東京2歳優駿牝馬(とうきょうにさいゆうしゅんひんば)は、特別区競馬組合大井競馬場で施行する地方競馬重賞競走(南関東SI)である。

東京2歳優駿牝馬
TOKYO 2SAI YUSHUN HINBA[1]
「第39回東京2歳優駿牝馬」でゴールする瞬間の勝利馬モダンウーマン(2015年12月31日).JPG
第39回の勝利馬モダンウーマン
開催国 日本の旗日本
主催者 特別区競馬組合南関東公営
競馬場 大井競馬場
創設 1977年12月20日
2019年の情報
距離 ダート1600m
格付け 南関東SI
賞金 1着賞金2000万円
出走条件 サラブレッド系2歳牝馬(地方全国交流)
負担重量 定量(54kg、南半球産3kg減)
出典 [2]
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副賞は、特別区競馬組合管理者賞、東京都馬主会理事長賞(2019年)[3]

概要編集

1977年に日本初の3歳(現2歳)牝馬による重賞競走「東京3歳優駿牝馬(とうきょうさんさいゆうしゅんひんば)」の名称で創設[4]。2001年より馬齢表記が国際基準へ変更されたのに伴い、現名称となった。施行距離はスタンド工事のため10m短縮された2001年と2002年を除き、1600mで定着している。施行時期は創設時より12月開催で定着しており、2007年以降は開催日も12月31日で固定された。

2010年から地方競馬全国交流競走として施行され、他地区地方競馬所属馬も出走が可能になったほか、GRANDAME-JAPAN(2歳シーズン)の最終戦に指定された[5]

歴代の優勝馬には大井記念のほか中央競馬でも重賞を2勝したパルブライトのほか、ツキメリー(メリーナイスの母)やラドンナリリー(リンデンリリーの母)など、繁殖馬として日本中央競馬会(JRA)GI優勝馬の母となった馬もいる。また、ホッカイドウ競馬でデビュー後に南関東へ移籍した馬が2007年から2012年まで6年連続優勝した[6]

条件・賞金(2019年)編集

出走資格
サラブレッド系2歳牝馬
  • 地方全国交流で、他地区所属馬の出走枠は3頭と定められている[7]
  • ローレル賞で3着以内に入着した馬には、本競走の優先出走権がある[2]
負担重量
定量(54kg、南半球産馬3kg減)[2]
賞金額
1着2000万円、2着700万円、3着400万円、4着200万円、5着100万円[2]、着外手当20万円[8]

歴史編集

  • 1977年 - 南関東所属の3歳牝馬限定競走「東京3歳優駿牝馬」の名称で創設、大井競馬場のダート1600mで施行。
  • 1995年 - 南関東グレード導入、(南関東)G1に格付け。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、競走条件を「サラ系2歳牝馬(南関東所属馬)」に変更。
    • 名称を「東京2歳優駿牝馬」に変更。
    • 大井競馬場のスタンド工事により、施行距離を10m短縮(2002年まで)。
  • 2007年 - 重賞格付表記を(南関東)SIに変更。
  • 2010年
    • 地方競馬全国交流競走に指定。
    • 競走条件を「サラ系2歳牝馬(地方所属馬)」に変更。
    • GRANDAME-JAPAN(2歳シーズン)に指定。

