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中小田井

名古屋市西区の地名
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中小田井(なかおたい)は、愛知県名古屋市西区の地名である。町名としては山田町大字中小田井および中小田井一丁目から中小田井五丁目がある[4]郵便番号は452-0822[1]。当地域の人口は4,442世帯・10,413人(2010年10月1日現在、国勢調査による)[4]住居表示未実施[5]

中小田井
—  町名  —
中小田井街並み保存地区付近の地図
中小田井の位置(愛知県内)
中小田井
中小田井
中小田井の位置(名古屋市内)
中小田井
中小田井
中小田井の位置
座標: 北緯35度12分54.82秒 東経136度52分26.65秒 / 北緯35.2152278度 東経136.8740694度 / 35.2152278; 136.8740694
日本の旗 日本
都道府県 愛知県の旗 愛知県
Flag of Nagoya, Aichi.svg名古屋市
行政区 西区
面積
 - 計 1.0977615km2 (0.4mi2)
人口 (2010年10月1日現在、国勢調査による)
 - 計 10,413人
等時帯 日本標準時 (UTC+9)
郵便番号 452-0822[1]
市外局番 052[2]
ナンバープレート 名古屋[3]
面積・人口出典[4]

岩倉街道沿いの一部が1987年昭和62年)に名古屋市の町並み保存地区に指定されている。1891年明治24年)の濃尾地震などにより被害を受けたため、現存する建物はそれ以降のものが多い[6]

目次

地理編集

名古屋市西区北西部に位置する[7]。東は山田町中小田井・上小田井一丁目および同二丁目、西は山田町中小田井、南はあし原町清須市に接する[7]

学区編集

人口編集

国勢調査による人口の推移

2000年(平成12年) 9,179人[9]
2005年(平成17年) 10,210人[10]
2010年(平成22年) 10,413人[11]
2015年(平成27年) 10,645人[12]

歴史編集

織田敏定が尾張守護所清洲城の支城として小田井城を築く。のち本拠を清洲城に移したため、弟の織田常寛が城主となった。常寛は1492年(明応元年)に東雲寺臨済宗妙心寺派)を創建した。

1667年(寛文7年)、枇杷島橋西詰(下小田井村)市場が開設され、岩倉近辺から野菜を運んだ人が、中小田井で帰りに味噌や油を買い求めた。これによって街道沿いには商家が立ち並んだ[13]。1671年(寛文11年)当時の戸数141、住人664と『寛文村々覚書』にある。 

1757年(宝暦7年)の「宝暦の洪水」の被害を受ける。『西春日井郡誌』によると、これ以降10回の水害があった。

1822年(文政5年)時点で戸数137、住人564であった(『尾張徇行記』)。

町名の由来編集

中小田井の南東部を通る大浦悪水路が織田丹波守領内の用水という意味で、「織田殿の井通」と通称されていたことから転じて、付近に小田井村の名がついたとされる[14]。また、そのうちの地理的に中央に位置したことにより江戸時代に中小田井村として独立したものであるという[14]

沿革編集

  • 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制施行に伴い、西春日井郡中小田井村となる[15]。このとき、大字は編成せず[15]
  • 1906年(明治39年)7月16日 - 合併に伴い、西春日井郡山田村大字中小田井となる[15]
  • 1955年(昭和30年)10月1日 - 名古屋市西区編入に伴い、同区山田町大字中小田井となる[15]
  • 1970年(昭和45年)10月21日 - 山田町大字中小田井の一部があし原町およびこも原町に編入される[15]
  • 1975年(昭和50年)10月15日 - 山田町大字中小田井の一部が貴生町二方町八筋町にそれぞれ編入される[15]
  • 1980年(昭和55年)2月24日 - 西区中小田井一丁目および中小田井二丁目が山田町大字中小田井の一部、中小田井三丁目が山田町大字中小田井・あし原町の各一部、中小田井四丁目および中小田井五丁目が山田町大字上小田井・山田町大字中小田井の各一部によりそれぞれ成立する[15]。また、山田町大字中小田井の一部があし原町などにそれぞれ編入される[14]

歴史的建造物とその現状編集

 
旧平手家住宅(2017年8月)

建造物の特徴の一つは、広い敷地を有しながら、建物が街道に直接面していることであり、商家が中心であったことを示していると考えられている。建物の外観は、平入2階建ての建物に格子付きという構造になっている。

中小田井は、庄内川に近いことから、古来より河川の氾濫に悩まされていたところである。そのため、歴史的建造物にも洪水を意識した構造が見られる。2階をすべて物置にせず、居室を設けていることもその工夫の一つである。浸水時に階段を使わずに荷物を2階へ上げられるように、2階の床板がすぐ外れるようになっていたり、仏壇を2階へそのまま巻き上げる構造を備えていたりするものもある[16]

