2019年のワシントン・ナショナルズ

2019年ワシントン・ナショナルズ(2019 Washington Nationals season)は、球団創設以来50年目のシーズン。ワシントンD.C.ナショナルズ・パークでは11年目のシーズン。監督は2年目のデーブ・マルティネス。所属はナショナルリーグ東地区

2019年のワシントン・ナショナルズ
成績
ナショナルリーグ東地区2位
ナショナルリーグ優勝
ワールドシリーズ優勝
本拠地
都市 ワシントンD.C.
ナショナルズ・パーク
球団組織
オーナー セオドア・ラーナー
GM マイク・リゾ
監督 デーブ・マルティネス
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オフシーズン 編集

2018年シーズンは82勝80敗で地区2位だった。

開幕後 編集

9月29日に全日程を終了。93勝69敗で地区2位だったが、ワイルドカードチームで1位に入ったためポストシーズンに進出した。

ワイルドカードプレーオフではミルウォーキー・ブルワーズと対戦し、4-3で勝利し、ディビジョンシリーズに進出した。

ディビジョンシリーズではロサンゼルス・ドジャースを3勝2敗、リーグチャンピオンシップシリーズではセントルイス・カージナルスを4連勝で下し、球団創設51年目にして初のリーグ優勝を達成した。

ワールドシリーズではヒューストン・アストロズと対戦し、4勝3敗で下し、初めての世界一を達成した[1]

10月29日にはジェレミー・ヘリクソンダニエル・ハドソンフェルナンド・ロドニージョニー・ベンタースマット・アダムスアズドルバル・カブレラブライアン・ドージャーハウィー・ケンドリックアンソニー・レンドンジェラルド・パーラがFAとなった[2]

チーム成績 編集

シーズン成績 編集

チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 ニューヨーク・ヤンキース 103 59 .636
2 タンパベイ・レイズ 96 66 .593 7.0
3 ボストン・レッドソックス 84 78 .519 19.0
4 トロント・ブルージェイズ 67 95 .414 36.0
5 ボルチモア・オリオールズ 54 108 .333 49.0
中地区
1 ミネソタ・ツインズ  101 61 .623
2 クリーブランド・インディアンス  93 69 .574 8.0
3 シカゴ・ホワイトソックス 72 89 .447 28.5
4 カンザスシティ・ロイヤルズ 59 103 .364 42.0
5 デトロイト・タイガース 47 114 .292 53.5
西地区
1 ヒューストン・アストロズ 107 55 .660
2 オークランド・アスレチックス 97 65 .599 10.0
3 テキサス・レンジャーズ 78 84 .481 29.0
4 ロサンゼルス・エンゼルス 72 90 .444 35.0
5 シアトル・マリナーズ 68 94 .420 39.0
チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 アトランタ・ブレーブス 97 65 .599
2 ワシントン・ナショナルズ 93 69 .574 4.0
3 ニューヨーク・メッツ 86 76 .531 11.0
4 フィラデルフィア・フィリーズ 81 81 .500 16.0
5 マイアミ・マーリンズ 57 105 .352 40.0
中地区
1 セントルイス・カージナルス 91 71 .562
2 ミルウォーキー・ブルワーズ 89 73 .549 2.0
3 シカゴ・カブス 84 78 .519 7.0
4 シンシナティ・レッズ 75 87 .463 16.0
5 ピッツバーグ・パイレーツ 69 93 .426 22.0
西地区
1 ロサンゼルス・ドジャース 106 56 .654
2 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 85 77 .525 21.0
3 サンフランシスコ・ジャイアンツ 77 85 .475 29.0
4 コロラド・ロッキーズ 71 91 .438 35.0
5 サンディエゴ・パドレス 70 92 .432 36.0

ワイルドカードチーム 編集

ワイルドカードチーム
(上位2チームがポストシーズン進出)
勝率 ゲーム差
ワシントン・ナショナルズ 93 69 .574 +4
ミルウォーキー・ブルワーズ 89 73 .549
ニューヨーク・メッツ 86 76 .531 3
アリゾナ・ダイヤモンドバックス 85 77 .525 4
シカゴ・カブス 84 78 .519 5
フィラデルフィア・フィリーズ 81 81 .500 8
サンフランシスコ・ジャイアンツ 77 85 .463 12
シンシナティ・レッズ 75 87 .463 14
コロラド・ロッキーズ 71 91 .438 18
サンディエゴ・パドレス 70 92 .432 19
ピッツバーグ・パイレーツ 69 93 .426 20
マイアミ・マーリンズ 57 105 .352 32

