国道293号

日本の茨城県から栃木県に至る一般国道

国道293号(こくどう293ごう)は、茨城県日立市から栃木県足利市に至る一般国道である。

一般国道

国道293号標識

国道293号
総延長 168.8 km
実延長 168.1 km
現道 159.0 km
制定年 1970年指定
起点 茨城県日立市
留町交差点(地図
主な
経由都市
茨城県常陸大宮市
栃木県さくら市鹿沼市
終点 栃木県足利市
公設市場前交差点(地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0245.svg国道245号
Japanese National Route Sign 0006.svg国道6号
Japanese National Route Sign 0118.svg国道118号
Japanese National Route Sign 0294.svg国道294号
Japanese National Route Sign 0004.svg国道4号
Japanese National Route Sign 0119.svg国道119号
Japanese National Route Sign 0121.svg国道121号
Japanese National Route Sign 0050.svg国道50号
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
JR常陸太田駅付近(常陸太田市山下町)
伴睦峠(那珂川町矢又)
小倉橋(栃木市西方町金崎)
佐野市赤見町
越床峠(足利市樺崎町)

目次

概要編集

茨城県北臨海部と栃木県など内陸部との交流・連携を支える東西約170kmの広域幹線道路。茨城県日立市を通る国道245号交点(留町交差点)を起点に内陸部へ進み、常陸太田市常陸大宮市、栃木県宇都宮市鹿沼市栃木市を経て、足利市の国道50号足利バイパス交点(公設市場前交差点)を終点とする。 常陸太田市街には、北行きの一方通行の区間と一方通行ではないが隘路の区間があるためその区間に入る前の道路標識では、この区間を通らずに市街を通り抜けるように先の方面が表示されている(案内標識に路線番号が表示されていない)。

路線データ編集

一般国道の路線を指定する政令[1]に基づく起終点および経過地は次のとおり

歴史編集

  • 1970年昭和45年)4月1日
    • 一般国道293号(日立市 - 足利市)として指定。
  • 1974年(昭和49年)3月29日:那珂郡大宮町大字富岡 - 同町字宮中の富岡橋を含む道路改良バイパス(1.36 km)を供用開始[4]
  • 1975年(昭和50年)6月23日:那珂郡緒川村大字小舟地内の狭隘な現道(最小幅員3.0 m、延長2.22 km)の道路改良バイパス(2.19 km)を供用開始[5]
  • 1977年(昭和52年)9月12日:那珂郡大宮町大字高巣 - 同町大字東野の道路改良バイパス(2.78 km)開通および、旧道(2.685 km)が指定解除され、大宮町道へ降格[6]
  • 1979年(昭和54年)5月25日:花立トンネル開通[7]
  • 1986年(昭和61年)7月31日
    • 茨城県那珂郡緒川村大字上小瀬(緒川総合支所北交差点 - )の旧道(2.36 km)が指定解除され緒川村道へ降格[8]
  • 1986年(昭和61年)8月18日
    • 那珂郡美和村大字鷲子地内の旧道区間(1.54 km)が指定解除され美和村道へ降格[9]
  • 1987年(昭和62年)5月6日
    • 茨城県那珂郡美和村大字小田野 - 大字鷲子の旧道区間(641 m)が指定解除され美和村道へ降格[10]
  • 1988年(昭和63年)11月4日
    • 那珂郡緒川村大字小舟 - 同郡美和村大字小田野の旧道(2.69 km)が指定解除され緒川・美和村道へ降格[11]
  • 1996年:越床トンネル開通
  • 2000年平成12年)4月1日
    • 茨城県日立市留町 - 日立市大和田町の区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[12]
  • 2001年(平成13年)3月1日
    • 日立市大和田町 - 常陸太田市岡田町、同市山下町、同市宮本町 - 那珂郡美和村大字鷲子の各区間が、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定される[13]
  • 2004年(平成16年)3月22日
    • 日立市留町 - 同市大和田町の区間が、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定される[14]

路線状況編集

茨城県常陸太田市の市街地を通る現道区間は、幅員が狭く屈曲しているためボトルネックとなっており、特にJR常陸太田駅前は朝・夕の通勤通学時間帯に慢性的な渋滞が発生する。このため、同市街地の北側で大きく迂回するバイパス道路の整備が進められている[15]

