茨城県道62号常陸那珂港山方線

日本の茨城県の道路

茨城県道62号常陸那珂港山方線(いばらきけんどう62ごう ひたちなかこう やまがたせん)は、茨城県ひたちなか市から常陸大宮市(山方地区)に至る県道主要地方道)である。

主要地方道
Japanese Route Sign Number 6.svgJapanese Route Sign Number 2.svg
茨城県道62号標識
茨城県道62号 常陸那珂港山方線
主要地方道 常陸那珂港山方線
総延長 45.268 km
実延長 36.511 km
制定年 1994年4月1日
起点 ひたちなか市地図
終点 常陸大宮市地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0245.svg 国道245号
Japanese National Route Sign 0006.svg 国道6号
Japanese National Route Sign 0349.svg 国道349号
Japanese National Route Sign 0293.svg 国道293号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

概要編集

ひたちなか市の常陸那珂港インターチェンジを起点に茨城港常陸那珂工区を縦断して東海村の原研通りを通り、那珂市額田地区、常陸太田市金砂郷地区と経て、常陸大宮市山方の国道118号・岩井橋交差点に接続される、茨城港常陸那珂港区と茨城県県北地域を結ぶ路線である。1994年の主要地方道の路線認定で、多数の既存一般県道を統合して誕生した経緯からルートも比較的複雑で、幅員狭小区間や線形が悪い区間も残存しており、主要地方道としての道路機能拡充のため道路改良整備が進められている。東海村内では国道245号と一部区間が重複し、石神外宿の二軒茶屋交差点で国道6号と交差する。那珂市内では国道349号那珂バイパスと交差し、常陸太田市内では国道293号と一部重複する。

路線データ編集

歴史編集

本路線は1994年平成6年)に、多数の県道路線の一部または全部を統合して、常陸那珂港から県北地域の久慈地区とを結ぶ主要地方道として誕生している。

それまでの県道二軒茶屋瓜連線(整理番号109)の一部(東海村二軒茶屋-旧那珂町額田の区間)、(旧)県道東海停車場線の一部(東海村二軒茶屋-東海村舟石川)、県道東海停車場村松線(整理番号111)の一部(東海村舟石川-村松)、県道和田上河合線(整理番号215)の一部(旧金砂郷町玉造-久米の区間)、県道新地上河合線(整理番号216)、県道富岡玉造常陸太田線(整理番号217)の一部(旧金砂郷町下利員-玉造の区間)、県道下宮河内下利員線(整理番号218)、県道常陸那珂港北線(整理番号410)を統合し、起点を常陸那珂港、終点を那珂郡山方町とした新規路線とする主要地方道常陸那珂港山方線(整理番号78)として認定された。翌1995年(平成15年)に整理番号62へ変更し現在に至る。

