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ヒドラHYDRA)とは、マーベル・コミックに登場する架空の組織である。時代や登場作品によって差異はあるが、ナチスの流れを汲む秘密組織として描かれている。

目次

原作コミック編集

メンバー編集

バロン・フォン・ストラッカー(Baron von Strucker
本名:ヴォルフガング・フォン・ストラッカー(Wolfgang Von Strucker)
第二次世界大戦中、同盟国だった日本の忍者集団ザ・ハンドとともに秘密結社ヒドラ(HYDRA) を結成する。
息子が三代目ソーズマン(Andreas Strucker)というヴィランとしてサンダーボルツに所属している。
ゴーゴンGorgon
本名:トミ・シシド
登場作品:『ウルヴァリン (コミック作品)
詳しくはウルヴァリン (コミック作品)の項目を参照。自分の能力により、一時的にヒドラを乗っ取り、支配者となった。
ハードボール(Hardball
本名:ロジャー・ブルックリッジ
元はキャンプハモンド訓練所一期生。
バイパーViper
別名:マダム・ヒドラ
初出:『キャプテン・アメリカ[1]
クラーケンに育てられた女性。ウルヴァリンの元妻。ゴーゴン失脚後、ヒドラに自分の組織を作る。

A.I.M.編集

A.I.M.は、ヒドラの科学兵器開発部門[2]アドバンスド・アイディア・メカニクス(Advanced Idea Mechanics)の略称。

科学兵器を駆使して国家転覆を計画する。

レッドスカルを蘇生したり、コズミックキューブを開発したりと技術は多方面に優れている。

マーベル・シネマティック・ユニバース編集

マーベル・シネマティック・ユニバースでは、ヨハン・シュミットが組織した設定になっている。

元はナチスの一派だったが、発見されたコズミック・キューブをアーニム・ゾラが兵器に転用し勢力を拡大、ナチスから離反する。

所属者はいずれも組織に対する強い忠誠心を持ち、組織の存続の為に命を投げ出す事も厭わない。 第二次世界大戦末期に壊滅したと思われていたが、組織は既に世界規模までに拡大しており、現代においても様々な国や組織、事件の影で暗躍する。

