トッド・フレイジャー

アメリカ合衆国出身の野球選手
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トッド・ブライアン・フレイジャーTodd Brian Frazier , 1986年2月12日 - )は、 アメリカ合衆国ニュージャージー州オーシャン郡ポイントプレザント英語版出身のプロ野球選手内野手)。MLBテキサス・レンジャーズ所属。右投右打。愛称はトッド・ファーザーTodd Father[2]

トッド・フレイジャー
Todd Frazier
テキサス・レンジャーズ #21
Todd Frazier at bat, July 7, 2018 (cropped).jpg
ニューヨーク・メッツ時代
(2018年7月7日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニュージャージー州オーシャン郡ポイントプレザント英語版
生年月日 (1986-02-12) 1986年2月12日(34歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手一塁手
プロ入り 2007年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2011年5月23日 フィラデルフィア・フィリーズ
年俸 $3,500,000(2020年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴編集

プロ入りとレッズ時代編集

 
シンシナティ・レッズ時代
(2013年6月25日)

2007年MLBドラフト1巡目追補(全体34位)でシンシナティ・レッズに入団[3]

2011年5月23日のフィラデルフィア・フィリーズ戦メジャーデビュー[3]

2012年は衰えていたスコット・ローレンに代わって、シーズン途中から三塁手のレギュラーを掴んだ。また、チームの主砲であるジョーイ・ボットの離脱時には、一塁手としても試合に出場した。規定打席には到達しなかったが、128試合に出場し、19本塁打・67打点を記録[3]。ナ・リーグ新人王の投票では、ブライス・ハーパーWSH)、ウェイド・マイリーARI)に次いで3位に入った。

2013年は三塁のレギュラーの座を完全に射止めて、150試合に出場[3]。うち140試合でサードのスタメンを務めた。打率こそ.273から.234まで低下し、29二塁打・2年連続となる19本塁打を記録した[3]。一方で、前述の打率低下に加え、三振が125まで増えた。

2014年は三塁を中心に、ボットが戦線を離脱した際には一塁も務めて157試合に出場する。打撃面では、三振の数こそ前年から増やして139個だったが、打率は.273と、2012年と同水準まで回復。更にホームランも前年から10本上乗せし、7月20日に自身初の20本塁打に到達すると、その後1か月間ほど本塁打が出ない時期が続いたが、最終的にはナ・リーグ4位となる29本塁打を放った。打点でもメジャー4年目で初となる80打点を記録し、本塁打・打点・安打はチームトップの数字だった。打撃以上に長足の進歩を遂げたのがスピードで、2011年 - 2013年までの3年間で通算盗塁数は10個だったが、この年だけでその倍に当たる20盗塁を決め、「20本塁打20盗塁」を同時達成した。2014年のナ・リーグで「20本塁打・20盗塁」を同時に達成したのはフレイジャーを含めて3人だけという記録だった。2014年のレッズは、主砲のボットの戦線離脱とジェイ・ブルースの不振に見舞われ、ブランドン・フィリップスライアン・ラドウィックといった他の主力打者の成績も軒並み低下した。そんな中フレイジャーは、新鋭の正捕手であるデビン・メソラコと共に大砲として打線を支えた。

2015年2月8日、2年総額1200万ドルで契約を延長した。この年は、前半戦で打率.284・25本塁打・57打点・8盗塁という成績を記録[4]し、2年連続でオールスターゲームのメンバーに選出された。また、本塁打競争のメンバーにも選出され、1回戦プリンス・フィルダーを14-13で下し準決勝に進出すると、準決勝ではジョシュ・ドナルドソンを10-9で下し決勝に進出。15-14でジョク・ピーダーソンを下し、ホームのシンシナティで優勝を果たした。オールスターの試合には「2番・三塁」でスタメン出場したが、3打数無安打に終わった[5]。合計157試合に出場し、打率.255・35本塁打・89打点・13盗塁を記録。打数はナ・リーグ最多だった。

ホワイトソックス時代編集

 
シカゴ・ホワイトソックス時代
(2016年4月29日)

