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背景編集

本作はアルバム『回帰線』の先行シングルとしてリリースされた。

歌詞の一部が過激とされ、「不良」のイメージを植え付けられる一方で、若者に支持されることとなる。実際、当時の全国の中学校・高校で影響を受けた学生が歌詞の通り「夜の校舎 窓ガラス 壊してまわった」という[注 4]。尾崎自身はこの曲によってマスメディアから『反抗する若者のカリスマ』、『十代の教祖』と呼ばれるのを嫌い、また影響を受けて窓ガラスを割った若者に対して「みんなが窓ガラスを割ったとかそれで自己表現をしていると聞いてすごく罪の意識を感じる」「青少年の純粋な気持ちをコマーシャリズムやお金に代えられていくっていう危機感かな」と語っている[2] 。繁美夫人は尾崎の死後に、尾崎自身は「あの曲を書いていた時は、(窓ガラスを)割らなかった」と語っている[3]

リリース編集

1985年1月21日CBSソニーより12インチレコードで、回帰線の先行シングルとしてリリースされた。

B面「Scrambling Rock'n'Roll」は、表記されていないが2ndアルバム『回帰線』収録のものとは演奏や間奏が異なったアレンジとなっている。このバージョンは2度CD化され、1995年発売の『TEENBEAT BOX』内のボーナスディスク「RARE TRACKS」にだけ「12inch Version」と表記され収録されている。他に1999年の復刻版シングル(後述)のカップリングに収録されているが、ここにも別アレンジである旨は表記されていない。

1989年には、『Platinum Single SERIES』として8センチシングルCDでリリースされた。オリジナル盤のままで再発売された「DRIVING ALL NIGHT」も同時発売されている。「DRIVING ALL NIGHT」とは違い、4枚目のシングルとファーストシングルを両A面にしてコンパイルした企画シングルとなっており、収録内容の関係から、本作のジャケットに使われた『卒業』のオリジナル盤のジャケットからB面表記部分が除かれたものになっている。

1999年には、オリジナル盤の内容を踏まえて復刻された12cmシングルCDが発売されている。シングルに収録されるのは3度目、さらにベストアルバムも含めたアルバム作品に既に何度も収録されているため、セールス的には伸び悩んだ。本作にはオリジナル盤の内容にボーナストラックとして1991年10月30日代々木オリンピックプール第一体育館での事実上、最終となったライブでの演奏が収録されている。

アートワーク編集

ジャケットデザインは田島照久が担当している。

ジャケットは教科書をイメージしたものとなっている。

ミュージック・ビデオ編集

この曲で2作目のミュージック・ビデオが制作されている。監督は佐藤輝。

内容は、水の中でもがく尾崎の映像をバックに、尾崎自身の歌う姿やピアノを弾く姿が写り、その中にさらに松葉杖をついて歩く尾崎の姿等が写るものとなっている。後にビデオ『6 PIECES OF STORY』(1986年)に収録された。

ライブ・パフォーマンス編集

ライブでの定番曲のひとつであり、ライブでは必ず尾崎がピアノを演奏していた[注 5]。晩年はサビの『卒業~♪』の部分をファンに歌わせるのが定番となっていた[注 6]

カバー編集

シングル収録曲編集

オリジナル盤編集

全作詞・作曲: 尾崎豊。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.卒業(GRADUATION)尾崎豊尾崎豊西本明
2.Scrambling Rock'n'Roll(12inch Version)尾崎豊尾崎豊西本明
合計時間:

1989年盤編集

全作詞・作曲: 尾崎豊。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.卒業(GRADUATION)尾崎豊尾崎豊西本明
2.15の夜尾崎豊尾崎豊西本明
合計時間:

1999年盤編集

全作詞・作曲: 尾崎豊。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.卒業(GRADUATION)尾崎豊尾崎豊西本明
2.Scrambling Rock'n'Roll(12inch Version)尾崎豊尾崎豊西本明
3.卒業 (Live Version)(GRADUATION)尾崎豊尾崎豊西本明
合計時間:

スタッフ・クレジット編集

参加ミュージシャン編集

スタッフ編集

  • オリジナル版
    • 須藤晃 - プロデューサー
    • 助川健 - レコーディング、ミックス・エンジニア
    • 田島照久 - デザイン、アート・ディレクション、写真撮影
    • 大野邦彦 - セカンド・エンジニア
    • 大森正人 - セカンド・エンジニア
    • 宮田信吾 - セカンド・エンジニア
    • 津久間孝成 - セカンド・エンジニア
    • 森岡徹也 - セカンド・エンジニア
    • 太田安彦 - セカンド・エンジニア
    • 安部良一 - アシスタント・ディレクター
    • 田和一樹 - アシスタント・ディレクター
  • 卒業(Live Version)
    • 尾崎豊 - プロデューサー
    • 須藤晃 - コ・プロデューサー
    • 諸鍛治辰也 - レコーディング、ミックス・エンジニア
    • 笠井鉄平 - マスタリング・エンジニア
    • 中沢慎太郎 - アシスタント・ディレクター
    • 徳永陽一 - アシスタント・エンジニア
    • 田島照久(田島デザイン) - アート・ディレクション、デザイン、写真撮影
    • アイソトープ - エグゼクティブ・プロデューサー

リリース履歴編集

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 1985年1月21日 CBSソニー 12inchEP 12AH1826 20位
1 1989年3月21日 CBSソニー 8センチCD 10EH-3248 8位 15の夜」との両A面
1 1999年11月25日 ソニー・ミュージックレコーズ 12センチCD 12AH1826 64位 「卒業 (Live Version)」収録

ライブ版編集

収録アルバム編集

脚注編集

注釈編集

  1. ^ オリジナル盤の順位
  2. ^ 8センチCD盤の順位
  3. ^ 12センチCD盤の順位
  4. ^ 当時だけではなく現代にも影響を与えている[1]
  5. ^ ライブでは1984年5月に新宿ルイードで初披露され、その後のすべてのライブツアーで歌われている。
  6. ^ 1987年の『TREES LINING A STREET TOUR』よりはじまり、1988年の『LIVE CORE』を除くすべてのライブツアーで行われた。

出典編集

  1. ^ “器物損壊:歌詞で思いついた…母校のガラス割る 小田原”. 毎日新聞. (2013年5月13日). オリジナルの2013年6月17日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130617072210/http://mainichi.jp/select/news/20130514k0000m040055000c.html 2014年3月15日閲覧。 ※現在はインターネットアーカイブに残存
  2. ^ 日本テレビ系列「知ってるつもり?!」1997年4月13日放送分より
  3. ^ “尾崎豊さんは割らなかった…繁美夫人証言”. 日刊スポーツ. (2013年5月14日). オリジナルの2013年6月8日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130608192302/http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20130514-1126845.html 2014年3月15日閲覧。 ※現在はテキスト部分のみインターネットアーカイブに残存
  4. ^ 12inch Versionが収録されている