ラジオカセットレコーダー
ラジオカセットレコーダー (英語: radio cassette recorder)は、コンパクトカセットテープレコーダー(テレコ)にラジオチューナーを内蔵した音響機器である。一般的に略称でラジカセと呼ばれる。
概要編集
通常、アンプとスピーカーも備え、オールインワン方式になっている。ほぼ全ての機種で持ち運びが出来るように設計され[1]、上部に折りたたみ式の把っ手がついており乾電池でモバイル駆動を可能にしている。
本項では、ラジオとカセットテープレコーダー機能を併せ持ち持ち運びが容易なオールインワン製品一般を取り扱う。
ちなみに短縮形で「ラジカセ」と世間に呼ばせたのは音響機器メーカーのパイオニア(当時[2])で、「ラジカセ」を商標登録しようとしたが却下された。日本国外では「ブームボックス(ブーンボックスとも。英: boombox)」や「ゲットーブラスター(英: ghettoblaster)」と呼ばれ、楽器編成に指定する場合はこれらが使われる。2020年代の若年層の一部には「デッキ」と呼ぶ者も決して少なくない[3]。
歴史編集
- 前史
真空管ラジオまでを含めると、1961年かそれ以前からテープレコーダーの「複合機」は複数の会社[どこ?]から市販されていた[要検証 ]。
ラジカセの前史はオープンリールのテープレコーダーにラジオを搭載させたものまで遡ることができる。日立製作所が1963年にリリースしたベルソーナ TRT-398[4]はオープンリール式テープレコーダーにトランジスタラジオを搭載したもので、トランジスタラジオを組み込んだテープレコーダーとしては国内初の製品である。ただし、これはまだオープンリール式でありラジカセではなかった。
ラジカセの登場編集
日本ではFM放送が1957年のNHKの実験放送から始まり、次に初の民間放送局の実験放送も続き、1960年には民間局の実用実験放送も開始されて[5]、FM受信装置を持っていれば雑音の少ない高音質の放送が聞けるようになった。
すると松下電器産業(初代法人、現・パナソニック ホールディングス)が1967年12月に世界初の、カセットテープレコーダーと2バンドラジオ(FM・AM)を組み合わせた RQ-231[6]を発売。1968年5月にはアイワが国産初の3バンドラジオ(FM・SW・AM)式のTPR-101[7][8]を発売。どうやらこのあたりがラジカセの歴史のはじまりのようだと考えられている[9]。
1970年代にはラジオやテープレコーダーを作っていた会社であるソニー(初代法人、現・ソニーグループ)、および日立製作所や東京芝浦電気(現・東芝)、日本ビクター(現・JVCケンウッド)、三菱電機、三洋電機、シャープなどの各種家電・音響メーカーも、相次いでラジカセを市場に投入した。この時代はまだすべての機種がモノラル式だった。
本体に固定式マイクロフォンを内蔵しているので、それを活用して自分の声を録音して後から客観的に聞いてみたり(聴いて自分の声が別人の声のように聞こえて驚いたり)、歌を歌ったり楽器を演奏する人は歌や楽器演奏を録音して上達過程の記録としたり録音テープを人に渡して聞いてもらうなどということができ、他にはテレビの前にラジカセを置いてテレビの音声のみを録音する、などということを行う人もいて、これは当時、事実上唯一の「テレビ番組の記録・保存方法」だった(当時はビデオデッキなどというものは、この世に無かった)。最初のころは外部入力端子が無い機種も多く、テレビのスピーカ音声を直接内蔵マイクで録音したので、録音者及び周囲の人が静かにしないと声や物音まで録音されてしまう欠点があった。外部入力端子を搭載した機種が増え(多くがその端子穴に" マイク入力 "などと表示)、接続用コードも一部の店舗に並ぶようになったが、テレビ側の仕様でテレビのイヤホンジャックに接続用コードを差し込むとテレビのスピーカの音声がキャンセルされるのが一般的で、使いづらかった[注釈 1]。ラジカセでライン入力端子付きのものでも、ボリュームレバーで録音音量とスピーカー音量がともに変化してしまい音量設定が難しいラジカセがある一方で、録音音量は一定になっていてそれとは別にラジカセのスピーカー音量をボリュームレバーでコントロールできるラジカセもあって、カタログにそのあたりの仕様も書いていない機種も多く、ハードルは高かった。そして当時はそもそも接続コードの入手もそれなりにハードルが高かった[注釈 2]。なお、世の中でテレビ音声の録音の需要があることに配慮して、1980年代前半からTVのVHF/UHF放送の音声放送部分だけを聞けるチューナーを搭載した機を発売するメーカーもあったが、その多くは欧米のFM放送の周波数領域とも互換するVHF1-3chのものが主だった。
FM放送をステレオで行う局が増えFMステレオ放送の音楽番組も増えると、まずはそれをコンポーネントステレオ装置などで録音・保存するエアチェックがブームになり、ラジカセでもステレオタイプが開発・投入されるようになった。
ハイスペック志向機種の登場など編集
1974年に、ソニーが高音質指向で(モノラルながら)ウーファーとツイーターの2wayスピーカーを備え、ウーファーの口径もそれ以前の10㎝程度から15㎝程度に大口径・大出力化した名機「スタジオ1980」を発売し、それが人々に歓迎され記録的な販売数となり、その2年後の1976年にそれをさらに進化させた「スタジオ1980 II(マークツー)」を発売。これはスピーカーがさらに大型化し、さらに「クロムテープ」という後のハイポジションテープ相当の高音質テープに対応するスイッチを備えていた。他のメーカーもおくればせながら、ようやく高音質のほうが良いと気付きソニーを模倣。モノラルでの高音質化が進んだ。さらに高音質化を推し進めるために、ようやくステレオタイプのラジカセがポツポツと現れ始め、2ウェイ4スピーカータイプが登場することになった。
どのメーカーもおしなべてステレオ方式で高音質のラジカセが広まり一般的になってゆき、ステレオ・高音質の機種が珍しくない状況になると、各メーカーは他社製品でなく自社製品を購入してもらうために自社製品のいわゆる「差別化」をはかる必要があるので、カセットテープの自動選曲機能やオートリバースなどの便利機能をさかんに搭載しはじめた。つまり、大型化および多機能化が進み、大きな直方体の箱、上部に大きなチューニングスケール、正面左右に大きいステレオのスピーカー、中央にカセットテープドライブ、というスタイルができあがった。さらに1979年にはシャープから国産初のダブルカセットラジカセが発売された[14]、テープからテープへのダビングも可能となった[15]。その結果、部品の量が増え、重くて持ち運びにくい機種が増えた。そして部品が増えれば製造原価も上がってしまうので、結果としてそのようなステレオ・大型・多機能の機種では定価(販売価格)も上昇する傾向になった。(なお、実は、ラジカセでハイスペックを追求するといっても、本格的なコンポーネントステレオと比べれば音質は劣っていた。ステレオラジカセのテープ再生音とコンポーネントステレオの据置型の大型カセットデッキの再生音を直接聴き比べれば、やはり後者のほうが優れていた。ただし聴き比べる人は少なかった。また、片手で取手をつかんで持ち運べる点は、やはりラジカセが優れていた。)
