大奄美元規

坂元元規から転送)

大奄美 元規(だいあまみ げんき、1992年12月15日 - )は、鹿児島県大島郡龍郷町出身で追手風部屋所属の現役大相撲力士。本名は坂元 元規(さかもと げんき)。身長185cm、体重167kg[1]、血液型はA型。最高位は西十両7枚目(2017年5月場所)。

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Daiamami 2017.jpg
基礎情報
四股名 坂元 → 大奄美
本名 坂元 元規
愛称 ゲンキ
生年月日 (1992-12-15) 1992年12月15日(24歳)
出身 鹿児島県大島郡龍郷町
身長 185cm
体重 167kg
所属部屋 追手風部屋
成績
現在の番付 十両8枚目
最高位 西十両7枚目
生涯戦歴 60勝42敗(10場所)
優勝 十両優勝1回
データ
初土俵 2016年1月場所
趣味 音楽鑑賞
備考
2017年7月23日現在

目次

来歴編集

坂元少年は龍郷町立赤徳小学校2年次より地元の相撲道場(名瀬相撲クラブ)に通い始めた。奄美市立赤木名中学校を経て鹿児島市立鹿児島商業高等学校商業科では3年次に高校相撲金沢大会優勝などの実績を残した。日本大学商学部商業学科に進学すると名門の相撲部に入部。2年次には宇和島大会で優勝したほか[2]、団体戦レギュラーメンバーとして活躍し、4年次には主将にもなったが[3]、個人タイトルは結局2冠だった。[4]3年次に左膝半月板を負傷して手術を受けていたこともあって角界入りは躊躇し[5]、卒業後は日本大学に職員として就職して実業団選手となった。2015年全日本実業団相撲選手権大会を制して実業団横綱となると[6]、目標の力士である遠藤も所属する追手風部屋への入門を発表。実業団横綱のタイトルを持っているため幕下15枚目格付出が承認された[7]

2016年1月場所で初土俵を踏むと、2日目の1番相撲で同学年の大輝(現・北勝富士)に敗れて黒星デビューとなったが[8]、3日目に飛翔富士に勝って初白星とし、この場所は結局4勝3敗で終えた。[9]その後も幕下上位の番付にて4勝3敗の成績で勝ち越しを続け、同年11月場所を終えて6場所連続の勝ち越しとなったところで、翌2017年1月場所での新十両昇進が決定した。新十両昇進に合わせて、それまで本名だった四股名を、「奄美より大きくなりたい」との決意を込めて[10]「大奄美」へ改めることになった[11]。新十両昇進に際して、大奄美は同じ奄美大島出身の先輩、里山の名前を挙げ「あれこそ島人相撲。一回は勝負してみたい」と話し、「来場所も絶対に勝ち越したい」と誓った[12]

新十両となった2017年1月場所は、初日に照強との新十両対決を制して白星発進となった。3日目に同郷の先輩である若乃島に敗れて土が付いたが、10日目に島の先輩で、1回は勝負してみたいと語っていた里山に勝利した。11日目に8勝目を挙げて新十両の場所で勝ち越しが決まり、この場所は最終的に星を10勝まで伸ばして終えた。翌3月場所は7勝7敗から千秋楽に8勝目を挙げて勝ち越したが、続く5月場所では、再び7勝7敗で迎えた千秋楽で敗れてしまい、7勝8敗で入門後初めての負け越しとなった。7月場所は10日目までに3敗したが、初日から8連勝で優勝争いの単独トップに立っていた朝乃山と、朝乃山に初日に敗れた後8連勝した豊山が10日目・12日目と揃って敗れたことで3敗となり、この時点で優勝争いのトップに並んだ。13日目には豊山との直接対決に勝って豊山を4敗へ後退させたが、14日目の安美錦との取組で、安美錦の髷を掴む反則行為があったと認定されて反則負けで4敗目となり[13]、再び朝乃山が単独トップに立つ展開となった。千秋楽は朝乃山との対戦となったが、これに勝ったことで11勝4敗同士の優勝決定戦に進出することが決まった。決定戦は同じく4敗で残っていた豊山も交えた巴戦となったが、豊山、朝乃山の順に相次いで対戦して勝利し、自身初の各段優勝となる十両優勝を決めた。

主な成績編集

2017年7月場所終了現在

通算成績編集

  • 通算成績:60勝42敗(10場所)
  • 十両成績:36勝24敗(4場所)

各段優勝編集

  • 十両優勝:1回(2017年5月場所)

場所別成績編集

大奄美 元規
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2016年
(平成28年)
幕下付出 #15
4–3 
西 幕下 #11
4–3 
東 幕下 #9
4–3 
東 幕下 #6
4–3 
西 幕下 #3
4–3 
西 幕下 #1
4–3 
2017年
(平成29年)
西 十両 #13
10–5 
東 十両 #9
8–7 
西 十両 #7
7–8 
東 十両 #8
優勝
11–4
x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴編集

  • 坂元 元規(さかもと げんき)2016年1月場所 - 2016年11月場所
  • 大奄美 元規(だいあまみ げんき)2017年1月場所 -

脚注編集

  1. ^ 実業団横綱・坂元ら13人が合格 初場所の新弟子検査 スポニチアネックス 2016年1月10日(2016年1月28日閲覧)
  2. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年1月号(初場所展望号) 89頁
  3. ^ 日大相撲部 坂元主将が来社 南海日日新聞 2014年8月23日(2016年1月28日閲覧)
  4. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年2月号(初場所総決算号) 106頁
  5. ^ “新十両の坂元改め大奄美「奄美大島より大きな力士になりたい」”. スポーツ報知. (2016年12月1日). http://www.hochi.co.jp/sports/sumo/20161130-OHT1T50309.html 2016年12月1日閲覧。 
  6. ^ 坂元(赤木名中出身)実業団横綱に/奄美関係14年ぶり快挙 南海日日新聞 2015年9月24日(2016年1月28日閲覧)
  7. ^ 実業団王者の坂元元規、遠藤ら所属追手風部屋入門へ 日刊スポーツ 2015年12月17日(2016年1月28日閲覧)
  8. ^ 日馬富士、松鳳山に不覚 毎日新聞 2016年1月11日(2016年1月28日閲覧)
  9. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2016年2月号(初場所総決算号) 94頁
  10. ^ “坂元改め大奄美「奄美より大きく」新十両に誓い新た”. 日刊スポーツ. (2016年12月1日). http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1745688.html 2016年12月1日閲覧。 
  11. ^ “照強、坂元改め大奄美、力真が新十両”. 日刊スポーツ. (2016年11月30日). http://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1745314.html 2016年11月30日閲覧。 
  12. ^ 坂元改め大奄美、改名への思い語る「奄美より大きな力士に」 SANSPO.COM 2016.11.30 19:05
  13. ^ “安美錦「勝ちは勝ち」大きな“代償”払って9勝目”. 日刊スポーツ. (2017年7月22日). https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/1859909.html 2017年7月23日閲覧。 

関連項目編集

外部リンク編集