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太陽の牙ダグラムの登場人物

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太陽の牙ダグラム > 太陽の牙ダグラムの登場人物

本記事では1981年から1983年にかけてテレビ東京で放映された、日本サンライズ制作のロボットアニメ太陽の牙ダグラム』の登場人物について解説する。

デロイア独立派(デロイア人民解放政府)編集

太陽の牙(デロイア7)編集

メインタイトルに冠されている「太陽の牙」という名は、時系列順では第22話の脚本上で初めて登場した[1]。「ボナールグランプリ」の事件で初めてデロイア一般民衆の前に姿を現しダグラムを駆る主人公クリンらのグループを指して、劇中のマスコミ新聞記者ラルターフが自らの署名記事中で創作、命名した渾名である。「ダグラム」という兵器の名前も、同じ新聞記事で初めて作品世界内の一般市民に報された。アニメ誌などでは第1話で用いられた「デロイア7」という名称で表記されることが多かったが、これは本来、地球出稼ぎ時代暴走族だったロッキーたちが名乗っていたチーム名として設定された名前である。そのため第22話まで視聴者は、タイトルにある「太陽の牙」が何を指すのかわからなかった。

クリン・カシム
声 - 井上和彦
主人公でカシム家の三男。17歳。地球連邦軍士官学校の生徒であり、ラウンドフェイサーの操縦訓練も受けていたため、ダグラムを乗りこなすこともでき、専任パイロットとして最後まで戦う。太陽の牙が独自にゲリラ戦を展開し行動していた頃には、士官学校で学んだことを生かし作戦立案を行ったこともある。後に解放軍のCBアーマー隊が結成された後は、隊長のような立場で指揮を執ることもあった。
何事も己の直感を優先して実行する性格で、良くも悪くも社会的立場を重んじる兄達の反感を買うことも多かった。しかし、父のドナンはそんな一途さを評価しており、母もまた「純粋なところがドナンに似ている」と述べている。
ロッキー・アンドル
声 - 田中亮一
暴走族仲間をもとに結成したゲリラグループのリーダー。18歳。粗暴で怒りっぽい所があるが、根は情に厚い男である。当初地球で知り合ったクリンが政治家の息子と知って当初強く嫌悪していたが、父親と袂を分かってまで自分達の味方であり続けようとしたクリンの純粋な心意気に感じて、以後仲間として共に戦い続けた。
平時・戦闘時を問わず、暴走族時代からのリーダー経験によって培われた統率力を存分に発揮し、個性豊かな太陽の牙の面々をよくまとめ、デロイアの動乱を戦い抜いた。
最終回でもダグラムの引き渡しを拒むクリンの意志を汲み、「自分の牙の落とし前くらい自分でつけようぜ!」と仲間たちを扇動し、ダグラムの自爆と共に持っていた武装を炎の中へ投げ捨てた。
キャナリー・ドネット
声 - 山田栄子
サブ・リーダー的存在である男勝りの少女。彼女が朽ち果てたダグラムの前にやってきて戦いの日々を回想する所から物語が始まる。
彼女と兄とロッキーは幼なじみ同士で子供時代はかなりの泣き虫だった。食堂のウェイトレスをやっていたが、兄を連邦軍のゲリラ狩りで殺され、独立運動に身を投じる。このことをしばらく引きずっており、ロッキーとクリンの和解後もしばらくはクリンを敵視していたが、ガルシア隊との戦いで傭兵隊を裏切り、味方に加わったハックルの苦悩をクリンから聞いて彼を理解し始め、仲間として認めた。
戦闘時は、常に真っ先駆けて敵に突進し活発さと勇猛さを発揮、やや細身な体型ながら怪力を要するビッグEガンを単独で放ったこともある。ビリーがTOWミサイル(携行型有線誘導弾)を使う時には、装填手をつとめる。
女性ゆえに他のゲリラから侮られたこともあったが、隠密作戦ではロッキーと共に駆け落ちのカップルまたは新婚を装って行動し、その時にロッキー相手に本音を漏らし、女性らしい一面ものぞかせた。
脚本の初期稿では「ミディア」という名前で、『マイアニメ』(秋田書店)の付録ではその名で記されてしまった。
チコ・ビエンテ
声 - 田中崇 → 銀河万丈 ※本作出演中に改名。
19歳。傷跡のあるスキンヘッド、いかつい風貌の巨漢で見かけの通り怪力で度胸もある一方、性格的には意外にひょうきんでちゃっかりした一面もある。修理屋の息子でメカにも強く、その怪力を活かしてビッグEガンの使い手となり、敵のCBアーマーなど機甲兵力を相手に一歩も退かず多数を撃破した。バラフ軍刑務所に潜入しサマリンとゲリラ仲間を救出する作戦では、その心身の頑強さを発揮して活躍した。
ビリー・ボール
声 - 梨羽雪子
年齢以上に幼く見える16歳。実際に、普段の言葉遣いや、戦闘などで負傷した際に大げさに騒いで痛がるなど、幼さを感じさせる振る舞いが多く、その外見と相まってジョルジュからはやたらと子供扱いされていた。口は減らないが差別的偏見を持たない性格で、ロッキーやフェスタがクリンの正体を知り差別的な態度を取った時も、その態度を疑問視しクリンの方を心配していた。
戦闘時は主に拳銃を使っていたが、物語中盤以降はTOWミサイルを使うことも多くなり、ヘリコプターやCBアーマーを撃破することもあった。
ナナシ
声 - 緒方賢一
年齢や本名は不詳。言葉のなまりが強い、陽気だがひょうひょうとした天然ボケ風キャラクター。服装は、ダグラム奪還時に変装した以外は一貫して半ズボン一枚に裸足でサンダルという軽装である。非戦闘時には、周囲の行動をよそに何かやっては一人芝居をやらかしてズッコケをかますことも多い。
動物的な勘のようなものを持ち、変に気が利き鋭いところもあるムードメーカーでもある。主に雑用係兼衛生兵だが、その勘の鋭さで、敵の計略を見破って仲間の窮地を未然に防いだり、作戦中の独断行動で不利な状況打開のきっかけを作るなど意外な活躍を見せることもあった。
地球に居た頃は盗みで生計を立てていたらしく、爆薬の類や連邦軍の制服などをどこからともなく調達していた。意外にも読書家であり、暇な時は本を読んでいる姿が随所で見られた。頑強なのか、それとも鈍感なのかは不明だが、熱いコーヒーを素手で飲み干したり、厳寒のカルナック山脈や北極でも防寒服を受領することなく前述の軽装のまま過ごしていた。キャラクター設定時に名称未定だったのがそのまま「名無し」となった。
ハックル・G・トンプソン
声 - 小宮山清
もと地球連邦軍の整備兵。デロイア人。24歳だが老け顔。ダグラムのメンテナンスのためにロッキーらに拉致された。一時解放されるが、太陽の牙の面々が、かつて上官から聞かされていたゲリラのイメージとは全く違っていた上、ガルシア隊の悪辣さを目の当たりにし、フェスタに散々いじめられたことも気にせず「クリンが連邦軍から受けたひどい仕打ちに比べ、ゲリラは僕に対し何もしなかった」とゲリラ側に寝返り、正式にダグラムの整備担当になる。
性格は気弱でおとなしく、フェスタなどに「おじん」と呼ばれいじめられたり(ロッキーにそう呼ばれたことも)、ジョルジュの言葉に乗じたチコの冗談半分の脅しに本気でびびってしまうなど、他の仲間に「いじられ易い」性格だが、元正規兵なだけに軍事面での知識は豊富で、ダグラムの部品の多くは地球製であることも知っており、射撃の腕も確かである。また、車輛だけでなく鉄道(機関車)の運転も出来、更にCBアーマーも操縦可能で、立場上ダグラムから離れることがよくあるクリンにダグラムを届けるべく操縦することもある。リタにからかわれてデレデレになってしまうこともあったが、そんな場合でも冷静さは失わなかった。
フェスタ・ブロンコ
声 - 鈴木清信
当初からロッキーのグループに参加。陽気だが、ロッキー以上に乱暴で血の気が多く、いかにも暴走族の典型といった感じのキャラクター。火薬の香りが好きで、Eガンではなく火薬式のサブマシンガンを選んで使用し、白兵戦に長ける。ハックルを拉致した時には縛り上げて引き回すなど散々いじめていたが、彼が毒蛇に噛まれたときには血を吸い出すなどして手当てしたこともあって、彼に恨まれることはなかった。バイクの運転技術は一流で、ガルシア隊を撃破する際に活躍するが、戦いに勝利した後に偶然サイドカーに残っていた手榴弾の暴発によって非業の死をとげる(第17話「死神の執念」)。
ジョルジュ・ジュールダン
声 - 千葉繁
ボナール市の暴走族。17歳。ボナールグランプリのレース会場でフォン・シュタインの演説にヤジを飛ばしたことがきっかけで暴動に発展、混乱の最中、太陽の牙の意気に感じてメンバーに加わる。
千葉繁のアイデアで台詞に九州弁を取り入れ、「常にボナール地方独特の方言で話す」と設定付けられた。その方言を絡めた巧みな弁舌で、前述のヤジをはじめとして何度も聴衆をのめり込ませている(『チョロQダグラム』では口の回転を評価され、レースの実況担当となっていたが、九州弁は使っていない)。
リタに本気で好意を抱いており、彼女の死を知ったときには、後を追うべくミサイルをくくりつけたバイクで連邦軍めがけて特攻を敢行、敵CBアーマーを撃破し人質を取られた味方の窮地を救うが、命中寸前に敵の攻撃による爆風で吹き飛ばされ命拾いした事を悔んで泣き喚いた。
容貌は太陽の牙のメンバーが初対面時に驚くほどフェスタに酷似。フェスタ同様にバイクの運転技術も高く、実際の戦闘でも彼同様通常の機関銃での白兵戦中心で戦っていた。(アニメ誌やエンディングテロップでもしばらく準備稿での名前である『チェスタ』となっていた。)
リタ・ベレット
声 - 川浪葉子
パルミナの踊り子。デスタンがまだゲリラだったころ彼に救われ、その理想主義に共鳴して独立運動に身を投じる。軽いが陽気で純真、常に表裏のない性格。一時、太陽の牙と行動を共にしていた。アンディ鉱山でデスタンと再会し、転向したデスタンに偽情報を掴まされしかもデスタンの名を明かさなかった事で太陽の牙と仲違いしてしまう。その後、デスタンの正体を知るも今度は自分が助ける番だと、デスタンがアンディ鉱山行きの列車に兵器を積み込み武器密輸の裏工作を行っている現場に赴き、彼を更生させようと説得する。しかし、ラルターフが現れた事で裏切られたと誤解したデスタンに射殺されてしまう(第45話「夢散らす凶弾」)。(『コミックボンボン』で連載された森藤よしひろ作画のコミカライズでは別の筋書きとなっている。)