歴代優勝馬編集

すべて大井競馬場のダートコースで施行。

競走名は第24回まで「東京3歳優駿牝馬」、第25回以降は「東京2歳優駿牝馬」。

施行日 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
1 1977年12月20日 1600m リマンドタイコウ 牝2 大井 1:41.1 高橋三郎 鈴木冨士雄 (合)太興
2 1978年12月19日 1600m ユウコークイン 牝2 船橋 1:43.2 石崎隆之 斉藤速人 亀山友次
3 1979年12月13日 1600m ツキメリー 牝2 船橋 1:41.8 古市修二 武井喜和十 浦房子
4 1980年12月10日 1600m テスコフアイヤー 牝2 船橋 1:41.5 高橋三郎 安藤栄作 (有)大野商事
5 1981年12月21日 1600m ラドンナリリー 牝2 川崎 1:42.9 篠原久雄 佐藤鉄次 五十嵐登
6 1982年12月14日 1600m サーペンスール 牝2 大井 1:41.7 山口勲 鶴田憲吉 市川清一
7 1983年12月6日 1600m グレイスタイザン 牝2 川崎 1:43.8 森下博 佐々木國廣 船橋泰三
8 1984年12月5日 1600m スービツクマギー 牝2 大井 1:43.0 佐々木竹見 福永二三男 鈴木隆
9 1985年12月9日 1600m トミアルコ 牝2 大井 1:42.5 宮浦正行 田中康弘 富岡喜平
10 1986年12月8日 1600m スタードール 牝2 大井 1:46.1 山崎尋美 佐野誠三 門別弘一
11 1987年12月9日 1600m シナノエンペリー 牝2 大井 1:44.6 宮浦正行 荒井勝弘 河田信保
12 1988年12月14日 1600m エスエスレデイー 牝2 大井 1:44.5 的場文男 長沼正義 根岸茂
13 1989年12月6日 1600m ホクトフローラ 牝2 船橋 1:45.2 秋田実 成田清輔 森滋
14 1990年12月11日 1600m フジノリニアー 牝2 川崎 1:44.6 山崎尋美 山崎三郎 野武芳夫
15 1991年12月4日 1600m カシワズプリンセス 牝2 川崎 1:42.5 野口睦三 高橋正豪 柏木善治郎
16 1992年12月16日 1600m アーデルエルザ 牝2 大井 1:43.7 鈴木啓之 小筆昌 芹田鶴子
17 1993年12月8日 1600m ニイタカローズ 牝2 川崎 1:42.8 佐々木竹見 新貝一雄 藤本富士子
18 1994年12月21日 1600m パルブライト 牝2 大井 1:44.1 藤江昭徳 荒居貴美夫 木浪巖
19 1995年12月19日 1600m ハイフレンドムーン 牝2 大井 1:43.8 石崎隆之 竹原眞一 髙橋顕輔
20 1996年12月11日 1600m セイントサブリナ 牝2 大井 1:42.3 張田京 荒井勝弘 内海正章
21 1997年12月10日 1600m ダイアモンドコア 牝2 川崎 1:44.1 森下博 井上宥蔵 (株)システムコア
22 1998年12月2日 1600m テーケーレディー 牝2 川崎 1:44.8 森下博 福島幸三郎 加藤富保
23 1999年12月9日 1600m トミケンブライト 牝2 大井 1:43.0 的場文男 寺田新太郎 (有)トミケン
24 2000年12月6日 1600m ベルモントデーンズ 牝2 大井 1:42.6 的場文男 長沼正義 (有)ベルモントファーム
25 2001年12月28日 1590m ラヴァリーフリッグ 牝2 船橋 1:41.2 石崎隆之 出川克己 村中徳広
26 2002年12月30日 1590m パレガルニエ 牝2 川崎 1:42.0 今野忠成 池田孝 加藤信之
27 2003年12月30日 1600m ビービーバーニング 牝2 川崎 1:41.7 甲斐年光 武井榮一 (有)坂東牧場
28 2004年12月30日 1600m アサティスジョオー 牝2 大井 1:42.7 張田京 庄子連兵 池上重徳
29 2005年12月30日 1600m ダガーズアラベスク 牝2 船橋 1:42.8 内田博幸 川島正行 ダーレー・ジャパン・レーシング(有)
30 2006年12月30日 1600m ブラックムーン 牝2 大井 1:41.8 的場文男 寺田新太郎 中村好太郎
31 2007年12月31日 1600m マダムルコント 牝2 川崎 1:42.5 町田直希 田邊陽一 栗山正
32 2008年12月31日 1600m ネフェルメモリー 牝2 船橋 1:41.8 戸崎圭太 川島正行 木谷ツヤ
33 2009年12月31日 1600m プリマビスティー 牝2 船橋 1:43.4 左海誠二 岡林光浩 備前島敏子
34 2010年12月31日 1600m クラーベセクレタ 牝2 船橋 1:40.1 戸崎圭太 川島正行 (有)サンデーレーシング
35 2011年12月31日 1600m エンジェルツイート 牝2 大井 1:40.8 森泰斗 森下淳平 (株)オリオンファーム
36 2012年12月31日 1600m カイカヨソウ 牝2 船橋 1:43.2 戸崎圭太 川島正行 (有)キャロットファーム
37 2013年12月31日 1600m ブルーセレブ 牝2 川崎 1:44.0 森泰斗 武井和実 黛大介
38 2014年12月31日 1600m ララベル 牝2 大井 1:41.7 真島大輔 荒山勝徳 吉田照哉
39 2015年12月31日 1600m モダンウーマン 牝2 川崎 1:42.4 阿部龍 佐々木仁 (有)グランド牧場
40 2016年12月31日 1600m ピンクドッグウッド 牝2 愛知 1:42.6 戸部尚実 川西毅 尾崎智大
41 2017年12月31日 1600m グラヴィオーラ 牝2 船橋 1:42.9 今野忠成 佐藤賢二 村田紀次
42 2018年12月31日 1600m アークヴィグラス 牝2 大井 1:44.0 瀧川寿希也 嶋田幸晴 アークフロンティア(株)
43 2019年12月31日 1600m レイチェルウーズ 牝2 船橋 1:43.5 本田正重 林正人 菊地昌廣

