アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(Avengers: Age of Ultron)は、マーベル・スタジオが製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給するアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。

アベンジャーズ
エイジ・オブ・ウルトロン
Avengers: Age of Ultron
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監督 ジョス・ウェドン
脚本 ジョス・ウェドン
原作 スタン・リー
ジャック・カービー
製作 ケヴィン・ファイギ
製作総指揮 ヴィクトリア・アロンソ
ジェレミー・レイチャム
スタン・リー
アラン・ファイン
ジョン・ファヴロー
出演者
音楽 ダニー・エルフマン
ブライアン・タイラー
撮影 ベン・デイヴィス[2]
編集 ジェフリー・フォード
製作会社 マーベル・スタジオ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2015年5月1日
日本の旗 2015年7月4日
上映時間 141分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $250,000,000[3]
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $459,005,868[4]
世界の旗$1,405,403,694[4]
日本の旗 32億1000万円[5]
前作 アベンジャーズ(シリーズ前作)
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーマーベル・シネマティック・ユニバース前作)
次作 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (シリーズ次作)
アントマン(マーベル・シネマティック・ユニバース次作)
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マーベル・コミック」のスーパーヒーローチームである『アベンジャーズ』をフィーチャーした、2012年の映画『アベンジャーズ』の続編で、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第11作品目の映画である。前作と同じく、再び各作品のヒーローらが集結し共闘する。

目次

概要編集

脚本・監督はジョス・ウェドンが務め、ロバート・ダウニー・Jrクリス・エヴァンスマーク・ラファロクリス・ヘムズワーススカーレット・ヨハンソンジェレミー・レナーコビー・スマルダーズサミュエル・L・ジャクソンジェームズ・スペイダーエリザベス・オルセンアーロン・テイラー=ジョンソントーマス・クレッチマンポール・ベタニーらがアンサンブル演技を行う。

続編企画は2012年5月に『アベンジャーズ』の成功を受けて発表された。前作の監督であるウェドンの監督と公開日は2012年8月に発表された。2013年4月にウェドンは脚本の草案を完成させ、キャスティングは同年6月にダウニー・Jrの再契約から始まった。2014年2月より第二班が南アフリカで撮影を開始した。同年3月よりイングランドサリーシェパートン・スタジオ英語版での主要撮影が開始された。他にアメリカ合衆国、イタリア、韓国でも撮影が行われた。

アメリカ合衆国では2015年5月1日に公開された。日本公開は当初2015年4月25日を予定していたが、7月4日へ延期された。日本でのキャッチコピーは「愛を知るー全人類に捧ぐ。」「世界を滅ぼすのはーアイアンマン。」である。

続編『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 』と『アベンジャーズ 4』の公開が2018年5月4日2019年5月3日にそれぞれ予定されている。

あらすじ編集

ヒドラの残党バロン・フォン・ストラッカーが極秘裏にロキの杖を使い人体実験を行っていることを掴んだアベンジャーズは、東欧ソコヴィアの研究施設を襲撃する。その中で、スタークは研究施設周辺に住む一般市民を守るために、同じアーマー軍団である“アイアン・レギオン”を呼び寄せた。アベンジャーズの襲撃を聞き入れたストラッカーは、部下に施設内のデータの削除を命令し、自ら降伏しようともするが、ドクター・リストに意見され、人体実験で特殊能力を得た双子ワンダ・マキシモフとピエトロ・マキシモフを解放し、アベンジャーズと対抗する。ピエトロは、森を疾走してアベンジャーズを襲い、この戦いでバートンは負傷する。他のアベンジャーズのメンバーは、施設外の敵を撃退し、ソーはバートンの救護に向かい、ロマノフはハルクを落ち着かせてバナーに戻した。一方で、スタークとロジャースは施設を守る防壁を突破して内部に侵入にする。難なく施設内に侵入したロジャースは施設内でストラッカーを見つけ、軽く気絶させて逮捕する。スタークはアーマーを脱いで施設内のコンピュータに残っていたデータを収集する。その途中、部屋に隠された秘密の通路を進んでいると、ロキの杖を発見するが背後から忍び寄ってきたワンダの能力(トラウマ、苦悩や恐ろしい過去の記憶を本人に幻視させる)によって幻覚を見せられる。そこでは、アベンジャーズの全員がサノスの領域にてチタウリ軍団と戦いに敗れ死に絶えており、瀕死のロジャースがスタークに、「僕らを救うことができたのに、なぜ諦めた」という言葉を残して息絶える。幻覚から覚め、スタークは杖を手に取り、アベンジャーズはニューヨークに戻る。