政治関係者編集

デビッド・サマリン
声 - 宮内幸平
デロイア独立運動の指導者で象徴的な人物。もとは博士号を持つ歴史学者であり、劇中の同志、部下たちからは専ら「サマリン博士」と呼ばれる。
彼の持つ独立運動の理念はデロイアの民族主義ではなく、近代的な「個」の尊厳を信ずる立場である。すなわち、「まやかしの民主主義」ではない「平等への真の解放」である。それゆえ、「組織や社会を後ろ盾にする人間は軽蔑」し「個人」を信じ、敵の総大将の息子であるクリンに対しても壁や偏見を生ぜず、鋭い洞察力で同志と見なした。
歴史に学ぶことの重要性を認めつつも、それがしばしば過去の歴史にただ従い踏襲することに堕してしまう歴史観に対立的立場をとっており、創造、前進によって未来を構築する歴史性を強調する。独立運動についても、はじめに独立ありきの民族情緒を抱いているのではない。「対等の立場に立てるようにする」「どちらが腹一杯食えるか」という観点で、独立を掲げている。また、「少数の反対意見や不満分子は必ず出るものだが、それを多数の賛成意見に取り入れ、まとめあげられる社会作りをすれば、多数のために少数を斬り捨てる必要はない」という内容の台詞をクリンに語るシーンがあり、ドナンとは正反対の考え方の持ち主であることがうかがえる。一方で、「少数意見も尊重される社会」が作れればいいが、それはとても困難だ、ともクリンに語っており、またデロイアの独立が成ってもデロイア人皆が幸せにはなれないだろうと、達観しているリアリストでもある。
視野が広く、敵である地球側の要人の息子クリンの性格を見抜き、差別することなく独立運動に加え、ダグラムのパイロットを任せるという大胆な決断を下した。一時連邦軍に拘束されるがゲリラ側が全力を挙げ奪回、人民解放政府成立後はその首班となり、強硬派を支持して、解放軍に北極ポート制圧を命じた。しかし、サマリンの強硬策はカルメルをはじめとする和平派の反発を招くこととなり、人民解放政府内部に微妙な亀裂をもたらす。そして、解放軍が北極ポートを目前にしたところでカルメルのクーデターによって軟禁状態に置かれ、ラコックとの間に偽りの独立協定を調印させられることになる。独立記念パーティーの後にJ・ロックと太陽の牙によって救出されるが、戦いを続行しようとする彼らの行動に困惑して虚脱状態となってしまう。しかし、カルメルの治安軍に包囲されて危機に陥ったときに自らのなすべきことを思い出し、流れ弾で重傷を負いながらもカルメルを説得して治安軍を撤退させる。その後、太陽の牙のもとに戻って彼等を諭し、「生きろ、生きて未来を作れ」と言い残して息を引き取った。
ヘシ・カルメル
声 - 加藤治
デロイア人民解放政府和平派のリーダー。ゲリラ時代は地球連邦内の自治州間の対立を利用し、反メドール州の資本家などを、デロイア独立に協力するよう説得するのを任務としていた。
人民解放政府樹立後、サマリンが主張する北極ポート制圧を無謀と考え、地球連邦との話し合いによる独立を主張した。気弱で優柔不断な一面もあり、次第にその部分をラコックに利用されていき、解放軍による北極ポート制圧制圧作戦の発動阻止を意図したクーデターをお膳立てされた事によってサマリン派を排除することを余儀なくされた。さらにラコックに丸め込まれ、その気はなかった(サマリンに任せるつもりだった)にも関わらず人民解放政府の首班に就任するが、北極ポート制圧未達成だったという事実を突きつけられた形でその軍事的実行力の不足から来る政治力の弱さを突かれる羽目となった上、交渉術ではラコックに遠く及ばないことから連邦との交渉で次々と譲歩を迫られてしまい、結局、独立前とほとんど同じ状態を余儀なくされた事で、ようやくラコックの悪辣さを思い知らされることになる。
しかし、最後の土壇場ともいうべき状況に追い込まれた時、これまでの自分の甘さを自覚して独立運動家としての意地を取り戻し、さらにサマリンに「安易な譲歩を行ったことで、独立が達成出来なかった例は歴史上、数多く存在する」と諭された事を思い出し、デロイアの主権を守るために治安軍を派遣し連邦軍との全面対決を決断する。最終的にはラコックが暗殺された事で地球側の政治的対応がマヒ状態に陥った事も手伝い、「戦闘は避けられた」という形でデロイアの主権は守られるという政治的道筋を成立させ、「太陽の牙」を武装解除させデロイア独立の功労者として無罪放免した。登場人物の誰もが思い描いた理想を目まぐるしく動く現実の壁に打ち砕かれていく中、自分の理想をある程度実現させた唯一の人物となる。
ジョーク
声 - 大林隆介
デロイア独立派ゲリラのリーダーであり、デロイア人民解放政府の幹部である。サマリンの武闘路線に同調する強硬派で、情勢判断に優れた政戦両略の実力者。人民解放軍による北極ポート制圧を事務レベルで積極的に推し進めたが、最高幹部会議中に起こったカルメルおよび側近のクーデターによって揉み合いになった挙句の果てに拳銃で胸を撃ち抜かれ、それでもなおカルメルに怒りを叩きつけるように迫り、その血でカルメルの背広を朱く染めて、志半ばで非業の死を遂げた。

