改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-

日本のゲームソフト

改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-』(かいぞうちょうじんシュビビンマン2 あらたなるてき)は、日本コンピュータシステムおよびウインズが開発しメサイヤより1991年4月26日に発売されたPCエンジン用横スクロールアクションゲーム

改造町人シュビビンマン2
-新たなる敵-
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 PCエンジン (PCE)
Wii
PlayStation 3 (PS3)
PlayStation Portable (PSP)
PlayStation Vita (PS Vita)
Wii U
Windows (Win)
PlayStation 4
PlayStation 5
Xbox One
Xbox Series X/S
Nintendo Switch
開発元 NCS
ウインズ
発売元 日本の旗 メサイヤ
アメリカ合衆国の旗 NCS
Shinyuden (PS4, 5, Xbox One, Series X/S, Switch)
プロデューサー 土田俊郎
ディレクター 梅木克彦
デザイナー 斉藤智晴
シナリオ うらべ・すう
プログラマー 後藤誠
音楽 葉山宏治
美術 うらべ・すう
斉藤智晴
シリーズ 改造町人シュビビンマンシリーズ
人数 1 - 2人(同時プレイ)
メディア 4メガビットHuCARD[1]
発売日 PCE
日本の旗 1991年4月26日
Wii
日本の旗 2007年4月17日
アメリカ合衆国の旗 2007年4月30日
欧州連合の旗 2007年5月4日
PS3, PSP
日本の旗 2011年2月16日
PS Vita
日本の旗 2012年
Wii U
日本の旗 2014年8月27日
Win
日本の旗 2017年7月18日
PS4, 5, Xbox One, Series X/S, Switch
2023年9月22日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
IARC:7+
ESRBE(6歳以上)
PEGI7
コンテンツ
アイコン
ESRB:Mild Fantasy Violence
PEGI:Violence
その他 型式:
日本 NCS91001
アメリカ合衆国 TGX040087
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海外版タイトルは『Shockman』で、2023年発売の移植版では『Cyber Citizen Shockman 2: A New Menace』となっている。

概要 編集

前作『改造町人シュビビンマン』から2年後が舞台で、地球の侵略を目論む「ライオ帝国」にさらわれた豪徳寺博士を救出するべく、サイボーグ「シュビビンマン」である主人公の太助とキャピ子が新たな戦いに臨む。ストーリーは前作のコミカルな要素が排除されてシリアスな展開になり、新たなキャラクターとして、ライバルの「ジーダ」と「ミュー」が登場する[2]

前作に引き続きプロデューサーは土田俊郎、キャラクター・デザインは漫画家のうらべ・すう、ゲームデザインは斉藤智晴、音楽は葉山宏治が担当している。

後にバーチャルコンソール対応ソフトとして、2007年Wii2014年Wii Uにて配信された。また、2011年にはPCエンジンアーカイブス対応ソフトとして、2017年にはプロジェクトEGG対応ソフトとして配信、2023年には、PlayStation 4, PlayStation 5, Xbox One, Xbox Series X/S, Nintendo Switch向けに移植された。

ゲームシステム 編集

前作の攻撃手段は剣による近接攻撃と溜め撃ち攻撃の「シュビビーム」だったが、本作では、前方や上方向に放つショットとシュビビームを用いる[2]

ステージは全部で8つあり、前作のようにステージを任意に選択する形式ではなく一本道となった。ジャンプおよびショットで敵を倒す「アクションステージ」と強制スクロールの「シューティングステージ」が交互に繰り返される構成で進行していく[2]

ストーリー 編集

前作で囚われの身となっていた豪徳寺博士からサイボーグの体を元の人間に戻すことを約束された太助とキャピ子であったが、街中の工事現場で働いていた作業員が突如メカに変身し急襲される。「シュビビンマン」に変身して敵を一掃した2人は、ニュース速報で、新たな敵である「ライオ帝国」が地球侵略のために襲来し博士が敵に誘拐された事を知る。元の身体を取り戻すため、太助とキャピ子は「ライオ帝国」との戦いに身を投じるのであった。

登場人物 編集

太助
声 - 柏倉つとむ
本作の主人公。前作に引き続き登場。
キャピ子
声 - ふじえりこ
本作の主人公。前作に引き続き登場。
豪徳寺博士
前作に引き続き登場。
シュビビンマンシェイド・ジータ(男)、シュビビンマンシェイド・ミュー(女)
刺客として登場するライバルキャラクターであり、相思相愛である。敵に利用されるも太助とキャピ子に助けられ次回作で共闘するかと思われたが出番が無く、次作『改造町人シュビビンマン3 -異界のプリンセス-』のエンディングでスタッフに詰め寄る場面がある。