ポストシーズン 編集

ワイルドカードプレーオフ
日付 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月1日 ミルウォーキー・ブルワーズ 3-4 ワシントン・ナショナルズ ナショナルズ・パーク
ディビジョンシリーズ進出
ディビジョンシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月3日 第1試合 ワシントン・ナショナルズ 0-6 ロサンゼルス・ドジャース ドジャー・スタジアム
10月4日 第2試合 ワシントン・ナショナルズ 4-2 ロサンゼルス・ドジャース
10月6日 第3試合 ロサンゼルス・ドジャース 10-4 ワシントン・ナショナルズ ナショナルズ・パーク
10月7日 第4試合 ロサンゼルス・ドジャース 1-6 ワシントン・ナショナルズ
10月9日 第5試合 ワシントン・ナショナルズ 7-3 ロサンゼルス・ドジャース ドジャー・スタジアム
リーグチャンピオンシップシリーズ進出
リーグチャンピオンシップシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月11日 第1試合 ワシントン・ナショナルズ 2-0 セントルイス・カージナルス ブッシュ・スタジアム
10月12日 第2試合 ワシントン・ナショナルズ 3-1 セントルイス・カージナルス
10月14日 第3試合 セントルイス・カージナルス 1-8 ワシントン・ナショナルズ ナショナルズ・パーク
10月15日 第4試合 セントルイス・カージナルス 4-7 ワシントン・ナショナルズ
ワールドシリーズ進出
ワールドシリーズ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月22日(火) 第1戦 ワシントン・ナショナルズ 5-4 ヒューストン・アストロズ ミニッツメイド・パーク
10月23日(水) 第2戦 ワシントン・ナショナルズ 12-3 ヒューストン・アストロズ
10月25日(金) 第3戦 ヒューストン・アストロズ 4-1 ワシントン・ナショナルズ ナショナルズ・パーク
10月26日(土) 第4戦 ヒューストン・アストロズ 8-1 ワシントン・ナショナルズ
10月27日(日) 第5戦 ヒューストン・アストロズ 7-1 ワシントン・ナショナルズ
10月29日(火) 第6戦 ワシントン・ナショナルズ 7-2 ヒューストン・アストロズ ミニッツメイド・パーク
10月30日(水) 第7戦 ワシントン・ナショナルズ 6-2 ヒューストン・アストロズ
ワールドシリーズ制覇

先発変遷 編集

打順 開幕戦 5月1日 6月1日 7月2日 8月2日 9月1日
1 イートン RF イートン LF イートン RF ターナー SS ターナー SS ターナー SS
2 ターナー SS ロブレス RF ターナー SS イートン RF イートン RF ロブレス CF
3 レンドン 3B ケンドリック 3B ソト LF レンドン 3B レンドン 3B レンドン 3B
4 ソト LF アダムス 1B レンドン 3B ソト LF ソト LF ソト LF
5 ジマーマン 1B ゴームズ C アダムス 1B ケンドリック 2B ドージャー 2B ケンドリック 2B
6 ゴームズ C キーブーム SS ドージャー 2B ジマーマン 1B アダムス 1B ジマーマン 1B
7 ドージャー 2B ディフォ 2B パーラ CF ロブレス CF ゴームズ C ゴームズ C
8 シャーザー P テイラー CF ゴームズ C ゴームズ C ロブレス CF パーラ RF
9 ロブレス CF シャーザー P フェッド P コービン P ロス P コービン P

入団・再契約 編集

オフシーズン・開幕前 編集

入団
日付 背番号 選手名 ポジション 前所属 出典
2018年12月4日 46 パトリック・コービン 投手 アリゾナ・ダイヤモンドバックス(FA) [3]
2018年12月13日 21 タナー・レイニー 投手 シンシナティ・レッズ(トレード) [4]
2018年12月20日 19 アニバル・サンチェス 投手 アトランタ・ブレーブス(FA) [5]

首脳陣 編集

ワシントン・ナショナルズ 2022
背番号 名前 役職
4 デーブ・マルティネス 監督
12 チップ・ヘイル ベンチコーチ
54 ケビン・ロング 打撃コーチ
25 ジョー・ディロン 打撃コーチ補佐
38 デレク・リリクイスト英語版 投手コーチ
24 ティム・ボガー英語版 一塁コーチ
13 ボブ・ヘンリー 三塁コーチ
35 ヘンリー・ブランコ 捕手コーチ

個人成績 編集

投手成績 編集

色付きは規定投球回数(162イニング)以上の選手


































スティーブン・ストラスバーグ 33 0 0 18 6 0 .750 209.0 161 24 56 251 79 77 3.32
パトリック・コービン 33 1 1 14 7 0 .667 202.0 169 24 70 238 81 73 3.25
マックス・シャーザー 27 0 0 11 7 0 .611 172.1 144 18 33 243 59 56 2.92
アニバル・サンチェス 30 0 0 11 8 0 .579 166.0 153 22 58 134 77 71 3.85

野手成績 編集

色付きは規定打数(440打数)以上の選手



































アダム・イートン 151 656 566 103 158 25 7 15 49 15 9 3 65 106 .279 .365
ビクター・ロブレス 155 617 546 86 139 33 3 17 65 28 6 5 35 140 .255 .326
アンソニー・レンドン 146 646 545 117 174 44 3 34 126 5 0 9 80 86 .319 .412
フアン・ソト 150 659 542 110 153 32 5 34 110 12 0 6 108 132 .282 .401
トレイ・ターナー 122 569 521 96 155 37 5 19 57 35 0 2 43 113 .298 .353

タイトル 編集

表彰 編集

  • スティーブン・ストラスバーグ
    • ピッチャー・オブ・ザ・マンス(7月)

達成記録 編集

MLBドラフト 編集

順位 選手 守備位置 学校
17 ジャクソン・ラットリッジ 投手 サンジャッキント大学

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ ナショナルズらしさ全開、大逆転で球団初の世界一”. 日刊スポーツ (2019年10月31日). 2024年2月4日閲覧。
  2. ^ 131 Players Become XXB Free Agents” (英語). mlbplayers.com. 2024年2月4日閲覧。
  3. ^ Patrick Corbin signs with Nationals” (英語). MLB.com. 2024年2月4日閲覧。
  4. ^ レッズが右腕ロアーク獲得 レイニーとトレード”. 日刊スポーツ (2018年12月13日). 2024年2月4日閲覧。
  5. ^ ナショナルズが右腕サンチェスと2年21億円で合意”. 日刊スポーツ (2018年12月21日). 2024年2月4日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集