軍部関係者編集

J(ジェイ)・ロック
声 - 曽我部和行
隻眼の独立派ゲリラ。独自の部隊「デロイアの星(通称、J・ロック隊)」を率いて情報工作任務や破壊活動を行い、また度々太陽の牙の危機を救う。ダグラムの強化パーツであるターボザックと専用トレーラーを届けたのも彼である。ザルツェフとは宿命のライバルで、失明した片目は彼との決闘の際につぶされたもの。しかし個人的な恨み以上にザルツェフの有能さ・誇り高さを評価し、失脚した彼をゲリラ陣営に迎えるべきとサマリンに主張した。最後までサマリンや太陽の牙と行動を共にした後、ダグラムの自爆を見届けて何処へともなく去っていった。
バックス
声 - 細井重之
独立派ゲリラのリーダー格の一人。各地のゲリラやデロイア独立に好意的な企業などの組織と連絡を取りながら、情報収集や物資調達などに活躍する。ダグラム奪回後の太陽の牙にEガンなどの武器を調達し、地球主導のデロイア独立後、彼らがダグラムとサマリン奪回に走ったときにも協力した。
ジャッキー・ザルツェフ
声 - 屋良有作
フォン・シュタイン直々にダグラムの掃討を命じられた連邦軍少佐。優れた戦術家で、フォン・シュタインに「もっとも頼りになる男」と称された。ラウンドフェイサーの装甲を全て外して運動性を向上させたり、ターボザック装着でダグラムの跳躍力が低下することを見抜き、崖の上に配置したブッシュマンに攻撃させるなどの奇策で、太陽の牙を危機に陥れた。しかし味方に足を引っ張られたことによる作戦の失敗が重なった上、フォン・シュタインと対立したことから謹慎処分となる。この謹慎期間中にジェイロックの部下が連邦軍の兵士に偽装してザルツェフに接触し、ゲリラ側への協力を何度か要請するが、ザルツェフはこれを拒否し続けた。しかしながら、ザルツェフはゲリラから接触があったことを軍に報告していなかったため、後にフォン・シュタインにこれが知られることになった時に軍規違反で咎められて信用を失い少尉へ降格、軍刑務所送りとなる。その移送途中で独立派ゲリラに救出されるが、ゲリラへの参加については暫く態度を保留した。その後、ゲリラ参加を承諾し、以後はサマリンの参謀として現場の指揮を執る。独立派ゲリラ上層部からも全幅の信頼を置かれ、その能力を遺憾なく発揮した。北極ポート侵攻の中止・休戦時に政治的取引の一環として、自ら連邦軍に逮捕される途を選び、禁固30年の判決を受け、「今度は生きては出られまい」との覚悟を固めて投獄される事となる。尚、独立派ゲリラに参加後は、サマリンをはじめとするゲリラ幹部や太陽の牙のメンバーからは少佐と呼ばれていた。
ガボール・ザナ
声 - 鈴置洋孝
デロイア人のウルナ基地所属の連邦軍中尉。基地司令官のデロイア人ゲリラに対する、人道に反した戦時条約違反行為を批判、司令官から銃殺刑を宣告される。しかしこのことが基地のデロイア人兵士の反乱に発展し、その頭目に祭り上げられる。鎮圧のために連邦軍が攻めてきたときには兵士たちをよくまとめ、その背後から乱入してきた独立派ゲリラに呼応し反撃、敵を追い散らして独立派へ合流する。解放軍ではザルツェフの片腕として活躍したが、北極ポート侵攻の終盤に戦死。
ビギン
声 - 島田敏
デロイア人のウルナ基地所属の連邦軍少尉。兵力掌握や部隊編成などでザルツェフやザナを補佐した。

その他ゲリラ等編集

バスク
声 - 千葉繁
デロイア人のテロリスト。地球でドナン・カシムの暗殺を計りクリンに取り入って騙し、ラウンドフェイサーを奪ってドナン・カシムが搭乗するシャトルを攻撃するが失敗し、取り囲んだ警備部隊の挑発に乗ってしまい対アーマーライフルでコクピットを狙撃され死亡した。
デオル・ドネット
声 - 木原正二郎
地球連邦第8軍かつ元“デロイア独立正規軍”の軍曹。キャナリーの兄でロッキーとは幼馴染み。ロッキーにオートバイの運転を教えた。
フォン・シュタインの謀略と裏切りを訴えるために同志と共にクラブガンナーで反乱を起こすが、鎮圧部隊によって殲滅殺害された。
ジョージ
声 - 滝雅也
デロイア独立派ゲリラのリーダー。バックスと親しい間柄でありボナールでのダグラム量産を切望していたが、アジトをガルシア隊に攻撃され自らもその銃弾に倒れた。
エディ
声 - 島田敏
デロイア独立派ゲリラの一員であった。議論を好みデスタンと話が合うが、いざ戦闘となると怯えてしまい、ロッキー達とは折り合いが悪かった。ボナールに到着したキャナリー等を見掛けた時に慌てふためいて逃げたが、その後デスタンに誘導されたロッキー達を追いかけ、実はデスタンがゲリラを裏切って連邦軍の手先となっている事を明かし、さらにはサマリンの転向声明を知らせた。クリン達がボナールのエネルギー集積基地から脱出する際に、基地を取り囲む連邦軍兵士に向かって小銃で単身突撃、返り討ちで死亡するもその脱出を成功させた。
ハーマン・ベイカー
声 - 飯塚昭三
デロイア独立派ゲリラに私邸を会議場として提供した。
クローニ
声 - 笹岡繁蔵 / 田辺博章
デロイア独立派ゲリラ“デロイア解放隊”のリーダーで、ゲリラ会議に参加した。デロイア人民解放軍の北極ポート進攻時には戦力としてその一翼を担った。
ドック
声 - 長堀芳夫
デロイア独立派ゲリラ“大地の絆”のリーダーで、ゲリラ会議に参加した。デロイア人民解放軍の北極ポート進攻時、第1次カルナック山脈攻略に失敗し戦死した。
ウイリー
声 - 桜庭祐一
デロイア独立派ゲリラ。バラフ軍刑務所に収容されており、潜入したチコからサマリンが収容されている事を知らされた。脱走を実行するが、囚人に紛れたスパイによって計画は事前に漏れており失敗に終わった。
ノキオ
声 - 亀井三郎
パルミナ大陸ゲリラの総リーダー。機運が高まってゲリラによるドガ攻略を画策するが、サマリンからは時期尚早だと諭された。そして確たる組織体系も持たずにドガを攻撃した結果、ボイドの的確な指揮の元でこれを迎撃した連邦軍にゲリラは敗北した上、ノキオ自身も撃たれ死亡した。
エル・ゴード
声 - 野本礼三
タロス村ゲリラのリーダー。連邦軍に村を襲撃されたが“太陽の牙”によって危機を救われた。
ブリアン
声 - 笹岡繁蔵
サマリン等をアンディ鉱山に誘導した。
“赤い星”リーダー
声 - 岡和男
廃止された野戦病院からの脱出者を“太陽の牙”と協力してアンディ鉱山内に誘導、途中で連邦軍に阻まれ人質を取られるがジョルジュの暴走により窮地を脱した。
伝令
声 - 二又一成
デロイア人民解放軍の伝令。サマリンおよびザルツェフからの指令をオートバイで解放軍遊撃隊である“太陽の牙”に伝達した。
デイビス
声 - 野村信次
元地球連邦軍CBアーマーパイロットで脱走し“デロイア解放隊”に加わった。地球人のクリンに代わりダグラムの操縦を任されるが、戦闘への恐怖心から敵前逃亡した。連邦軍を脱走したのも実はその恐怖心からであった。敢えて自己の弱さを曝け出し、最前線から去って行った。
ロジャー
声 - 不詳
J・ロック隊の隊員。“太陽の牙”と共に砂漠の砦で戦闘中、地球連邦軍のデューイ戦闘ヘリの銃撃を受けて戦死した。

