高田駐屯地

新潟県にある陸上自衛隊の駐屯地

高田駐屯地(たかだちゅうとんち、JGSDF Camp Takada)は、新潟県上越市南城3-7-1に所在し、第5施設群などが駐屯する陸上自衛隊駐屯地である。

高田駐屯地
陸上自衛隊高田駐屯地(新潟県上越市高田)
陸上自衛隊高田駐屯地(新潟県上越市高田)
位置
地図
所在地 新潟県上越市南城3-7-1
座標 北緯37度06分15秒 東経138度15分32秒 / 北緯37.10417度 東経138.25889度 / 37.10417; 138.25889座標: 北緯37度06分15秒 東経138度15分32秒 / 北緯37.10417度 東経138.25889度 / 37.10417; 138.25889
概要
駐屯地司令 第5施設群長

開設年 1950年
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駐屯地内木造の隊舎(現存しない)

概要

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1908年明治41年)に陸軍第13師団が兵営し、終戦とともに撤退した。その後企業が使用したが、警察予備隊の発足とともに、1950年昭和25年)から高田に警察予備隊が駐屯し、陸上自衛隊となり[1]現在に至る。2009年平成21年)に旧軍時代から数えて開設100周年を迎えた。最寄の演習場は関山演習場駐屯地司令は第5施設群長が兼務。

  • 駐屯地内にはグラウンド、主に第2普通科連隊第5施設群が使用する鉄筋の隊舎、屋内プール、厚生センターなどがある。長年に渡り新入隊員教育隊が使用してきた旧軍時代に建造された木造の隊舎は、2013年(平成25年)秋に取り壊された。
  • 駐屯地内には郷土資料館が併設されており、旧軍の軍装や関山演習場で発見された不発弾などの旧軍に関するものがほとんどであるが、旧軍第13師団高田連隊で実習を受けた蔣介石、旧軍でスキーの指導にあたったレルヒ少佐などの高田に関する偉人にまつわるものも展示されている。
  • また、駐屯地の式典の際に行われる一般開放は、毎年春となっている。空中機動力を高めた旅団である第12旅団に属する普通科部隊であるため、ヘリコプターからのファストロープ降下、エキストラクションロープによる離脱が展示された年もある(第1空挺団以外でこのような展示をするのは稀)。
  • 旧陸軍第13師団の駐屯とともに高田公園(現:高田城址公園)にが植樹され、現在では日本三大夜桜と称されるほどの景観を誇る。駐屯地祭と満開の時期が重なると、駐屯地祭と同時に花見も楽しめることもある。しかし、時期が重なると花見客の混雑に巻き込まれることも多々あり、付近の駐車場も規制される。
  • 高田駐屯部隊が訓練を行う演習場は、新潟県上越市中郷区(旧・中郷村)にある関山演習場である。

沿革

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警察予備隊高田駐屯地

  • 1950年(昭和25年)11月14日:警察予備隊神町部隊が山形県から移駐し、高田駐屯地が開設[2]
  • 1951年(昭和26年)5月1日:第1管区隊第3連隊(第3大隊欠)、第1衛生大隊、第1武器中隊が編成完結。

保安隊高田駐屯地

  • 1952年(昭和27年)11月22日:独立第46特科大隊および独立第61特科大隊が編成完結。

陸上自衛隊高田駐屯地

  • 1954年(昭和29年)
    • 7月1日:陸上自衛隊発足により、第2連隊が第2普通科連隊に改称。
    • 8月9日:第1衛生大隊が練馬駐屯地へ移駐。
    • 9月10日:第6管区隊新編により、第2普通科連隊が第6管区隊隷下に編入[3]
  • 1957年(昭和32年)
  • 1958年(昭和33年)6月26日:管区隊の再編により、第2普通科連隊が第6管区隊から第1管区隊隷下に編成替え[4]
  • 1962年(昭和37年)
    • 1月18日:第12師団新編により、第2普通科連隊が第12師団隷下に編入。
    • 8月14日:第107施設大隊の主力3個中隊が勝田駐屯地から移駐。
  • 1967年(昭和42年)8月-9月:第2普通科連隊が羽越豪雨の被災現場へ災害派遣。加治川の破堤現場の修復等に従事[5]
  • 1968年(昭和43年)8月9日:第107施設大隊の1個中隊が勝田駐屯地から移駐。
  • 1972年(昭和47年)8月1日:第107施設大隊が第5施設群に改編。
  • 2001年(平成13年)3月27日:第12師団の旅団化に伴う改編。
  1. 第2普通科連隊を普通科連隊(軽)に縮小改編。
  2. 第12後方支援隊第2整備中隊第1普通科直接支援小隊(第2普通科連隊を支援)が新編。
  3. 第2普通科連隊長から第5施設群長へ駐屯地司令職が移管。
  4. 第353施設中隊が松本駐屯地から移駐。
  • 2004年(平成16年)3月27日:第307施設隊が新編。
  • 2002年(平成14年)3月27日:後方支援体制移行に伴い、第5施設群本部管理中隊整備小隊を廃止し整備部門を東部方面後方支援隊第102施設直接支援大隊第2直接支援中隊(第5施設群を支援)に移管。
  • 2008年(平成20年)3月26日:第125地区警務隊高田派遣隊に改編。
  • 2011年(平成23年)4月22日:第307施設隊が宇都宮駐屯地へ移駐。
  • 2016年(平成28年)3月28日:第5施設群隷下に機能別編成の第392施設中隊~第394施設中隊が新編。
  • 2023年(令和05年)3月16日:第101電子戦隊の一部を配備。

警備隊区

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新潟県上中越地域、長野県北部地域、富山県東部地域

駐屯部隊

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東部方面隊隷下部隊

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陸上総隊轄部隊

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防衛大臣直轄部隊

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最寄の幹線交通

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近隣の重要施設

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脚注

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  1. ^ 自衛隊法施行令(昭和29年6月30日政令第179号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ. 2016年11月5日閲覧。
  2. ^ 高田市史. 第2巻
  3. ^ 管区隊の増置に伴う方面隊及び管区隊の警備区域の特例に関する政令(昭和29年政令第255号 )『官報』本紙第8300号(昭和29年9月1日)
  4. ^ 自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和33年政令第166号)『官報』本紙第9431号(昭和33年6月3日)
  5. ^ 「堤防仮締切り成功 加治川の新発田市側」『朝日新聞』昭和42年9月1日朝刊、12版、15面

外部リンク

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