年表編集

  • 1959年昭和34年)10月14日
    前身にあたる県道新地上河合線(金砂郷村新地 - 常陸太田市上河合町、図面対照番号159)、県道下宮河内下利員線(金砂郷村下宮河内 - 同村下利員、図面対照番号161)が路線認定される[3]
  • 1983年(昭和58年)
    • 4月14日:水戸勝田都市計画道路 3・1・107号 常陸那珂港北線の都市計画決定[4]
    • 11月10日:前身路線のひとつ、県道常陸那珂港北線(那珂湊市 - 那珂郡東海村、整理番号410)が路線認定される[5]
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省から、県道常陸那珂港北線・県道東海停車場村松線・県道東海停車場線の一部・県道二軒茶屋瓜連線の一部・県道和田上河合線の一部・県道新地上河合線・県道富岡玉造常陸太田線の一部・県道下宮河内下利員線が常陸那珂港山方線として主要地方道に指定される[6]
  • 1994年(平成6年)4月1日
    • 常陸那珂港山方線(整理番号78)として路線認定[7]
    • 道路区域は、那珂湊市大字阿字ヶ浦県道水戸那珂湊線分岐から那珂郡山方町大字山方国道118号交点までに決定する[1]
  • 1995年(平成7年)3月30日:整理番号78から現在の番号(整理番号62)に変更される[8]
  • 1998年(平成10年)
  • 2000年(平成12年)4月1日:那珂郡東海村大字照沼 - ひたちなか市長砂の区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[11]
  • 2001年(平成13年)
    • 3月1日:ひたちなか市阿字ケ浦町の区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[12]
    • 7月30日:那珂郡那珂町大字額田南郷(国道349号) - 久慈郡金砂郷町大字小島のバイパスを新設する道路区域が決定する[13]
  • 2002年(平成14年)3月28日:久慈郡金砂郷町大字花房(国道293号) - 同町大字宮の郷までのバイパス新設(1.482 km)が決定する[14]
  • 2004年(平成16年)
    • 1月5日:金砂郷町大字久米 - 大字岩手までバイパス(1.516 km)を新設する道路区域が決定する[15]
    • 3月22日:那珂郡東海村大字照沼 - ひたちなか市大字長砂の区間が、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定される[16]
  • 2006年(平成18年)
    • 4月6日:ひたちなか市阿字ヶ浦の区間を、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定[17]
    • 10月4日:常陸太田市久米町(国道293号・久米西交差点以北)のバイパス道路(1.148 km)が開通[18]
  • 2008年(平成20年)
    • 2月14日:常陸太田市久米町(国道293号・久米交差点以北)の狭隘な旧道(1.115 km)が指定解除され常陸太田市道へ降格[19]
    • 3月31日:ひたちなか市大字長砂 - 那珂郡東海村大字照沼の区間が開通[20]
  • 2009年(平成21年)
    • 3月28日:木島大橋(きじまおおはし)が開通[21]
    • 4月2日:那珂市額田南郷(国道349号・額田西交差点) - 常陸太田市上河合 - 同市小島町(小島町交差点)の旧道(6.168 km)が指定解除され、那珂・常陸太田市道へ降格[22][注釈 2]
  • 2010年(平成22年)10月5日:那珂郡東海村大字照沼(一般県道常陸海浜公園線) - 国道245号交点までの未通区間(730 m)が開通[23][24]
  • 2012年(平成24年)6月23日:ひたちなか市内の常陸那珂港IC(起点) - 常陸那珂港北ふ頭地区へ至る2.15 kmの区間が開通する[25][26]
  • 2014年(平成26年)10月29日:常陸太田市小島町地内の小島バイパス(0.7 km)が開通[27][28]
  • 2015年(平成27年)
    • 4月1日:ひたちなか市阿字ヶ浦(常陸那珂港IC) - 東海村照沼(常陸那珂港区)の区間を、通行する車両の最高高さ4.1 mの道路に指定[29]
    • 11月2日:小島バイパス開通を受け、常陸太田市小島町の旧道(764 m)が指定解除され、常陸太田市道に降格[30]
  • 2016年(平成28年)10月27日:常陸太田市下宮河内町地内の現道拡幅及びバイパス(940 m)を新設する道路区域指定[31]

路線状況編集

常陸那珂港ICから常磐自動車道まで、地域高規格道路水戸外環状道路)として指定されており、常磐自動車道や北関東自動車道等の高規格幹線道路と一体となって常陸那珂港区との連結を図る路線として整備される予定である[24][32]

那珂郡東海村大字石神外宿 - 同村大字村松の区間(原研通り)は、通行する車両の総重量が最高限度25トン (t) の道路に指定されている[33]

道路法の規定に基づき、ひたちなか市長砂(常陸那珂港IC) - 那珂郡東海村照沼(常陸那珂港区入口)間と、那珂郡東海村村松(国道245号交差) - 同村舟石川(二軒茶屋交差点)および、常陸太田市玉造町(玉造十字路交差点) - 同市下宮河内町(主要地方道常陸太田那須烏山線交差)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[34]

通称編集

  • 原研通り
    東海村大字村松字原研前の国道245号交点(原子力科学研究所交差点)から同村大字石神外宿字二軒茶屋の国道6号交点(二軒茶屋交差点)までの東西約4.3 kmの区間を差し、国道6号から日本原子力研究開発機構原子力科学研究所の正門前まで直接接続する道路である。沿線にJR東海駅や東海村役場がある。

重複区間編集

道路施設編集

  • 東橋(山田川、常陸太田市上河合町-粟原町)
  • 副堰橋(浅川、常陸太田市松栄町)
  • 岩手橋(いわてはし:常陸太田市玉造町-岩手町)
    1971年(昭和46年)11月竣工。山田川に架かる形式PC3径間連続箱桁橋である。
  • 清水橋(浅川、常陸太田市下利員町)
    2015年9月より老朽化に伴い掛け変え工事中
  • 木島大橋(那珂市門部-常陸太田市小島町)
    2009年(平成21年)3月竣工。久慈川に架かる橋長385.5m、形式PC7径間連続箱桁橋である。橋の名称は一般公募による抽選で決定された。

地理編集

通過する自治体編集

交差する道路編集

 
沿線風景(那珂市額田北郷)
 
常陸太田市久米町(2014年1月)

沿線にある施設など編集

脚注編集

[ヘルプ]

注釈編集

  1. ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
  2. ^ 指定解除された旧道の経路は、額田西交差点 -(国道349号重複)- 上河合 - 幸久小学校前 - 栗原町 - 島町 - 小島町交差点である。

