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ジョナサン・ルクロイ

アメリカ合衆国出身の野球選手

ジョナサン・チャールズ・ルクロイJonathan Charles Lucroy, 1986年6月13日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州レイク郡ユースティス英語版出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。現在はフリーエージェント。

ジョナサン・ルクロイ
Jonathan Lucroy
Jonathan Lucroy on August 4, 2016 (1).jpg
テキサス・レンジャーズ時代
(2016年8月4日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州レイク郡ユースティス英語版
生年月日 (1986-06-13) 1986年6月13日(33歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2007年 MLBドラフト3巡目
初出場 2010年5月31日 ミネソタ・ツインズ
年俸 $3,350,000(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2013年2017年
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
2017 野球

経歴編集

プロ入りとブルワーズ時代編集

 
ミルウォーキー・ブルワーズ時代(2010年)

2007年MLBドラフト3巡目(全体101位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、6月9日に契約。

2010年5月31日のミネソタ・ツインズ戦でメジャーデビュー。6月下旬頃からレギュラーに定着し、最終的には75試合に出場して打率.253、4本塁打、26打点、4盗塁を記録した。

2011年は2月に指を骨折し、開幕10試合を欠場したが、その後は正捕手に定着。136試合に出場し、ブルワーズの地区優勝に貢献した。パスボールは僅かに1つで、これはマット・ウィータースと並んでMLBの正捕手では最少タイだった。ブルワーズのロン・レニキー監督は、投手陣が好調だったのはルクロイの存在が大きかったと語った[2]。打撃面でも二桁本塁打(12本)を放った。

2012年の開幕前に、5年1100万ドル(6年目は525万ドルのオプション)でブルワーズと契約を延長した[3]。5月28日には、遠征先のホテルの部屋で靴下を探している最中に、スーツケースが右手の上に落下して骨折し、約2ヶ月離脱するというアクシデントに見舞われた[4]。それ以外は好調なシーズンで、打率は.300を超え、特に得点圏では打率.389を記録した[5]

2013年開幕前の2月27日に第3回WBCアメリカ合衆国代表に選出された[6]。シーズンでは147試合に出場して、初めて規定打席に到達した。打撃面では、打率が低下したが、自己ベストの18本塁打を放ち、メジャーの捕手では最多となる82打点を記録し[7]、サヨナラ打もよく放った[7]。野球以外の局面では慈善活動を行い、ロベルト・クレメンテ賞の候補者の1人にノミネートされた[7]

2014年、打率.301はリーグ7位・53二塁打はリーグ最多且つ1900年以降の捕手としては最多だった[8]。本塁打は4年連続で2ケタを超えた。オフのナショナルリーグMVP投票では4位にランクインした[9][8]

2015年は故障もあり[10]、103試合の出場に留まって3シーズンぶりに規定打席到達を逃した。打撃面では、打率.264、7本塁打、43打点という成績に終わった。

2016年、地元紙のインタビューで、ルクロイ自身の考えやチーム事情から、他球団への移籍を希望している旨を述べた[10]。シーズンでは前半戦を打率.301、11本塁打で折り返し、監督推薦で二度目のオールスター選出となった。

レンジャーズ時代編集

2016年7月31日にルイス・ブリンソンルイス・オルティーズ英語版後日発表選手[注 1]とのトレードで、ジェレミー・ジェフレスと共にテキサス・レンジャーズへ移籍した[12]

レンジャーズ加入後は正捕手の座を任され、47試合に出場。ハイペースで長打を生産して、打率.276、11本塁打、31打点を記録した。ブルワーズとの合算では、142試合の出場で打率.292、24本塁打、81打点、5盗塁だった。オフの11月3日にレンジャーズが525万ドルの球団オプションを行使した[13][14]。オフの11月14日に第4回WBCアメリカ合衆国代表への参加の意思を表明した[15]

2017年開幕前の2月9日に第4回WBCのアメリカ合衆国代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[16]。3月22日の決勝プエルトリコ戦に勝利し、初の優勝を果たした[17]

ロッキーズ時代編集

2017年7月30日に後日発表選手[注 2]とのトレードで、コロラド・ロッキーズへ移籍した[19]。移籍後は打率.310の成績を残し、チームのポストシーズン進出に貢献した。オフの11月2日にFAとなった[20]

アスレチックス時代編集

2018年3月12日にオークランド・アスレチックスと1年契約を結んだ[21]。この年は126試合に出場して打率.241、4本塁打、51打点を記録した。守備ではリーグ最多の72盗塁を許し、守備率.990・10エラーはリーグワーストだった。オフの10月29日にFAとなった[22]