他地区所属馬の成績編集

回次 馬名 所属 着順
第34回(2010年) マンボビーン 西脇 6着
カラカル 園田 15着
ミラノボヴィッチ 笠松 16着
第35回(2011年) キミニコイシテ 笠松 8着
タッチデュール 笠松 9着
ロクイチスマイル 北海道 10着
第36回(2012年) カツゲキドラマ 笠松 4着
ハニーパイ 北海道 7着
ミネサランサジャ 北海道 15着
第37回(2013年) イグレシアス 金沢 6着
フラッシュモブ 笠松 8着
ワンダフルタイム 笠松 10着
第38回(2014年) ジュエルクイーン 名古屋 5着
ユヅルノオンガエシ 北海道 7着
ミラクルフラワー 北海道 12着
第39回(2015年) リンダリンダ 北海道 2着
ミスミランダー 笠松 3着
シャイニーネーム 笠松 14着
第40回(2016年) ピンクドッグウッド 名古屋 1着
オーブスプリング 北海道 7着
ヤマミダンス 金沢 15着
第41回(2017年) リンノストーン 北海道 10着
ビジネスライク 北海道 除外
第42回(2018年) スティールティアラ 北海道 4着
エムティアン 北海道 14着
シェリーアモール 北海道 15着
第43回(2019年) テーオーブルベリー 北海道 2着
コーラルツッキー 北海道 7着
ミステリーベルン 北海道 14着


ほかに行われるGRANDAME-JAPAN(2歳シーズン)の構成競走編集

脚注編集

[脚注の使い方]

参考文献編集

注釈編集


出典編集

  1. ^ Racing fixture 2015 (PDF)”. 東京シティ競馬:英語版. 2016年3月12日閲覧。
  2. ^ a b c d 令和元年度 第15回大井競馬競走番組表(決定) (PDF)”. 東京シティ競馬 : TOKYO CITY KEIBA. 2019年12月29日閲覧。
  3. ^ 大井競馬出走馬一覧表令和1年度第15回大井競馬第6日12月31日(火) (PDF)”. 名古屋けいばオフィシャルサイト. 2019年12月29日閲覧。
  4. ^ 東京シティ競馬 レースと日程 第38回 東京2歳優駿牝馬(SI) 2014年11月15日閲覧
  5. ^ web Furlong 2010【グランダム・ジャパン特集】第34回東京2歳優駿牝馬 - 地方競馬全国協会、2014年12月19日閲覧
  6. ^ web Furlong 2012【グランダム・ジャパン特集】第36回東京2歳優駿牝馬 - 地方競馬全国協会、2014年12月19日閲覧
  7. ^ GRANDAME-JAPAN 2019 【出走予定馬】”. 地方競馬全国協会. 2019年12月29日閲覧。
  8. ^ 2019年度大井競馬競走番組 (PDF)”. 特別区競馬組合. p. 28. 2019年12月29日閲覧。

歴代優勝馬の出典編集

外部リンク編集

  ウィキニュースに関連記事があります。モダンウーマンが「第39回東京2歳優駿牝馬(SI)選定馬重賞」を勝利、GRANDAME-JAPANの2歳シーズンをも制覇する【2016年1月30日】