通称編集

バイパス編集

  • 常陸太田東バイパス
    常陸太田市街地の慢性的な交通渋滞を緩和する目的で、1993年度(平成5年度)より事業化された、常陸太田市大森町 - 増井町間の常陸太田市街を迂回する延長8.99km、幅員15〜18m、車道部6.5m/2車線の道路改築事業中のバイパス道路[15]。これまで同市増井町の清掃センター北から大平町の久米小学校入口の西側延長部分のバイパスが開通しており、その東側の延長として計画されたバイパスで、2015年末までに常陸太田市大森町 - はたそめ団地までの4.8km区間が部分供用中である[15]
    • 1996年(平成8年)3月28日:常陸太田市増井町 - 久慈郡金砂郷町久米間が部分開通[16]
    • 2004年(平成16年)11月28日:常陸太田市幡町 - 同市岡田町の区間(約1.86km)が部分開通[17]
    • 2005年(平成17年)11月30日:常陸太田市真弓町地内(世矢小学校前)の一部区間(約0.32km)を供用開始[18]
    • 2015年(平成27年)7月8日:大森町 - 岡田町間2,940mが供用開始となり、大森町において現道と接続した[19][20]
  • 馬頭バイパス
  • 志鳥バイパス
  • 鹿子畑バイパス
  • 氏家バイパス
  • 西根バイパス
  • 鹿沼南バイパス
    • 栃木市西方町地区と鹿沼市亀和田町を結ぶ小倉橋から、鹿沼市楡木町の国道352号へ至るバイパス道路。
    • 1997年(平成9年)から事業を開始し、2015年(平成27年)11月25日東北自動車道の手前まで部分開通しており、そこから屈曲し、磯町地内の国道352号へ接続されている[21]
  • 葛生バイパス

重複区間編集

栃木県鹿沼市の中心市街では、国道121号・293号・352号の3連重複区間があり、この区間の道路わきには国内でも珍しく、3路線分だけ縦に3つ連なる国道標識が立ち並ぶ[22]

道路施設編集

トンネル編集

  • 花立トンネル(常陸大宮市)
  • 新会沢トンネル(栃木市 - 佐野市)
  • 越床トンネル(佐野市 - 足利市)

主な橋梁編集

  • 里川橋(里川、常陸太田市)
    2014年(平成26年)11月19日に新橋が開通[23]。旧橋は1956年(昭和31年)に完成した鉄筋コンクリートゲルバー式T桁橋で、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災により甚大な被害を受け、地震直後から全面通行止めを余儀なくされてきた。災害復旧事業により、両側歩道を備えた新たな橋梁の整備を進め新橋を供用し3年半ぶりの開通となった[24]
  • 富岡橋(久慈川、常陸大宮市)
  • 新旭橋(内川、さくら市)
  • 新連城橋(荒川、さくら市)
  • 氏家大橋(鬼怒川、さくら市 - 宇都宮市)
  • 葛生大橋(秋山川、佐野市)
  • 田中橋(渡良瀬川、足利市)

道の駅編集

交通量編集

24時間交通量[注釈 2]

