日本映画製作者連盟
日本の大手映画配給会社による業界団体
(城戸賞から転送)
一般社団法人日本映画製作者連盟(にほんえいがせいさくしゃれんめい、略称:映連、英語:MPPA−Motion Picture Producers Association of Japan)は、東宝・松竹・角川映画・東映の映画製作配給大手4社が構成する業界団体である。会長は島谷能成(東宝社長)。元経済産業省所管。
略称 | 映連 |
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設立 | 1945年 |
種類 | 一般社団法人 |
法人番号 | 9010005015232 |
貢献地域 |
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会員数 |
東映[ 東宝 [松竹]] KADOKAWA(角川映画) |
会長 | 島谷能成(東宝社長) |
関連組織 | 国際映画製作者連盟 |
ウェブサイト | http://www.eiren.org/index.html |
かつての呼び名 |
映画製作者連合会 日本映画連合会 |
概要編集
- アカデミー外国語映画賞の日本代表の選出を行う。
- 「日本映画産業統計」を発表する。
- 私的録画補償金管理協会の会員団体である。
- 文化庁芸術祭が主催する「日本映画名作鑑賞会」の製作を協同組合日本映画製作者協会とともに、東京国立近代美術館フィルムセンターの協力のもとに行う。
- 「アジア太平洋映画祭」に参加する。
略歴編集
城戸賞編集
城戸賞 | |
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受賞対象 | 新人脚本家 |
国 | 日本 |
主催 | 日本映画製作者連盟 |
報酬 | 賞状・記念品及び副賞50万円 |
初回 | 1974年 |
最新回 | 2020年 |
最新受賞者 | 準入賞『御命頂戴!』島田悠子 |
公式サイト | http://www.eiren.org/kido/index.html |
映画プロデューサー城戸四郎の理念にもとづき、城戸の名を冠した新人脚本家を発掘するため、映連「城戸賞運営委員会」が主催する賞である。1974年12月1日(映画の日)に制定された[1]。受賞をきっかけに脚本家、映画監督、小説家になった者も多い。
同賞の発案は、東映館主会のボスで、全興連会長の山田敏郎大旺映画社長で[2]、山田は時の権力者をうまく自分の懐に巻き込んで動かす業界の"裏ドン"であった[2]。城戸が元気な当時は、城戸にぴったりし、城戸が亡くなると岡田茂にぴったり付きで、城戸賞創設の発表は岡田が行っている[1]。このときの発表では「年間を通じ、優秀な脚本二編(現代劇1、時代劇2)、選定の基準は大衆娯楽作品におき、主として若手ライターにウエイトをおく、そのための基金は邦画4社と城戸四郎による250万円とする」という説明だった[1]。創設以降、1994年の第20回まで、岡田が審査委員長を務めた[3]。
なお、優れた若手社会学者に贈られる城戸浩太郎賞も城戸賞と略されて呼ばれることがあるが、この項の映画の城戸賞とは無関係である。
受賞者一覧編集
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脚注編集
関連項目編集
外部リンク編集
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