市場がそのような状況だった中で、世の中は高音質化や大型化を求めている人たちばかりでは無いと ただ1社見抜いた三洋電機は1979年にあえてスリムなラジカセ(いわゆるミニラジカセ)「おしゃれなテレコ U4」を市場に投入し、鮮明な赤色のラジカセを軽やかに楽しそうに持ち運ぶ若い女性の映像や画像をTVCMや雑誌広告で提示し、「おしゃれなテレコ」という独自の愛称を用いたマーケティング手法も成功し、瞬く間にベストセラーになった。一方、ソニーのほうも携帯型のカセットプレーヤー(=再生専用機)である「ウォークマン」、つまり身につけた状態でステレオ音響を楽しめるという、それまでに世の中に全く無かった革命的な機種を市場に投入し、これがまた爆発的に売れ、まったく新たな音響機器市場ができてゆくことになり、他社も模倣製品を開発してゆくことになった。
1980年代にはアメリカでブレイクダンスやヒップホップの流行に伴い、携帯性を度外視した音質さらには大音量を追求した「Boombox」が普及した。なおBoomboxとはその大小に関わらずラジカセ一般を示す単語である。このタイプの日本国内メーカー製大型ラジカセは当時殆どが国内生産であり、「Made in Japan(メイド・イン・ジャパン)」の象徴的存在であったため、1980年代前半の日米貿易摩擦が問題になった際にはアメリカ・デトロイト州の労働者がハンマーで日本製の乗用自動車(3代目トヨタ・カローラ)などと共に日本製のラジカセを破壊するパフォーマンスが報道番組(ニュース番組)などの各種メディアで報じられた。
CDラジカセの登場編集
1986年頃からCDプレーヤーを搭載した「CDラジカセ」が登場。ディスクメディアのオールインワン型音響機器と考えると、アンサンブル型ステレオが小さくなって現代風になったようなものでもある。最初期はWカセットの片方をCDプレーヤーに乗せ換えたような機種も多く見られたが、後にダビングに便利なカセットテープドライブを2台としたモデルでは横長になるなどし、直方体の箱ではないものが増えた。
MDの出現とデジタルオーディオの台頭編集
1995年頃からはカセットの代わりにMDレコーダーを搭載したものも登場した。カセットが搭載されていないことから、メーカーでは「MDラジカセ」とは呼ばず「MDシステム」や「MDCDシステム」、「ラジMD」等と呼称していた。ただしMDレコーダーとカセットレコーダーを両搭載した製品もあり、それらについては「MDラジカセ」「コンパチ(ブル)ラジカセ」と呼ぶこともあった。また同時にあらゆる機能を搭載した「ハイスペック機種」にする風潮もなくなっていった[16]。アイワのようにコンポとラジカセを折衷したXG-E1のような機種も登場した。
mpmanに始まるデジタルオーディオプレーヤーの隆盛[18]により、「最もポピュラーな音響機器」の座は譲り始めたが、iPodとの連携が図られたものや、カセットテープ、CD、MD、2バンドラジオの全てを搭載したハイエンドモデルなどが販売された(なおMD搭載機は2010年代には廃れていった)。
2000年代後半には、カセットを搭載せずSDカードスロットを搭載し、SDカードにCDからmp3録音出来る「SD/CDラジオ」やSDカードスロットの他にUSBポートにを搭載し、USBケーブルを介してUSBマスストレージクラス対応のUSBメモリにCDからmp3録音出来る「SD/USB/CDラジオ」と呼ばれる機種が出現した。詳細はCDラジオを参照。
また2000年代頃からは、一見して日本以外のアジアの弱小メーカーが開発・製造したと分かる、いかにも安そうで品質の低そうなラジカセが広く出回るようになった。また乾電池が使用できない携帯性の低いラジカセが出現することで、小型でオールインワンのミニコンポとの区別がやや曖昧になった。
2000年代頃のCDラジカセ(オーム電機製)
2010年以降の状況編集
日本のアナログテレビジョン放送が2011年7月24日(岩手県・宮城県・福島県は2012年3月31日)をもって終了したため、一旦はテレビVHFの1-3chの領域である90-108㎒の周波数を使う放送が予定されなかったことから、76-90㎒のみの周波数のみが聴けるものだけが製造された時期があったが、2014年以後ワイドFMが順次開局するようになったため、そのワイドFM対応のCDラジカセの販売は、東芝ライフスタイル株式会社(以下、東芝と略す)、パナソニック、ソニーなどといった日本国内のすべてのメーカーで行われた。但し、前述の「テレビの音声が聴けるラジカセ」でも、ワイドFMを聴取できる機種は数多くある[注釈 3]。
1980年代や90年代はカセットとラジオの音量が十分だがCDの再生の音量がやや足りない仕様のものも一部にあったが、2000年代では(CDラジオと)CDラジカセでは1.0W+1.0Wを確保してあることが多い。(CD無しの)ラジカセでは0.6W+0.6Wのものもある[20]。
近年では日本国内で販売され日本のメーカー名が冠してあるラジカセであっても、実際にはその過半数がOEM品で、中国、台湾、インドネシアなどアジア系海外メーカーが開発・製造しているものが多い。そうした影響なのか、連続使用の性能が十分で無いものもあるようで、2010年代以降の製品は「長時間、カセットを再生しないでください」もしくは「録音・再生時間が往復60分(C-60)を超えるカセットテープは使用しないでください」などと但し書きが記述してある機種も増えた。
2010年代以降、生活様式の変化が急展しスマートフォンで音楽を楽しむことが当たり前となったのも手伝い、多くの国内大手メーカーが順次、ラジカセ市場に見切りをつけて撤退していった。
なお、1970年代〜1990年代に青春時代を迎え毎日ラジカセでエアチェックをして音楽番組の楽曲をカセットテープに録音して自分のライブラリーを作ったり、アナログレコードやCDを友人やレンタルレコード店や図書館から借りては楽曲をカセットテープにコピーして自分専用の大量のライブラリーを作っていた世代[21]の大半は、既に50代後半を過ぎている。かつての若年層だった彼らの多くは、今も自宅にどこかにカセットテープの大量のライブラリーを抱えている。彼らの多くはCDやダウンロード配信で音楽を聴くように変化してきているが、それでも録音済みのカセットテープを大量に所有していることの意味はそれなりに大きい。CDでは販売されずCDでは聴けず、テープで聴くしか方法が無い楽曲もある。また、以前に自身や家族・近親者の話し声や楽器の生演奏や歌声などを自分で録音したテープなどは当人にとっては非常に貴重で大切な音であり、それを聴きたければやはりラジカセやカセットテレコ(カセットテープレコーダー)を使って聴くしかないので、ラジカセの需要は細ってきてはいても一定の需要がある。
- レトロブームに伴うカセットテープそのものの再評価
(それどころか、2010年代後半になると、)ラジカセは『逆に今 新しい』という状況になったと家電収集家の松崎順は分析した[22]。1990年代にほぼ消滅したと思われていたメディア「カセットテープ」が、2010年代後半に静かなブームになったという[23]。小原由夫の分析によると、音はデジタルファイルに圧縮するのが普通になって久しいのに「磁気記録」という古典的方式、しかも記録時間に制約があり表裏にひっくり返す手間など煩雑さもともなう記録メディアが再度静かなブームになったのにはそれなりの理由があるという[23]。ひとつの理由は形そのものが「レトロでかっこいい」というファッション的要素もあるかもしれない[23]。またカセットの音質そのものの温かみや厚みが支持されているのかも知れず、“ハイレゾ時代”だからこそ逆にカセットテープの音の温かみを感じやすくなったのかもしれない、と小原由夫は分析した[23]。カセットテープは、CDやストリーミングサービスとは違って再生中は曲が簡単にスキップできないということが、逆にコンセプトアルバム的な音楽(最初から最後まで一貫して聴いてようやく伝わるコンセプト重視のアルバム)には都合がいいという特質が重用されている部分もあるらしい[23]。2015年ころにはカセットテープ専門店の『waltz』(ワルツ)もオープンし(waltzの公式サイト[6])、およそ5,000本のカセットテープを販売するようになった[22]。その店には『ニューリリース』と書いてあるカセットテープも置かれている[22]。つまり新譜(新曲)のカセットテープでの販売も行われている[22]。waltzの店主の角田太郎によると、アーティストがカセットテープで新作をリリースする動きも広がっているといい、テープやラジカセに興味を持つ若年層も増えている、とのことだった[22][24]。waltzではラジカセ本体の販売もしているという[22]。2022年時点での20代前後の若年層は、『形ある物で音楽を聴くことの新鮮さを感じていると思う。特にカセットテープの手軽なサイズ感。かわいい手のひらサイズのパッケージとか、(カセットテープを) "おもしろいもの" として捉えていると思う』と角田は分析した[22]。