茨城県

  • 常陸大宮市八田 : 11,642
  • 常陸大宮市鷲子1670 : 4,807

栃木県

  • 鹿沼市樅山町73 : 16,667
  • 佐野市山栃本1483-4 : 18,636

地理編集

通過する自治体編集

交差する道路編集

  • 交差する道路の特記がないものは市道
交差する道路 交差点名
国道245号 日立市 留町
県道358号日立東海線 留大橋北
国道6号(陸前浜街道) 大和田町
国道349号バイパス 常陸太田市 三才町
国道349号 常陸太田駅
- 山下町
県道61号日立笠間線 (木崎一町地内)
県道33号常陸太田大子線
県道61号日立笠間線
-(屈折) 内堀町
県道224号西山荘線 西山荘入口
県道167号富岡玉造常陸太田線 大平
県道62号常陸那珂港山方線 県道166号和田上河合線 久米西
県道62号常陸那珂港山方線 花房
県道165号山方常陸大宮線 - 常陸大宮市 富岡橋東
-(屈折) 県道21号常陸大宮御前山線
県道168号静常陸大宮線
上町東
国道118号 東富
(ビーフライン) 八田坂上
県道102号長沢水戸線 玉川
- 県道161号門井山方線 (北塩子地内)
県道161号門井山方線 - (北塩子地内)
-(屈折) 県道12号那須烏山御前山線 上小瀬
県道163号下檜沢上小瀬線 - (上小瀬地内)
- 県道287号山内上小瀬線 緒川総合支所北
- 県道12号那須烏山御前山線 やすらぎの里公園入口
県道29号常陸太田那須烏山線
県道234号小田野大那地線
-(屈折) 鷲子
- 県道29号常陸太田那須烏山線 (鷲子地内)
- 県道232号矢又大内線 那珂川町 (矢又地内)
県道27号那須黒羽茂木線 下馬頭
県道52号矢板那珂川線 -(屈折) 三枚畑
県道52号矢板那珂川線 - 北向田
国道294号 旭町
県道233号小川大金停車場線 神田城
県道25号那須烏山矢板線 さくら市 (鹿子畑地内)
- 県道222号熊田喜連川線 鍬柄坂下
県道74号塩谷喜連川線 - 旭町
県道180号蒲須坂喜連川線 - 葛城
県道114号佐久山喜連川線 - 早乙女
県道225号花岡狹間田線 松山
(グリーンライン) 総合運動公園入口
県道48号大田原氏家線 - 桜野
県道48号大田原氏家線 櫻野南
県道181号上高根沢氏家線 氏家
-(屈折・重複) 国道4号氏家矢板バイパス 川岸
国道4号氏家矢板バイパス -(屈折・重複) 馬場南
県道239号白沢下小倉線 宇都宮市 下小倉東
県道63号藤原宇都宮線 中里原
県道159号小林逆面線 中里
- 県道73号上横倉下岡本線 上横倉町
国道119号 徳次郎
日光宇都宮道路 国道119号(日光宇都宮道路) 徳次郎IC
県道22号大沢宇都宮線 新里町
-(屈折) 県道70号宇都宮今市線 田野町東
県道70号宇都宮今市線 -(屈折) 田野町
県道268号鹿沼環状線 鹿沼市 仁神堂町
-(屈折) 県道217号鹿沼停車場線 JR鹿沼駅
国道121号国道352号 -(屈折・重複) 市役所前
県道14号鹿沼日光線 県道4号宇都宮鹿沼線 石橋町
国道121号 下材木町
県道120号新鹿沼停車場線 新鹿沼駅
- 県道268号鹿沼環状線 上殿丁字路
県道15号鹿沼足尾線 - 大門宿
県道137号樅山停車場線 樅山駅
県道127号楡木停車場線 - (楡木町地内)
- 県道6号宇都宮楡木線 楡木町
- 国道352号 追分交差点
県道307号深程楡木線 - 磯町
- 県道3号宇都宮亀和田栃木線 小倉橋東
- 県道131号金崎停車場線 栃木市 小倉橋西
県道177号上久我都賀栃木線 工業団地入口
-(屈曲) 県道3号宇都宮亀和田栃木線 西方小学校前歩道橋
県道177号上久我都賀栃木線 西方中前
県道37号栃木粟野線 大柿十字路
県道32号栃木粕尾線 尻内橋東
県道32号栃木粕尾線旧道 - 尻内町
県道123号葛生停車場線 佐野市 (葛生西3丁目地内)
県道200号秋山葛生線 - (葛生西2丁目地内)
- 県道210号柏倉葛生線 天神橋西
- 県道126号栃木田沼線 山越
- 県道124号田沼停車場線 (栃本町地内)
県道115号田沼唐沢山公園線 田沼上町
県道66号桐生田沼線 県道16号佐野田沼線 田沼上町西
県道175号山形寺岡線 - 山形入口
- 県道175号山形寺岡線 出流原歩道橋
北関東自動車道 足利市 足利IC
県道40号足利環状線
県道284号松田大月線
県道40号足利環状線 大月町
県道67号桐生岩舟線 通1丁目
-(屈折) 県道8号足利館林線 田中橋
県道40号足利環状線 県道40号足利環状線
県道152号赤岩足利線
朝倉町
国道50号足利バイパス 公設市場前