2015年12月16日にレッズ、シカゴ・ホワイトソックスロサンゼルス・ドジャース間の三角トレードで、ホワイトソックスに移籍した[6]

2016年は158試合に出場し、打率.225・40本塁打・98打点・15盗塁という成績を記録[3]。ホームランは自身初の40本台で、リーグ6位にランクインした。

2017年1月13日に単年1200万ドルで契約延長した。

ヤンキース時代編集

 
ニューヨーク・ヤンキース時代
(2017年9月7日)

2017年7月19日にタイラー・クリッパードイアン・クラーキン英語版ブレイク・ラザーフォード英語版ティト・ポロとのトレードで、トミー・ケインリーデビッド・ロバートソンとともにニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[7]。8月24日のタイガース戦でアレックス・ウィルソンから故意死球を受け、両チームから選手が入り乱れる乱闘になった[8]。シーズン全体では147試合に出場して打率.213、26本塁打、77打点の成績だった。ポストシーズンには、チームのムードメーカーとして重要な役割を果たした[9]。オフの11月2日にFAとなった[10]

メッツ時代編集

2018年2月7日にニューヨーク・メッツと2年総額1700万ドルで契約を結んだ[11]。5月3日に今シーズンの審判は以前のシーズンよりもストライク判定の精度が悪いと主張し、この件についてMLBのコミッショナーであるロブ・マンフレッド英語版と会談することを求めた。しかし、MLBはフレイジャーの発言についてはコメントしていないと述べた[12]。5月8日にハムストリングの痛みのために故障者リスト入りした。6月5日に復帰したが、7月9日に左胸郭筋の負傷で再び故障者リスト入りした。最終成績は115試合の出場で、打率.213・18本塁打・59打点だった。

2019年スプリングトレーニング中に左腹斜筋を負傷し、故障者リスト入りして開幕を迎えた[13]。4月22日にメジャーへ復帰し、8年連続となる二桁本塁打を記録した。オフの10月31日にFAとなった[14]

レンジャーズ時代編集

2020年1月15日にテキサス・レンジャーズと500万ドルの単年契約を結んだことが発表された[15]。オプションとして2021年シーズンの選択権を球団側が所持し、バイアウトの際には150万ドル支払われる。背番号はメッツ時代と同じ「21」で、2020年シーズンの年俸は350万ドルで、バイアウトを含め500万ドルとなる。

人物編集

長兄のチャーリー・フレイジャー・ジュニア、次兄のジェフ・フレイジャー英語版は共に元プロ野球選手。チャーリー・ジュニアは元フロリダ・マーリンズ傘下の外野手で、現在は故郷のニュージャージー州で野球教室を開いている。ジェフも外野手で、2010年デトロイト・タイガースでメジャーデビューを果たした[16]

詳細情報編集

年度別打撃成績編集

















































O
P
S
2011 CIN 41 121 112 17 26 5 0 6 49 15 1 0 0 0 7 0 2 27 2 .232 .289 .438 .727
2012 128 465 422 55 115 26 6 19 210 67 3 2 0 4 36 1 3 103 9 .273 .331 .498 .829
2013 150 600 531 63 124 29 3 19 216 73 6 5 2 3 50 1 14 125 14 .234 .314 .407 .721
2014 157 660 597 88 163 22 1 29 274 80 20 8 0 4 52 2 7 139 9 .273 .336 .459 .795
2015 157 678 619 82 158 43 1 35 308 89 13 8 1 7 44 3 7 137 19 .255 .309 .498 .806
2016 CWS 158 666 590 89 133 21 0 40 274 98 15 5 1 7 64 1 4 163 11 .225 .302 .464 .767
2017 81 335 280 41 58 15 0 16 121 44 4 3 0 3 48 1 4 71 4 .207 .328 .432 .761
NYY 66 241 194 33 43 4 1 11 82 32 0 0 0 2 35 1 10 54 6 .222 .365 .423 .788
'17計 147 576 474 74 101 19 1 27 203 76 4 3 0 5 83 2 14 125 10 .213 .344 .428 .772
2018 NYM 115 472 408 54 87 18 0 18 159 59 9 4 0 8 48 1 8 112 10 .213 .303 .390 .693
2019 133 499 447 63 112 19 2 21 198 67 1 2 0 0 40 1 12 106 9 .251 .329 .443 .772
MLB:9年 1186 4737 4200 585 1019 202 14 214 1891 624 72 37 4 38 424 12 71 1037 93 .243 .320 .450 .770
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績編集