『ラジカセ誕生50周年』に当たるともされる2017年、8月2日から東京都内で『懐かしのラジカセ展』が開催され、会場にはラジカセ100機種が展示された[22](なお、主催者は家電収集家の松崎順で、彼はラジカセの多彩なデザインや暖かみのある音に魅了されたといい、これまでに集めたラジカセはなんと5,000台だといい[22]、まずはそのデザインが魅力だといい、一台一台違う顔をしていて、大きさも違うし、色も違う...というところが魅力だという[22])。
- ここ数年(2020年〜2022年)の状況
最近(2022年)の日本国内の各街の中規模の家電量販店(たとえばヤマダ電機やノジマなどといった店)のラジカセ売り場は、かなり売り場面積が小さくなってきており、主に並んでいるのは大手日本メーカー製の場合、ソニーとAurexブランドを含む東芝の各種ラジカセが中心である。それ以外は家電量販店がオリジナルブランドの形で中華メーカーから調達した機種を数点並べ、総計でも10機種前後というような状況になっている。こうした店に並ぶのは基本的にはシングルカセットのものである。 ダブルカセットの機種は明らかに減っており、総じて、売れ筋ではないと判断されている。なおダブルカセットで大型のラジカセは1980〜1990年代のものがハードオフなど各街のリサイクルショップに安価に大量に並んでおり、またメルカリやヤフオクでも安価に大量に取引されており、ダブルカセットのラジカセが欲しい人はむしろ中古で調達して済ませるなどということも広く行われている。)
2022年11月現在における国内の中規模家電量販店では主に次のようなタイプが販売されている。概して、比較的コンパクトなサイズの製品である。
- シンプル & 簡単操作のラジカセ(シングルカセット、AM/FMのみ、モノラルスピーカー、CDプレーヤーレス)
- 主に昔からテープレコーダーに慣れ親しんでいる高齢な層を想定している。基本機能に絞っており、(老眼に配慮して)ボタンも大きめで、表示も分かりやすい。ボタンや選局ダイヤルの位置も、古くから慣れ親しまれたオーソドックスな位置に配置されている。シンプルなモノラルラジカセの例としては、東芝のTY-XKR1を挙げることができる。実売価格は7千円〜1万円ほど。
- 防災用ラジカセ
- 災害時に持ち出して使うことを意識したもので、特に小型のラジカセ。たとえばELSONIC(エルソニック)の小型ラジカセ(FM/AM。モノラル。スピーカーがとても小さくて音質は悪く、基本的に防災用。わずか3千円〜2千円ほどで販売されている。)
- レトロ調ステレオラジカセ & モノラルラジカセ
- シンプルなCDシングルラジカセ
- カセットテープに加えてCDも使用したいユーザ向け。スピーカーが左右2つでステレオ再生のものでも、スピーカーの直径は1980年代のステレオラジカセのような大きなものではない。例としては東芝のTY-CDS8やAurex TY-ANK1やTY-C160C、ソニーのCFD-S401、CDF-S70などを挙げることができる。
- シンプルなCDダブルラジカセ
- カセットはダブルでも、スピーカーはやはり小さめ。たとえば東芝のTY-CDW990。
ほとんどの国内メーカーがすでにラジカセ市場から手を引き、残った主な大手は東芝とソニーの2社を残すのみとなり、ソニーのほうはポータブルな音響機器としては『ハイレゾ・ウォークマン』に力を入れておりそちらの売れ行きが好調で、その代わりにもうラジカセの開発にはあまり力を入れていないような中で、特に東芝だけがラジカセの開発に今も力を入れている。上に挙げたTY-AK2などはその例である。
現在ラジカセを販売するメーカー編集
東芝ライフスタイル(製造元・東芝エルイートレーディング)編集
- ACTAS(アクタス)
- BOMBEAT(ボンビート) - 時期によってはカタログや雑誌では、ボムビートと表記されていた。全てステレオラジオカセットで、ACTUS BOMBEATと呼ばれた時期もあった。
- SUGAR(シュガー) - CD搭載機は「SUGAR CD」と表記されていた。
- MacKenzie(マッケンジー)
- CD WORKS(シーディーワークス)
- CUTEBEAT(キュートビート) - 近年の機種としてはソニーと同じく国内では数少ないカセットデッキ部分にフルロジックメカ&リモコンを採用。
- Aurex TY-AK1 - 業界初のハイレゾ音源対応CDラジカセ。SDカードやUSBメモリーへ保存した、最高192kHz/24bitのハイレゾ音源ファイル(FLAC、WAV)を再生可能のほか、CDやアナログカセットの各音源をそれぞれデジタル処理でアップサンプリング化してハイレゾ相当の音質に拡張する機能を備えている。また、カセットデッキ部分は基本的にノーマルポジション用カセットテープの録音・再生に対応しているがハイ(クローム)ポジション用カセットテープは再生時に限り対応する[25][26]。ラジカセで20.0W+20.0Wの出力に対応している。
- Aurex TY-AK2 - 上記のTY-AK1の改良機種でBluetoothインターフェイスによる音声のワイヤレス受信機能、およびBluetoothインターフェイスによるCD・カセットテープ等の各種音声の送信機能を追加。ハイポジション用、およびメタルポジション用カセットテープの各種再生に対応。
- Aurex TY-ANK1 - Aurexブランドとしては最小サイズとなるシンプルなCDラジカセ。小口径の高出力ネオジウムスピーカーとBluetooth受信機能を搭載。
- TY-CDX9 - ハイポジション用カセットテープの再生(メタルポジション用カセットテープ再生時は先述のAurex TY-AK1の注釈参照)に対応。
- TY-CDK9 - ハイポジション用カセットテープの再生(メタルポジション用カセットテープ再生時は先述のAurex TY-AK1の注釈参照)に対応。
- TY-CDK8
- TY-CDX7
- TY-CDH7
- TY-CDS7
- TY-CK2
- TY-CWX80
- TY-CDK7
- TY-CDS6
- TY-CK1
- TY-CK4
- TY-CDS5
- TY-CDK5
- ワイドFM対応CDダブルラジカセの2020年時点での最新モデルは、2020年に販売開始された出力3.0W+3.0WのTY-CDW990[27]。
- TY-CDM1 - 東芝史上最小のCDラジカセ
- TY-XKR1 - 東芝エルイートレーディング(TLET)が開発・製造した一連のラジカセとしては初のモノラルタイプの機種。純粋なモノラルラジカセでありながら、録音/再生用磁気ヘッドには既存のステレオラジカセ用の4トラック・2チャンネル録音/再生用磁気ヘッドが搭載されており、また、イヤホン端子と外部入力端子にはそれぞれ3.5mmステレオミニジャックが採用されている。
