北青鵬 治(ほくせいほう おさむ、2001年11月12日 - )は、北海道札幌市東区出身で、宮城野部屋所属の現役大相撲力士。本名はアリューナー・ダワーニンジ。身長200cm、体重170kg、血液型はB型[1]。最高位は西十両12枚目(2021年9月場所・11月場所)。

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基礎情報
四股名 北青鵬 治
本名 Ариунаагийн Даваанинж
アリューナー・ダワーニンジ
生年月日 (2001-11-12) 2001年11月12日(20歳)
出身 北海道札幌市東区
(出生地はモンゴル国ウランバートル市
身長 200cm
体重 170kg
BMI 42.5
所属部屋 宮城野部屋
成績
現在の番付 西十両12枚目
最高位 西十両12枚目
生涯戦歴 39勝5敗35休(10場所)
優勝 幕下優勝1回
三段目優勝1回
序二段優勝1回
序ノ口優勝1回
データ
初土俵 2020年3月場所
備考
2021年11月28日現在

来歴編集

大相撲入門前編集

モンゴル生まれ[1]。母親の語学留学に伴って5歳で札幌に移住した[2]。大相撲の札幌巡業を観戦した時に横綱の白鵬と出会って相撲をやることを勧められたため[2]、札幌相撲スポーツ少年団で相撲を始めた[1]。6歳の時には韓国の空港で白鵬と再会し、一緒に写真を撮ってもらっている[2]。小学校4年次から6年次にわんぱく相撲全国大会全日本小学生相撲優勝大会に3年連続で出場し、小学校卒業後は白鵬の紹介で鳥取市に相撲留学[1]鳥取市立西中学校時代には厳しい環境に耐えかねて北海道へ帰郷したこともあったが、白鵬の激励を受けて鳥取に戻り、以降は相撲に打ち込む生活を送った[3]鳥取城北高校では高校1年次から全国大会に出場しており、団体戦では2年次と3年次に金沢大会連覇、十和田大会連覇、高校総体2年連続準優勝などを経験、個人戦でも3年次に金沢大会準優勝、高校総体ベスト8などの実績を残している[1]

新十両昇進まで編集

高校卒業後は白鵬の内弟子として宮城野部屋に入門し、2020年3月場所で初土俵を踏んだ[1]。モンゴル国籍だが、日本への在留期間が10年を超えているため外国出身力士枠の対象とはならなかった[1]。四股名は白鵬が名付け、下の名は札幌相撲スポーツ少年団の監督の名前を貰った[1]。四股名の由来は、出身である北海道の「北」、モンゴルの空から「青」、白鵬の「鵬」からきている[4]。日本相撲協会の公式プロフィールでは、4年次の冬から卒業まで通った札幌市立北光小学校の所在地である札幌市東区が出身地となっている[1]。新弟子検査では身長200cmを記録した[1]。初土俵同期生には深井獅司らがいる。

初めて番付に名前が載った2020年7月場所は7戦全勝で序ノ口優勝[2]。翌9月場所は序二段優勝[5]。さらに翌11月場所も三段目優勝を果たした[6]。新幕下に昇進した2021年1月場所は、場所直前に白鵬が新型コロナウイルス感染症に感染した影響で、自身は検査で陰性が確認されたものの[7]、濃厚接触の可能性があるとして全休となった[8]。事情が考慮されて翌3月場所は番付が据え置きとなり[9]、初めて幕下の土俵に上がったが、場所前に背筋痛が出た影響で2連敗スタートとなり、序ノ口からの連勝も21連勝で止まったが、その後は5連勝で勝ち越した[10]。西幕下2枚目の番付で迎えた同年7月場所は7戦全勝で幕下優勝を果たした。序ノ口・序二段・三段目・幕下の各段で優勝を決めたのは史上7人目となる[11]。場所後に行われた番付編成会議により、翌9月場所での新十両昇進が決定した[12]。これは21世紀生まれの力士として初の関取昇進でもある。新十両昇進決定に際し行った記者会見では、白鵬が18歳で関取になっていることを意識して自身も10代で関取になることを目標にしており、その目標が無事に達成できたことを明かした[12]。そして、次の目標は2場所連続の2桁白星による新入幕、そして末には21歳までに横綱昇進と掲げた[12]