スタークとバナーは、ソーが杖を持ち帰るまでの間、2人で杖を調べることになる。調査をする中で、杖の先の宝石の中に人工知能らしきものが存在することを発見し、ストラッカーはこれを使ってより賢い人工知能を作り上げようと模索していたことが判明する。スタークはこれを使いウルトロン計画平和維持計画)を進めることをバナーに進言するが、両者の意見は分かれる。ある夜、アベンジャーズのメンバー全員は、ローディやウィルソンたちとともに作戦成功とソーの送別を兼ねた盛大なパーティを開く。しかしその最中、J.A.R.V.I.S.がスタークの代わりに分析を進めていると、宝石の中の人工知能が自我に目覚める。ウルトロンは世界の出来事やアベンジャーズの地球的規模の問題との関わりについて検索し、地球を救うためには人類を根絶しなければならないと信じ、スタークの人工知能J.A.R.V.I.S.を破壊して、自分の体を建造し始める。 ウルトロンマーク1としてボディを獲得した人工知能ウルトロンはパーティが終わりくつろいでいたアベンジャーズの前に現れ、彼らが世界の混沌と破壊に一役買っているのだと言って責め、J.A.R.V.I.S.を殺したことを自慢する。そして自分の意識をアップロードしたアイアン・レギオンをアベンジャーズに向けて放つ。アベンジャーズは反撃し、ソーがウルトロンマーク1を撃退するが、ウルトロンはどこか他に意識をアップロードし、ロキの杖を奪い姿を隠す。

ウルトロンを創ってしまったスタークとバナーは、メンバー全員に責められる。ウルトロンはソコヴィアの研究施設でストラッカーが途中で止めていた実験を再開し、ウルトロン・プライムとして自身のボディーを強化し、同時にロボット軍隊ウルトロン・セントリーを作り始める。さらにウルトロンは、ワンダとピエトロが10歳の頃、戦争に巻き込まれ両親は殺されたこと、動けずにいた2人に飛んできた不発弾にはスターク・インダストリーの文字があり、2日間もいつ爆発するかもしれない爆弾に怯えていたこと知る。ワンダとピエトロはアベンジャーズを心の中から破滅させるためにウルトロンと手を組むことを決め、ウルトロンは捕えられていたストラッカーを殺害する。殺害されたストラッカーの遺体の写真を見たアベンジャーズ。そこには壁に血文字で「ストラッカー 安らかに眠れ」と書き残しされていた。

その後、ウルトロンは次なる計画として特殊金属であるヴィブラニウムを使用して完璧な肉体を得ることに取り掛かろうとしていた。ワンダとピエトロと共に、ワカンダの武器商人ユリシーズ・クロウがいる武器密売所に改装をした廃船を訪れる。その後、ウルトロンはクロウの言った一言に激高し、クロウの右手を切り落とす。アベンジャーズはクロウがいる廃船を見つけ出し、取り引きを阻止するために戦うが、ワンダの能力によってソー、ロジャース、ロマノフが戦闘不能となる。ワンダはバートンに反撃を受け、ピエトロによって救助される。救助された廃船の外で双子はクインジェットに残っていたバナーを発見する。幻覚によって錯乱したバナーはハルクとなりヨハネスブルグの街を破壊し始めるが、ウルトロンに勝利したスタークは戦線を離脱しハルクの暴走を止めるために向かう。(ウルトロンの本体はネットワークを通じて逃亡)スタークは宇宙空間に待機させていた人工衛星「ヴェロニカ」を起動させ、対ハルク用強化アーマーMk.44「ハルク・バスター」を身につけ、暴走を食い止める。

ヨハネスブルグに甚大な被害をもたらしたアベンジャーズの活動に、世界中から批判が湧き上がる。ワンダに見せられた恐ろしい予知夢に精神を毒されたアベンジャーズは、バートンの家族が暮らす農場に匿われる。ソーは自分の見た予知夢の意味を探るため、ロンドンにいるエリック・セルヴィグ博士を訪ねる。スタークは核ミサイルの発射コードを謎の存在がウルトロンから守っているという情報を聞き、ノルウェーのオスロに赴く。

