上宝村

日本の岐阜県吉城郡にあった村

上宝村(かみたからむら)は、岐阜県吉城郡にあったである。2005年2月1日大野郡白川村を除く6村および吉城郡国府町とともに高山市へ編入された。

かみたからむら
上宝村
平湯温泉
上宝村旗 上宝村章
上宝村旗 上宝村章
廃止日 2005年2月1日
廃止理由 編入合併
丹生川村清見村荘川村宮村久々野町朝日村高根村国府町上宝村高山市
現在の自治体 高山市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 岐阜県
吉城郡
市町村コード 21626-7
面積 475.12 km2
総人口 3,780
推計人口、2005年1月1日)
隣接自治体 飛騨市丹生川村国府町
長野県 南安曇郡安曇村大町市
富山県 上新川郡大山町
村の木 シラカバ
上宝村役場
所在地 506-1392
岐阜県吉城郡上宝村本郷540番地
座標 北緯36度17分11秒 東経137度21分48秒 / 北緯36.28647度 東経137.36344度 / 36.28647; 137.36344座標: 北緯36度17分11秒 東経137度21分48秒 / 北緯36.28647度 東経137.36344度 / 36.28647; 137.36344
上宝村の位置
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

合併後の地区名は、北西部域の17地区が「高山市上宝町○○」、南東部域の13地区が「高山市奥飛騨温泉郷○○」となっている。

概要

編集

岐阜県吉城郡に属し長野県富山県に接する山村で、平成の大合併以前は約475km2と岐阜県下で最大の面積の市町村だった。村の東側には飛騨山脈(北アルプス)があり、南東部には交通の難所で知られた安房峠がある。飛騨山脈に端を発する高原川が西流し、深い峡谷を形成している。

集落は役場のある村西部と、奥飛騨温泉郷を擁する東部に分散している。

歴史

編集
  • 1875年(明治8年) - 平湯村、一重ヶ根村、神坂村、栃尾村、今見村、田頃家村、柏当村、蓼之俣村、笹島村、赤桶村、福地村、中尾村、下佐谷村、苧生茂村、葛山村、鼠餅村、新田村、長倉村、岩井戸村、在家村、本郷村、吉野村、上灘村、見座村、宮原村、双六村、中山村(現・高山市上宝町地区)、桃原村、荒原村、蔵柱村、金木戸村の32村が合併して上宝村を形成。
  • 1889年(明治22年)7月1日 - 町村制施行により吉城郡上宝村が成立
  • 1979年(昭和54年)8月22日 - 栃尾地区で台風接近に伴う集中豪雨により土石流が発生。民家31戸が全半壊したほか走行中の自動車が押し流されるなどして死者・行方不明者6人[1]
  • 2005年(平成17年)2月1日 - 大野郡丹生川村清見村荘川村宮村久々野町朝日村高根村吉城郡国府町と共に高山市に編入される

行政

編集
  • 村長:小池強(1994年8月31日〜2005年2月1日)

教育

編集

2005年以前に廃校となった小中学校

編集

交通

編集

鉄道

編集

村内に鉄道路線は通っていない。鉄道の最寄り駅は神岡鉄道神岡線奥飛騨温泉口駅であった。なお、当村が合併し、高山市に含まれるようになった後の2006年に神岡鉄道神岡線は廃止されたため、その後の当該地域への最寄り駅はJR東海高山本線飛騨国府駅となる。

路線バス

編集
  • 濃飛バス

索道

編集

道路

編集

観光地

編集
 
西穂高口から望む穂高連峰。上宝村(現高山市上宝町)は、北アルプスの西の玄関口である。

脚注

編集
  1. ^ 台風余波・豪雨や竜巻 土石流、民家を直撃『朝日新聞』1979年(昭和54年)8月23日朝刊 3版 23面

関連項目

編集

外部リンク

編集