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ビリー・ハミルトン (1990年生の外野手)

アメリカ合衆国出身の野球選手

ビリー・ハミルトンBilly R. Hamilton , 1990年9月9日 - )は、アメリカ合衆国ミシシッピ州スミス郡テイラーズビル英語版出身のプロ野球選手外野手)。右投両打。MLBアトランタ・ブレーブス所属。愛称はボーン[2]

ビリー・ハミルトン
Billy Hamilton
アトランタ・ブレーブス #9
CINvARI - Billy Hamilton (45305045372).jpg
シンシナティ・レッズ時代
(2018年8月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ミシシッピ州スミス郡テイラーズビル英語版
生年月日 (1990-09-09) 1990年9月9日(29歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
160 lb =約72.6 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 中堅手
プロ入り 2009年 MLBドラフト2巡目
初出場 2013年9月3日
年俸 $4,250,000(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

2012年マイナーリーグで史上最多の年間155盗塁を記録した。同姓同名の選手にMLB歴代3位の914盗塁の記録を持つ19世紀の名外野手ビリー・ハミルトンがいる[3]

経歴編集

プロ入り前編集

ミシシッピ州の人口1300人程の小さな町テイラーズビル英語版で生まれる。少年時代はデレク・ジーターに憧れて育った。高校時代は右打席から一塁ベースまで3.78秒の俊足に加え、救援投手として92mph(約148.1km/h)を投じる強肩で鳴らした。州大会のプレーオフでは右翼ファールフライを遊撃の守備位置から走ってダイビングキャッチし、シンシナティ・レッズのスカウトに「今まで見た中で最高のプレー」と言わしめた。野球以外に、アメリカンフットボールバスケットボールでも活躍。アメリカンフットボールのワイドレシーバーとしてミシシッピ大学に進学予定だった。

プロ入りとレッズ時代編集

2009年MLBドラフト2巡目(全体57位)でレッズから指名され、62万3000ドルの契約金で入団した[4]

プロ入り後、スイッチヒッターに転向。1年目こそ打率.205だったが、2年目の2010年は69試合で打率.318、48盗塁を記録した。

2011年の開幕前には、ベースボール・アメリカからレッズでアロルディス・チャップマンに次ぐ第2位の有望株とされ、全体でも51位にランクインした[5][6]。A級デイトン・ドラゴンズでメジャー通算463盗塁のデライノ・デシールズ監督から指導を受け、135試合で103盗塁(失敗20)を記録した。

 
AAA級ルイビル・バッツ時代(2013年)

2012年選球眼が向上して出塁率が上昇し、A+級ベーカーズフィールド・ブレイズ英語版では82試合で104盗塁を積み重ね、AA級ペンサコーラ・ブルーワフーズに昇格。AA級でも快調に盗塁数を増やし、143盗塁で迎えた8月21日に4つの盗塁を成功させて147盗塁とし、ビンス・コールマンのマイナー最多記録(145)を19年ぶりに更新した[7]。その後も記録を伸ばし、最終的に132試合の出場で155盗塁(失敗37)を記録した[8]10月2日遊撃手から中堅手にコンバートされることが決まった[9]。オフには、ベースボール・アメリカからレッズのNo.1有望株に選定された[10][6]

2013年9月3日のセントルイス・カージナルス戦でライアン・ラドウィックの代走としてメジャー初出場。この試合でヤディアー・モリーナから二盗を決め、トッド・フレイジャーの二塁打で、得点を決めた[11]。同月7日までに4試合で代走で出場した。10日のシカゴ・カブス戦で7回に秋信守に代わりセンターの守備に就き、プロ初打席に立った[12][13]。18日のヒューストン・アストロズ戦で「9番・中堅手」でメジャー初先発出場を果たし、2回の第1打席でメジャー初安打を放った。この試合では4打数3安打1打点を記録し、計4投手から4盗塁を決めた[14]。初先発で4盗塁を記録したのは1920年以降で初であった[15]。最終的に13試合の出場にも関わらず、13盗塁(失敗1)を記録した。

2014年は開幕からレギュラーとして起用された。打撃が粗く、4月27日の時点で打率.221と低迷し、盗塁も最初の15企図中、5回失敗した。6月にはルーキー・オブ・ザ・マンス。後半戦は攻守走ともに向上し、9月2日にシーズン55個目の盗塁を記録し、レッズの球団新人記録を樹立。1909年にボブ・ベスチャーが記録した54盗塁を105年ぶりに更新した。最終的に56盗塁を記録し、ロサンゼルス・ドジャースディー・ゴードン(64盗塁)に次ぐナショナルリーグ2位だったが、盗塁失敗23はナショナルリーグ最多だった。ゴールドグラブ賞の候補にも挙げられたが選出を逃し、新人王投票でもニューヨーク・メッツジェイコブ・デグロムに次ぐ2位に終わった。

2015年は右肩の関節痛を発症した影響で出場機会が減少し、打撃の調子も落とした[16]。走塁では2試合に1盗塁のペースとなる114試合出場での57盗塁を記録。タイトルは逃したが、成功率は87.7%という高率だった。