ソニー(初代法人。現・ソニーグループ) → ソニーマーケティング → ソニー(2代目法人)編集
- エナジーシリーズ - セパレート型ラジカセは「エナジースリーラン」
- スタジオシリーズ - CF1980等、ミキシング機能のついたもの。
- TV SOUND(ティーヴィーサウンド) - テレビ音声チューナー内蔵。
- ZILBA'P(ジルバップ)
- SIR-Ⅲ(サー・スリー) - デッキ部に業界初のフェザータッチ・オぺレーション(フルロジック・コントロール)を採用し、更にデジタル表示方式(ただし、シンセサイザー方式ではない)によるFM/AMアナログチューナーや内蔵されているデジタル時計と連動させたタイマースタンバイ録再機能を採用した上級志向の高機能型ステレオラジカセ。ドルビーBタイプ録再・ハイポジション(クロムポジション)/フェリクロムポジション録再に対応。
- Sneaker(スニーカー) - 廉価系モノラルラジカセ。
- MUSICAN(ミュージカン) - コンパクトな縦型ラジカセ。
- XYZ(ジィーゼット) - 後にカーナビゲーションシステムの商標に転用された。
- Metal365(メタルサンロクゴ) - その名の通りメタルテープ録再に対応(ただし、ハイポジションは録音に対応せず、再生のみ対応)したステレオミニラジカセ。
- AC/DCコンポ
- STEREO CUBLIC(ステレオ・キューブリック) - スピーカーシステムが上下90°回転可能且つ着脱可能な3ピース型コンパクトステレオラジカセ。
- STEREO CHORDMACHINE(ステレオ・コードマシン) - コード演奏&リズムマシン機能を搭載した電子楽器風ステレオラジカセ。
- DoDeCaHORN(ドデカホーン) - CDラジカセは「ドデカホーンCD」。型番は当初CFSで始まったが、「ドデカホーンCD」発売後はCDプレーヤー非搭載機も含め全てCFDで始まり、その「D」はドデカホーンの意。なお、シリーズ終売後、この型番は普及価格帯のCDラジカセに再利用された。(「D」はディスク、すなわちCDの意)
- PRESH(プレッシュ) - 従来のCDラジカセの常識(丸みを帯びたフォルム)を覆した、コンパクトなスクエア型デザインの大人向け“パーソナルCDシステム”。CCCRシステム搭載により、幅480mmを実現。初号機はCFD-K10であったが、2号機以降ではZSの型番が使われた。加えて2号機以降はコンパクトサイズを犠牲にせずスピーカーボックス容量を稼ぐ為、AC電源専用となった。発売当時、比較的コンパクトなサイズのCDラジカセでありながら低価格帯のミニコンポをも凌ぐ優れた高音質が売りであったため、レコーディングスタジオ用のモニター用パーソナルオーディオシステムとして一定の評価があった。
- SONAHAWK(ソナホーク) - CCCRシステム搭載により、ダブルデッキモデルで幅480mmを実現。付属(一部機種ではオプションSWV-1、ZS-66は本体一体)のジャイロステージにより、電動で左右15度(ZS-66は25度)、上15度、下5度(ZS-66は上下可動なし)本体が可動する。ZS-8ではさらに進化したスーパージャイロステージを搭載し(スーパージャイロステージのオプション設定はなし)、(リモコン信号により)リスナー位置をキャッチし音質、音場を自動調整する。(シリーズ最終モデルであるZS-70/607はジャイロステージ非搭載、オプションSWV-1にも非対応)
- CELEBLITY(セレブリティー)
- Dr.CHANGER(ドクターチェンジャー) - 3枚CDチェンジャー、光デジタル出力端子を搭載し、更にAMステレオ放送に対応。ソナホークの実質的な後継。型番は本シリーズに限りZSXが与えられた。なお、ZSX-7000はダブルカセットデッキ仕様、ZSX-5000はシングルカセットデッキ仕様となっており、双方共に一連のソニーのCDラジカセとしては最後のドルビーBタイプ録再・メタルテープ録再対応機種でもあった。
- Wキッド
- 050(ゼロハン)- WA-11はモノラル録再対応、WA-33はステレオ録再対応、WA-55はステレオ録再対応のほか、ワンポイントステレオマイクを搭載。またシリーズ最上級モデルのWA-77はワンポイントステレオマイクの搭載を見限る代わりにオートリバース再生に対応させた。
- YOKOHAMA(ヨコハマ) - シリーズの上級モデルはオートリバース録再・ドルビーBタイプ録再・メタルテープ録再に対応(ただしハイポジションテープは再生のみ対応)していた。
- DEGITABLE(デジタブル) - 平面型APM振動板を用いたフルレンジスピーカーを搭載した高音質タイプのミニラジカセ。ドルビーBタイプ録再・メタルテープ録再対応(ただしハイポジションテープは再生のみ対応)。
- MD Link(MDリンク) - 光デジタル出力、ライン入出力端子搭載(MDシステムではない)。ハイポジションテープ録再対応(メタルテープは再生のみ対応)。ダブルデッキモデルは初号機ZS-D1のみ。同機のデザインはソナホークに類似しているので、むしろこちらの方がソナホークの実質的な後継ともいえる。本シリーズ終売後、型番ZSはCDラジオに用いられている。
- MD Link Plus(MDリンクプラス) - 上記端子に加えMDコントロール、DCアウト端子も搭載。MDウォークマンの制御、充電が可能。バーティカルローディングCDトレイ初搭載。
- MDIO(エムディオ) - MDシステム。型番ZS-Mはシリーズ終売後も継続使用された。
- ザ・たんぱ録音ラジカセ - 日本短波放送と共同開発。ラジオたんぱの他AMも聴け、タイマーを内蔵しているので留守録もできる。愛称「株・録ラジカセ」。
- My First Sony(マイファーストソニー)- 初めて音響機器に触れる9歳以下の子供のユーザーを対象としたシリーズ。
- widdit - ストリート向けポータブルオーディオのシリーズでありCDラジカセもラインナップされていた。CDラジカセとしては異例の「10秒音飛びガードメモリー」搭載。
- CFD-S70 - 2016年発売開始。ワイドFMに対応し、ステレオ音声による外部入力端子(3.5mmステレオミニジャック)を装備したシンプルかつベーシックなCDラジカセ。
- CFD-S401 - 2017年発売開始。ワイドFMに対応し、フルロジックコントロールによるカセットデッキを搭載したCDラジカセ。上記のCFD-S70同様、ステレオ音声による外部入力端子(3.5mmステレオミニジャック)を装備している。
アイワ(秋田県・十和田オーディオ)編集
- 2017年秋にワイドFM対応CDラジカセを発売、[28]と報じられたが通販サイトにその類の表示が見られず、販売が冬にずれこんだ。2018年に専用サイトの閲覧も可能になり、若干のデザインの改定を経て販売されている。[29]
クマザキエイム編集
小泉成器編集
- SOUNDLOOK(サウンドルック)
Rhino Products編集
- CCR-17W - 2017年にCDダブルラジカセを新規開発したが、販売終了。
廣華物産編集
- WINTECH(ウィンテック) - 2015年にCDダブルラジカセを新規開発したが、開発終了。
- MateStar(メイトスター) - 中国大手ファクトリーメーカーブランドであったが、Wintechに統合。
山善編集
- Qriom(キュリオム) CDラジカセ YCD-C600
ホノベ電機編集
- BOOS CDラジカセレコーダー
とうしょう編集
- T-CDK705 かんたん速度調整機能付きCDラジカセ
ドウシシャ編集