ソーとセルヴィグは洞察にあるノルンの泉に訪れる。そこにある泉は入ることで知識を得られるというものだった。ソーは水中に入って巨大な黄金の手袋の幻影を体験する。それこそがインフィニティ・ガントレット。インフィニティ・ガントレットを入手した者は神も凌ぐ無限のパワーを手にするとされ、セプター(ロキの杖の先の宝石)、オーブエーテル、四次元キューブはそれを起動させるのに必要なインフィニティ・ストーンの1つだった。

自分の意識を新たなるボディに移し復活したウルトロンは韓国ソウルで、バナーの友人ヘレン・チョ博士をロキの杖で洗脳し、彼女の人工皮膚細胞テクノロジーと、セプター、奪ったヴィブラニウムを組み合わせ、最強の人工肉体・クレードルを作る準備に取り掛かる。ウルトロンが自分の意識をクレードルにアップロードし始めたとき、ワンダは彼の心を読むことができるようになった。ワンダはウルトロンの本当の目的が世界の平和ではなく、地球に巨大隕石を衝突させ人類を滅亡させることだと気づき、ピエトロと共にウルトロンから離反し、チョ博士を洗脳から解放する。チョ博士と助手2名は気絶させられ、ウルトロンはクレードルを運び去る。ロジャース、ロマノフ、バートンがアップロードを阻止しようと交戦するが、謎の石が埋め込まれたクレードルは奪えたものの、ウルトロンはロマノフを捕虜にして逃走する。

クレードルを確保したスタークは、人工知能J.A.R.V.I.S.が生きているのを明らかにし、クレードルにアップロードしようと試みる。ロジャースはそれに激しく反対し、とうとう仲間同士での戦いにまで発展する。その時、予知夢からインフィニティ・ストーンについて知ったソーが戻り、ムジョルニアの雷を使ってクレードルを起動させる。クレードル内の人工肉体はヴィジョンとして誕生する。ソーは仲間に“インフィニティ・ストーン”のパワーを説明する。ヴィジョン自身は、J.A.R.V.I.Sでも無く、ウルトロンでもないと語り、ウルトロンが地球の生命体にとって脅威であるとし、ウルトロンの計画を阻止するためアベンジャーズとともに戦いに赴くことを決心する。当初はヴィジョンを疑っていたアベンジャーズであったが、ソー以外持ち上げられなかったムジョルニアをヴィジョンが持ち上げたことがきっかけで信用するようになる。ワンダとピエトロも戦闘服に着替え、スタークは新型アーマーMk.45とJ.A.R.V.I.Sに代わるF.R.I.D.A.Y(フライデー)と呼ぶ新たな人工知能を起動する。

アベンジャーズとピエトロ、ワンダ、ヴィジョンはウルトロンの計画を阻止するため、捕えられたロマノフが発信した暗号から再びソコヴィアに向かう。ウルトロンは自らの肉体をさらに強化し、隕石として使用するために街全体を空中に持ち上げる装置を建造していた。巨大な街全体が上昇していく中、バナーがロマノフを救出し、アベンジャーズはウルトロン・セントリーと交戦する。フューリーもヘリキャリアーで参戦し、市民を逃す支援をする。スタークはヴィジョンとソーと一緒になり、ウルトロンを攻撃する。そこにハルクが登場し、ウルトロンを遠くまで殴り飛ばし、ウルトロン・セントリーは退却する。そこでウルトロンはクインジェットを奪って攻撃を仕掛け、子供を救おうとしたバートンはウルトロンが乗るクインジェットに狙い撃ちされてしまう。彼を守ったピエトロが被弾し、死亡する。そのことを知ったワンダはテレキネシスを暴走させる。ハルクはウルトロンを叩き出し、上昇するクインジェットに自ら搭乗し、いずこかへと去る。ワンダは墜落したウルトロンの心臓を抉り取って破壊するが、ウルトロン・セントリーの一体が装置を作動させてしまう。街が急降下し始めるが、ソーとスタークによって空中に浮いたソコヴィアの街を破壊し危機を脱する。ヴィジョンはウルトロンの最後の1体に勝利する。

