改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-
『改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-』(かいぞうちょうじんシュビビンマン2 あらたなるてき、英題:Shockman(1992年版)、Cyber Citizen Shockman 2: A New Menace(2023年版))は、日本コンピュータシステムおよびウインズが開発しメサイヤより1991年4月26日に発売されたPCエンジン用横スクロールアクションゲーム。
ジャンル | 横スクロールアクションゲーム |
---|---|
対応機種 |
PCエンジン (PCE) Wii PlayStation 3 (PS3) PlayStation Portable (PSP) PlayStation Vita (PS Vita) Wii U Windows (Win) Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 5 Xbox One Xbox Series X/S |
開発元 |
NCS ウインズ |
発売元 |
メサイヤ NCS コナミ(Wii, PS3, PSP, PS Vita, Wii U) Shinyuden(Switch()) ラタライカゲームス(Switch(以外), PS4, PS5, Xbox One, Series X/S) |
プロデューサー | 土田俊郎 |
ディレクター | 梅木克彦 |
デザイナー | 斉藤智晴 |
シナリオ | うらべ・すう |
プログラマー | 後藤誠 |
音楽 | 葉山宏治 |
美術 |
うらべ・すう 斉藤智晴 |
シリーズ | 改造町人シュビビンマンシリーズ |
人数 | 1 - 2人(同時プレイ) |
メディア | 4メガビットHuCARD[1] |
発売日 |
PCE 1991年4月26日 1992年11月22日 Wii 2007年4月17日 2007年4月30日 2007年5月4日 PS3, PSP 2011年2月16日 PS Vita 2012年 Wii U 2014年8月27日 Win 2017年7月18日 Switch, PS4, 5, Xbox One, Series X/S 2023年9月22日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) IARC:7+ ESRB:E10+(10歳以上) PEGI:7 USK:12(12歳未満提供禁止) ACB:M |
コンテンツ アイコン |
ESRB:Mild Fantasy Violence PEGI:Violence |
その他 |
型式: NCS91001 TGX040087 |
概要
編集前作『改造町人シュビビンマン』から2年後が舞台で、地球の侵略を目論む「ライオ帝国」にさらわれた豪徳寺博士を救出するべく、サイボーグ「シュビビンマン」である主人公の太助とキャピ子が新たな戦いに臨む。ストーリーは前作のコミカルな要素が排除されてシリアスな展開になり、新たなキャラクターとして、ライバルの「ジーダ」と「ミュー」が登場する[2]。
前作に引き続きプロデューサーは土田俊郎、キャラクター・デザインは漫画家のうらべ・すう、ゲームデザインは斉藤智晴、音楽は葉山宏治が担当している。
ゲームシステム
編集前作の攻撃手段は剣による近接攻撃と溜め撃ち攻撃の「シュビビーム」だったが、本作では、前方や上方向に放つショットとシュビビームを用いる[2]。
ステージは全部で8つあり、前作のようにステージを任意に選択する形式ではなく一本道となった。ジャンプおよびショットで敵を倒す「アクションステージ」と強制スクロールの「シューティングステージ」が交互に繰り返される構成で進行していく[2]。
ストーリー
編集前作で囚われの身となっていた豪徳寺博士からサイボーグの体を元の人間に戻すことを約束された太助とキャピ子であったが、街中の工事現場で働いていた作業員が突如メカに変身し急襲される。「シュビビンマン」に変身して敵を一掃した2人は、ニュース速報で、新たな敵である「ライオ帝国」が地球侵略のために襲来し博士が敵に誘拐された事を知る。元の身体を取り戻すため、太助とキャピ子は「ライオ帝国」との戦いに身を投じるのであった。
登場人物
編集- 太助
- 声 - 柏倉つとむ
- 本作の主人公。前作に引き続き登場。
- キャピ子
- 声 - ふじえりこ
- 本作の主人公。前作に引き続き登場。
- 豪徳寺博士
- 前作に引き続き登場。
- シュビビンマンシェイド・ジータ(男)、シュビビンマンシェイド・ミュー(女)
- 刺客として登場するライバルキャラクターであり、相思相愛である。敵に利用されるも太助とキャピ子に助けられ次回作で共闘するかと思われたが出番が無く、次作『改造町人シュビビンマン3 -異界のプリンセス-』のエンディングでスタッフに詰め寄る場面がある。
移植版
編集バーチャルコンソール対応ソフトとして、2007年にWii、2014年にWii Uにて配信された。また、2011年にはPCエンジンアーカイブス対応ソフトとして、2017年にはプロジェクトEGG対応ソフトとして配信、2023年にはNintendo Switch、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X/S向けに移植された[3]。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 備考 | 出典 |
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1 | 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵- | 2007年4月17日 2007年4月30日 2007年5月4日 |
Wii | ウインズ | ハドソン | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
[4] | |
2 | 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵- | 2011年2月16日 |
PlayStation 3 PlayStation Portable |
ウインズ | KDE | ダウンロード (PCエンジンアーカイブス) |
[5][6] | |
3 | 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵- | 2012年 |
PlayStation Vita | ウインズ | KDE | ダウンロード (PCエンジンアーカイブス) |
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4 | 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵- | 2014年8月27日 |