エンゼルス時代編集

2018年12月29日にロサンゼルス・エンゼルスと1年335万ドルの契約を結んだ[23]2019年7月7日のヒューストン・アストロズ戦でジェイク・マリスニックとのクロスプレーにより脳震盪と鼻骨骨折の重傷を負い、故障者リスト入り。この交錯プレーには、米メディアやファンだけでなく、現役メジャーリーガーたちも次々に反応。ヤディアー・モリーナがSNS上で怒りをあらわにすると、アストロズのチームメイトが反論するなど場外戦も起きた[24]

7月31日に復帰したが、8月2日にDFAとなり[25]、5日に自由契約となった[26]

カブス時代編集

2019年8月8日にシカゴ・カブスとメジャー契約を結んだ[27]。移籍後は27試合に出場。閉幕後にFAとなった。

詳細情報編集

年度別打撃成績編集

















































O
P
S
2010 MIL 75 297 277 24 70 9 0 4 91 26 4 2 0 1 18 1 1 44 9 .253 .300 .329 .628
2011 136 468 430 45 114 16 1 12 168 59 2 1 4 3 29 0 2 99 7 .265 .313 .391 .703
2012 96 346 316 46 101 17 4 12 162 58 4 1 1 3 22 1 4 44 12 .320 .368 .513 .881
2013 147 580 521 59 146 25 6 18 237 82 9 1 0 8 46 2 5 69 16 .280 .340 .455 .795
2014 153 655 585 73 176 53 2 13 272 69 4 4 0 2 66 3 2 71 13 .301 .373 .465 .837
2015 103 415 371 51 98 20 3 7 145 43 1 0 1 6 36 0 1 64 18 .264 .326 .391 .717
2016 95 376 338 48 101 17 3 13 163 50 5 0 0 4 33 3 1 70 12 .299 .359 .482 .841
TEX 47 168 152 19 42 7 0 11 82 31 0 0 0 0 14 2 2 30 4 .276 .345 .539 .885
'16計 142 544 490 67 143 24 3 24 245 81 5 0 0 4 47 5 3 100 16 .292 .355 .500 .855
2017 77 306 281 27 68 15 0 4 95 27 1 0 0 2 19 0 4 32 10 .242 .297 .338 .635
COL 46 175 142 18 44 6 3 2 62 13 0 0 0 2 27 6 4 19 6 .310 .429 .437 .865
'17計 123 481 423 45 112 21 3 6 157 40 1 0 0 4 46 6 8 51 16 .265 .345 .371 .716
2018 OAK 126 454 415 41 100 21 1 4 135 51 0 0 1 6 29 1 3 65 12 .241 .291 .325 .617
2019 LAA 74 268 240 28 58 8 1 7 89 30 0 0 0 3 21 0 4 39 15 .242 .310 .371 .681
CHC 27 60 53 2 10 2 0 1 15 6 0 0 0 0 6 1 1 12 2 .189 .283 .283 .566
'19計 101 328 293 30 68 10 1 8 104 36 0 0 0 3 27 1 5 51 17 .232 .305 .355 .660
MLB:10年 1202 4568 4121 481 1128 216 24 108 1716 545 30 9 7 40 366 20 34 658 136 .274 .335 .416 .751
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績編集



捕手(C) 一塁(1B)
































2010 MIL 75 614 44 5 6 .992 1 37 17 .315 -
2011 132 976 63 7 6 .993 1 77 30 .280 -
2012 88 714 34 7 4 .991 2 70 19 .213 -
2013 126 857 56 8 5 .991 7 80 22 .216 14 66 4 2 5 .972
2014 136 1013 65 4 5 .996 5 83 29 .259 19 113 9 1 9 .992
2015 86 627 53 8 8 .988 3 70 27 .278 7 46 1 0 6 1.000
2016 82 574 53 6 5 .991 5 0 0 .--- 6 40 0 0 2 1.000
TEX 44 344 22 0 4 1.000 3 69 44 .389 -
'16計 126 918 75 6 9 .994 8 69 44 .389 6 40 0 0 2 1.000
2017 66 452 33 1 3 .998 4 0 0 .--- 1 4 0 0 1 1.000
COL 44 306 30 3 2 .991 2 55 20 .267 -
'17計 110 758 63 4 5 .995 6 55 20 .267 1 4 0 0 1 1.000
2018 OAK 125 857 83 10 3 .989 10 72 31 .301 -
2019 LAA 67 528 35 3 5 .995 7 42 15 .263 5 6 1 0 1 1.000
CHC 20 125 9 2 1 .985 0 11 3 .214 4 6 0 0 1 1.000
'19計 87 653 44 5 6 .993 7 53 18 .254 9 12 1 0 2 1.000
MLB 1091 7987 580 64 57 .993 50 666 257 .278 56 281 15 3 25 .990
  • 2019年度シーズン終了時