メンバー(マーベル・シネマティック・ユニバース)編集

リーダー編集

レッド・スカル(Red Skull)
本名:ヨハン・シュミット(Johann Schmidt)
演:ヒューゴ・ウィーヴィングキャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーキャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(写真のみ))
演 : ロス・マーカンド(アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーアベンジャーズ/エンドゲーム
登場作品:『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(写真のみ)』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』
ヒドラ創始者。かつてオーディンの宝物庫から地球へと渡ったコズミックキューブ(インフィニティ・ストーンの一つであるテッセラクト。日本語訳では四次元キューブ)を入手したことでナチスから離反。独自の秩序を築くべく世界征服を企む。
キューブのエネルギーを利用した爆弾を世界各地の主要都市へ投下すべく、ワルキューレ級爆撃機で飛び立ち、機内に侵入していたキャプテン・アメリカと死闘を繰り広げる。最終的にキャプテンの盾がぶつけられたキューブが暴走を起こし、そのエネルギーに巻き込まれ、惑星ヴォーミアへ飛ばされた。
アーニム・ゾラ博士(Arnim Zola)
演:トビー・ジョーンズ
登場作品:『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』『エージェント・カーター』『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
ヒドラの科学者だったが、レッドスカルがキャプテン・アメリカに敗北し、ヒドラは壊滅。自身もアメリカの捕虜となった。しかし、その天才的な頭脳からペーパークリップ作戦の一環でS.H.I.E.L.D.の創設に協力させられることとなる。
その一方で、弱体化したヒドラを復活させるべくS.H.I.E.L.D.内部で着々と再起を図っていた。自身は1972年に不治の病に冒され余命を宣告されるも、コンピュータ上に自我の分身を作り上げ(曰く「テープ6万km分」)、ヒドラ残党とともにS.H.I.E.L.D.を内部から支配した。
アレクサンダー・ピアース(Alexander Pierce)
演:ロバート・レッドフォード
登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『アベンジャーズ/エンドゲーム
S.H.I.E.L.D.の高官で世界安全保障委員会とのパイプ役だが、正体はヒドラの残党であり、ウィンター・ソルジャーを影から操っていた黒幕。
真のインサイト計画を実行することで、ヒドラの脅威となる者を抹殺しようとした。
かつてコロンビアのボゴタでテロに遭遇、テロリストとの交渉が決裂した際、大勢の人質(その中にはピアースの娘もいた)を命令無視したフューリーの指揮で救出されるという出来事があった。実力行使を重視するフューリーに対して交渉による解決を重んじるピアースはこの一件で挫折を味わったと後に自ら語り、フューリーの手腕を高く買っていた一方で強い劣等感を抱いていた。
バロン・フォン・ストラッカー(Baron von Strucker)
演:トーマス・クレッチマン
登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
原作と違い、S.H.I.E.L.D.の元科学者。かつて『アベンジャーズ』でロキが使用していた杖(セプター)を保有しており、その力を利用して人工知能の開発を計画していた。また、セプターを用いた人体実験も行っており、その成果としてスカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)とクイックシルバー(ピエトロ・マキシモフ)が超人的な能力を持つに至った。