オーム電機編集
- AudioComm(オーディオコム)
TEES編集
- TS-CD838-BK
ベジタブル編集
- GD-CD350
ANABAS編集
- CD-C500
- CD-C300 - インテリアとの調和を目指したモデル。
Touch編集
- TC-DR2AT
FIFTY編集
- DSCD-390 - 2017年でワイドFMに対応。
- DSCD-350 - マイク機能のないモデル。
シィー・ネット編集
- CRXM01WH
STAYER編集
- AZCCA-BK, AZCCA-BL, AZCCA-RD
アズマ編集
- CD-50-S
ヒロ・コーポレーション編集
- HKM-01 ワイドFM対応。
CICONIA編集
- TY-1709 Bluetooth対応。
derectvue編集
- DCRC50W[32]
GRAMOLUX編集
- CRC02 BK
FUZE編集
- CDRC4W - CD・AM/ワイドFMラジオカセットプレーヤー
ラジカセ生産から撤退したメーカーおよびそのブランド名編集
アイワ(初代法人。現・ソニー〈二代目法人〉)編集
- CARRY COMPO
- STRASSER(シュトラッサー) - ミニコンポとシリーズ名を共用。
- ターボソニック
- フットワーク
オンキヨー(2代目法人以前。後のオンキヨーホームエンターテイメント→オンキヨーテクノロジー/ティアック)編集
- ZAC55(ザック ゴーゴー) - 同社ではセパレート型ラジカセのことを「デスクトップコンポ」と名乗っていた。
ケンウッド(現・JVCケンウッド)編集
- WOODSTOCK(ウッドストック) - ミニコンポとシリーズ名を共用。
- RAMPAGE(ランページ) - 2010年12月に最終機種である「MDX-L1」の生産が終了し、消滅した。
三洋電機編集
- U4 - 通称「おしゃれなテレコ」
- V2 - 上記のU4シリーズ同様、通称「おしゃれなテレコ」で親しまれた
- BiG BEN(ビッグベン)
- (Σ)ZooSCENE(ズシーン) - CMにボン・ジョヴィを起用していたことでも有名。1988年当時ボン・ジョヴィは三洋のAV機器のキャラクターでもあった。1989年にはホイットニー・ヒューストンを、1990年には今井美樹を起用。
- (S)ZooSCENE(エス・ズシーン) - 後述するプリミエールの前身となるコンパクト系CDラジカセのブランド。
- primaire(プリミエール)- Sズシーンの後継ブランドだが最上級機種に限りドルビーBタイプNR・メタルテープ録音・電動パネル・CDチェエンジャー機能・サイトリックスコーンスピーカー[33]を搭載。
- ROBO(ロボ) - 先述のMy First Sony同様、カラフルな知育玩具を意識した9歳以下の子供を対象としたラジカセ。電子貯金箱までラインナップされていた。
- CD POT(CDポット)
鳥取三洋電機(現・三洋テクノソリューションズ鳥取)編集
- FISHER(フィッシャー) - かつてU4シリーズを海外向けに「FISHER」ブランドを冠していた。もともとはアメリカの電機メーカー「エマソン・エレクトリック」傘下の高級オーディオメーカーであり、1975年に三洋電機が買収し、海外専用ブランドとしてオーディオ製品を販売していた。
シャープ編集
- THE SEARCHER(ザ・サーチャー) - 縦置きラジオカセットでは初のWデッキ採用。シングルカセット採用機種のGF-8Sには当時数少なかったシンセサイザーチューナーを搭載していた。
- AUTO DISC(オートディスク) - 日本初のレコードプレーヤー内蔵ラジオカセット。レコード再生にオートリバース機構を採用しコンポ型も同じシリーズ名である。
- SEGNO(セグノ) - ヤマハとの共同開発品、同社のASTシステムを搭載。最上位機種にはタッチパネル液晶を装備。
- TWINCAM W(ツインカムダブル) - 1つのスロットにカセットテープを2本装填し、それぞれのテープリールを同じ回転軸で駆動。
- MD studio(MDスタジオ) - ミニコンポとシリーズ名を共用(2003年5月発売のMD-F350をもってシリーズ展開終了。以降の機種は下記のAuviシリーズとして発売された)。
- Auvi(アウビィ) - ミニコンポ、ポータブルMDとシリーズ名を共用(2006年発売のSD-FX33をもってシリーズ展開終了。2022年現在、シャープはオーディオ事業から事実上撤退している)。
- DIGITURBO(デジターボ)
NASA通信編集
- NASA1200GX DJ573 - シャープのOEM。
日本コロムビア、もしくはDENON(デンオン)(現・デノン コンシューマーマーケティング)編集
- GARO(ガロ) - 同名のフォークグループの曲がCMに起用されていたことがあった。
- Beat Boy(ビートボーイ)
- DOing(ドゥーイング)
日本ビクター(現・JVCケンウッド)編集
- ラジオカセッター(RCシリーズ)
- レポ - 同社のカセッター(カセットテープレコーダー)と商標を共有。
- CELLUAR(セルラ) - 同社のFM/AMラジオと商標を共有。
- 録介(ロクスケ)- VHF/UHFのTVチューナーを搭載。
- ステレオカセッター(同RCシリーズ)
- STEREO(ステレオ)
- スペクテーター
- BIPHONIC(バイホニック)
- BILBO(ビルボ)
- メタルカセッター(RC-Mシリーズ) - メタルテープの録音・再生に標準対応したステレオカセッター(ステレオラジカセ)のシリーズの総称。
- P-COMPO(ピーコン・PCシリーズ) - 3電源に対応した可搬型セパレートミニコンポであるが、そのコンセプト上、先述のアイワのキャリーコンポ同様、セパレート型ラジカセとみなすことができる。
- √2(ルート2) - 上記のP-COMPOのWカセット版シリーズ。
- CDean(シーディーン)
- CDian(シーディアン)
- CDioss(シーディオス)
- G-HORN(ジーホーン)
- SLENDY(スレンディ)
- DRUM CAN(ドラムカン)
- Sound Rocket!(サウンドロケット)
- MD CREATION(MDクリエイション) - ミニコンポとシリーズ名を共用。
- Clavia(クラビア) - 一般市場向けは2015年までに全て生産終了。教育市場向けの「RC-QS21」のみ2016年頃までに生産終了。
日本マランツ(現・マランツコンシューマーマーケティング)編集
- STANDARD(スタンダード)- 前身のポータブルラジオメーカー「スタンダード工業」のブランド(1975年まで)。
- SUPERSCOPE(スーパースコープ) - 日本マランツの当時の親会社の名前。日本初のダブルカセット、日本初の3ヘッド搭載機など。
- unix(ユニックス) - 1980年代初頭に採用していたブランド。
- marantz(マランツ) - 一部の大型機にのみ採用(高級ブランドと位置づけていたため)。これらはいずれもブランド名であり、特にシリーズ名は持っていなかった。
パイオニア (ホームAV機器事業部。後のパイオニアホームエレクトロニクス→オンキヨー&パイオニア→オンキヨーホームエンターテイメント→オンキヨーテクノロジー/ティアック)編集
- MultiBoy(マルチボーイ)
- Runaway(ランナウェイ) - ステレオラジカセ。CMソングにデビュー当時のシャネルズを起用していた。
日立製作所(現・日立コンシューマ・マーケティング)編集
- Lo-D(ローディー)[34]