アベンジャーズはニューヨークの一角に新たな基地を建設し、フューリー、ヒル、チョ博士とセルヴィグが運営する。ソーはインフィニティ・ストーンの謎を解明するため、アスガルドに帰る。バートンは愛する家族のためにアベンジャーズを去る。そして、今回の悲劇の発端をつくったスタークもまたアベンジャーズから去る決心をする。ロジャースとロマノフはアベンジャーズの新加入メンバー、(スタークの親友ローディ、兄を失ったワンダ、クレードルを得たJ.A.R.V.I.S.であるヴィジョン、ロジャースの相棒であるウィルソン)達のトレーニングを開始する。

その頃アスガルドのオーディンの宝庫にてサノスはインフィニティ・ガントレットを起動するため、インフィニティ・ストーンの回収を自ら行うことを決め、「よかろう 私の出番だ。」と宣言して、幕が閉じる。

キャスト編集

※括弧内は日本語吹き替え

トニー・スターク / アイアンマン
演 - ロバート・ダウニー・Jr藤原啓治
アベンジャーズの共同リーダー[6]。自称『天才、億万長者、プレイボーイ、慈善家』。自ら発明した機械のスーツを着て戦う[7]。今作では、Mk.43, 44(ハルクバスター), 45の3種類のスーツが登場。
序盤の戦いで奪取したセプター(ロキの杖)を用いて、かねてから構想していた『ウルトロン計画』を独断で行った結果、本作の騒動の引き金を引くこととなった[8]
ソー
演 - クリス・ヘムズワース三宅健太
アスガルド英語版皇太子で、北欧神話トールに基づいている[9]
作中でワンダに受けた心理攻撃の最中、垣間見た光景から『6つのインフィニティ・ストーン』の存在を知る。
ブルース・バナー / ハルク
演 - マーク・ラファロ、ハルクの声 - ルー・フェリグノ宮内敦士
ガンマ線を浴びたことにより怪物に変身する能力を得た天才科学者[10]。今作では、スタークが開発した伸縮自在な「ハルクパンツ」を着用している。
ウルトロン計画を進めようとしたトニーに協力した結果、ウルトロンの暴走を招いてしまったことに心を痛めている。
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
演 - クリス・エヴァンス中村悠一
アベンジャーズの共同リーダー[6]第二次世界大戦期に血清によって肉体を人間の限界まで強化された超人兵士。氷付けで仮死状態となっていたが後に現代で蘇った[11][12]。磁力で盾を投げた後引き寄せるガントレット等が盛り込まれたスターク製のユニフォームで登場。
ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ
演 - スカーレット・ヨハンソン米倉涼子
S.H.I.E.L.D.の下で働く高度な訓練を受けたスパイ[13]。今作では、コスチュームに発光する青いラインが入っている。
2014年2月、ファイギは本作でキャラクターのバックストーリーの詳細が説明されると述べた[14]
クリント・バートン / ホークアイ
演 - ジェレミー・レナー宮迫博之
優れた洞察力を持つ弓術の達人であるS.H.I.E.L.D.のエージェント[15][16]。9本同時に矢を放ったり、前作より弓術がパワーアップしている。
また、前作の戦いの中で矢が尽きた経験から、より多くの矢をコンパクトに持ち運べる装備を持つ。
ジェームズ・"ローディ"・ローズ大佐 / ウォーマシン
演 - ドン・チードル目黒光祐
スタークの友人の米軍大佐。『アイアンマン3』のアイアン・パトリオットではなく、ウォーマシン Mk.2として登場。
ピエトロ・マキシモフ / クイックシルバー
演 - アーロン・テイラー=ジョンソン小松史法
超人的なスピードでの移動が可能。スカーレット・ウィッチとは双子[17][18][19]
キャラクターについてテイラー=ジョンソンは「彼とその姉(スカーレット・ウィッチ)は親から捨てられ、東ヨーロッパでお互い助け合いながら育った。(中略)彼は非常に過保護で、誰も姉に触れて欲しくないと考えている」と述べた[20]
ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ
演 - エリザベス・オルセン行成とあ
テレキネシスとマインドコントロールの能力を持つ。クイックシルバーとは双子[17][18]
オルセンはキャラクターを「ネクサス」と説明し[21]、「彼女はクレイジーだ。私がこれまで演じたどのキャラクターたちとも違ってより多くのものを持っている。彼女はものがどこにあったかあなたに話し、死者や過去、未来、別の世界から来た人々とつながり、この世界でそれができる唯一の人物だ。彼女は信じがたい」と述べた[22]
J.A.R.V.I.S. (ジャーヴィス)英語版 / ヴィジョン英語版
演 - ポール・ベタニー加瀬康之
トニー・スタークが作り出し、彼をサポートするAI。序盤にて、起動したウルトロンによってプログラムを破壊されてしまう。
