紙屋町・八丁堀

紙屋町・八丁堀(かみやちょう・はっちょうぼり)は、広島県広島市中区にある地域であり、広島市の中心業務地区(CBD)、かつ中心商業地を形成している。

紙屋町・八丁堀
—  町丁  —
紙屋町・八丁堀を東西に貫く相生通り。胡町電停付近から八丁堀交差点方面を望む。
座標: 北緯34度23分41.5秒 東経132度27分27.1秒 / 北緯34.394861度 東経132.457528度 / 34.394861; 132.457528
Flag of Japan.svg 日本
都道府県 Flag of Hiroshima Prefecture.svg 広島県
市町村 Flag of Hiroshima.svg 広島市
中区
等時帯 JST (UTC+9)
郵便番号 730-0031
八丁堀西交差点にある「広島城八丁堀外濠跡」石碑

目次

定義編集

広島市では、

の内側の区域を『拡大都心核』と位置づけており、紙屋町・八丁堀地区とされている[1] [2]。特に紙屋町交差点付近を紙屋町、八丁堀交差点付近を八丁堀とすることが多い。

以上の区域を「紙屋町・八丁堀」と捉えた場合に含まれる町名は紙屋町、八丁堀、基町大手町1丁目、袋町、胡町、本通、新天地中島町などがある。また、上八丁堀は拡大都心核区域から外れている。

また個別地域ごとに、「紙屋町」と捉えた場合、紙屋町、基町大手町1丁目、立町、本通、などがある。また、「八丁堀」と捉えた場合に含まれる町名は広義には八丁堀、鉄砲町、胡町、本通、堀川町、新天地などがある。また、紙屋町と八丁堀は広島市の繁華街としてしばしば一体的に捉えられる。

行政区域・商業区域編集

紙屋町編集

 
行政区域上での紙屋町。鯉城通りより東側は1丁目。西側は2丁目
1988年 国土交通省撮影

紙屋町の行政区域は、紙屋町交差点(相生通りと鯉城通りの交点)の南に位置している。地名表示は、広島市中区紙屋町(かみやちょう) 1丁目・2丁目。郵便番号は730-0031。

地名の由来は、天正19年(1591年)に伊予国から来往した伊予屋九郎左衛門が紙商を始めたことに由来している。

行政区域とは別に、「紙屋町交差点」周辺は、紙屋町地域と呼ばれ、地方銀行都市銀行の本支店や保険・証券会社が多くあり、広島市はもちろん広島県、中国地方の金融・ビジネスの中心として機能している。紙屋町交差点を中心に相生通りが東西方向、鯉城通りが南北方向に延びている。

紙屋町交差点周辺には、金融機能の他に広島市中央公園広島県立総合体育館といった公共施設、原爆ドームなどの歴史的建物が多く有り、またそごう広島店エディオン広島本店(旧デオデオ本店)、基町クレド紙屋町シャレオといった商業施設も集中しており、広島本通商店街も近くにあり、同市のビジネス・商業・観光の複合都心として機能している。また、この交差点周辺には、路面電車広電)、バス広島バスセンター)、新交通システムアストラムライン)のターミナルが集中し、それらが地下街の紙屋町シャレオによって有機的に結合している。より広域的なターミナルのJR広島駅と並び、紙屋町は広島都市圏の交通の要衝となっている。

相生通りより南の地区の中でも大手町通りより西側にはエディオン広島本店新館(旧デオデオ本店新館)・アニメイトビル(アニメイト広島店・メロンブックスメイド喫茶)、コミックとらのあななどサブカルチャーを取り扱う店舗も多く有り、また、ソフマップなどのPCショップもあり、広島における「電気街」といった側面もある。

1965年4月1日の町名の再編で、元々紙屋町だった区域が紙屋町1丁目・2丁目に分かれたほか、旧町名が革屋町(1・2丁目)・研屋町(1丁目)・播磨屋町(1丁目)・猿楽町(2丁目)・塩屋町(2丁目)の一部の区域も、紙屋町になっている[3]