治安軍編集

マービン
声 - 塩屋浩三
デロイア新政府治安軍の大尉。ラコックの独断で派遣された地球連邦軍を実力排除するため、カルメルによって“太陽の牙”とJ・ロック隊が立て籠もる砂漠の砦付近の戦闘地域に派遣された。ラコックの死亡によって地球連邦軍が撤退した後に“太陽の牙”とJ・ロック隊に武装解除を要請して応諾され、ダグラムの自爆に当たっては治安軍兵士共々挙手敬礼してこれを見届けた。

地球連邦編集

カシム家関係者編集

ドナン・カシム
声 - 山内雅人(ナレーションも兼任)
クリンの父親で、地球連邦評議会議長(メドール州選出)、メドール州副首相。57歳。妻にフィナがいるが、彼女は後妻であり、クリン以外の3人は前妻との間の子である。
デロイア独立は、国家間の対立を克服してようやく成立した地球連邦に対する歴史の逆行であり、デロイアの自治権確立も時期尚早でデロイア人と地球人の双方を不幸な結末に導くという観点から、デロイア独立阻止のために尽力する。しかしその方法が「独立派をあぶり出して一網打尽にする」など、あまりにも高圧的なため、かえってデロイア独立運動を活発化させてしまう。また、それを息子のクリンにいさめられると、「政治とは最大多数の繁栄のために行うもの、それを実現するための多少の犠牲は仕方ない」という考え方を露わにして一蹴し、結局クリンを敵であるゲリラへ走らせてしまう。しかし、それでもクリンのことは自分にとてもよく似た一途さを評価し、表にこそ出さなかったが同時にその身を案じていた(ただし、第1話でラコックからクリンのことを「獅子の子はやはり獅子」と警告されている)。
人間の本性を見抜く目を持った視野の広い人物であり、クリンやレークの実直さを評価する一方で、ラビンやロイルの奢った考えを良しとはせず、ラコックの卑怯な面も見抜いている。また、敵ながらサマリンにも敬意を抱いており、会見した際には手錠を外させるなど、対等な立場で話をしようという姿勢を見せた。しかし、「地球のやり方はいつも同じだ。手錠は外しても囚われの身には変わりはない。まるで立場が違う」と、サマリンから指摘された。
デロイア独立に反対する理由は、私利私欲などではなく、「自分は人の親であると同時に地球人類の親である。親が子の幸せを願うのは当然である」という自覚と信念に基づくものであり、地球人類の生存に必要なデロイアの資源がデロイア人に独占支配されることを避けるためだった。
以前から重い病(一時的な発作の際の描写では頭をかばっているときと胸を押さえているときがあり、病名も全く語られていないため、詳細は不明)を患っており、それが性急かつ強引なデロイア政策を執ってきた最大の理由で、「自分が生きているうちに地球のことを固めておかねばならぬ、死んでからでは手遅れだから」と、主治医にして親友のニールに自身の余命まで問い質すほど強い思いを抱いていた。ドガ市陥落後に病状が悪化して倒れ、最期はクリンに「自分の信じる道をまっしぐらに生きろ」と言い残した後、妻フィナに看取られながら世を去った。この遺言はクリンに強い影響を及ぼし、最終的にクリンはデロイアに骨を埋める道を選ぶこととなった。
なお、劇中でのドナンの地位は「連邦評議会議長」であるが、アニメ誌、『デュアルマガジン』といった関連媒体では一時「地球連邦副大統領」とされていた。
フィナ・カシム
声 - 山口奈々
クリンの母親であり、ドナンの妻。50歳。温厚で誠実な人柄で、ドナンとの夫婦仲は良い。実は後妻であり、クリン以外の子供とは血がつながっていないため、ラビンからは疎まれているが、「自分の子供達に対しては、分け隔てなく平等に扱い接してきた」と自負している。デロイアが独立し、一連の戦いに終止符が打たれた頃までには、家族は皆カシム家を出ており、フィナと執事のワトキンスだけが残っていた。終戦後にはクリンが一時帰宅したが、「もうどこにも行かないでおくれ」というフィナの願いとは裏腹に、クリンはドナンの遺言に従いデロイアに戻る道を選んだ。
ラビン・カシム
声 - 政宗一成
ドナンの長男で、財務省勤務のエリート官僚。既婚者で妻(声 - 尾崎桂子 → 山田栄子)がいる。性格は頑固かつ短気で狭量で、デロイア人を徹底的に見下している。昔から他の兄弟とは違う行動に走るクリンを忌々しい存在として邪険に扱う。また、クリンの実母である継母のフィナに対しても冷淡な態度を取っており、母親が異なるのもクリンを嫌っている要因である模様。
社会的立場を重んじていると言えば聞こえはいいが、保身に汲々とした考えが根強い。同じ地球人は勿論の事、他人か身内かも関係なく学歴・地位や行動などの「表に出ている一面のみ」でしか相手への判断や評価をせず、格上には平伏し格下には容赦しない。ロイルやレークの窮地にも罵倒するばかりで救いの手を出そうともせず、ドナン死去の直前では茫然自失となって出てきたクリンに対してでさえ「親不孝者め!」と口汚く罵っていた。最後までクリンとの和解や改心は無いまま、カシム家を出ていく。
小説版では妻の他にもデロイア人の愛人がいるが、子供が出来る度に中絶を強要するという残忍な性格描写がなされている。
サラ・カシム・ボイド
声 - 梨羽雪子
ドナンの長女。レークの妻で間に2児。ラビンと違ってフィナの事は母として尊敬しており、共に弟・クリンの事を心配していた。その一方でラビンやロイルの事は内心軽蔑している節がある。ドナンの死後は夫についていく形で家を出て行った。
ロイル・カシム
声 - 塩沢兼人
