ジャパンラグビートップリーグ2007-2008

ジャパンラグビートップリーグ2007-20082007年10月26日から2008年2月9日までレギュラーシーズンまで行われた。

ジャパンラグビートップリーグ2007-2008
日程 2007年10月26日 - 2008年2月9日
優勝 サントリーサンゴリアス (1回目)
準優勝 三洋電機ワイルドナイツ
降格 リコーブラックラムズ
三菱重工相模原ダイナボアーズ
最多得点選手 大西将太郎 (139)
最多トライ選手 北川智規 (14)

サントリーサンゴリアストップリーグ史上初めてレギュラーシーズンを無敗で終えた三洋電機ワイルドナイツを降しトップリーグ初優勝を果たした。

このシーズンから、レフリーとは別に、時間管理を行う専門担当者(タイムキーパー)を置き、レフリーと連携して競技の時間を明確にする制度「タイムキーパー制」を初めて導入した[1][2]

参加チーム 編集

ジャパンラグビートップリーグ2007-2008の参加チームは下表の通りである(記載は前年レギュラーシーズンの成績上位順)。

昨シーズンの結果、セコムラガッツトップイースト11)、ワールドファイティングブルトップウェスト)が地域リーグに降格し、九州電力キューデンヴォルテクス三菱重工相模原ダイナボアーズが地域リーグから昇格した。

チーム名 前年成績 備考
東芝ブレイブルーパス トップリーグ 1位
マイクロソフトカップ 優勝
サントリーサンゴリアス トップリーグ 2位
ヤマハ発動機ジュビロ トップリーグ 3位
トヨタ自動車ヴェルブリッツ トップリーグ 4位
三洋電機ワイルドナイツ トップリーグ 5位
神戸製鋼コベルコスティーラーズ トップリーグ 6位
NECグリーンロケッツ トップリーグ 7位
クボタスピアーズ トップリーグ 8位
福岡サニックスブルース トップリーグ 9位
コカ・コーラウエストレッドスパークス トップリーグ 10位
リコーブラックラムズ トップリーグ 11位 残留(トップリーグ入替戦勝利)
日本IBMビッグブルー トップリーグ 12位 残留(トップリーグ入替戦勝利)
九州電力キューデンヴォルテクス トップウェスト 優勝 昇格(トップチャレンジ1 1位)
初昇格
昇格時に「九州電力ラグビー部」から名称変更
三菱重工相模原ダイナボアーズ トップイースト11 優勝 昇格(トップチャレンジ1 2位)
初昇格
昇格時に「三菱重工相模原ラグビー部」より名称変更

順位表 編集

順位 チーム 試合 得点 失点 得失 BP 勝点
1 三洋電機ワイルドナイツ 13 13 0 0 593 170 423 11 63 マイクロソフトカップ、日本選手権
2 サントリーサンゴリアス 13 10 1 2 453 229 224 11 53
3 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 13 9 1 3 452 269 183 12 50
4 東芝ブレイブルーパス 13 9 0 4 398 263 135 11 47
5 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 13 9 0 4 377 348 29 10 46
6 NECグリーンロケッツ 13 9 0 4 358 284 74 6 42
7 ヤマハ発動機ジュビロ 13 7 0 6 409 258 151 9 37
8 クボタスピアーズ 13 5 0 8 265 262 3 6 26
9 コカ・コーラウエストレッドスパークス 13 5 0 8 287 352 -65 5 25
10 九州電力キューデンヴォルテクス 13 4 0 9 266 408 -142 5 21
11 日本IBMビッグブルー 13 3 0 10 256 359 -103 8 20 入替戦へ
12 福岡サニックスブルース 13 4 0 9 180 382 -202 3 19
13 リコーブラックラムズ 13 3 0 10 217 399 -182 5 17 自動降格
14 三菱重工相模原ダイナボアーズ 13 0 0 13 182 710 -528 3 3

プレーオフトーナメント マイクロソフトカップ 編集

セミファイナル ファイナル
           
2008年2月17日 - 秩父宮東京    
 三洋電機ワイルドナイツ
(リーグ1位)
25
 東芝ブレイブルーパス
(リーグ4位)
21  
  2008年2月24日 - 秩父宮東京
 三洋電機ワイルドナイツ 10
   サントリーサンゴリアス 14
2008年2月17日 - 花園大阪  
 サントリーサンゴリアス
(リーグ2位)
33
 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
(リーグ3位)
10  

セミファイナル 編集

  • 2月17日 三洋電機ワイルドナイツ 25-21 東芝ブレイブルーパス
  • 2月17日 サントリーサンゴリアス 33-10 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