出典編集

  1. ^ a b c d e 道路の区域の決定(平成6年4月1日 茨城県告示第490号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第49号: p.12, (1994年4月1日) 
  2. ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』平成26年4月1日現在
  3. ^ 県道路線認定(昭和三十四年十月十四日 茨城県告示第九百一号) (PDF) ,茨城県報 号外(1959年(昭和34年)10月14日)より
  4. ^ 都市計画道路の変更(昭和58年4月14日 茨城県告示第649号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第107号: p. 3, (1983年4月14日) 
  5. ^ 県道路線の認定(昭和58年11月10日 茨城県告示第1511号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7193号: p. 3, (1983年11月10日) 
  6. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  7. ^ 県道路認定に関する告示(平成6年4月1日 茨城県告示第497号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第49号: pp. 7 - 8, (2007年4月1日) 
  8. ^ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. 8 - 12, (1995年3月30日) 
  9. ^ 道路の区域の変更(平成10年1月22日 茨城県告示第66号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第925号: pp. 7 - 8, (1998年1月22日) 
  10. ^ 道路の供用の開始(平成10年11月30日 茨城県告示第1312号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1014号: p. 6, (1998年11月30日) 
  11. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成12年3月2日 茨城県告示第237号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1139号: pp. 6 - 11, (2000年3月2日) 
  12. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成13年3月1日 茨城県告示第198号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1241号: pp. 10 - 14, (2001年3月1日) 
  13. ^ 道路の区域の変更 (平成13年7月30日 茨城県告示第824号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1283号: pp. 5 - 6, (2001年7月30日) 
  14. ^ 道路の区域の変更(平成14年3月28日 茨城県告示第351号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1350号: p. 53, (2002年3月28日) 
  15. ^ 道路の区域の変更(平成16年1月5日 茨城県告示第17号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1531号: pp. 12 - 13, (2004年1月5日) 
  16. ^ 車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成16年3月15日 茨城県告示第371号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1551号: pp. 9 - 14, (2004年3月15日) 
  17. ^ 車両制限令に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定(平成18年4月3日 茨城県告示第443号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1761号: p. 6, (2006年4月3日) 
  18. ^ 道路の供用の開始(平成18年10月2日 茨城県告示第1099号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1812号: p. 4, (2006年10月2日) 
  19. ^ 道路の区域の変更(平成20年2月14日 茨城県告示第186号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1951号: pp. 21 - 22, (2008年2月14日) 
  20. ^ 道路の供用の開始(平成20年3月13日 茨城県告示第317号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1959号: p. 15, (2008年3月13日) 
  21. ^ 道路の供用開始(平成21年3月26日 茨城県告示第432号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2065号: p. 41, (2009年3月26日) 
  22. ^ 道路の区域の変更(平成21年4月2日 茨城県告示第522号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2067号: p. 23, (2009年4月2日) 
  23. ^ 道路の供用開始(平成22年9月24日 茨城県告示第1124号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2217号: p. 23, (2010年9月24日) 
  24. ^ a b 「常陸那珂港山方線バイパス」(東海村照沼地内)平成22年10月5日(火)に一部区間が開通しました”. 土木部常陸大宮土木事務所. 茨城県 (2010年10月5日). 2015年4月5日閲覧。
  25. ^ 道路の供用開始(平成24年6月18日 茨城県告示第711号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2394号: p. 12, (2012年6月18日) 
  26. ^ 県道常陸那珂港山方線(茨城港常陸那珂港区中央ふ頭地区前)の2,150m区間が,平成24年6月23日に開通しました。[リンク切れ]
  27. ^ “(主)常陸那珂港山方線小島バイパスが供用開始になりました。” (PDF) (プレスリリース), 茨城県土木部常陸太田工事事務所, (2014年10月29日), http://www.pref.ibaraki.jp/doboku/otado/keiyaku/002topics/documents/ojimabp.pdf 2015年4月9日閲覧。 
  28. ^ 道路の供用の開始(平成26年10月27日 茨城県告示第1107号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2536号: p. 6, (2014年10月27日) 
  29. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定(平成27年3月26日 茨城県告示第363号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2677号: p. 38, (2015年3月26日) 
  30. ^ 道路の区域の変更(平成27年11月2日 茨城県告示第1357号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2738号: pp. 2 - 3, (2015年11月2日) 
  31. ^ 道路の区域の変更(平成28年10月27日 茨城県告示第1344号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2840号: p. 4, (2016年10月27日) 
  32. ^ 《道路改良事業》主要地方道 常陸那珂港山方線”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2015年8月21日閲覧。
  33. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成10年11月30日 茨城県告示第1314号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1014号: pp.6-7, (1998年11月30日) 
  34. ^ 道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. 18–28, (2018年3月19日) 

参考文献編集

  • 茨城県土木部『『茨城県道路現況調書』平成26年4月1日現在』(レポート)、茨城県、6頁。

関連項目編集

外部リンク編集