ドナンの次男で、地球の総合商社RDカンパニーに勤務しているエリートサラリーマン。25歳。ラビン同様にクリンを疎ましく思っている。ラビンと違って怒りっぽくはないものの、自己保身的な面に至ってはラビン以上である。その上、困ったときには最初から他人の力をアテにすることしか考えず、自力でどうにかしようとは少しも考えない他力本願の典型と言える性格で、なおかつ、それをラコックやドナンから露骨に指摘されても意に介さないほどの厚顔無恥。RDカンパニーにもカシム家とオーセル財閥とのコネで入社した身でありながら、部長止まりの今の地位を不服に思っている。ロイルを利用して失脚させようと企んだラコックの策略にかかってゲリラに武器を売却し、後にラコックによってその事実をマスコミにリークされたことで社会的信用を失った。
レーク・ボイド
声 - 池田勝
地球連邦軍大尉、行政官就任後は少佐。クリンの義兄で、サラとの間に2児。学生時代はラグビーの選手であった。
実兄の2人以上にクリンのことを考え、親身に思っている。軍事指揮官として非常に優秀であり、最初のドガ市攻防戦では鮮やかな手腕でゲリラの蜂起を鎮圧し、その軍才の高さを発揮している。
ドナンからは「もともと軍人だから不器用で政治家には不向きかも知れん、しかし人の上に立つのに充分な誠実さがある」と評価され、独立派ゲリラの勢いが強いパルミナ自治州の行政官に任命される。ゲリラ・連邦の区別なしに負傷者の治療が出来る野戦病院を設立、デロイア人住民や兵士の待遇改善を訴え、独立派との対話路線を模索するなど善政を敷いた。その方針は、軍部からは「甘い」と批判され、(地球人への不信に凝り固まった)ゲリラや人民の一部の上層部からは「(地球人の狡猾さを知らなければ騙されそうなほど演技のうまい)相当な狸」と煙たがられ疎まれたが、彼の居住まいを常に目の当たりとしていた側近から絶大な支持を受け、ほとんどの人民からも徐々に支持されるようになっていった。しかし、あくまでも職業軍人なので政治的な駆け引きを苦手にしており、独立派と地球派との意見の食い違いや対立に翻弄され、さらにその不器用さを突いたラコックに利用されることがあり、サマリンからは「(独立戦争を止めるという意味では)来るのが遅かった人物」と評価された。ウルナ基地でデロイア人兵士による反乱が発生した時に反乱軍兵士の説得を行うも失敗に終わる。その際、派遣した軍使から伝えられたザナの言葉「我々は地球人ではなく、デロイア人なのです」の言葉に大きな挫折感を味わい、周囲に惜しまれながらも行政官を辞任した上に連邦軍も除隊する。その後は病に倒れたドナンをワトキンスと共に看病した。ラコックに対しては当初は同じドナン派として彼の意見に同調していたが、その腹黒い本性を目の当たりにするに連れて「私だったら(ドナンと違って)あんな奴は絶対そばに置かない」と嫌悪感を抱くようになる。
なお、第4話でCBアーマーを「アイアンコンバット」と呼ぶシーンがあるが、レーク自身CBアーマーの開発に関わっていたので、つい口から出たものと思われる[2]
ワトキンス
声 - 緒方賢一
カシム家に仕える執事。温厚な性格で、カシム家の者に忠実に尽くしてきた。ドナンが倒れた際は、デロイアまで来訪して看病に当たった。
ただ、気弱な部分も目立ち、ラコックからドナンの考えを問いただされた時には、ドナンのラコックとレークに対する評価(各キャラの項参照)を、ドナンの言葉そのままで答えてしまい、ラコックの野心の火に油を注ぐことになった。また、病床のドナンに対するラコックの危険な行動(断定は出来ないが生命維持装置に何かをしようとする動きだった)や野心をあらわにしたときの横暴な言動にも、うろたえるばかりでほとんど対処出来なかった。
最終回では一人残されたフィナを案じつつ、地球に(一時的ではあったが)帰って来たクリンの姿に嬉し泣きを見せた。
ヘルムート・J・ラコック
声 - 仁内達之
ドナンの補佐官としてカシム家に出入りしている青年。25歳。博識で機転が利くが謀略と奸智に長けた策略家であり、ドナンから「能力的には政治家向きだが、残念ながら人徳がない、(手にした権力を乱用させないためにも)補佐官が分相応だ」と評価され疎まれていた。そのことをワトキンスから聞いてからは、「ドナンの下では望むような出世は果たせない」と、野心を表に出して独自の行動を起こしはじめる。ドナンが病に倒れると、あっさりとドナンを見捨てて反ドナン派に寝返り、連邦政府のデロイア駐在弁務官の肩書きを獲得、事実上デロイアにおける地球連邦側最高実力者となる。非常に権力欲が強い人物で、謀略によって他人を陥れることや、用済みになった人間を容赦なく切り捨てることも躊躇せず、己の利益のためなら事の善悪問わず何でもやり、時には自らの手を汚すこともいとわない性格である。
ドナンに対しては「獅子(優秀な政治家)」として一応の敬意は持ち、まだ少年とも言えるクリンをも「獅子の子(器量人)」として評価するなど人の才幹を見抜く目は確かな男だったが、その度を越えた酷薄さの為に人からは好かれず、彼をよく知る者達からまともな愛情を受けられない孤立した人物でもあった(秀麗な外見と卓越した才略を持ちながら友や恋人と呼べるものもおらず、レークのような人格者から嫌悪され、素直な好意を向けていたデイジーからも冷淡に避けられていた事実はその証明といえる)。
地球の権益の代表者としてデロイアを実質的に支配する立場に立つことを狙い、人民解放政府和平派のリーダーであるカルメルを利用し、決定的状況で解放軍指導部を一時的な機能不全に追い込んだ隙に地球軍側の防備を充実させた上でデロイアに地球主導の独立を認めるという(譲歩に見せかけた)交渉を成立させる形で、一気に解放軍を解散に追い込み、その軍事的実行力を削ぐことに成功した。しかし、最後の最後でカルメルが独立運動家としての意地を取り戻し、自分の思い通りに動かなくなったため、カルメルたち新政府の丸め込みにかかろうとした時、散々利用してきたデスタンが現れ、更なる報酬を無心してきたことを「寄生虫」呼ばわりして冷たくあしらった結果、そのデスタンに背中から撃たれて殺されるという、自業自得を絵に描いたようなあえない最期を遂げた。
マリアン
声 - 鵜飼るみ子
カシム家の家政婦。