移植版 編集

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考 出典
1 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-   200704172007年4月17日
  200704302007年4月30日
  200705042007年5月4日
Wii ウインズ ハドソン ダウンロード
バーチャルコンソール
- [3]
2 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-   201102162011年2月16日
PlayStation 3
PlayStation Portable
(PlayStation Network)
ウインズ KDE ダウンロード
PCエンジンアーカイブス
- [4][5]
3 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-   2012年
PlayStation Vita ウインズ KDE ダウンロード
(PCエンジンアーカイブス)
-
4 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵-   201408272014年8月27日
Wii U ウインズ KDE ダウンロード
(バーチャルコンソール)
- [6]
5 改造町人シュビビンマン   201707182017年7月18日
Windows ウインズ エクストリーム ダウンロード
プロジェクトEGG
- [7]

スタッフ 編集

  • エネミー・デザイン:M.TAKAHASHI、K.FUKUYAMA、D.MIURA、A.OKAMOTO、T.JOUTO、T.NAKATANI
  • プロデューサー:土田俊郎
  • アシスタント・プロデューサー:米坂典彦
  • ディレクター:梅木克彦
  • ゲーム・デザイナー:斉藤智晴
  • シナリオ・ライター:うらべ・すう
  • チーフ・プログラマー:Y.ORIHARA
  • プログラマー:後藤誠、WAO・WAO
  • グラフィック・デザイナー:うらべ・すう、斉藤智晴
  • 音楽:葉山宏治
  • スペシャル・サンクス:角川メディアオフィス、M.ARIMURA、樋口幸弘、山本克利、
  • サンクス:中井覚、林田淳、E.KOYAMA、K.KOBAYASHI、川上直哉、S.MATSUZAKA
  • エグゼクティブ・プロデューサー:白倉安昌

評価 編集

評価
レビュー結果
媒体結果
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー22/40点 (PCE)[8]
Eurogamer6/10点 (Wii)[9]
ファミ通21/40点 (PCE)[10]
NintendoLife           (Wii)[11]
月刊PCエンジン80/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン27/40点 (PCE)
PC Engine FAN22.63/30点 (PCE)[1]
(総合113位)
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 4.34 3.80 3.70 3.76 3.42 3.61 22.63
  • ゲーム本『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』において、前作から攻撃方法やステージ構成が変更となった事や、高難易度化やシリアス路線への変更によって前作のファンから批判される事が多い一方で、シリーズ最高傑作と称賛するプレイヤーも多く存在する事から賛否両論となった作品である事が示されている[2]

脚注 編集

  1. ^ a b c d PC Engine FAN 1993, p. 9.
  2. ^ a b c d PCエンジン完全ガイド 2018, p. 102.
  3. ^ バーチャルコンソール配信ソフト6タイトル追加!(4/17)”. iNSIDE. イード (2007年4月17日). 2021年4月30日閲覧。
  4. ^ 中野信二 (2011年2月9日). “SCEJ、PS3/PSP用「ゲームアーカイブス」。PCA「オルディネス」を2月16日より配信”. GAME Watch. インプレス. 2021年4月30日閲覧。
  5. ^ cross (2011年2月9日). “2011年2月9日付けのPlayStation Store最新情報をお届け。シリーズ最新作「テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3」などが登場”. 4Gamer.net. Aetas. 2021年4月30日閲覧。
  6. ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2014年8月20日). “Wii Uバーチャルコンソール8月27日配信タイトル ― 『学校であった怖い話』『ファイナルファイト2』『悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon』など5本”. iNSIDE. イード. 2021年4月30日閲覧。
  7. ^ 今藤祐馬 (2017年7月18日). “プロジェクトEGG、「改造町人シュビビンマン2」を配信開始”. GAME Watch. インプレス. 2021年4月30日閲覧。
  8. ^ Shockman for TurboGrafx-16 (1991)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021年4月30日閲覧。
  9. ^ Shockman for Wii (2007)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021年4月30日閲覧。
  10. ^ a b 改造町人シュビビンマン2 -新たなる敵- まとめ [PCエンジン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年4月30日閲覧。
  11. ^ Life, Nintendo (2007年4月29日). “Review: Shockman (Virtual Console / TurboGrafx-16)” (英語). Nintendo Life. 2018年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月25日閲覧。

参考文献 編集

  • 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、9頁。 
  • 「PCエンジンソフト完全カタログ 1991年」『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』スタンダーズ、2018年6月15日、102頁。ISBN 9784866362670 

外部リンク 編集