Wii U | ウインズ | KDE | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
[7] | |
5 | 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵- | 2017年7月18日 |
Windows | ウインズ | エクストリーム | ダウンロード (プロジェクトEGG) |
[8] | |
5 | 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵- | 2023年9月22日 |
Nintendo Switch | Shinyuden | ダウンロード | [3] | ||
6 | Cyber Citizen Shockman 2 : A New Menace coming |
2023年9月22日 |
PlayStation 4 PlayStation 5 Xbox One Xbox Series X|S |
Ratalaika Games | ダウンロード | [3] |
スタッフ
編集- エネミー・デザイン:M.TAKAHASHI、K.FUKUYAMA、D.MIURA、A.OKAMOTO、T.JOUTO、T.NAKATANI
- プロデューサー:土田俊郎
- アシスタント・プロデューサー:米坂典彦
- ディレクター:梅木克彦
- ゲーム・デザイナー:斉藤智晴
- シナリオ・ライター:うらべ・すう
- チーフ・プログラマー:Y.ORIHARA
- プログラマー:後藤誠、WAO・WAO
- グラフィック・デザイナー:うらべ・すう、斉藤智晴
- 音楽:葉山宏治
- スペシャル・サンクス:角川メディアオフィス、M.ARIMURA、樋口幸弘、山本克利、
- サンクス:中井覚、林田淳、E.KOYAMA、K.KOBAYASHI、川上直哉、S.MATSUZAKA
- エグゼクティブ・プロデューサー:白倉安昌
評価
編集評価 | ||||||||||||||||||
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- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計21点(満40点)[11]、『月刊PCエンジン』では80・85・80・75・80の平均80点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では5・7・7・8の合計27点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、22.63点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で113位(485本中、1993年時点)となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 4.34 | 3.80 | 3.70 | 3.76 | 3.42 | 3.61 | 22.63 |
- ゲーム本『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』において、前作から攻撃方法やステージ構成が変更となった事や、高難易度化やシリアス路線への変更によって前作のファンから批判される事が多い一方で、シリーズ最高傑作と称賛するプレイヤーも多く存在する事から賛否両論となった作品である事が示されている[2]。
脚注
編集- ^ a b c d PC Engine FAN 1993, p. 9.
- ^ a b c d PCエンジン完全ガイド 2018, p. 102.
- ^ a b c “P『改造町人シュビビンマン2-新たなる敵-』配信開始のお知らせ”. エクストリーム (2023年5月12日). 2024年5月11日閲覧。
- ^ “バーチャルコンソール配信ソフト6タイトル追加!(4/17)”. iNSIDE. イード (2007年4月17日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ 中野信二 (2011年2月9日). “SCEJ、PS3/PSP用「ゲームアーカイブス」。PCA「オルディネス」を2月16日より配信”. GAME Watch. インプレス. 2021年4月30日閲覧。
- ^ cross (2011年2月9日). “2011年2月9日付けのPlayStation Store最新情報をお届け。シリーズ最新作「テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3」などが登場”. 4Gamer.net. Aetas. 2021年4月30日閲覧。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2014年8月20日). “Wii Uバーチャルコンソール8月27日配信タイトル ― 『学校であった怖い話』『ファイナルファイト2』『悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon』など5本”. iNSIDE. イード. 2021年4月30日閲覧。
- ^ 今藤祐馬 (2017年7月18日). “プロジェクトEGG、「改造町人シュビビンマン2」を配信開始”. GAME Watch. インプレス. 2021年4月30日閲覧。
- ^ “Shockman for TurboGrafx-16 (1991)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021年4月30日閲覧。
- ^ “Shockman for Wii (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021年4月30日閲覧。
- ^ a b “改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵- まとめ [PCエンジン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年4月30日閲覧。
- ^ Life, Nintendo (2007年4月29日). “Review: Shockman (Virtual Console / TurboGrafx-16)” (英語). Nintendo Life. 2018年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月25日閲覧。
参考文献
編集- 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、9頁。
- 「PCエンジンソフト完全カタログ 1991年」『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』スタンダーズ、2018年6月15日、102頁。ISBN 9784866362670。