良) 2:26.6 (35.1) 1.2 リンカーン
11. 6 東京 AR共和国杯 GII 18 7 13 28.1 (13人) 11着 本田優 58 芝2500m(良) 2:33.5 (36.1) 1.1 サクラセンチュリー
11. 27 東京 ジャパンC GI 18 1 1 137.4 (18人) 15着 本田優 57 芝2400m(良) 2:24.0 (35.6) 1.9 アルカセット
12. 25 中山 有馬記念 GI 16 1 1 194.4 (15人) 16着 本田優 57 芝2500m(良) 2:34.3 (37.4) 2.4 ハーツクライ
2006 7. 23 函館 函館記念 GIII 16 7 4 44.4 (13人) 16着 角田晃一 58 芝2000m(稍) 2:08.8 (42.6) 3.7 エリモハリアー
8. 20 札幌 札幌記念 GII 15 8 16 57.4 (10人) 12着 本田優 57 芝2000m(良) 2:01.3 (35.2) 1.0 アドマイヤムーン
10. 8 京都 京都大賞典 GII 11 4 4 37.6 (8人) 8着 本田優 57 芝2400m(良) 2:32.1 (33.7) 0.6 スイープトウショウ
11. 25 東京 ジャパンCD GI 15 6 10 83.9 (12人) 15着 角田晃一 57 ダ2100m(良) 2:14.4 (41.0) 5.9 アロンダイト
2007 2. 17 京都 京都記念 GII 14 7 12 50.5 (10人) 6着 本田優 58 芝2200m(稍) 2:17.8 (36.2) 0.6 アドマイヤムーン
3. 18 阪神 阪神大賞典 GII 11 7 9 35.9 (5人) 7着 角田晃一 57 芝3000m(良) 3:09.3 (35.2) 1.0 アイポッパー
4. 29 京都 天皇賞(春) GI 16 6 11 99.1 (14人) 16着 角田晃一 58 芝3200m(良) 3:21.7 (42.0) 7.6 メイショウサムソン
6. 24 阪神 宝塚記念 GI 18 2 3 183.7 (18人) 16着 角田晃一 58 芝2200m(稍) 2:17.5 (41.8) 5.1 アドマイヤムーン
7. 22 函館 函館記念 GIII 10 6 7 58.1 (10人) 5着 勝浦正樹 56 芝2000m(良) 2:03.1 (36.2) 0.3 エリモハリアー
8. 4 函館 みなみ北海道S OP 13 2 2 7.6 (4人) 12着 勝浦正樹 57 芝2600m(重) 2:51.3 (41.5) 2.7 メジロコルセア

エピソード編集

  • 現役時代は47戦したが、単勝1番人気に支持されたことは一度も無かった。
  • 京都金杯と阪神大賞典は父タマモクロスとの親子制覇である。ただしタマモクロスが勝利した時代の京都金杯(金杯〈西〉)は2000mでの施行であった。
  • 重賞は5勝しているが、GI戦線では全くと言っていいほど実績を残せなかった。当馬はJRAのGIレースに11回出走しているが、2005年の天皇賞・春の8着が最高着順で、ほかは全て二桁着順である。
  • 全弟のマイハッピークロスが当馬の引退直後のレースで勝利し、兄に花を添えた。その後は兄同様、京都競馬場の誘導馬になった。
  • サンデーサイレンスをブルードメアサイアーに持つ競走馬としては初めてJRA重賞を制覇した。

血統表編集

マイソールサウンド血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 フォルティノ系
[§ 2]

タマモクロス
1984 芦毛
父の父
シービークロス
1975 芦毛
*フォルティノ Grey Sovereign
Ranavalo
ズイショウ *パーソロン
キムラス
父の母
グリーンシャトー
1974 栗毛
*シャトーゲイ Swaps
Banquet Bell
クインビー *テューダーペリオッド
コーサ

チアズスミレ
1995 鹿毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
グリーンスミレ
1985 鹿毛
*ノーザリー Northern Dancer
Politely
エリモスミレ *テスコボーイ
*オズモース
母系(F-No.) (FN:9-c) [§ 3]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ マイソールサウンド 5代血統表2017年9月5日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com マイソールサウンド 5代血統表2017年9月5日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ マイソールサウンド 5代血統表2017年9月5日閲覧。
  4. ^ JBISサーチ マイソールサウンド 5代血統表2017年9月5日閲覧。


外部リンク編集