薩摩郡

日本の鹿児島県(薩摩国)の郡
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薩摩郡(さつまぐん)は、鹿児島県薩摩国)の

鹿児島県薩摩郡の位置(緑:さつま町 薄緑・水色:後に他郡から編入した区域)

人口19,833人、面積303.9km²、人口密度65.3人/km²。(2021年8月1日、推計人口

以下の1町を含む。

郡域

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、薩摩川内市の大部分(川内川以北かつ湯田町、陽成町、高城町、国分寺町、大小路町以西および城上町・運動公園町・原田町・東大小路町の各一部、祁答院町各町・上甑町各町・里町各町・鹿島町各町を除く)にあたる。

歴史

近世以降の沿革

  • 明治初年時点では全域が薩摩鹿児島藩領であった。「旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での村は以下の通り[1]。全域が現・薩摩川内市。(33村)
    • 入来郷 - 浦之名村、副田村
    • 樋脇郷 - 倉野村、塔之原村、市比野村、久住村、中村、楠元村
    • 百次郷 - 百次村、田崎村
    • 山田郷 - 山田村
    • 平佐郷 - 平佐村、天辰村
    • 隈之城郷 - 東手村、西手村、宮里村
    • 高江郷 - 高江村、久見崎村、寄田村
    • 中郷 - 中郷村
    • 東郷 - 田海村、宍野村、南瀬村、山田村、鳥丸村、白浜村、藤川村、斧淵村、船倉村[2]
    • 串木野郷(一部) - 羽島村
    • 山崎郷(一部) - 白男川村[3]、二渡村[3]、泊野村[3]
  • 明治2年(1869年) - 百次郷と山田郷が合併し永利郷となる。樋脇郷の久住村・中村・楠元村が平佐郷へ移管される。
  • 明治3年(1870年) - 中郷が東郷に編入される。
  • 明治4年7月14日1871年8月29日) - 廃藩置県により鹿児島県の管轄となる。
  • 明治12年(1879年2月17日 - 郡区町村編制法の鹿児島県での施行により、行政区画としての薩摩郡が発足。「宮之城郡役所」が管轄。
  • 明治14年(1881年7月28日 - 「隈之城郡役所」の管轄となる。
  • 明治10年代(2町33村)
    • 東手村の一部が分立して向田町となる。
    • 平佐村の一部が分立して白和町となる。

町村制以降の沿革

 
1.隈之城村 2.永利村 3.入来村 4.高江村 5.平佐村 6.樋脇村 7.下東郷村 8.上東郷村 11.東水引村・西水引村 12.高城村 21.山崎村 22.宮之城村 23.鶴田村 24.大村 25.佐志村 26.永野村 27.黒木村 28.藺牟田村 31.上甑村・里村 32.下甑村(紫:薩摩川内市 桃:さつま町)

変遷表

自治体の変遷
旧郡 明治22年4月1日 明治22年 - 明治45年 大正1年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和29年 昭和30年 - 昭和63年 平成1年 - 現在 現在
薩摩郡 隈之城村 隈之城村 昭和4年5月20日
川内町
昭和15年2月11日
市制 川内市
川内市 川内市 川内市 平成16年10月12日
薩摩川内市
薩摩川内市
平佐村 平佐村
高城郡 高城郡
東水引村
明治29年3月29日
編入 東水引村
高城郡
西水引村
明治29年3月29日
編入 西水引村
昭和8年7月1日
改称 水引村
昭和26年4月1日
川内市に編入
薩摩郡 永利村 永利村 永利村 永利村 昭和31年9月30日
川内市に編入
高江村 高江村 高江村 高江村
下東郷村 下東郷村 下東郷村 下東郷村 昭和32年4月1日
川内市に編入
昭和32年4月1日
東郷町に編入
昭和32年4月1日
高城村に編入
昭和40年4月15日
川内市に編入
高城郡 高城郡
高城村
明治29年3月29日
編入 高城村
高城村 高城村 昭和35年1月1日
町制 高城町
薩摩郡 上東郷村 上東郷村 上東郷村 昭和27年12月1日
町制 東郷町
東郷町
樋脇村 樋脇村 昭和15年11月10日
町制 樋脇町
樋脇町 樋脇町
入来村 入来村 入来村 昭和23年10月1日
町制 入来町
入来町
甑島郡 甑島郡
上甑村
明治29年3月29日
編入 上甑村
上甑村 上甑村 上甑村
甑島郡
下甑村
明治29年3月29日
編入 下甑村
下甑村 昭和24年4月1日
下甑村
下甑村
昭和24年4月1日
鹿島村
鹿島村
甑島郡
里村
明治29年3月29日
編入 里村
里村 里村 里村
南伊佐郡 南伊佐郡
藺牟田村
明治29年3月29日
編入 藺牟田村
藺牟田村 藺牟田村 昭和30年4月1日
祁答院町
南伊佐郡
黒木村
明治29年3月29日
編入 黒木村
黒木村 黒木村
南伊佐郡
大村
明治29年3月29日
編入 大村
大村 昭和24年2月1日
大村
昭和24年2月1日
中津川村
昭和29年12月1日
編入 薩摩町
薩摩町 平成17年3月22日
さつま町
さつま町
南伊佐郡
永野村
明治29年3月29日
編入 永野村
永野村 永野村
南伊佐郡
宮之城村
明治29年3月29日
編入 宮之城村
大正8年7月1日
町制 宮之城町
大正11年4月1日
求名村
求名村
宮之城町 宮之城町 昭和30年4月1日
宮之城町
南伊佐郡
佐志村
明治29年3月29日
編入 佐志村
佐志村 昭和29年10月15日
宮之城町に編入
南伊佐郡
山崎村
明治29年3月29日
編入 山崎村
山崎村 昭和28年11月3日
町制 山崎町
南伊佐郡
鶴田村
明治29年3月29日
編入 鶴田村
鶴田村 鶴田村 昭和38年4月1日
町制 鶴田町

行政

歴代郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治30年(1897年4月1日
郡山軍助 明治44年(1911年)2月4日 在任中に死去[7]
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 郷については「角川日本地名大辞典」による。
  2. ^ 「旧高旧領取調帳データベース」には記載なし。
  3. ^ a b c 記載は伊佐郡。
  4. ^ 鹿兒島縣下國界竝郡界變更及郡廢置(明治29年法律第55号、  原文
  5. ^ 字五色・宇都川原・枇杷宇都・溝下・枇杷野・石原田・安之木川原・野坂・村友・立花・六地蔵・山下川原・松野・戸川内・川越・時吉・大浦・塩水流・亀割・阿手の木・喜藤田。
  6. ^ 字大中口・井川・賀崎・井川口・大久保・赤崩・寺川内。
  7. ^ 大植 1935, 1202頁.

参考文献

  • 角川日本地名大辞典』46 鹿児島県、「角川日本地名大辞典」編纂委員会、角川書店、1983年3月1日。ISBN 404001460X
  • 旧高旧領取調帳データベース
  • 大植四郎 編『国民過去帳 明治之巻』尚古房、1935年。

外部リンク