東欧の小国ソコヴィアの古城に拠点を置き、セプターの力を利用した研究も最終段階に差し掛かっていたが、アベンジャーズの襲撃によって研究は頓挫する。しかし、図らずもセプターの研究はトニー・スタークが引き継ぐ形となり、結果的に誕生したウルトロンに殺害されてしまう。
ダニエル・ホワイトホール(Daniel Whitehall)
演:リード・ダイアモンド
登場作品:『エージェント・オブ・シールド』(シーズン2)
本名:ヴェルナー・ラインハルト(Werner Reinhardt)
第2シーズン第1話から登場。
キャプテン・アメリカが活躍していた時代から生きている男。「オベリスク」と呼ばれる異星人の遺物に執心していたが、エージェント・カーターに捕らえられ、長らく幽閉されていた。不老不死に近い存在であるインヒューマンズ、ジャーインの臓器を奪うことで若返りを果たし、ピアースの死後、ヒドラのリーダーとして君臨する。
ジャーインの夫であり、復讐に駆られたカルビン・ザボに追い詰められ、最期は背後からコールソンに不意打ちで銃撃され死亡した。
グラント・ウォード(Grant Ward)
登場作品:『エージェント・オブ・シールド』(シーズン1~4)
元S.H.I.E.L.D.のエージェントで、コールソンのチームに所属していた。
ジョン・ギャレットの部下であり、シーズン1の終盤にギャレットが捕らえられるとその正体を現し、エージェント・ハンドらを殺害してS.H.I.E.L.D.と決別。ギャレットの命を受けコールソンのチームを徹底的に追い詰めた。
シーズン2では捕らえられるも脱出し、単独で身を潜めていた。その際にエージェント33と出会い恋仲となるが、自身のミスで彼女を失うと、再びチームプレイに戻ることを決意。ボロボロになったヒドラを再建するとともにリーダーになることを宣言した。
シーズン3では、本格的にヒドラのリーダーとして暗躍。S.H.I.E.L.D.になぞらえて自身を「長官」と呼ばせている。
かつてのヒドラを知るギデオン・マリックによってヒドラ創設の真の歴史を知らされ、最初のインヒューマンズにして「ヒドラの神」なる存在を呼び戻すべく「死の星(マヴェット)」へ乗り込む。しかし、単身追跡してきたフィル・コールソンに襲撃され、死の星脱出の一歩手前でコールソンの手によって心臓を潰され葬られた。
亡骸は、後にハイヴによって利用されることになる。
ギデオン・マリック(Gideon Malick)
登場作品:『アベンジャーズ』『エージェント・オブ・シールド』(シーズン3)
ウォードと同時期にヒドラのリーダーとして君臨する。世界安全保障理事会に所属し、アメリカ合衆国大統領ですら手を出すことができない地位にいる。
若い頃からヒドラの真の目的を知っており、それに基づき数多の人間を犠牲にしながら「ヒドラの神」再臨を目指し暗躍していた。
死の星に繋がるゲートの在処と開き方を知っており、ウォードとの合流後は彼を唆して死の星に向かわせた。ウォードの死後は「ヒドラ最後の首」と呼ばれるようになる。
最終的に「ヒドラの神」ハイヴの奪還を果たすも、そのハイヴにかつての悪行を暴かれた挙句、娘を殺害され、S.H.I.E.L.D.に捕縛された後、失意のうちに(間接的だが)ハイヴに殺害される。
ハイヴ / アルベウス(Hive / Alveus)
登場作品:『エージェント・オブ・シールド』(シーズン3)
最初のインヒューマンズにして、ヒドラの神と呼ばれる存在。インヒューマンズを操り、人類を死に至らしめる細菌を操る能力を持つ。その真の顔貌はヒドラのエンブレムそのもの。
クリー人の実験によって生まれた「失敗作」。死の星に追放され、1000年もの間辿り着いた人間の記憶と肉体を奪って生き延びてきた。
死の星唯一の生存者ウィル・ダニエルズを乗っ取って脱出を図るも直前に阻まれ、フィル・コールソンに殺害されたグラント・ウォードの肉体を土壇場で奪い取ると紙一重のタイミングで地球への帰還を果たした。その後はギデオン・マリックに指示を出し、能力でインヒューマンズを思いのままに操り、ヒドラの神として君臨する。