表彰編集

記録編集

背番号編集

  • 20(2010年 - 2016年途中、2019年 - 同年8月1日)
  • 25(2016年途中 - 2017年途中、2019年8月8日 - )
  • 21(2017年途中 - 2018年)

代表歴編集

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 2016年9月5日にライアン・コーデル英語版と発表されている[11]
  2. ^ 2017年8月23日にペドロ・ゴンザレスと発表されている[18]

出典編集

  1. ^ Jonathan Lucroy Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年1月19日閲覧。
  2. ^ Josua Parrott (2011年9月30日). “Lucroy, Brewers test D-Backs” (英語). theadvertiser.com. 2011年10月2日閲覧。
  3. ^ Milwaukee Brewers sign Jonathan Lucroy to five-year deal ESPN
  4. ^ Jonathan Lucroy breaks hand after suitcase falls during search for sock Yahoo! Sports
  5. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2013』廣済堂出版、2013年、372頁。ISBN 978-4-331-51711-6
  6. ^ Team USA final roster for WBC announced[リンク切れ] USABaseball.com (2013年2月22日) 2015年3月27日閲覧
  7. ^ a b c 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、387頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  8. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、371頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  9. ^ 2014 Awards Voting - NL MVP Voting - Baseball-Reference.com (英語) . 2015年5月24日閲覧。
  10. ^ a b “【MLB】ブリュワーズのJ.ルクロイ、移籍が最善との見解示す”. ISM. Yahoo! Japan. (2016年1月20日). オリジナルの2016年2月16日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20160216084224/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160120-00000213-ism-base 2016年9月5日閲覧。 
  11. ^ Adam McCalvy (2016年9月5日). “Brewers acquire Cordell to cap Deadline trade” (英語). MLB.com. 2016年9月6日閲覧。
  12. ^ Brewers trade Jonathan Lucroy, Jeremy Jeffress to Rangers” (英語). ESPN (2016年8月2日). 2017年7月31日閲覧。
  13. ^ “Rangers exercise 2017 club option for catcher Jonathan Lucroy” (プレスリリース), MLB.com (Texas Rangers), (2016年11月3日), http://m.mlb.com/news/article/208060136/rangers-exercise-2017-club-option-for-catcher-jonathan-lucroy/ 2016年11月16日閲覧。 
  14. ^ Rangers exercise 2017 option on Jonathan Lucroy”. ESPN (2016年11月4日). 2016年11月16日閲覧。
  15. ^ Manny Randhawa (2016年11月17日). “Lucroy to catch for Team USA in World Baseball Classic” (英語). MLB.com. 2016年12月15日閲覧。
  16. ^ USA Baseball Announces 2017 World Baseball Classic Roster” (英語). USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (2017年2月9日). 2017年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月16日閲覧。
  17. ^ American Beauty: USA dominates PR in final” (英語). World Baseball Classic. MLB.com (2017年3月22日). 2017年3月23日閲覧。
  18. ^ Steve Adams (2017年8月23日). “Rangers Acquire Pedro Gonzalez To Complete Jonathan Lucroy Trade” (英語). MLBtraderumors.com. 2017年8月24日閲覧。
  19. ^ Thomas Harding (2017年7月30日). “Rockies finalize deal with Rangers for Lucroy” (英語). MLB.com. 2017年7月31日閲覧。
  20. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月28日閲覧
  21. ^ A's sign Lucroy to one-year deal” (英語). MLB.com (2018年3月12日). 2018年3月13日閲覧。
  22. ^ Ben Ross (2018年10月31日). “Evaluating A's Free Agents in 2018 MLB Offseason: Jonathan Lucroy” (英語). NBC Sports. 2019年2月21日閲覧。
  23. ^ Jonathan Lucroy, Angels agree on one-year, $3.35 million deal” (英語). ESPN (2019年1月3日). 2019年2月21日閲覧。
  24. ^ 「ふざけるな」モリーナがルクロイへの“タックル”に激怒 アストロズ選手は反論”. Full-count. 2019年11月24日閲覧。
  25. ^ エンゼルス、復帰即活躍のルクロイを“戦力外” アストロズ戦で重傷→アストロズから獲得の選手を登録”. ベースボールチャンネル. 2019年11月24日閲覧。
  26. ^ MLB公式プロフィール参照。2019年8月6日閲覧。
  27. ^ Jordan Bastian (2019年8月7日). “Cubs feel they lucked out by signing Lucroy” (英語). MLB.com. 2019年8月9日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集