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レディパステル日本で生産・調教された競走馬繁殖牝馬。第62回優駿牝馬の勝ち馬。そのほかのおもな勝鞍に中山牝馬ステークス府中牝馬ステークスがある。

レディパステル
Lady Pastel 20010422P1.jpg
2001年4月22日 東京競馬場
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1998年4月26日(21歳)
トニービン
ピンクタートル
母の父 Blushing Groom
生国 日本の旗 日本北海道門別町
生産 シンコーファーム
馬主 (株)ロードホースクラブ
調教師 田中清隆美浦
競走成績
生涯成績 21戦6勝
獲得賞金 4億3207万3000円
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目次

戦績編集

一口馬主クラブのひとつであるロードサラブレッドオーナーズの所有馬として2001年1月8日中山芝1800メートルの新馬戦にて、厩舎所属の嘉藤貴行を背にデビュー。芝を2戦するも3着・2着と勝ちきれず、ダートに変わった3戦目で初勝利。続く芝の500万下ではクビ差の2着。この結果によりデビューより手綱を握っていた嘉藤は乗り替わりとなった。続く桜花賞前日のミモザ賞は蛯名正義との新コンビで快勝し、トライアルから優駿牝馬というローテーションで本番を目指すことが決定した。

しかし出走予定のフローラステークスには、蛯名とのコンビでフラワーカップを勝ったタイムフェアレディが先約していたこともあり蛯名が騎乗できず、横山典弘ローズバドに騎乗するため関東の有力騎手がいないという事態に陥った。そこで、陣営は息子の耳の治療専念を理由に4月から短期免許を取得し来日していたケント・デザーモに騎乗を依頼。デザーモとの新コンビで臨んだフローラステークスは一番人気に推されたものの、オイワケヒカリに届かず2着に終わる。

そして迎えた本番の優駿牝馬。桜花賞を圧勝したテイエムオーシャンが圧倒的な1番人気になるなか、本馬は5番人気(単勝オッズ17.6倍)であった。レースではテイエムオーシャン直線で伸びず、直線一気に賭けた本馬は、同じく後方から伸びたローズバドとの競り合いをクビ差制して、初重賞がクラシック制覇、鞍上のデザーモは外国人初のクラシック勝ちとなった。

秋は、蛯名正義と再コンビを組み紫苑ステークスから始動し勝利を収めた。テイエムオーシャンとローズバドに次ぐ3番人気で迎えた秋華賞では、中団から伸びたものの外々を回る展開で、テイエムオーシャンには届かず、最後方から末脚を見せたローズバドにもかわされて3着。続くエリザベス女王杯は、秋華賞で敗れた2頭に加えて、トゥザヴィクトリーティコティコタックも出走するというメンバーとなり、古馬2頭をおさえて3番人気に推された。レースは古馬2頭とほぼ同位置でレースを進め、直線では最内を突いたが、4着に終わる。なお、本レースは1着から5着までがハナ・ハナ・クビ・クビの大混戦であり、本馬も走破タイムは勝ち馬と同タイムであった。

その後古馬になり、牝馬戦線を中心に使われ、中山牝馬ステークス府中牝馬ステークスに勝利した。また牡馬に混じり目黒記念で2着に入るなど、東京競馬場を中心に好走をしている。2002年のエリザベス女王杯は3着、翌年のエリザベス女王杯も4着に好走し、同レースを最後に引退。2003年11月22日にオークスを制した東京競馬場で引退式を行った。

生涯21戦し一度も掲示板をはずさず、馬券圏内を外したのも4度と、堅実な成績を残している。

繁殖入り後編集

日本ではなくヨーロッパに繋養され、初年度・2年目ともにロックオブジブラルタルと交配されともに牡馬を出産した。その後産駒は日本に輸入されたが、ヨーロッパ産のため外国産馬の扱いで2007年に初仔のロードバロックが競走馬デビューし、2008年に初勝利を挙げている。

3年目はモンジューと交配されたあとに日本へ帰国し、ケイアイファームで繋養されている。

繁殖成績編集

馬名 生年 毛色 厩舎 馬主 戦績
初仔 ロードバロック 2005年 鹿毛 ロックオブジブラルタル 美浦・田中清隆
→大井(小林)・堀千亜樹
水沢関本浩司
金沢・宗綱泰彦
盛岡・城地俊光
(株)ロードホースクラブ
→中村伊三美
→大黒富美子
92戦4勝(引退)
2番仔 ロードロックスター 2006年 鹿毛 栗東池江泰郎
→栗東・笹田和秀
→大井(小林)・堀千亜樹
→水沢・三野宮通
→水沢・高橋純
(株)ロードホースクラブ
→中村伊三美
→小澤卓
55戦4勝(引退)
3番仔 レディハピネス 2007年 鹿毛 Montjeu 栗東・池江泰寿 (株)ロードホースクラブ 6戦0勝(引退・繁殖)
4番仔 エアジャクソン 2008年 青鹿毛 ディープインパクト 栗東・角居勝彦 (株)ラッキーフィールド 不出走(引退)
5番仔 ロードアクレイム 2009年 鹿毛 栗東・藤原英昭 (株)ロードホースクラブ 8戦2勝(引退)
6番仔 フィラデルフィア 2011年 黒鹿毛 栗東・笹田和秀 3戦0勝(引退・繁殖)
7番仔 パルテノン 2012年 鹿毛 キングカメハメハ 栗東・藤原英昭
西脇・橋本忠明
(株)ロードホースクラブ
→中村伊三美
10戦1勝(引退、繁殖)
8番仔 パステラリア 2014年 鹿毛 エンパイアメーカー 栗東・高野友和 (株)ロードホースクラブ 現役
9番仔 ロードハナブサ 2015年 栗毛 キングカメハメハ 美浦・高柳瑞樹 (株)ロードホースクラブ 現役
10番仔 2017年 鹿毛 ロードカナロア

血統表編集

レディパステル血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ゼダーン系
[§ 2]

*トニービン
Tony Bin 1983
鹿毛 アイルランド
父の父
*カンパラ
Kampala 1976
黒鹿毛 イギリス
Kalamoun *ゼダーン
Khairunissa
State Pension *オンリーフォアライフ
Lorelei
父の母
Severn Bridge 1965
栗毛 イギリス
Hornbeam Hyperion
Thicket
Priddy Fair Preciptic
Campanette

*ピンクタートル
Pink Turtle 1988
栗毛 アメリカ
Blushing Groom 1974
栗毛 フランス
Red God Nasrullah
Spring Run
Runaway Bride Wild Risk
Aimee
母の母
Turtle Cove 1970
黒鹿毛 アメリカ
Dr.Fager Rough'n Tumble
Aspidistra
Sunny Cove Nearco
Sunny Gulf
母系(F-No.) (FN:1-l) [§ 3]
5代内の近親交配 Nasrullah 5×4、Nearco 5・4(母内) [§ 4]
出典
  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ [1]
  4. ^ [1]


脚注編集

  1. ^ a b c 血統情報: 5代血統表|レディパステル”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年8月15日閲覧。
  2. ^ レディパステルの血統表 競走馬データ”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2017年9月18日閲覧。

外部リンク編集