ファイナル 編集

  • 2月24日 三洋電機ワイルドナイツ 10-14 サントリーサンゴリアス

入替制度 編集

自動降格 編集

トップリーグの結果、13位リコーブラックラムズ、14位三菱重工相模原ダイナボアーズトップイースト11への自動降格が決定した。

トップリーグチャレンジシリーズ1 編集

順位 チーム 試合 得点 失点 得失 BP 勝点
1 近鉄ライナーズトップウェスト 2 2 0 0 77 25 52 1 9 自動昇格
2 横河電機トップイースト11 2 1 0 1 62 23 39 1 5
3 マツダブルーズーマーズ(トップキュウシュウ) 2 0 0 2 13 104 -91 0 0 入替戦へ

以上の結果、1位近鉄ライナーズ、2位の横河電機がトップリーグへ自動昇格、3位マツダブルーズーマーズのトップリーグ入替戦への出場が決定した。

トップリーグチャレンジシリーズ2 編集

順位 チーム 試合 得点 失点 得失 BP 勝点
1 ワールドファイティングブル(トップウェスト) 2 2 0 0 122 3 119 1 9 入替戦へ
2 セコムラガッツ(トップイースト11) 2 1 0 1 83 15 68 2 6
3 中国電力(トップキュウシュウ) 2 0 0 2 5 192 -187 0 0

以上の結果、1位ワールドファイティングブルのトップリーグ入替戦への出場が決定した。

トップリーグ入替戦 編集

規定により、トップリーグ11位日本IBMビッグブルーがトップチャレンジ2・1位のワールドファイティングブルと、トップリーグ12位福岡サニックスブルースが、トップチャレンジ1・3位のマツダブルーズーマーズと入替戦を行った。

入替戦の結果、日本IBMビッグブルー福岡サニックスブルースのトップリーグ残留が決定した。

表彰 編集

2007-2008シーズンの年間表彰式は、2008年2月25日グランドプリンスホテル新高輪で実施された。[3]

チーム表彰 編集

TOP LEAGUE 優勝チーム 編集

チーム名 備考
優勝 サントリーサンゴリアス
準優勝 三洋電機ワイルドナイツ
第3位 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
第3位 東芝ブレイブルーパス

フェアプレーチーム賞 編集

チーム名 備考
九州電力キューデンヴォルテクス (初受賞)

ベストファンサービス賞 編集

チーム名 備考
神戸製鋼コベルコスティーラーズ (4年連続4回目)

TOP LEAGUE 功労賞 編集

チーム名 備考
九州電力キューデンヴォルテクス (初受賞)
コカ・コーラウエストレッドスパークス (初受賞)
福岡サニックスブルース (初受賞)

個人表彰 編集

トップリーグMVP 編集

氏名 所属チーム 備考
小野澤宏時 サントリーサンゴリアス (初受賞)

新人賞 編集

氏名 所属チーム
田中史朗 三洋電機ワイルドナイツ

最多トライゲッター 編集

氏名 所属チーム 備考
北川智規 三洋電機ワイルドナイツ 14トライ(2年連続2回目)

得点王 編集

氏名 所属チーム 備考
大西将太郎 ヤマハ発動機ジュビロ 139得点(4T/40G/13PG)(初受賞)

ベストキッカー 編集

氏名 所属チーム 備考
大西将太郎 ヤマハ発動機ジュビロ 119得点(40G/13PG)(初受賞)

ベストホイッスル 編集

氏名 備考
ジョージ・エイユー (初受賞)

特別賞 編集

氏名 備考
豊田真人 東芝ブレイブルーパス (初受賞)

マイクロソフトカップMVP 編集

氏名 所属チーム 備考
小野澤宏時 サントリーサンゴリアス (初受賞)

ベストフィフティーン 編集

ポジション 氏名 所属チーム 備考
PR1 西浦達吉 コカ・コーラウエストレッドスパークス (2年連続2回目)
HO 山本貢 三洋電機ワイルドナイツ (2年ぶり2回目)
PR3 相馬朋和 三洋電機ワイルドナイツ (初受賞)
LO 大野均 東芝ブレイブルーパス (2年連続3回目)
LO 谷口智昭 トヨタ自動車ヴェルブリッツ (初受賞)
FL セミシ・サウカワ NECグリーンロケッツ (初受賞)
FL フィリップ・オライリー 三洋電機ワイルドナイツ (2年連続2回目)
NO8 ホラニ龍コリニアシ 三洋電機ワイルドナイツ (初受賞)
SH 田中史朗 三洋電機ワイルドナイツ (初受賞)
SO トニー・ブラウン 三洋電機ワイルドナイツ (3年連続3回目)
WTB 小野澤宏時 サントリーサンゴリアス (3年連続4回目)
WTB 北川智規 三洋電機ワイルドナイツ (2年連続2回目)
CTB 霜村誠一 三洋電機ワイルドナイツ (初受賞)
CTB 大西将太郎 ヤマハ発動機ジュビロ (初受賞)
FB 田邉淳 三洋電機ワイルドナイツ (初受賞)

参照 編集