現在は、街道沿いに点在する町家形式の雰囲気を残す建物や土蔵が散見される程度である。この地区の代表的な建物である平手家住宅も、2002年(平成14年)に地区内の願王寺境内に移築された。また、狭い街道を挟んだ各所では、個人住宅の建て替え等により集合住宅が立ち並ぶようになり、町並みの風情は失われつつある[17]屋根神様が存在するが同様に消えつつある[18]

交通編集

施設編集

一丁目編集

 
江戸時代末期の中小田井一丁目付近の様子(尾張名所図会
1926年(大正15年)11月開設の変電所[19]。敷地面積は19683平方メートルあり、変圧器6基により運用されている[20]

二丁目編集

  • 中小田井公園[7]
  • 二之条公園[7]
  • 勘堀公園[7]
  • JAなごや中小田井支店[7]
  • 名古屋市立中小田井小学校[7]

三丁目編集

  • 高田公園[7]
  • NTT名古屋山田電話局[7]
1968年(昭和43年)5月18日開局[21]。その管轄は当時の西区山田町および西春日井郡西枇杷島町であり、浄心電話局から6,463回線を引き継いだ[21]。局番は501・502・503[21]

四丁目編集

五丁目編集

1970年(昭和45年)開局[22]。特定郵便局[22]
  • 大木曽公園[7]
面積0.25ヘクタール[23]1970年(昭和45年)開園[23]

脚注編集

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  1. ^ a b 郵便番号検索 愛知県名古屋市西区の郵便番号一覧” (日本語). 日本郵便. 2017年10月7日閲覧。
  2. ^ 総務省総合通信基盤局電気通信事業部電気通信技術システム課番号企画室 (2014年4月3日). “市外局番の一覧 (PDF)” (日本語). 総務省. p. 7. 2015年5月23日閲覧。
  3. ^ 管轄区域” (日本語). 国土交通省中部運輸局愛知運輸支局. 2015年5月23日閲覧。
  4. ^ a b c 愛知県名古屋市西区の町丁・字一覧” (日本語). 人口統計ラボ. 2017年10月7日閲覧。
  5. ^ 名古屋市役所市民経済局地域振興部住民課町名表示係 (2015年10月21日). “西区の町名一覧” (日本語). 名古屋市. 2017年10月7日閲覧。
  6. ^ 「小田井地区(岩倉街道)」『名古屋市歴史的景観地区調査報告』歴史的環境研究会、1頁-3頁
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1508.
  8. ^ a b 名古屋市教育委員会事務局子ども応援委員会制度担当部学校計画室計画係 (2017年9月1日). “名古屋市立小・中学校の通学区域一覧(西区) (PDF)” (日本語). 名古屋市. 2017年10月7日閲覧。
  9. ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2005年7月1日). “(刊行物)名古屋の町(大字)・丁目別人口 (平成12年国勢調査) 西区 (xls)” (日本語). 2017年10月8日閲覧。
  10. ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2007年6月29日). “平成17年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口 西区 (xls)” (日本語). 2017年10月8日閲覧。
  11. ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2012年6月29日). “平成22年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口 西区 (xls)” (日本語). 2017年10月8日閲覧。
  12. ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2017年7月7日). “平成27年国勢調査 名古屋の町(大字)別・年齢別人口 (xls)” (日本語). 2017年10月8日閲覧。
  13. ^ 『愛知県史 別編』307頁
  14. ^ a b c 名古屋市計画局 1992, p. 228.
  15. ^ a b c d e f g 名古屋市計画局 1992, p. 765.
  16. ^ 名古屋市教育委員会、2017年、68 - 69頁
  17. ^ 名古屋市教育委員会、2017年、64頁
  18. ^ 池田誠一. “岩倉街道…枇杷島橋から中小田井へ (PDF)”. 日本電気協会中部支部. pp. 3-4. 2017年12月6日閲覧。
  19. ^ 山田地区名古屋市合併30周年記念事業実行委員会記念誌部会 1985, p. 268.
  20. ^ 山田地区名古屋市合併30周年記念事業実行委員会記念誌部会 1985, p. 269.
  21. ^ a b c 山田地区名古屋市合併30周年記念事業実行委員会記念誌部会 1985, p. 266.
  22. ^ a b 山田地区名古屋市合併30周年記念事業実行委員会記念誌部会 1985, p. 265.
  23. ^ a b 山田地区名古屋市合併30周年記念事業実行委員会記念誌部会 1985, p. 203.

参考文献編集

  • 角川日本地名大辞典 23 愛知県』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会、角川書店1989年3月8日(日本語)。ISBN 4-04-001230-5
  • 名古屋市計画局 『なごやの町名』 名古屋市計画局、1992年3月31日(日本語)。全国書誌番号:93012879
  • 『山田地区30年のあゆみ』 山田地区名古屋市合併30周年記念事業実行委員会記念誌部会、山田地区名古屋市合併30周年記念事業実行委員会、1985年9月30日(日本語)。
  • 『名古屋市歴史文化基本構想』名古屋市教育委員会、2017年

関連項目編集

外部リンク編集

  •   ウィキメディア・コモンズには、中小田井に関するカテゴリがあります。