- PERDiSCO(パディスコ) - CD無し。ヘッドホンステレオ内蔵機種(アイワからのOEM)も存在した。
- CDロードジム - CD付き。EDITBORG登場後は欧米向け専売機種に。
- EDITBORG(エディットボーグ) - CD付き。全機種他メーカーからのOEM、および韓国Goldster(現LG)との共同開発・生産委託製品。
- 見聞録(けんぶんろく) - 白黒テレビ(機種によってはカラーテレビ)付き、いわゆるラテカセ。
ブラザー工業編集
三菱電機編集
ヤマハ(現・ヤマハミュージックジャパン)編集
- TIFFANY(ティファニー) - ASTシステム搭載。ミニコンポ、ポータブルCDプレーヤーとシリーズ名を共用。また、本体部(のデザイン)もミニコンポと共用。全機種AC電源専用、かつダブルカセットで、重量があるのでハンドルは2本装備。スピーカーは(付属ホルダーを付属スピーカーにビス止めすることで)本体と一体化でき、また、ワンタッチで分離もでき、AST-C25/15では別売りのスタンドにスピーカーを固定して床置き(スピーカーは宙に浮く)することもでき、真のレイアウトフリーを(ラジカセで)実現している。AMは付属ループアンテナ(本体背面装着済・可動式)で受信。全機種TV(アナログ)音声チューナー(全チャンネル(1~62ch)・ステレオ音多対応)搭載。AM、FM共に外部アンテナにも対応。なお、ASTシステムを搭載している都合上、付属以外のスピーカーは使用できない。(専用プラグの為、物理的にも接続不可。)
松下電器産業 → パナソニック(初代法人。現・パナソニック ホールディングス)編集
- RQシリーズ
- The 3(ザ・サード) - スピーカー着脱式。全機種がメタル録再対応のほか、RX-C45を除くほとんどの機種がドルビーBタイプNRに対応しており、このうち上級機種に限り録再ヘッドにはラジカセ用としては贅沢なアモルファス録再ヘッドが搭載された。更に小型化したThe 3Mini(ザ・サードミニ、RX-C50)やドルビーBタイプNRの搭載を見限る代わりに録再対応5素子グラフィックイコライザーを搭載したThe 3グライコ(RX-C45)も存在。本コンセプトはCDラジカセRX-E250に引き継がれた。
- STATION(ステーション)
- Kangaroo(カンガルー) - ヘッドホンステレオ内蔵式。
- RIDDIM VOX(リディムボックス) - パーソナルPAシステム。ギターやベースを直接接続できる。
- SPATIALIZER(スペシャライザー)
- MUSIC STATION(ミュージックステーション) - DCC/CDシステム。RX-DD1、RX-DD2共にダブルオートリバースデッキモデルで、デッキ1はACC録音/再生(ドルビーBタイプNR搭載)、デッキ2はDCC録音/再生及びACC再生に対応している。(両デッキともオートテープセレクター付きで更にデッキ1はハイポジ/メタル録再にも対応)AC電源専用。なお、テレビ朝日の同名番組とは全く無関係である。
- FDシリーズ
- DTシリーズ - ダブルデッキモデル。バブル期のラジカセで最も人気が高い。発売当初は最上位機種に限りドルビーBタイプNRのみならず、ドルビーCタイプNRを搭載した機種(RX-DT80、RX-DT9/8)も存在していた。DT、EDシリーズは「コブラトップ」「サイバートップ」のブランドが知られている。前者は電動開閉式ディスプレイ、後者はパワーローディングカセット(電動開閉式カセットホルダー)をそれぞれ搭載している。「コブラトップ」には更にバリエーションがあり、音声ガイド「テクノボイス」を併載した「テクノコブラトップ」、(RX-DT909のみ。AC電源・電源「切」かつコブラトップ閉時)センサーに手をかざすとコブラトップが開き、最後に演奏していたソースの再生も同時に始まる「マジカルコブラトップ」(無効設定可・工場出荷時「有効」設定)もあった。また、「サイバートップ」コンセプト(RX-DT901/701)のうち、パワーローディングカセットは先述の「MUSIC STATION」(全機種)のほか、「マジカルコブラトップ」(RX-DT75のみ)やSTシリーズ(RX-ST7/9G)などに引き継がれた。
- DSシリーズ - シングルデッキモデル。DTシリーズ同様、上級機種(RX-DS50、およびRX-DS55/45)に限りハイポジ/メタル録再・ドルビーBタイプNR対応。それ以外の機種はハイポジ録再/メタル再生、もしくはハイポジ/メタル非対応。
- オレッキー - DSシリーズの1つ。イタリア語で「耳」の意味であり、スピーカー部(着脱不可)が象の耳をイメージした形状であることが特徴。RX-DS33、RX-DS36Gの2機種のみのリリースで、前者はマイク入力を持たない代わりにマイクを本体左スピーカー部上部に内蔵し(数少ないマイク内蔵CDラジカセの1機種)、後者はそれを外す代わりにマイク入力と映像出力(音声はテレビに接続不可)を装備、加えてCD部をCD+G対応とすることでカラオケに対応。一見、(本体部が縦長なので)縦型に見えるが、実際はスピーカー部も含めた横幅が高さを超えるので横型に分類される。
- STシリーズ - ダブルデッキモデル。縦型フォルムが特徴。(実際には横幅が高さ(ST5/5Dはコブラトップ閉時)を超えるので横型に分類される)
- EDシリーズ - 国内メーカーのテープセレクター付き(ハイポジ録再に対応するがメタルは再生のみ対応)としては2011年にして唯一の機種であったが、現在すでに生産終了・販売終了済み。
- ESシリーズ
- DDシリーズ - DCC/CDシステム
- MDXシリーズ - MDシステム
- Dシリーズ
- RX-D47 - 先代機種となるRX-D45を基にワイドFMに対応するなどの一部改良が実施された機種。2016年に発売され、2021年7月現在の時点において同社が販売するラジカセ・CDラジカセ類の機種としては唯一の現行機種となっていたが同年8月を以って生産終了、および2022年3月までに販売終了。これにより事実上、同社が生産・販売するラジカセは全て姿を消すこととなり、名実共に53年の歴史に幕を下ろす事となった。
創和編集
- WS-90 - 2016年に高機能ワイドFM対応CDダブルラジカセを開発。国内で唯一ハイスペック路線を継続していたが2018年にはハピネスショップほかの購買サイトそのものが消滅している。
各モデルの表形式の一覧編集
現在整備中の表。
ブランド名 | 型式名 | メーカー名 | ステレオ/モノラルの別 | カセットの数(シングル/ダブル) | CD搭載? | 備考 | 最初のモデルの発売年 | 最終モデル(最新モデル)発売年 | メーカー販売(継続/終了) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Belsona TRT-398 (ベルソーナ TRT-398) | 日立製作所 | (ラジカセ以前の製品)初のトランジスタラジオ搭載オープンリール式テープレコーダ。 | 1963年 | 終了 | |||||
RQ-231 | 松下電器産業(現・パナソニック ホールディングス) | モノラル | シングル | 世界初の2バンドラジオ(FM・AM)式ラジカセ | 1967年12月 | 終了 | |||
TPR-101 | アイワ | モノラル | シングル | 国産初の3バンドラジオ(FM・SW・AM)式ラジカセ | 1968年5月 | 終了 | |||
