ソーイング・ビー
ソーイング・ビー(The Great British Sewing Bee)はイギリスのソーイング(裁縫)コンテスト番組。
製作はラブ・プロダクション。放送はBBC Two。
原語タイトルでもわかるように、イギリスで大人気の料理コンテスト番組『ブリティッシュ ベイクオフ』(The Great British Bake Off)のスピンオフ番組で、同じ番組フォーマットを使用している。
2013年にシリーズがスタートし、2019年にシーズン5が放送された。 日本では2019年10月3日よりNHK Eテレでシーズン1の放送が開始され(日本では、オリジナルの1時間番組を30分2回に編集したものが放送)、2019年11月28日よりシーズン2が放送される。
裁縫用語の監修は文化服装学院が行っている。
概要編集
事前オーディションで選考されたアマチュア裁縫家たちが、毎週与えられるテーマに沿った洋服などの出来栄えを競い合う番組。
司会進行はクラウディア・ウィンクルマン、審査員はメイ・マーティン(May Martin)とサヴィル・ロウのデザイナーであるパトリック・グラント。
ひとつのシーズンに参加する挑戦者は8名。第1シーズンでは4週にわたって勝負が行われた。
各挑戦者には一人一台ずつの裁縫台やスチームアイロン、電動式ミシンなどが割り当てられ、会場となるソーイング・ルームにストックされている各種の布やリボン、ファスナーなどの資材を用いて一斉に裁縫を開始する(課題によっては布などの持ち込みも許される)。
挑戦者達は毎週、下記3つのチャレンジに挑戦する。
- チャレンジ1
- 事前に用意された型紙を用いて基本的な洋服(スカートなど)を作成する。
- チャレンジ2
- 事前に用意された共通の衣類などをリメイクする。
- チャレンジ3
- 各挑戦者に一人ずつモデルが割り当てられ、モデルの体型にあわせた洋服(ドレスなど)を作成する。
各チャレンジには制限時間が設けられ、挑戦者はその時間内で型紙の準備、布の裁断、縫製、飾り付けなどの作業をすべて終わらせる。
毎週、審査員の評価が低かった者が脱落する。
テーマ編集
シーズン1編集
- 第1週(日本語版では第1回「スカート対決」、第2回「ワンピース対決」)
- 挑戦者のうち1名が体調不良で途中退場したため、この週の脱落者は1名とされた。
- Aラインのスカート
- 制限時間:3時間半
- ネックラインのリメイク - シアサッカー素材のブラウスの襟回りを作り変える。
- 制限時間:1時間
- 制限時間:7時間
- 第2週(日本語版では第3回「スラックス対決」、第4回「ブラウス対決」)
- 脱落者は2名。
- 男性用のスラックス (Men's Trousers)
- 制限時間:4時間
- パッチポケット (Patch Pockets) - スカートに2つのポケットを付ける。
- 制限時間:1時間
- 制限時間:6時間
- 第3週(準決勝、日本語版では第5回「こども服対決」、第6回「ジャケット対決」)
- 脱落は1名。
- こども用サマードレス (Childs Dress) - ドレスと同じ布で肩ひもを作り、上半身にゴムシャーリングを施す。また、何らかの装飾をつける。
- 制限時間:2時間半
- 制限時間:1時間半
- ジャケット (Jackets)
- 制限時間:7時間半
- 第4週(決勝:日本語版では第7回「決勝戦・シャツ対決」、第8回「決勝戦・ドレス対決」)
- 3名で競われる。
- 紳士物シャツ (Man's Shirt)
- 制限時間:4時間
- 制限時間:1時間
- 特別なモデルに着せるイブニングドレス (Evening Dress) - 自分の娘や姉の身体にフィットしたイブニングドレスをつくる。
- 制限時間:8時間
シーズン2編集
- 第1週(日本語版では第9回「新メンバー登場! トップス対決」、第10回「ナイトウエア対決」)
- コットンのノースリーブのトップス (Cotton Sleeve-less Top)
- 制限時間:2時間半
- ウールのロングスカートをリメイク (Wool Maxi Skirt)
- 制限時間:1時間半
- シルクの女性用ナイトウエア (Silk Nightgown)
- 制限時間:5時間