構成員編集

クレヤボヤント
本名:ジョン・ギャレット
演:ビル・パクストン
登場作品 : 『エージェント・オブ・シールド』
グラント・ウォードの上司。S.H.I.E.L.D.での任務中に敵から攻撃を受け、臓器が体から飛び出るほどの重体になる。その際にS.H.I.E.L.D.に救出を求めるが、S.H.I.E.L.D.は救出部隊を出さずにギャレットを放置。臓器を手で体に戻し、その場から逃げギャレットはHYDRAの『デスロック計画』に参加し、一命を取り留めた。その時から自分を助けなかったS.H.I.E.L.D.への復讐のためにHYDRAのエージェントとなる。S.H.I.E.L.D.のエージェントとしては、コールソンと訓練兵時代からの友人で、コールソンと任務中には自身の過去の任務でのエピソードを話すなどとても仲の良く、自分の正体がコールソンにバレた際には、コールソンチームのメンバーをHYDRAに勧誘した。
ゲストハウスでの任務時にGH325を盗み出し自分の体に注入した。GH325は、デスロック計画ではもう助からなくなった自分の体を治す目的で盗み出した。GH325を注入した影響で、拳銃で撃たれても死ななくなり、コールソンを苦しめた。またGH325の副作用により、コールソンと同じく謎の地図を書くようになった。
最後は、コールソンにメキシコで見つけた084で撃たれて死亡する。
ウィンター・ソルジャー(Winter Soldier)
本名:ジェームズ・ブキャナン・バーンズ(James Buchanan "Bucky" Barnes)
演:セバスチャン・スタン
登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ[3]
元はキャプテン・アメリカの良き相棒だったが、崖から落ちたのち、ヒドラによる洗脳を受けウィンター・ソルジャーとなり現代で暗躍する。
第一作でゾラの捕虜になった段階ですでに何らかの人体実験を受けていたため、崖から落下し左腕を失うも一命をとりとめていた。その後再びゾラの捕虜となり、失った左腕には高性能義手を移植、任務のたびに記憶と感情をリセットされるヒドラの『兵器』として生まれ変わった。
普段の人格は不安定だが、特定の暗号で暗殺者としての人格に目覚め、暗号を唱えた者に服従するよう洗脳されている。
原作においてはソ連所属のキャラクターであった。その名残からか左肩には共産圏の象徴である赤い星のマーキングが施されているほか、部下との意志疎通はロシア語で行う。また、『シビル・ウォー』ではウィンター・ソルジャー起動の暗号にもロシア語が使用されており、収容施設もシベリアに存在する。
『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』において、バッキー以外にもウィンター・ソルジャーが5人存在していることが判明する。ハワード・スタークを殺害して奪取した超人血清を使用しており、バッキーを実戦担当教官としてシベリアで育成されていたが、精神面が狂暴で制御が難しく、現代に至るまでシベリアの秘密研究施設で冷凍睡眠状態にあった。
ジャスパー・シットウェル(Jasper Sitwell)
演:マキシミリアーノ・ヘルナンデス
登場作品:『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』『エージェント・オブ・シールド』『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『アベンジャーズ/エンドゲーム
S.H.I.E.L.D.の士官で、『マイティ・ソー』ではフィル・コールソンと行動を共にしていた。『アベンジャーズ』ではヘリキャリアに搭乗し、ロキの探索に貢献した。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で実はヒドラの一員であることが判明。S.H.I.E.L.D.に追われる立場となったキャプテン達に捕らえられるも、一行が高速道路を走行中、突如襲撃してきたウィンター・ソルジャーに車外に放り出され、車に轢かれて死亡する。
クロスボーンズ(Crossbones)
本名:ブロック・ラムロウ(Brock Rumlow)
演 : フランク・グリロ
登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ/エンドゲーム
S.H.I.E.L.D.の対テロチームであるS.T.R.I.K.E.のメンバー。当初はキャプテンの優秀なサポート役だったが正体はアレクサンダー・ピアース同様ヒドラの残党であり、本性を現してからは何の躊躇もなく襲い掛かった。終盤、サム・ウィルソンとの格闘戦の最中にヘリキャリアの墜落に巻き込まれるが、エピローグにて重症を負うも生き延びていたことが判明する。今作においては胸の前でクロスしたサスペンダーを着用しており、クロスボーンズとしての再登場を暗示している。
次作では全身に強化アーマーを纏ったテロリスト『クロスボーンズ』として登場。全身に負った火傷のため、ブラック・ウィドウの得意とする電撃が効かなかった。
ラゴスの研究所からの生物兵器強奪を企てるが、最終的な目的はキャプテンと刺し違える事だった。
キャプテンとの激しい格闘戦の末、キャプテンを道連れに自爆しようとするがスカーレット・ウィッチによって妨害され失敗に終わる。しかし、ウィッチが操作を誤り、民間人に多数の犠牲者を出したことが『シビル・ウォー』におけるアベンジャーズ内紛の引き金となる。
ジャック・ロリンズ(Jack Rollins)
登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
演 : カラン・マルヴェイ
S.H.I.E.L.D.の対テロ部隊S.T.R.I.K.E.班のメンバー。正体は上記2人同様ヒドラの残党。冒頭でパラシュートを着けずに降下したキャプテンに驚いていた。
S.T.R.I.K.E.チームが本性を現してからは、ラムロウの片腕的存在としてキャプテンらを追い詰める。
終盤、世界安全保証委員会の理事たちを人質にとったが、理事の一人に紛れていたブラック・ウィドウの奇策の前に敗れ昏倒する。
ミッチェル・カーソン
演:マーティン・ドノヴァン
登場作品『アントマン
かつてハンク・ピムがS.H.I.E.L.D.の一員であった時点ではハワード、ペギーに並ぶ幹部の一人であった。ハンクの了承を得ずにピム粒子を量産しようとしたことから、激怒した彼に殴られた。
S.H.I.E.L.D.崩壊後である現在ではヒドラの一員であったことが明らかになっている。ダレン・クロスとイエロー・ジャケットおよびクロス粒子の取引を行おうとした。
取引は乱入したアントマンに阻止されたが、混乱に乗じてクロス粒子を持ち帰ることには成功した。
スニル・バクシ(Sunil Bakshi)
演:サイモン・カシアニデス
登場作品:『エージェント・オブ・シールド
第2シーズン第1話から登場。

アマルガム・コミックス編集

DCコミックスとマーベル・コミックの世界が融合したアマルガム・コミックスでは、ルーサーが創設したという設定となっている。

メンバー(アマルガム・コミックス)編集

グリーン・スカル
本名:アレクサンダー・ルーサー
レックス・ルーサー(DCコミックス)とレッド・スカル(マーベル・コミック)を融合させたキャラクター。
老衰していたが血清により頑丈な体を手に入れる。しかし、その副作用として緑色の顔になる。
デスボーグ
サイボーグ(DCコミックス)とデスロック(マーベル・コミック)を融合させたキャラクター。
元はS.H.I.E.L.D.のメンバーだったが、重傷を負いヒドラのサイボーグとして復活する。

脚注編集

  1. ^ Captain America 110号
  2. ^ Strange Tales 135号
  3. ^ ウィンター・ソルジャーとなる前の相棒バッキーとしては『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』から登場