民間人編集

ディック・ラルターフ
声 - 兼本新吾
ジャーナリスト、47歳。反権力志向の中年記者。APU通信の特派員としてデロイア中をまわっている。心情的にはクリンらに近く、デロイア独立運動を、メディアの面からサポートした。デロイアで身寄りのないデイジーにも好意的に接し、助手というかたちで自分の仕事に同行させることで、彼女の成長に一役買った。「太陽の惑星デロイアの持つ鋭い牙」との意味を込めて、クリンらのグループを「太陽の牙」と命名し、J・ロックがこの名で呼ぶきっかけを作った。
デイジー・オーセル
声 - 高島雅羅
本作のヒロイン。クリンの恋人で16歳。オーセル財閥会長・モレアの娘。世間知らずのお嬢様だったが、単身クリンを追ってデロイア星に渡航し、その旅でジャーナリストのラルターフの助手として同行して、様々な体験を経て目覚しく成長する。ラルターフの勧めで野戦病院を訪れた彼女は、現実を目の当たりにし、クリンを追うことを止め、野戦病院の看護婦に志願、やがてクリンとの再会も果たす。野戦病院閉鎖後は、野戦病院で上司だったダロウェイが設立し運営する孤児院で働き、休戦後もデロイアに残り孤児達の世話を続けた。なおクリンは最終回で地球に一時帰郷する際、ラルターフに「半年経ったらデロイアに戻ってくる」とデイジーへの伝言を託して旅立った。
アイキャッチでは、後方地域で気づかずすれ違い、互いに「あ!」となるシーンが描かれる。
モレア・オーセル
声 - 藤城裕士
地球のオーセル財閥会長でデイジーの父。富裕層であるが篤実な性格。
デロイアで最初に娘と再会したときは、父に甘えることなく意思を持って行動する姿を見て、その成長を認める。
その後、財閥系企業によるゲリラへの武器横流しを知り、少しでも罪滅ぼしになればと、デロイア独立パーティーの会場で再度再会した娘に、頼まれるまでもなく孤児院への寄付を申し出た(当時、孤児院は貧窮しており、デイジーも『こればかりは父を頼ってみるしかない』と意を決して会場へ出向いていた)。
コール・デスタン ※劇場版での名は“ワイヤード・デスタン”
声 - 広瀬正志
元は独立派ゲリラ組織の一つのリーダー格。かつては真摯に理想を追求する真面目な人間であり、酒場の客のいかがわしい注文に応じようとするリタをひっぱたいて止めたこともある。彼の真面目な性格はその場の酔客が彼の説く理想に共鳴するほどであり、リタに至ってはその理想に賛同して独立運動に身を投じている。
ただ、持論に関し頑固であり、太陽の牙の面々とは意見の相違でもめることが多く、途中で別れてしまう。理論家ではあっても一瞬の判断力と運の強弱で生死が決まる戦場に必要な沈着さにまるで欠けており、実戦においては物陰に隠れ震えるばかりで、(後述の転向後の話だが)自ら人を手にかけてしまった直後には錯乱するなど、精神的なストレスに弱く、戦闘指揮官の器ではなかった。その後ボナール市でのゲリラ弾圧を機に全ての理想を捨てて転向し、ラコックの情報屋となるが、誤解からリタを射殺してしまい、罪悪感から一時情報屋稼業から手を引く。
その後、常連となったレストランの女主人・オレナと懇意になったのをきっかけに情報屋稼業を再開し、ラコックとカルメルとの交渉にも一役買い、ラコックからまとまった金を手にした後はオレナを愛人として田舎で暮らす。さらに、ラコックが対デロイア政策のトップに昇りつめたことを知り、オレナの制止を振り切って更なる富や社会的地位をも手にしようと画策するが、ラコックに散々罵倒された挙句最後に叩きつけられた「寄生虫」という言葉に逆上して彼を背後から射殺し、そのまま錯乱状態へ陥ってしまう。
ネルオーダー
声 - 緒方賢一
ネルオーダー・メタリック社の社長。サマリンに資金援助を約束するが、その見返りにRDカンパニーによる吸収合併を阻止するため建設中のスタニウム工場の破壊を要求した。また、ラコックの策謀により地球資本から圧力を受けてボナール財界からの援助が望めなくなり、窮地に立たされた。
ハレル
声 - 山田俊司
ネルオーダー・メタリック社の幹部。窮地に立たされた会社を救うため、ネルオーダーに代わってサマリン等の行方を漏らした。
ダロウェイ
声 - 尾崎桂子
レークが設立した野戦病院の看護婦長。連邦軍兵士がゲリラの負傷兵を強引に連行しようとしたときは、軍人相手でも恐れることなく叱り飛ばした上、平手打ちを見舞って阻止したほどの女傑である。仕事に際しては迅速で的確な判断力を発揮、デイジーの成長にも大きな影響を与えた。野戦病院閉鎖後はドガ市で孤児院を開設、デイジーとともに戦災孤児の救済に努める。
ニール
声 - 村松康雄
ドナンの主治医を務める医者。ドナンとは学生時代からの親友で、公私の別なく何でも語り合える仲であった。ドナンに問いただされて余命が半年であることを伝えたときは、「真実を伝えることが、これほどつらいと思ったことはない」と苦悩をにじませていた。
ドナンの病気が悪化して倒れてからは、デロイアに渡航し最期まで治療にあたった。
オレナ
声 - 高木ゆう子
スパ市郊外でレストランを経営する女主人で、解放軍の兵士達が常連客だったが、他にデスタンも常連として入り浸っていた。「田舎に引っ込んでのんびり暮らしたい」という夢を持っており、そのことと解放軍兵士たちの話を聞いたデスタンが、彼女のためにと情報屋稼業を再開するきっかけとなった。
その後、デスタンのおかげで夢が叶い、彼の愛人として田舎で暮らすことになった。だが、デスタンがラコックから更なる富を手にしようと画策した事を知り、「望みが叶ったからもう充分」と引き留めたが聞き入れられず、結局、デスタンとは離れ離れになった。
ロッキー・アンドルの兄
声 - 山田俊司
自動車解体業を営み、弟のロッキーとは違い地道な人生を歩んでいる。

政治家・官僚等編集

ディスモント
声 - 伊井篤史
ボナール市長。デロイアで初めて公選によって市長に就任した。デロイア独立派に寛容だったが、デロイアが州に昇格したためその政策をボナール経済界から疎まれるようになり、さらにはフォン・シュタインらによって市長を辞任させられた。フォン・シュタインとグランフェルドの台頭を悲観して拳銃自殺を遂げた。家族には妻と一人娘のミリンダ(声 - 川浪葉子)が登場しており、ミリンダはラコックの不穏な言動に対し不快感をあらわにしていた。
グランフェルド
声 - 鈴木泰明
ボナール市の公安長官で、デロイア独立派をボナールから一掃した。後にボナール市市長に就任、フォン・シュタインとは士官学校の同期だった。
エイモンド・ビラフ
声 - 塚田正昭
アンディ鉱山会社のコホード州代表。反メドール3州側であり、アンディ鉱山にサマリン等を潜伏させた。
ライアン・バーガー
声 - 緒方賢一
アンディ鉱山会社のミンガス州代表。反メドール3州側であり、アンディ鉱山にサマリン等を潜伏させた。
ジャクソン・ライズ
声 - 二又一成
アンディ鉱山会社のローディア州代表。反メドール3州側であり、アンディ鉱山にサマリン等を潜伏させた。
アール・シルバ
声 - 亀井三郎
地球連邦ミンガス州代表。地球連邦評議会を前にフォン・シュタインを口説いて切り崩しに掛かったが失敗した。
ロマン・ガーコフ
声 - 緒方賢一
コホード州の通商官。反メドール3州を代表し、ラコックに寒冷地用CBアーマーを売り込んだ。