2016年、過去2シーズンに続いて、故障による離脱が発生し[17]、119試合の出場に留まって規定打席にも未達だった。打撃面では、レギュラー定着後ではいずれもキャリアハイの打率.260・OPS0.664という数字のほか、3本塁打・17打点を記録した。走塁面は、58盗塁を記録したが、出場試合数減の影響でジョナサン・ビヤーに抜き去られたため、盗塁王のタイトルはならなかった。

2017年は139試合に出場し、3年ぶりに規定打席に到達した一方で、打率、出塁率、長打率のいずれも昨年を下回る成績だった。

2018年は153試合に出場したが、盗塁は34に減った。11月30日にノンテンダーFAとなった[18]

ロイヤルズ時代編集

2018年12月11日にカンザスシティ・ロイヤルズと1年総額425万ドル、2年目に750万ドルの延長オプション付きの契約を結んだ[19]。8月16日にDFAとなった[20]

ブレーブス時代編集

2019年8月19日にウェイバー公示を経てアトランタ・ブレーブスへ移籍した[21]

詳細情報編集

年度別打撃成績編集

















































O
P
S
2013 CIN 13 22 19 9 7 2 0 0 9 1 13 1 1 0 2 0 0 4 0 .368 .429 .474 .903
2014 152 611 563 72 141 25 8 6 200 48 56 23 9 4 34 0 1 117 1 .250 .292 .355 .648
2015 114 454 412 56 93 8 3 4 119 28 57 8 9 4 28 0 1 75 5 .226 .274 .289 .563
2016 119 460 411 69 107 19 3 3 141 17 58 8 11 1 36 0 1 93 5 .260 .321 .343 .664
2017 139 633 582 85 144 17 11 4 195 38 59 13 5 2 44 0 0 133 5 .247 .299 .335 .634
2018 153 556 504 74 119 16 9 4 165 29 34 10 1 4 46 0 1 132 1 .236 .299 .327 .626
MLB:6年 690 2736 2491 365 611 87 34 21 829 161 277 63 36 15 190 0 4 554 17 .245 .298 .333 .631
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績編集



中堅(CF) 右翼(RF)
























2013 CIN 7 16 0 0 0 1.000 -
2014 144 342 10 2 3 .994 -
2015 110 273 8 0 1 1.000 -
2016 115 276 9 3 4 .990 -
2017 137 301 13 3 4 .991 -
2018 150 348 12 2 1 .994 1 0 0 0 0 .---
MLB 663 1556 52 10 13 .994 1 0 0 0 0 .---
  • 2018年度シーズン終了時

表彰編集

記録編集

MiLB

背番号編集

  • 6(2013年 - 2019年8月15日)
  • 9(2019年8月20日 - )

脚注編集

  1. ^ Billy Hamilton Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年3月13日閲覧。
  2. ^ Explaining Reds Players Weekend nicknames MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2017年9月25日閲覧
  3. ^ 同姓同名ビリー・ハミルトン、“本家”越えるか(696回) 蛭間豊章記者の「Baseball inside」
  4. ^ Cincinnati Reds prospect Billy Hamilton on fast track ESPN
  5. ^ 2013 Cincinnati Reds Top 10 Prospects Baseball America
  6. ^ a b Billy Hamilton Minor League Statistics & History Baseball-Reference.com
  7. ^ Billy Hamilton breaks Vince Coleman’s stolen-base record cincinnati.com
  8. ^ Billy Hamilton's race into history MiLB.com
  9. ^ Reds moving Hamilton to outfield MiLB.com
  10. ^ 2013 Cincinnati Reds Top 10 Prospects Baseball America
  11. ^ Warnermuende, Jeremy (2013年9月3日). “Hamilton's speed boosts brilliant Bailey, Reds”. MLB.com. 2013年9月4日閲覧。
  12. ^ "Billy Hamilton 2013 Batting Gamelogs". baseball-reference.com. Retrieved September 10, 2013.
  13. ^ Chicago Cubs vs. Cincinnati Reds - Box Score - September 10, 2013 - ESPN”. Scores.espn.go.com (2013年9月10日). 2013年9月25日閲覧。
  14. ^ Cincinnati Reds vs. Houston Astros - Box Score - September 18, 2013 - ESPN”. Scores.espn.go.com (2013年9月18日). 2013年9月25日閲覧。
  15. ^ Cincinnati Reds vs. Houston Astros - Recap - September 18, 2013 - ESPN”. Scores.espn.go.com (2013年9月18日). 2013年9月25日閲覧。
  16. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2016』廣済堂出版、2016年、400頁。ISBN 978-4-331-52002-4
  17. ^ Mark Sheldon (2016年9月14日). “Hamilton frustrated by late-season injuries” (英語). MLB.com. 2016年12月26日閲覧。
  18. ^ Mark Feinsand (2018年11月30日). “These players just joined the list of free agents” (英語). MLB.com. 2019年2月11日閲覧。
  19. ^ Billy Hamilton Stats” (英語). 2018年12月15日閲覧。
  20. ^ Jeffrey Flanagan (2019年8月16日). “Phillips delivers for Royals with DP on D, RBI” (英語). MLB.com. 2019年8月17日閲覧。
  21. ^ Mark Bowman (2019年8月19日). “Braves claim Billy Hamilton off waivers from KC” (英語). MLB.com. 2019年8月20日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集