後にウルトロンが新しい体として、チョ博士を利用して作らせたボディに、セプターから取り出したインフィニティ・ストーンの一つ『マインド・ストーン』を埋め込んだものをアベンジャーズが奪取。トニーとバナーによって、記憶データを失うもネット上に逃げ延びることで難を逃れていたJ.A.R.V.I.S.をアップロードされたことで、新しい存在『ヴィジョン』として誕生する。体がヴィブラニウムを核とした人工皮膚で構成されている。空中浮遊と高速の飛行能力、額のストーンからのビーム攻撃、物体の透過など多彩な能力を持つ。
コミックでは現代英語版のヴィジョンはウルトロンによって創られたアンドロイドであり、後にアベンジャーズに加入する。
マリア・ヒル
演 - コビー・スマルダーズ本田貴子
ニック・フューリーの側近として働くS.H.I.E.L.D.のエージェントであり、元副長官。現在はスターク・インダストリーズ社長ペッパー・ポッツ英語版[23]の秘書を務める。
サム・ウィルソン / ファルコン
演 - アンソニー・マッキー溝端淳平
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で登場したロジャースの相棒。ウィング・パックを使い空を飛ぶ元落下傘兵。ウィンター・ソルジャーの行方を追っている[24]
ペギー・カーター
演 - ヘイリー・アトウェル園崎未恵
ロジャースの元・恋人。ワンダに見せられたロジャースの悪夢の中にて登場。
ヘイムダル英語版
演 - イドリス・エルバ斉藤次郎
アスガルドの門の番人。あらゆるものを見通す目を持つ。ソーの悪夢の中に登場。
エリック・セルヴィグ
演 - ステラン・スカルスガルド金子由之
ソーの友人の宇宙物理学者。悪夢の続きを見るために『洞察の泉』を探すソーに協力する。
ウルトロン
演 - ジェームズ・スペイダー木下浩之
神コンプレックス英語版を持ち、創造者に反逆して地球の支配を企む人工知能[25][26]
誕生時に与えられた『平和をもたらす』指示に従おうとした結果、アベンジャーズを壊滅させ人類を滅ぼすことが平和につながると判断し、宣戦布告する
ジョス・ウェドンはスペイダーがこの役のための「最初で唯一の選択肢」であり、彼の声が「不気味で穏やかでありながら非常に魅力的」で、とても人間的でユーモアがあるためであると説明した[27]。プロデューサーのケヴィン・フェイグは「我々は全体のパフォーマンスを作り上げるために彼の顔と身体をキャプチャリングするだろう。(中略)我々はジェームズ・スペイダーをロボットの声のために雇ったのではない」と明言した[28]。キャラクターについてウェドンは「彼は常にアベンジャーズを倒そうと企み、執念にとりつかれている。彼は幸せな男ではなく、それが魅力であることを意味する。彼は痛みをかかえている。それを表現する方法は従来のロボットのそれとは異なる」と述べた[29]。ウェドンはまたウルトロンがコミックから能力の一部が取り除かれることを示した[29]
ニック・フューリー
演 - サミュエル・L・ジャクソン竹中直人
S.H.I.E.L.D.の元長官であり、前作で「アベンジャーズ計画」を発足した[30]。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で自らの死を偽装した後表舞台から姿を消していたが、アベンジャーズの危機を知ってチームのもとを訪れる。
バロン・フォン・ストラッカー
演 - トーマス・クレッチマン広瀬彰勇
元S.H.I.E.L.D.の科学者で、ロボット工学と人工知能に精通しているヒドラのリーダー。ヒドラの機密情報を守るためにあえてアベンジャーズに投降するが…
ドクター・リスト
演 - ヘンリー・グッドマン伊藤和晃
ストラッカーの部下の科学者。
ローラ・バートン
演 - リンダ・カーデリーニ加納千秋
ホークアイの妻。
ヘレン・チョ
演 - キム・スヒョン桜木可奈子
人工皮膚の専門家。バナーの友人。
ユリシーズ・クロウ
演 - アンディ・サーキス広田みのる
ワカンダで暗躍する武器商人で、トニーとも面識があった。大量のヴィブラニウムを所持していたことから、ウルトロンに交渉を持ちかけられ、ダミー会社に代金を振り込まれた際に思わず言った言葉がウルトロンの怒りに触れ、右腕を切断されてしまう。
マダム・B
演 - ジュリー・デルピー泉裕子
ロマノフの過去回想シーンで登場した女性。ロマノフらKGBスパイの教官。
F.R.I.D.A.Y. (フライデー)
声 - ケリー・コンドン安井絵里
スタークが所有するA.I.。J.A.R.V.I.S.に代わってスタークをサポートする。
サノス
演 - ジョシュ・ブローリン銀河万丈
初めのEDクレジットの後に登場、インフィニティーガントレットを嵌め、自ら動くことを宣言する。
スタン・リー
演 - スタン・リー高桑満
アベンジャーズ・タワーでのパーティーに登場。ソーの酒で酔い潰れてしまう。