軍人編集

フォン・シュタイン
声 - 蟹江栄司
地球連邦軍第8軍大佐。デロイア自治州代表。デロイア出身だが、地球で教育を受け長く暮らしたため、考え方は地球人とほとんど変わらない。
かつては「最も信頼していた」ザルツェフをはじめ多くの兵士に尊敬されていたが、デロイア自治州の代表に就任しドナンの傀儡となった頃から、現場を無視した政治的配慮優先の命令を下すことが多くなり、ザルツェフからは「背広が着たくなったか」と嘆かれ、一般兵からも「あんな人じゃなかった」と酷評されるようになった。しかし軍事面では「追い込まれた時の方が彼は強い」とザルツェフは評価しており、事実、度重なる敗戦で第8軍が弱体化後、北極ポートに進軍する解放軍に対し特殊部隊を編成し連邦軍がゲリラ戦を行うという奇策を実行、多大な戦果を上げたりもした。ドナンが病に倒れた後、権力欲むき出しで行動するラコックの悪辣さを痛感してデロイア人としての誇りを取り戻し、サマリンとの直接会談に向かうが、これに驚き焦ったラコックのなりふり構わぬ強引極まりない命令で攻撃を受ける羽目となり、驚愕と怒りの中、ヘリコプターを撃墜されて死亡、その死はラコックの策略により事故死として片づけられた。
ミゲロ
声 - 木原正二郎
地球連邦軍の大尉。フォン・シュタインからダグラム撃滅の命令を受け、デューイ戦闘ヘリとラウンドフェイサー3機で攻撃を掛けるが失敗、退却した。
ダンロック
声 - 池田勝
地球連邦第8軍の中将で司令官。フォン・シュタインにデロイア独立の決起を促されるが相手にしなかったために射殺された。
ジュディア・オハラ
声 - 尾崎桂子
地球連邦第3空軍所属の女性中尉。ドナン・カシムが搭乗したシャトルに同乗した。
ブレナー
声 - 石森達幸 / 緒方賢一
地球連邦第6軍の大佐で司令官。フォン・シュタインに第8軍と人民解放軍を戦わせて双方を弱体化させようとするラコックの策謀を忠言した。また、北極ポートに迫った休戦中の解放軍を包囲するようにとのラコックの要請に軍人として従った。
ダーク
声 - 戸谷公次 / 佐藤正治
地球連邦軍曹長。CBアーマー隊の隊長で、その操縦の腕前は一流と呼ぶにふさわしいものを持っている。統率力や指揮能力に長ける叩き上げの下士官。命令には素直に従い、任務に忠実であることをモットーとする、職業軍人の典型。口が悪く、敵対した者には容赦しない反面、故郷に残した妻子のことをいつも気にかけ、懐に写真をしのばせていた。
ドナン救出作戦時にラウンドフェイサー小隊を率いる。基地のラウンドフェイサーをトレーラーごと盗み出し追いついてきたクリンを、ラコックとレークの「戦時特例法205号が適用される」との進言で、臨時に配下に加えた。
その後、ゲリラ追討戦でクリン達と敵対するも、過去の恩により反撃をためらうクリンを翻弄し、援護したビリーキャナリーをも追い詰めるが、眼前の仲間の危機に吹っ切れたクリンの攻撃を受け戦死する。なお、コミカライズ版ではレークのようにクリンのことを幼い頃から知っており、クリンからも「憧れの軍人」として尊敬され慕われていた、と言う設定が加わっている。
ノートン
声 - 市東昭秀
地球連邦軍ドナン・カシム救出隊の軍曹でダークの部下。作戦中ラウンドフェイサーで敵パトロールヘリを撃墜するが、敵クラブガンナーのミサイル攻撃を受けて戦死した。
ベリオン
声 - 桜本晶弘
地球連邦軍ドナン・カシム救出隊の軍曹でダークの部下。敵クラブガンナーのミサイル攻撃により乗機のラウンドフェイサーを損傷した。
ブルーム
声 - 山田俊司
地球連邦軍ドナン・カシム救出隊の伍長でダークの部下。救出作戦でダークの指示に従わなかったクリンを咎めた。後にダグラム追討隊として作戦に従事するが、ダーク共々クリンが操縦するダグラムによって倒された。
グラッシン
声 - 徳丸完
地球連邦軍ドナン・カシム救出隊の特殊部隊隊長。囚われたドナン・カシムの元へと急ぐクリンを待ち受けた敵の機銃座を手榴弾で爆破し、間一髪でクリンを救った。
ヴルドラン・ガルシア
声 - 玄田哲章
地球連邦軍大佐。ゲリラ狩りを得意としている、荒くれ者の傭兵部隊、通称「ガルシア隊」の隊長。残忍かつ横暴な性格で、金が全てであり、勝つためには手段を選ばない。その上、正規軍との連携を命じられても従わずに手柄を独占しようとし、そのせいで自分達が敗れると今度は正規軍に連絡を取って任せっきりにするなど、身勝手でもある。配下の兵士達も「規律というものは一切持ち合わせていない」という言葉がぴったりな者ばかりで、行軍中に平然と民間人を蹴散らすことなど日常茶飯事、規律正しい行動を取る連邦軍兵士を茶化すことさえあった。また、ドーベルという名の残忍で凶暴な猟犬をペットとして連れている。
太陽の牙追討のために送り込まれ、得意の砂漠戦と新型CBアーマーデザートガンナーで彼らを窮地に追い詰めた。しかしハックルの裏切りが引き金となり戦況は逆転、部隊は壊滅する。撤退命令が出た後、自分たちの面目を丸つぶしにした太陽の牙に激しい復讐心を燃やし、連邦軍士官を殺してデザートガンナーを奪いなおも執拗に単身追撃するが、結局敗死する。
オッペ
声 - 千葉繁
ガルシア隊の副官。性格はかなり悪く、ごろつきや私兵集団の隊長の典型ともいえる人格。
コイン占いが趣味でよく当たると自負しており、実際その通りになるというケースが多かった。しかし、ハックルの芝居に対しては、コインの出目の読みを誤ってガルシア隊を壊滅に導いてしまった。最後の力を振り絞って、手榴弾をクリン達に投げようとしたところをハックルに射殺される。しかし、その手榴弾は不発弾となってフェスタのバイクに入り込み、その命を奪ってしまうことになる。
ガゼール
声 - 三橋洋一
地球連邦第8軍の少尉。ガルシア隊に増援部隊およびデザートガンナー2機を引き渡すために派遣された。初陣であり実戦経験が乏しく、ダグラムに爆弾を仕掛けたというハックルとクリンの狂言を疑いながら監視していたが、ハックルが渡したケーブルを握って感電させられ、ダグラムのコクピット付近から地上まで落下した。
M・ワサキ
声 - 筈見純
地球連邦第8軍の大尉で救援部隊の隊長。ガルシア隊を撤収しデザートガンナーを引き上げるためにフォン・シュタインにより派遣された。ダグラムを恨むガルシアによって脅迫されデザートガンナーを奪われた上に、同様にガルシアに拳銃を突きつけられて脅された味方のCBアーマーパイロットによって射殺された。
ガーシュナー / ルドルフ / アルフレッド
声 - 不詳
地球連邦第8軍のCBアーマーパイロット。軽量化改装ラウンドフェイサーを操縦し、ザルツェフの指示によりフォーメーションを組みダグラムを攻撃し追い詰めるが、J・ロック隊に管制ヘリを攻撃され命令により退却した。
バラフ軍刑務所所長
声 - 北川米彦
サマリンが収容されているバラフ軍刑務所の所長。フォン・シュタインによって所長に任命された。収容所の警備を巡りザルツェフと対立し非協力的であったために、結果的にサマリンをゲリラに奪い返されるはめになった。
看守長
声 - 玄田哲章
バラフ軍刑務所所長の部下。脱走を図ったウイリーとチコを拷問にかけた。
ギルソン
声 - 滝雅也
地球連邦第8軍の中尉。ラコックの知り合いでザルツェフに代わりサマリンとダグラムを追討する指揮官に就任した。直後に2階級昇進して少佐になったが、サマリン等とダグラムを乗せた船に無理な攻撃を仕掛けて失敗した。