2021年9月1日、日本相撲協会は北青鵬が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。風邪の症状を訴えたため、PCR検査をして判明した。宮城野部屋の所属力士たちも検査を行っており、結果は2日に出るという[13]

新型コロナウイルス感染による休場であったため11月場所は救済措置として番付据え置き。実質的な新十両場所となるこの場所は2日目から休場[14]

主な成績編集

2021年11月場所終了現在

通算成績編集

  • 通算成績:39勝5敗35休(10場所)
  • 十両成績:2敗28休(2場所)

連勝記録編集

最多連勝記録は、21連勝。序ノ口(優勝)、序二段(優勝)、三段目(優勝)と3場所連続7戦全勝優勝。

順位 連勝数 期間 止めた力士 備考
10 21 2020年7月場所初日~2020年11月場所13日目 時栄秀喜 序ノ口デビューからの連勝記録としては歴代5位タイ。
  • 順位は幕下以下における連勝記録の順位を示している。

各段優勝編集

  • 幕下優勝:1回(2021年7月場所)
  • 三段目優勝:1回(2020年11月場所)
  • 序二段優勝:1回(2020年9月場所)
  • 序ノ口優勝:1回(2020年7月場所)

場所別成績編集

北青鵬 治
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2020年
(令和2年)
x (前相撲) 感染症拡大
により中止
東序ノ口23枚目
優勝
7–0 
西序二段15枚目
優勝
7–0 
西三段目12枚目
優勝
7–0 
2021年
(令和3年)
西幕下15枚目
休場[15]
0–0–7
西幕下15枚目
5–2 
東幕下9枚目
6–1 
西幕下2枚目
優勝
7–0 
西十両12枚目
休場[16]
0–0–15
西十両12枚目
0–2–13[17] 
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴編集

  • 北青鵬 治(ほくせいほう おさむ)2020年3月場所 -

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j 「春場所全新弟子名鑑」『相撲』2020年4月号、ベースボール・マガジン社、 109頁。
  2. ^ a b c d 「十両以下各段優勝力士喜び詳報」『相撲』2020年8月号、ベースボール・マガジン社、 69頁。
  3. ^ 「大銀杏が待っている」『相撲』2021年7月号、ベースボール・マガジン社、 88頁。
  4. ^ 「花の新十両データバンク」『相撲』2021年9月号、ベースボール・マガジン社、 14頁。
  5. ^ 2020年9月25日 北青鵬が序二段全勝優勝 白鵬名付けた期待の18歳
  6. ^ 2020年11月20日 北青鵬が三段目V「強い人戦うの楽しみ」幕下上位に
  7. ^ 宮城野部屋の力士ら陰性 大相撲」『時事ドットコム』、2021年1月6日。2021年5月4日閲覧。
  8. ^ コロナで4部屋65力士が全休 関取は白鵬ら15人―大相撲初場所」『時事ドットコム』、2021年1月9日。2021年5月4日閲覧。
  9. ^ 休場力士の番付、幕下据え置き 関取は公平性保つ」『日刊スポーツ』、2021年1月27日。2021年5月4日閲覧。
  10. ^ 「相撲部屋聞き書き帖」『相撲』2021年4月号、ベースボール・マガジン社、 89頁。
  11. ^ 幕下は北青鵬が全勝対決を制して優勝 来場所は新十両昇進へ/名古屋場所」『サンスポ』、2021年7月16日。2021年7月16日閲覧。
  12. ^ a b c スピード出世で新十両の北青鵬「21歳までに横綱になりたい」/一問一答」『日刊スポーツ』、2021年7月21日。2021年7月21日閲覧。
  13. ^ 宮城野部屋の新十両・北青鵬が新型コロナ感染 横綱・白鵬ら同部屋力士の秋場所出場ピンチ” (日本語). スポーツ報知 (2021年9月1日). 2021年9月1日閲覧。
  14. ^ 十両北青鵬が休場、2場所連続3度目 朝乃若は不戦勝 日刊スポーツ 2021年11月15日11時16分 (2021年11月15日閲覧)
  15. ^ 2019新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の可能性があるため初日から休場
  16. ^ 2019新型コロナウイルス感染のため休場
  17. ^ 右膝蓋靭帯損傷のため2日目から休場

関連項目編集

外部リンク編集