内野守備


一塁(1B) 二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)
















































2011 CIN 1 11 11 0 1 1.000 2 2 1 0 2 1.000 27 19 43 2 1 .969 2 2 1 0 0 1.000
2012 39 315 21 2 30 .994 - 73 45 105 5 4 .968 -
2013 - - 147 86 241 10 27 .970 -
2014 43 297 27 5 21 .985 - 124 85 204 9 16 .970 -
2015 - - 155 102 274 19 21 .952 -
2016 CWS 7 59 3 1 4 .984 - 149 91 293 11 33 .972 -
2017 4 8 1 1 1 .900 - 67 36 123 7 27 .958 -
NYY - - 66 35 117 6 12 .962 -
'17計 4 8 1 1 1 .900 - 133 71 240 13 39 .960 -
2018 NYM - - 109 80 203 12 28 .959 -
2019 3 17 0 0 0 1.000 - 120 89 229 12 24 .964 -
通算 97 707 52 9 57 .988 2 2 1 0 2 1.000 1037 668 1832 93 193 .964 2 2 1 0 0 1.000
外野守備


左翼(LF) 右翼(RF)
























2011 CIN 4 3 1 0 0 1.000 -
2012 7 12 0 0 0 1.000 1 0 0 0 0 .---
2013 2 0 0 0 0 .--- -
通算 13 15 1 0 0 1.000 1 0 0 0 0 .---
  • 2019年度シーズン終了時

表彰編集

記録編集

背番号編集

  • 21 (2011年 - 2017年7月18日、2018年 - )
  • 29 (2017年7月19日 - 同年終了)

脚注編集

  1. ^ Todd Frazier Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2020年1月16日閲覧。
  2. ^ Kyle Beery (2017年8月24日). “Yanks Players Weekend nicknames explained” (英語). MLB.com. 2018年2月8日閲覧。
  3. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2018年2月8日閲覧。
  4. ^ Todd Frazier 2015 Batting Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年2月19日閲覧。
  5. ^ July 14, 2015 All-Star Game Play-By-Play and Box Score - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年2月19日閲覧。
  6. ^ Andrew Simon (2015年12月16日). “White Sox acquire Frazier in 3-team deal”. mlb.com. 2015年4月13日閲覧。
  7. ^ Bryan Hoch (2017年7月19日). “Yanks get Frazier's power, extra relief in blockbuster” (英語). MLB.com. 2017年7月20日閲覧。
  8. ^ Yanks-Tigers dust up a prelude to punishment” (英語). MLB.com (2017年8月24日). 2017年8月25日閲覧。
  9. ^ The Yankees should try to strike a deal with Todd Frazier”. Yanks Go Yard. 2018年1月26日閲覧。
  10. ^ David Adler (2017年11月5日). “Key free agents for all 30 MLB teams” (英語). MLB.com. 2018年2月8日閲覧。
  11. ^ Anthony DiComo (2018年2月7日). “Frazier thrilled to be a Met: 'This is my home' / New York introduces new third baseman at Citi Field news conference” (英語). MLB.com. 2018年2月8日閲覧。
  12. ^ Salty Frazier wants to meet commish over strikes”. ESPN.com. 2018年5月3日閲覧。
  13. ^ メッツのフレージャー、ケガでキャンプ離脱”. nikkansports.com. 2019年5月21日閲覧。
  14. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (English). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  15. ^ Rangers officially sign Frazier, Chirinos” (英語). MLB.com. 2020年1月16日閲覧。
  16. ^ Meggie Zahneis (2012年8月10日). “Frazier looks back on his path to the big leagues” (英語). MLB.com. 2018年2月8日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集