製作編集

企画編集

2011年10月、ファイギはニューヨーク・コミコンにて「『アイアンマン3』はこのサーガの第2段階の1作目となり、『Avengers 2』で完成する」と述べた[31]。2012年3月、1作目の監督のジョス・ウェドンは続編が「より小さくなる(ことを望む)。より個人的。より苦しい。次作でキャラクターたちに起こる出来事は、1作目でやったことの焼き直しであってはならない。テーマを持つことによってそれ自体は新鮮で有機的になる」と述べた[32] 同年4月、『アベンジャーズ』のプレミアにてファイギはスタジオがウェドンが監督続投するオプション契約を結んでいることを明かした[33]。同年5月、1作目の公開が成功するとディズニーCEOのボブ・アイガーは続編を企画中であることを発表した[34]。キャストメンバーの多くは潜在的に続編に出演する契約を交わしていたが、ロバート・ダウニー・Jrは『アイアンマン3』で契約が切れる予定であった[35]

2012年のコミコン・インターナショナルでウェドンは監督続投が未確定であると発言した[36]。しかしながら同年8月、アイガーはウェドンが続編の脚本・監督、さらにABCで放送されるマーベルのテレビシリーズ『エージェント・オブ・シールド』の企画を務めることを発表した[37]。さらに同月末、ディズニーは2015年5月1日公開予定を発表した[38]。ウェドンは1作目の時ほど製作を急かされなかったと述べた[39]。2012年12月の『エンターテインメント・ウィークリー』でのインタビューでウェドンは映画のアウトラインが完成したことを明かした[40]

2013年2月、ジェイムソン・ダブリン国際映画祭英語版にてウェドンは死が続編のテーマになると発言した[41]。同年3月、ウェドンは『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』と『ゴッドファーザー PART II』のようなインスピレーションが見えたと述べた[42]。また同月、前作でハルクを演じたマーク・ラファロは続編でも同役を務めることをツイートした[10]

プリプロダクション編集

2013年4月時点で撮影は2014年初頭よりイングランドのシェパートン・スタジオ英語版で開始予定であった[43]。『アイアンマン3』のハリウッド・プレミアにて、ウェドンは脚本の草案が完成し、ストーリーボードの作業が始まり、俳優たちと会っていることを明かした。また彼はコミックから「兄弟または姉妹の要素」が含まれることを明かした[44]。ウェドンは後にそれらがクイックシルバースカーレット・ウィッチを指していることを明かし[45][46]、『レイト・ナイト・ウィズ・ジミー・ファロン』に出演した際に彼は「私はそれらを読んで育ったという事実だけでなく、彼らの力は非常に視覚的に興味深いものだ。1作目で抱えていた問題の1つで、どのキャラクターも基本的にパンチの効いたパワーを有していた。(クイックシルバーは)超スピードを持ち、(スカーレット・ウィッチは)呪文と少々のテレキネシスを持ち、みんなの頭の中に入り込むことができる」と説明した[17]