スタジオ1980 | CF-1980 | ソニー | モノラル | シングル | ミキシング録音機能(音源としてラジオ、テープ、外部マイク、ライン入力から2系統を選択しミックス)。ツーウェイスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター)。FM/AM。70万台というラジカセ史に残る販売台数を記録。[35][36] | 1974年 | 終了 | ||
スタジオ1990 | CF-1990 | ソニー | モノラル | シングル | スタジオ1980の拡張版。ミキシング録音機能(音源を3系統選択しミックス可)。2ウェイスピーカー(20cmウーファー + 5cmツイーター)。FM/SW/MW。[37] | 1976年 | 終了 | ||
SONAHAWK(ソナホーク) | ソニー | ステレオ | ダブル | CD | 1990年 - 1995年 | 終了 | |||
メタルカセッターM70 | RC-M70 | 日本ビクター(現・JVCケンウッド) | ステレオ | シングル | 業界初のメタルポジション用カセットテープの録音・再生に対応した大型ステレオラジカセ。録音/再生・消去用の各種磁気ヘッドに同社の高級クラスのカセットデッキにも採用されたセンアロイ(SA)ヘッドを搭載。ワウ・フラッター0.07%(WRMS)を達成し、前後10曲の自動頭出し選曲やマイクミキシング録音・再生機能。針式左右独立VUレベルメーター。2ウェイステレオスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター×2)。総合実用最大出力20W(10W + 10W)。FM/AM。 | 1979年9月 | 終了 | ||
メタルカセッターM60 | RC-M60 | 日本ビクター(現・JVCケンウッド) | ステレオ | シングル | メタルポジション用カセットテープの録音・再生に対応した大型ステレオラジカセ。録音/再生・消去用の各種磁気ヘッドに同社の高級クラスのカセットデッキにも採用されたセンアロイ(SA)ヘッドを搭載。2モーター・フルロジックメカニズムを採用し、ワウ・フラッター0.06%(WRMS)を達成。針式シングルレベルメーター(ただし、録音時のみ)。2ウェイステレオスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター×2)。総合実用最大出力6W(3W + 3W)。FM(ワイドバンド対応)/AM。このほか、本機のオプションとして有線接続によるリモートコントローラー(リモコン)からの遠隔操作も可能だった。 | 1980年2月 | 終了 | ||
メタルカセッターM80 | RC-M80 | 日本ビクター(現・JVCケンウッド) | ステレオ | シングル | メタルポジション用カセットテープの録音・再生に対応した大型ステレオラジカセ。録音/再生・消去用の各種磁気ヘッドに同社の高級クラスのカセットデッキにも採用されたセンアロイ(SA)ヘッドを搭載。2モーター・フルロジックメカニズムを採用し、ワウ・フラッター0.055%(WRMS)を達成。ボルテージ式FM/AMシンセサイザーチューナー。2ウェイステレオスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター×2)。総合実用最大出力12W(6W + 6W)。このほか、本機のオプションとして有線接続によるリモートコントローラー(リモコン)からの遠隔操作も可能だった。なお、メタルカセッターシリーズとしては唯一、レベルメーターを装備していない。 | 1980年6月 | 終了 | ||
メタルカセッターM50 | RC-M50 | 日本ビクター(現・JVCケンウッド) | ステレオ | シングル | メタルポジション用カセットテープの録音・再生に対応した中型ステレオラジカセでメタルカセッターシリーズの最廉価版として位置づけられた機種。録音/再生用磁気ヘッドに同社の普及クラスのカセットデッキにも採用されたメタパーム(ハードパーマロイ)ヘッドを、消去用磁気ヘッドに2ギャップ・フェライトヘッドをそれぞれ搭載。ワウ・フラッター0.12%(WRMS)。LED式シングルレベルメーター。2ウェイステレオスピーカー(16cmウーファー + 5cmツイーター×2)。総合実用最大出力12W(6W + 6W)。FM(ワイドバンド対応)/AM。 | 1981年6月 | 終了 | ||
メタルカセッターM90 | RC-M90 | 日本ビクター(現・JVCケンウッド) | ステレオ | シングル | メタルポジション用カセットテープの録音・再生に対応した大型ステレオラジカセ。一連のステレオラジカセとしては唯一のANRS(ドルビーBタイプNR)/Super ANRSノイズリダクションシステムを搭載しているほか、録音/再生用磁気ヘッドに同社の普及クラスのカセットデッキにも採用されたメタパーム(ハードパーマロイ)ヘッドを、消去用磁気ヘッドにセンアロイ(SA)ヘッドをそれぞれ搭載。2モーター・フルロジックメカニズムを採用し、ワウ・フラッター0.05%(WRMS)を達成。針式左右独立VUレベルメーター。2ウェイステレオスピーカー(20cmウーファー + 6.5cmツイーター×2)。総合実用最大出力30W(15W + 15W)。FM(ワイドバンド対応)/AM。このほか、本機のオプションとして有線接続によるリモートコントローラー(リモコン)からの遠隔操作も可能だった。 | 1981年8月 | 終了 | ||
おしゃれなテレコ U4 | 三洋電機 | ステレオ | シングルまたはダブル | (ごく一部の機種にCD搭載モデルあり) | 1979年 - 2009年 | 終了 | |||
ACTAS(アクタス) | 東京芝浦電気(現・東芝) | モノラル | シングル | 1973年 - 1978年 | 終了 | ||||
ACTUS BOMBEAT | 東京芝浦電気(現・東芝) | ステレオ | シングル | 1977年 | 終了 | ||||
BOMBEAT(ボンビート) | 東京芝浦電気(現・東芝) | ステレオ | シングル | 1978年 - 1984年 | 終了 | ||||
SUGAR(シュガー) | 東芝 | ステレオ | シングルまたはダブル | 1984年 - 1989年 | 終了 | ||||
SUGAR CD | 東芝 | ステレオ | シングル | CD | 1986年 - 1988年 | 終了 | |||
CD WORKS(シーディーワークス) | 東芝 | ステレオ | シングル | CD | 1987年 - 1990年 | 終了 | |||
CUTEBEAT(キュートビート) | 東芝ライフスタイル | ステレオ | シングル | CD | 2006年 - 2014年 | 終了 | |||
Aurex TY-AK1 | 東芝ライフスタイル | ステレオ | シングル | CD | 世界初のハイレゾ音源対応CDラジカセ。SDカードおよびUSBメモリ対応。[注釈 4] | 2018年3月 | 終了 | ||
Aurex TY-AK2 | 東芝ライフスタイル | ステレオ | シングル | CD | 上記のTY-AK1のリファイン版にあたるハイレゾ音源対応CDラジカセ。基本的な機能はTY-AK1から継続されているが、新たにBluetoothインターフェース(受信のみならず送信にも対応)が追加された。また、カセットデッキ部分はTY-AK1と異なり、ハイポジション用カセットテープのみならず、メタルポジション用カセットテープの再生にも標準で対応となった。 | 2020年10月 | 継続中 |
関連項目編集
関連文献編集
- ニッポンラジカセ大図鑑 出版社:standards ISBN 978-4866360676
