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001A型航空母艦中華人民共和国大連船舶重工集団公司の造船施設で建造が進められている航空母艦

001A型航空母艦
停泊于大连港的001A.jpg
基本情報
種別 航空母艦
建造所 大連船舶重工集団公司
建造期間 2013年11月[1] -
就役期間 2018年(予定)[2]
前級 001型航空母艦
次級 002型航空母艦[3]
要目
基準排水量 55,000 t(推定)
満載排水量 70,000 t(推定)[3]
全長 315 m(推定)[4]
水線長 270 m
最大幅 38m(飛行甲板75.5m)
推進器 スクリュープロペラ × 4軸
速力 31ノット(推定)[1]
兵装1130型CIWS × 3基
・HQ-10SAM18連装発射機 × 2基
搭載機

J-15 × 32~36機(推定)
Z-9 × 2機(推定)

[1]
レーダー 346A型 多機能型
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概要編集

001A型は001型の改良型であり、001型と同じ短距離離陸拘束着艦方式(short take-off but arrested recovery, STOBAR)を採用している[1]。001型と同様に飛行甲板の船首部はスキージャンプ勾配がつけられている。

001型との最大の違いは格納庫の容積で、001型では対艦ミサイルの区画だった飛行甲板前部も、約10機の格納庫になっている[5]

推進システムは001型と同様の蒸気タービン方式を採用しているものと考えられているが、最大速力が31ノットを出せるよう出力向上していると中国メディアは主張している[1]

ポピュラーサイエンス電子版によると、アイランドは改良され、AESAレーダーは新型が装備されるだろうと主張している[3]。また、「遼寧」では1層だけだったブリッジが、本型では2層になっており、下層が司令部用、上層が航海用とされている[6]

また、環球時報によると、格納庫甲板は001型と比べ拡大されており、001型はJ-15戦闘機を24機搭載可能であるのに対し、001A型は32~36機搭載が可能であると主張している[1]。ポピュラーサイエンス電子版によると、24~30機のJ-15戦闘機を搭載し、最大16機の回転翼機を搭載するだろうと主張している[3]

艦歴編集

001A型1番艦の建造は大連船舶重工集団有限公司の西エリアの造船所(旧大連造船新廠)で行われた。

新華社によると、001A型1番艦は2013年11月に起工し、進水前に主機、発電機などの主要システムの据付を終えたとしている[1]

中国中央電視台13チャンネルの2017年4月26日正午のニュースによれば、001A型1番艦は同日午前に船体工事が進められていた大型ドックを離れ、進水式が執り行われたと報じた。放送では就役は2020年代初頭になるとしている。 2017年2月、空母名称が「山東」になると台湾の聯合報が報じ、2018年に就役すると予測した[7]。 ポピュラーサイエンス電子版も、中国メディアの間で一番艦の艦名は「山東」になるだろうと推測しているという[3]。公式発表はない。

2018年5月13日中華人民共和国遼寧省大連市を出航し、初の試験航海を行った[8]。また、同月18日、試験航海を終え遼寧省大連へ帰港したと伝えられた[9]。今回の試験航海について中国メディアは「多くの装備の試験を実施し、所期の目的を達成した」と説明している。

2018年8月27日、二度目となる試験航海を実施した[10]。また、同年9月1日に試験航海を終え、造船所に帰港したと伝えられた[11]

同型艦編集

# 艦名 造船所 起工 進水 配備先 建造状況
不明 山東(推測)[3] 大連船舶重工集団 2013年11月某日[1] 2017年4月26日[1] 不明 艤装中

後継艦編集

  • ポピュラーサイエンス電子版2017年4月27日の記事によると、既に後継の002型航空母艦の船体のブロックの建造が進められているという。002型はCATOBAR方式を採用し、電磁式もしくは蒸気式のカタパルトが搭載されるだろうと推測している。更にその後継の003型航空母艦は原子力推進方式を採用するだろうと推測している。建造中の001A型を含めないとすれば、中国海軍は最終的にさらに5隻を必要とするであろうとアメリカ海軍将校が述べたと伝えている[3]
  • 中国三隻目の空母は電磁式カタパルト装備の空母になるのではないかとアメリカ国防総省2018年8月の年次報告書で明らかにした。これによると、「中国は2018年に最初のカタパルト装備の空母の建造をはじめたと見られる。この空母はさらに多くの戦闘機、固定翼の早期警戒機を運用でき、より迅速な航空任務を行うことができる」と記載されている[12]

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i Gabriel Dominguez (2017年4月26日). “China launches first indigenously built aircraft carrier”. IHS Jane's 360. 2017年4月27日閲覧。
  2. ^ [ 中国の国産空母名は「山東」か 大連で建造と台湾紙] - 産経ニュース(2017年2月25日閲覧)
  3. ^ 陸易「中国初の純国産空母「001A型」進水!」『世界の艦船』第863巻第8号(2017年8月特大号) 海人社
  4. ^ 田辺義明「最新・中国航空・軍事トピック 国産空母の進水」 『航空ファン』第66巻第7号(2017年7月号) 文林堂
  5. ^ 「写真特集 世界の空母2017」 『世界の艦船』第863巻第8号(2017年8月特大号) 海人社
  6. ^ [ 中国の国産空母名は「山東」か 大連で建造と台湾紙] - 産経ニュース(2017年2月25日閲覧)
  7. ^ 国産空母、試験航海 就役前倒しも 海洋権益確保狙い” (2018年5月14日). 2018年8月17日閲覧。
  8. ^ 「所期の目的を達成」 中国国産空母が初の試験航行を終え帰港” (2018年5月18日). 2018年8月17日閲覧。
  9. ^ 中国の新たな空母、試験航行に出発” (2018年8月27日). 2018年9月18日閲覧。
  10. ^ 中国初の国産空母、試験航行を無事に終了【写真】” (2018年9月2日). 2018年9月18日閲覧。
  11. ^ <コラム>中国3隻目の空母は電磁カタパルトを装備か?” (2018年9月18日). 2018年9月18日閲覧。

関連項目編集

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