河川編集

編集

  • 白谷峠・または白岩峠(茨城県常陸大宮市)
  • 花立峠(茨城県常陸大宮市)
  • 伴睦峠(茨城県常陸大宮市 - 栃木県那珂川町)
    • 伴睦峠(標高300m)はこの道路の最高地点で、国道指定に尽力した政治家大野伴睦にちなんで名付けられたもの。
  • 会沢峠(栃木県栃木市 - 佐野市)
  • 越床峠(栃木県佐野市 - 足利市)

脚注編集

[ヘルプ]

注釈編集

  1. ^ a b c d e f g 2015年4月1日現在
  2. ^ 平成17年度道路交通センサス

出典編集

  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令 - 電子政府の総合窓口 イーガブ(2012年10月10日閲覧)
  2. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 16. 2017年5月1日閲覧。
  3. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令 - 電子政府の総合窓口 イーガブ(2012年10月10日閲覧)
  4. ^ 道路区域の変更・道路の供用開始(昭和49年3月28日 茨城県告示第261・262号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6207号: pp. 3–4, (1974年3月28日) 
  5. ^ 道路の供用開始(昭和50年6月23日 茨城県告示第671号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6334号: p. 8, (1975年6月23日) 
  6. ^ 道路の区域変更・供用開始(昭和52年9月12日 茨城県告示第1017・1018号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6562号: pp. 6–7, (1972年9月12日) 
  7. ^ 道路の供用開始(昭和54年5月25日 茨城県告示第735号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第133号: pp. 1–2, (1979年5月25日) 
  8. ^ 道路の区域変更(昭和61年7月31日 茨城県告示1071号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7471号: p. 4, (1986年7月31日) 
  9. ^ 道路の区域変更(昭和61年8月18日 茨城県告示1125号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7476号: pp. 7–8, (1986年8月18日) 
  10. ^ 道路の区域変更(昭和62年5月6日 茨城県告示801号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7548号: p. 9, (1987年5月6日) 
  11. ^ 道路の区域変更(昭和63年11月4日 茨城県告示第1471号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7704号: p. 6, (1988年11月4日) 
  12. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成12年3月2日 茨城県告示第237号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1139号: pp. 6–7, (2000年3月2日) 
  13. ^ 車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成13年3月1日 茨城県告示第198号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1241号: pp. 10–14, (2001年3月1日) 
  14. ^ 車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成16年3月15日 茨城県告示第371号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1551号: pp. 9–14, (2004年3月15日) 
  15. ^ a b c 常陸太田工事事務所 (2015年7月17日). “国道293号常陸太田東バイパス”. 茨城県ホームページ. 茨城県. 2016年6月4日閲覧。
  16. ^ 道路の供用の開始(平成8年3月21日 茨城県告示第361号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第737号: p.8, (1996年3月21日) 
  17. ^ 道路の供用の開始(平成16年11月11日 茨城県告示第1535号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1619号: p.18, (2004年11月11日) 
  18. ^ 道路の供用の開始(平成17年11月24日 茨城県告示第1351号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1726号: p.8, (2005年11月24日) 
  19. ^ 【お知らせ】国道293号常陸太田東バイパスが開通しました(PDF:497KB) (PDF)” (プレスリリース), 茨城県常陸太田工事事務所 
  20. ^ 道路の供用の開始(平成27年7月2日 茨城県告示第900号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2704号: p.10, (2015年7月2日) 
  21. ^ 一般国道293号鹿沼南バイパス供用開始について (PDF), 栃木県, (2015年11月25日) 
  22. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 176-177.
  23. ^ 道路の供用の開始(平成26年11月17日 茨城県告示第1171号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第2642号: p.14, (2014年11月17日) 
  24. ^ “一般国道293号 里川橋が開通しました。” (PDF) (プレスリリース), 茨城県土木部常陸太田工事事務所, (平成26年11月19日), http://www.pref.ibaraki.jp/doboku/otado/keiyaku/002topics/documents/satogawahasi.pdf 2015年4月9日閲覧。 

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集