八丁堀編集

 
行政区域上での八丁堀。南東は八丁堀交差点で、南側に福屋などがある
1988年 国土交通省撮影

八丁堀の行政区域は、八丁堀交差点(相生通り)の北西部に位置している。地名表示は、広島市中区八丁堀(はっちょうぼり)。郵便番号は730-0013。八丁堀の北側には、広島法務局広島高等裁判所広島地方裁判所などがある上八丁堀がある。

地名の由来は、現在相生通りになっている、広島城東の外濠の長さが約8丁(880m)であったことに由来している[4]

行政区域とは別に、相生通りと中央通りが交差する「八丁堀交差点」周辺は八丁堀地域と呼ばれ、福屋八丁堀本店広島三越天満屋八丁堀ビルヤマダ電機LABI広島・旧天満屋広島八丁堀店)などの百貨店が軒を連ねる。近年ではそごう・福屋の二極化が進んでおり、天満屋は閉店、三越も店舗縮小が検討されるなど苦境に立たされている。また、八丁堀交差点から南方向に伸びる中央通りにはファッションビルの広島パルコ等が並ぶ商店街が形成されている。

以上の大通りに囲まれるブロックの内部には、中心部商店街の「本通り」や「並木通り」があり、交差点周辺と相俟って中四国地方最大の繁華街となっている。

中四国地方最大の歓楽街である流川は、八丁堀交差点の東南側に隣接して存在し、徒歩圏として一体的な街区を形成している。

主要施設編集

以下の節では、店舗面積が1万平方メートル以上の大規模な施設や、広域集客能力を持つ施設。また、文化的、公共性の高い施設に限定している。

公的施設編集

医療機関編集

商業施設編集

紙屋町地区編集

八丁堀地区編集

商店街編集

都市公園編集

かつて存在した施設編集

交通編集

国道2号である相生通り国道183号県道広島海田線)には広島電鉄路面電車が通行し、広島駅や市内各地とを結んでいる。また広島高速交通広島新交通1号線(アストラムライン)が紙屋町交差点を南北に通過する鯉城通り(国道54号)の地下を走行し、相生通りと鯉城通りの交差する紙屋町交差点北西角には郊外バスや高速バスの停車する広島バスセンターが立地するなど、紙屋町エリアは交通の要衝としての機能も持つ。

鉄道編集

バス編集

多くの高速バスや郊外路線バスが広島バスセンターに発着する。広島駅を起点とする市内路線(広電バス広島バス広島交通エイチ・ディー西広島(ボンバス))の多くは紙屋町・八丁堀エリアを経由する。また、新高速バス(旧ツアーバス)のWILLER EXPRESSの一部路線に八丁堀発着便が設定されている。

相生通り・白島通り・中央通り上の15箇所の「八丁堀」バス停、相生通り・鯉城通り上の8箇所の「紙屋町」バス停[6]を始め、「立町」「原爆ドーム前」「本通り」「天満屋前」等事業者・行き先別に複数のバス停が集中しているため、同地区の各バス停に1から34までの通し番号を付けて一体的に乗客の案内・運行を行っている。

しかし、複数のバス会社(例として広電バス広島バスなど)が別々に同一名称の「八丁堀」「紙屋町」バス停を設けたり、同一バス会社が系統別に別々の「八丁堀」「紙屋町」バス停を設けたことで、観光客らから分かりにくいと戸惑う声が上がっていることを受け、国土交通省中国運輸局が広島県バス協会などと設立した「広島市内中心部バス停名称検討会」での検討結果に基づいて、バス停番号の併記と共に、「八丁堀」「紙屋町」の各バス停について建物名称を副名称として付し、「八丁堀(東急ハンズ前)」「紙屋町(基町クレド前)」のような名称に改めることとなった[7]。2014年3月より順次施行される[6]

紙屋町・八丁堀エリアの路上バス停の詳細は以下のリンクを参照のこと。

出身人物編集

関連項目編集

脚注編集

外部リンク編集