2013年5月、ダウニーはマーベル・スタジオとの契約を延長し、本作及び『アベンジャーズ』の3作目でアイアンマン役を務めるための交渉を行った[47]。同月、ケープタウン・フィルム・スタジオズの会長はマーベル・スタジオが南アフリカのケープタウンでの撮影に興味を示していると述べた[48]。2013年6月までにアーロン・テイラー=ジョンソンはクイックシルバー役の交渉を行い[49]、同年7月に報じられた[50]。6月末、ダウニーは本作及び3本目の『アベンジャーズ』でアイアンマン役を務める契約を交わした。またマーベルは2014年3月に撮影を開始することを発表した[7]

 
2013年のコミコン・インターナショナルでのウェドン。

2013年のコミコン・インターナショナルにてウェドンは本作が『Age of Ultron』と言うサブタイトルを有することを発表した[51]。このようなサブタイトルであるにもかかわらず、本作は2013年のコミックミニシリーズ『Age of Ultron』には基づいていない。ファイギは「我々はいくつかのタイトルを思いついたが、毎月新しいコミックが登場し、それは素晴らしいタイトルだ。『Age Of Ultron』は素晴らしいタイトルだ。我々はいくつかの他の『Of Ultrons』を考えていたが、これがベストだった。だから我々はそのタイトルを借りたが、ストーリーは数十年に及ぶアベンジャーズのストーリーラインから取っている」と述べた[52]。加えてウェドンは以下のように説明した

この続編では、ウルトロン誕生のストーリーを我々独自のバージョンで語ろうと思っているんだ。原作ではハンク・ピムがウルトロンを創ったから、多くの人は続編に登場すると思っているだろうけど違うんだ。映画では、基本的に使用可能な材料のみを原作コミックから起用するつもりさ。でも、いろいろと捨象しなきゃいけない要素はあるけどね[53][54]

ウェドンはまたウルトロンの関与により映画がダークなトーンとなり[53][54]、さらにホークアイブラック・ウィドウが再登場することを明かした[15][55]。本作のタイトルは、1作目の黒幕であったサノスがメインヴィランとなると予想していたファンを驚かせた。ウェドンはサノスの関与について尋ねられた際、「我々は地に足がついていなければならない。それはマーベル・ユニバースをクリックする、現実世界とそれらの関係の一部である。それはサイエンス・フィクションで、サノスにはその素がないわけではないが、サノスは次のヴィランであるというつもりはなかった。彼は常に悪と闇との君主である」と答えた[56]

2013年8月、クリス・エヴァンスは監督デビュー作『1:30 Train』の製作が終わった後にキャプテン・アメリカ役に復帰することが報じられた[11]。同月末、サミュエル・L・ジャクソンニック・フューリー役を続投することが報じられた[30]。さらに同月、マーベル・スタジオがスカーレット・ウィッチ役としてエリザベス・オルセンとの交渉に入ったことが報じられた[57]。同月末、マーベルはジェームズ・スペイダーがウルトロン役を務めることを発表した[25]

2013年9月、クリス・ヘムズワーススカーレット・ヨハンソンがそれぞれソーブラック・ウィドウ役で続投し、またヨハンソンは1月に撮影が始まることを明かした[9][13]。また同月、その役柄のためにスペイダーの頭と身体のスキャンが行われた[58]。2013年10月、サミュエル・L・ジャクソンはエリザベス・オルセンがスカーレット・ウィッチ役にキャスティングされたことを明かし[59]、またテイラー=ジョンソンが2014年の『GODZILLA ゴジラ』のプロモーションのスケジュールとの調整後にクイックシルバー役を務める契約を終えた[60]。2013年11月、マーベルは公式にオルセンとテイラー=ジョンソンの参加を認めた[18]

2013年11月、コビー・スマルダーズが再びマリア・ヒル役を務めることがインタビューで明かされた[23]。また同月、ファイギは『Avengers: Age of Ultron』のテクノロジーとファンタージーを基としたヒーローの間の適切なバランスについて以下のように語った。

アイアンマンはテクノロジーのヒーローであり、彼の映画は常にテクノロジーに基づいている。最初の『マイティ・ソー』はファンタジー分野であるアスガルド英語版とソーをより現実的なマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に導入し、それは魔法のように見えるが、科学とテクノロジーの別の形であると説明する。我々は明らかにウルトロンをテクノロジーから出すが、『Age of Ultron』のストーリーラインを組み上げる際にこれまでのMCUで確立したツールを全て使用する[61]