- ラジカセのデザイン! 増補改訂版 出版社:立東舎 ISBN 978-4845628056
脚注編集
- ^ 当時のテレビの外部出力端子はイヤホン端子のみが大半で、これは通常イヤホンを差し込むと同時スピーカーからの音が遮断される仕様になっている。RCA端子の装備はビデオデッキの普及以降である。
- ^ 当時はラジカセが販売されている場所は主に各メーカーの系列販売店、各街の個人経営の小さな電気店(個人の住宅の一部分を店舗にリフォームした小さな店舗)であり、たとえば「松下電器のお店」「東芝のお店」「日立のお店」などで、この小さな小さな店舗の中に照明器具・掃除機・テレビなどをわずかな点数ならべて販売しており、対面方式で販売し、多くの商品が店頭には無くて店主と相談してカタログ注文方式でメーカーから「取り寄せ」するような状態だった。ラジカセ用の外部入力接続コードは店舗になかったり、あったとしても店頭に見えるように並べていないことも多く、一般大衆ではこうした接続コードというものがこの世に存在しているということに気づいていない人々も多かった。
- ^ ただし、デジタルチューニングタイプのものであらかじめテレビの1-3chの周波数 (95.75, 101.75, 107.75MHz)のみにプリセットされたものは受信不可[19]。
- ^ SDカードやUSBメモリーへ保存した、最高192kHz/24bitのハイレゾ音源ファイル(FLAC、WAV)を再生可能。CDやアナログカセットの各音源をそれぞれデジタル処理でアップサンプリング化してハイレゾ相当の音質に拡張する機能を備えている。また、カセットデッキ部分は基本的にノーマルポジション用カセットテープの録音・再生に対応しているがハイ(クローム)ポジション用カセットテープは再生時に限り対応する
- ^ ただし1980年代後半や1990年代など、ラジカセが大型化した時代には、大き重すぎて実際には持ち運びが困難な機種も多かった。
- ^ その後、パイオニアはホームAV機器事業は全てオンキヨー&パイオニア→オンキヨーホームエンターテイメント〈2022年5月経営破綻済み〉を経てオンキヨーテクノロジー〈製造元〉/ティアック〈発売・販売元〉へ移管
- ^ 実際は英語としては間違った意味や言葉であり、英語の母語話者はラジオカセットレコーダー全般のことを「デッキ」とは呼ばない。テープレコーダー全般を指して「デッキ」と呼ぶと和製英語になってしまう。しかもこの世代以外は全く使わないという独特の和製英語である。
- ^ www.radiomuseum.org「TRT-398」
- ^ 日本ラジオ博物館「FM放送の始まり」
- ^ ビデオ工房「RQ-231」
- ^ sts.kahaku.go.jp「TPR-101」
- ^ コンパクトカセット+FM SW AM 3バンドラジオ式
- ^ [1]。ただし当時はまだ「ラジカセ」という商品カテゴリはまだ確立してはおらず、2社はともかく何かしら売れる商品を生み出したくて新しい組み合わせの新規商品として売り出していただけなので、2社のいずれも「初代ラジカセ」といったような意識はなかったようである。(参考サイト : コラム、ラジカセ考察)
- ^ スタジオ1980 IIと書いて「スタジオ いちきゅうはちまる マーク・ツー」と読む。このラジカセが発売となった当時の日本では、トヨタ自動車の「コロナ・マークII」がとてもよく売れており、自動車の車種に限らず、さまざまな製品の改良版・進化版を「○○○ マーク II」と命名することがそれなりに流行していて、個人が作った手作りのものですらそれを改良するとすぐに仲間内で「○○○ マークツー」と呼んで楽しむことが行われていた。つまり当時としては新しい、流行の表現である。(現在の言語感覚でいえば「○○○○ バージョン 2.0」と呼ぶような感覚に近い)。
- ^ 当写真のjpegファイルのファイル名は「CF-1980」となっているが、製品右下に小さくCF-1980 IIと書いてある。初代CF-1980はスピーカーのカバーが樹脂製であり、もう少し黒い部分が多い[2]。
- ^ ゴールデン横丁レトロラジオ・ラジカセ館「CF-1980Ⅱ ソニー - モノラルラジカセの完成形との呼び声も」
- ^ 当時の市場の状況(形状、質感、主な製造メーカー など)がおおよそ分かる写真。モノラルの機種と、モノラルでスピーカーを大きくして高音質にした機種と、ステレオで左右にスピーカーがある機種、いずれも販売されていた。
- ^ シャープの「THE SEARCHER W XL808」(型式:GF-808(@SHARP_JP のツイートより))だった。
- ^ なおパナソニック(松下電器産業)からはトリプルラジカセも発売されたが、高価格化や海賊版テープ作成の容易化などで苦情が殺到し、わずか1機種が短期間販売されたのみであった。
- ^ たとえばラジオ部分を見ると、一時期はVHFの全チャンネルだけではなく、UHFの全チャンネルが受信できる機種や、さらにそれらテレビの音声多重放送に対応したタイプまで製造・発売されていたこともある。
- ^ 参考情報
- ^ これにもラジオや外部端子を利用した自然音録音機能が搭載されるモデルが多い。
- ^ 地上アナログテレビ放送終了に関するお知らせ | ラジオ(ソニー)・ワイドFM・Q.手持ちのラジオでワイドFMを聴けますか。(日本の総務省)
- ^ “AudioComm USBメモリ対応 ステレオラジオカセットレコーダー 品番07-9725”. www.ohm-electric.co.jp. オーム電機. 2020年3月5日閲覧。
- ^ 注 - 当時この世代は新人類と呼ばれた。
- ^ a b c d e f g h i j “懐かしいラジカセ展 若い世代も関心”. NHK NEWS WEB. (2017年8月2日) 2018年9月1日閲覧。
- ^ a b c d e “最新のカセットテープ再生機4選”. kakakumag.com. (2017年11月7日) 2018年9月1日閲覧。
- ^ 若者の世代名をつけることは、しばしば行われるが、現在は「Z世代」という。
- ^ また、メタルポジション用カセットテープを再生する場合はカセットテープ上面の中央部分にある2つのメタルポジション用カセットテープ専用の自動式テープセレクター認識用検出孔をセロハンテープで貼って塞ぐ事により再生可能となる(ただし、後述する後継機種のTY-AK2ではメタルテープを再生する場合、メタルテープ専用の自動検出孔を塞ぐことなくそのまま再生可能)。
- ^ “カセットでもハイレゾ相当の音質を再現できる、CDラジオカセットレコーダー発売”. tlet.co.jp. (2018年3月12日) 2018年9月1日閲覧。
- ^ “東芝、キーコントロール機能を搭載したCDラジカセ「TY-CDW990」「TY-CDX91」”. news.kakaku.com. 価格.com (2020年6月11日). 2020年6月18日閲覧。
- ^ 外部リンク
- ^ 外部リンク
- ^ “カラオケCDダブルラジカセ 【WUTA(ウータ)】」”. www.kumazaki-aim.co.jp. クマザキエイム. 2021年5月16日閲覧。
- ^ “MP3も再生出来る簡単操作のシンプル・ラジカセ”. www.kumazaki-aim.co.jp. クマザキエイム. 2022年11月10日閲覧。
- ^ ラジオCDカセットプレーヤー 2018年7月27日閲覧
- ^ 米のもみ殻由来の有機物を配合したコーン紙を用いたスピーカー。
- ^ 一時消滅したが、現在は日立製作所の子会社である日立コンシューマ・マーケティング・リビングサプライ社から発売している。
- ^ [3]
- ^ [4]
- ^ [5]