ハンズ・ドリップ
声 - 長堀芳夫
地球連邦軍の大尉でパルミナ行政官の副官。ロイ・ゲイダは友人。ボイドの行政方針に共鳴しており、デロイア人民解放軍がドガを陥落させた際には行政庁に残りサマリンに投降した。
ロイ・ゲイダ
声 - 市東昭秀
地球連邦軍の大尉でパルミナ行政官の副官。ハンズ・ドリップは友人。ドリップ共々ボイドの行政方針に共鳴しており、ウルナ基地反乱の際にはデロイア兵を救済すべく投降を呼びかけた。
エバンス
声 - 長堀芳夫
地球連邦第8軍の軍曹でブロックヘッドのパイロット。ハンクに「地球に戻ったら家に遊びに来てくれ」と話していた。ダグラムの攻撃を受けて戦死した。
ヒース
声 - 不詳
地球連邦第8軍の伍長でエバンスと同じブロックヘッドのパイロット。ダグラムの攻撃を受けて戦死した。
ハンクとアーロン
声 - 政宗一成(ハンク)二又一成(アーロン)
地球連邦第8軍の軍曹と伍長で、アンディ鉱山近郊のブロックヘッドに乗る。
上司のハンクは、命令には素直に従う職業軍人だが、同時に人間としての感情も尊重すべきと考える人物。ダグラムとの戦いで友軍機を撃破され、同僚を失ったことを嘆いていた。そしてその後の出撃において撤退命令を無視し、復讐のため単独攻撃をかけることを決意、修理中で非武装のダグラムに奇襲をかけるが、マグランチャーを奪われて返り討ちに遭い彼らは機体を棄てて脱出した。
本編での出演回数は少ないが、『チョロQダグラム』ではクリンと彼らが主役となった。
ブラドー
声 - 緒方賢一
地球連邦第8軍の少佐でウルナ基地の司令。裁判なしでゲリラの処刑を命じたことを部下のザナに指弾され、激怒した挙句の果てにザナを営倉に入れた。後日ザナを処刑しようとしたが、部下のデロイア兵の反乱に遭い殺害された。
バルディー / ゴーレン / ジムル
声 - 長堀芳夫(バルディー) / 岡和男(ゴーレン) / 島田敏(ジムル)
地球連邦第8軍ウルナ基地の兵士。ザナの反抗による連帯責任で営倉入りにされるのを恐れ脱走し、逃走途中“太陽の牙”に遭遇し助けられ、ザナの抗命事件および連邦軍内部でのデロイア人差別の実態を告白した。
ブリンク
声 - 塩屋浩三
地球連邦第8軍の大尉。選りすぐりのCBアーマーパイロットで構成される24(にーよん)部隊の隊長。部下はバレル・テニスン・ラッドの3名。Xネブラ対応型にカスタマイズされ、有線式のアームリニアガンを装備した高性能のラウンドフェイサー(通称、コーチマスペシャル)を与えられている。24部隊は青をシンボルカラーとしており、使用機材や服装の全体もしくは一部分に必ず青が配色されているのが特徴。前述のウルナ基地反乱がきっかけで急激に強化された反乱勢力に対抗すべく、招集される。
ラッド
声 - 田中崇 → 銀河万丈 / 加瀬康之(サンライズ英雄譚シリーズ)
地球連邦第8軍24部隊の少尉でブリンクの部下。巨漢の黒人。ウエーブ大地攻略戦では僚機と共にダグラムを追い詰めるが、デロイア人民解放軍の本隊が現れ退却した。スタンレー高原での戦いで乗機が解放軍の落とし穴にはまった友軍機に足を引っ掛けて転倒、解放軍のブロムリーA・R・M・Cインステッドを撃破するも同時に放たれたリニア砲がコクピットを直撃、戦死した。
テニスン
声 - 目黒裕一
地球連邦第8軍24部隊の軍曹でブリンクの部下。色白で小太り。口が悪い。スタンレー高原での戦いでは、デロイア人民解放軍の罠に嵌まり追い詰められ包囲されて集中砲火を浴び、壮絶な最期を遂げた。
バレル
声 - 鈴置洋孝 / 森利也(サンライズ英雄譚シリーズ)
地球連邦第8軍24部隊の伍長でブリンクの部下。若者で金髪の優男。スタンレー高原での戦いでダグラムと対決し戦死した。
リマ
声 - 田中崇 → 銀河万丈
地球連邦第8軍の少佐でドガ基地の司令。デロイア人民解放軍のドガ進攻に対して24部隊を派遣した。スタンレー高原の戦いでは敗色の濃い連邦軍の撤退をマノンに具申した。ドガ市街に迫ったデロイア人民解放軍に最後まで抵抗し戦死した。
フリッツ・マノン
声 - 緒方賢一
地球連邦軍中佐。レーク・ボイドの後を受けてパルミナ州行政官に就任する。軍事指揮官として優秀で、軍部内でも勇名を知られザルツェフからも要注意人物と警戒されていたが、自らを「智勇どちらも無いらしい」と評している。
基地や拠点に籠って待つよりも積極的な迎撃作戦を好み、解放軍の進路上にあるウェーブ台地に強固な砲兵陣地を敷き24部隊も配置、ここを攻略しようとした解放軍に多大な犠牲を強いた上24部隊によってダグラムをも撃退するが、ナナシの機転によって砲台の一部を無力化され、そこを足がかりに台地は奪われてしまった。
続くスタンレー高原の攻防では戦力(特にCBアーマー)の優位を以って解放軍の撃滅を目論んだものの、戦闘の要となるべき24部隊の各機をCBアーマー隊隊長として分散させるという愚を犯し最終的に24部隊は全滅、CBアーマー隊も潰走し、敗北の理由を理解出来ぬまま戦死した。
ラドルフ
声 - 塩屋浩三
地球連邦第8軍少佐。フォン・シュタインから北極ポート制圧を目指す解放軍の進撃を阻止する命令を受け、著しく弱体化していた第8軍をまとめ上げつつ北極ポートに通じる最後の要衝カルナック山脈を要塞化し新型寒冷地用CBアーマーを配置して迎え撃つが、健闘空しくカルナック山脈を解放軍に突破され自身も戦死した。
ボリー
声 - 塚田正昭
地球連邦第8軍の中尉。北極ポートに進攻するデロイア人民解放軍をカルナック湿原帯で待ち受け、ダムを開放し放水して濁流に呑み込ませる罠を仕掛けた。だが、これに気付いたザルツェフと“太陽の牙”によって作戦は失敗し、自身も戦闘により絶命した。
サミット
声 - 不詳
地球連邦第8軍の中尉。北極ポートに進攻するデロイア人民解放軍をカルナック山脈で待ち受け阻止しようとしたが、崖を爆破するタイミングを逸して解放軍の進攻を許し防衛に失敗した。
シュミット
声 - 政宗一成
地球連邦第6軍の少佐。ブレナーの命令により休戦中のデロイア人民解放軍を包囲し、ザルツェフに無線で武装解除を要求した。デロイア人民解放軍の兵士が挑発に乗って先に発砲したのを確認した上で攻撃を開始したが、サマリンが人民解放軍に武装解除を呼びかけることに応諾したため、攻撃を中止して退却した。

脚注編集

  1. ^ ただし第1話において、フォン・シュタインの台詞等で使用されている。また、第21話ではJ・ロックが「太陽の牙」と発言している
  2. ^ 完本 2008, p. 133.

参考文献編集

  • 講談社テレビマガジンデラックス(16)『太陽の牙ダグラム TV版 ストーリーブック(1)』(1983年発行) ISBN 4-06-172466-5
  • 講談社テレビマガジンデラックス(19)『太陽の牙ダグラム TV版 ストーリーブック(2)』(1983年発行) ISBN 4-06-172469-X
  • 講談社テレビマガジンデラックス(20)『太陽の牙ダグラム TV版 ストーリーブック(3)』(1983年発行) ISBN 4-06-172470-3
  • 一迅社『完本 太陽の牙ダグラム』(2008年発行) ISBN 978-4-7580-1114-3