同月末、アメリカ合衆国での撮影もスケジュールに入れられた[62]。2013年12月までにドン・チードルが映画の一部に参加することが決まった[63]。2014年1月、トーマス・クレッチマンバロン・フォン・ストラッカー役にキャスティングされた[64]。2014年1月24日、『Much Ado About Nothing』のフランス公開時のプロモーションの際にウェドンは映画の繋がりについて以下のように述べた。

僕は自分の映画を1作目だけを見た、または1作目を見ていない人々を想定して作らなければならない。僕は誰もが『マイティ・ソー(ダーク・ワールド)』、『キャプテン・アメリカ(ウィンター・ソルジャー)』、『アイアンマン(3)』を見ていると仮定することはできない。僕は次の映画に進み、起こった出来事に忠実にするが、奴隷にはならない。(中略)僕がモデルにしている作品は『ゴッドファーザー PART II』で、それは前作との間に多くの出来事が起こり、異なった映画となっているけど、情報を必要としない。全てその映画の中にあるはずだよ[65]

同日、フォルテ・ディ・バード協会は2014年3月にイタリアのヴァッレ・ダオスタ州フォート・バール英語版アオスタドナス英語版バールポン=サン=マルタンヴェールでの撮影予定があることを発表した[66]。また同月末、韓国の仁川広域市ソウル特別市で撮影される予定で、またキム・スヒョンが役名不明でキャスティングされたことが報じられた[67]。2014年2月、ハウテン・フィルム・コミッションはアクションシーンを南アフリカのヨハネスブルグハウテン州の地域で撮影し、2月半ばに撮影が始まることを発表した[68]。同月、以前のMCU作品でJ.A.R.V.I.S.英語版の声を務めていたポール・ベタニーヴィジョン英語版役にキャスティングされた[69]

撮影編集

撮影は2014年2月11日にヨハネスブルグで始まった[70]第二班英語版のスタッフは2週間にわたってヨハネスブルグ中央ビジネス地区英語版でメインキャスト抜きでアクションシーンを撮影する[71]

ポストプロダクション編集

2014年2月、インダストリアル・ライト&マジック(ILM)はロンドンに新施設を設置し、さらにバンクーバーの施設を拡張する計画を発表した。ILMは拡張の触媒として『アベンジャーズ』シリーズと『スター・ウォーズ』シリーズを挙げている[72]

マーケティング編集

2013年のコミコンで公開されたティーザーとジョス・ウェドンの短いインタビューは2013年9月24日(日本では2013年9月4日)に発売された『アイアンマン3』ブルーレイのセカンドスクリーンのコンパニオンアプリとして視聴可能である[73][74]

受賞編集

映画賞 対象 結果
2016 2016 キッズ・チョイス・アワード[75] お気に入りの映画 未決定
お気に入りの映画男優 クリス・エヴァンス 未決定
クリス・ヘムズワース 未決定
ロバート・ダウニー・Jr 未決定
お気に入りの映画女優 スカーレット・ヨハンソン 未決定
MTVムービー・アワード 2016 [76] 最優秀映画賞 未決定
最優秀ファイト賞 アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)vs ハルク(マーク・ラファロ 未決定
最優秀ヒーロー賞 クリス・エヴァンス 未決定

マーベル作品とのクロスオーバー編集

  • エージェント・オブ・シールド』第2シーズンの第18話「敵か味方か」と第19話「汚れた6人」では今作の話が中心である。
  • キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』においてラムロウに脅迫されていたヘリキャリアの管制官は、今作でアベンジャーズの危機に駆けつける旧型ヘリキャリアのクルーとして再登場している。
  • ユリシーズ・クロウはブラック・パンサーに登場するヴィランである。

トリビア編集

ソーの送別を兼ねたパーティーで、ソーの古酒を飲んで伸びてしまい、両脇を抱えられながら退場しているのは原作者のスタン・リー。このときの「エクセルシオール!(さらなる高みへ)」というセリフはリーの代名詞の言葉である。

また、その後の皆でソーのハンマーを持ち上げようとするシーン。スティーブだけがわずかに動かせたように見えるが、コミックでも彼はハンマーを持ち上げたことのある数少ないキャラクターである(他にはベータレイ・ビルやハーキュリーススーパーマンなど)。

エリザベス・オルセンアーロン・テイラー=ジョンソンGODZILLA ゴジラでは夫婦を演じ、この映画では双子を演じている。

参考文献編集

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関連項目編集

外部リンク編集