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アイワ (aiwa) は2017年現在、十和田オーディオが中心となって率いるオーディオ・ビジュアル (AV) 機器ブランドである[1][2][3]

アイワブランドロゴの変遷
〜1991年
1991年〜2003年
2003年〜2008年
2017年〜

社歴編集

アイワ株式会社は、かつて同ブランドのオーディオ機器を製造していた企業(後述)。1969年(昭和44年)に業績不振によりソニーのグループ会社となった。

その後、再度の業績不振で2002年平成14年)にソニーに吸収合併され、アイワはソニーの1ブランドとなり、2008年(平成20年)に終息した。

時を経て、2015年にアメリカでアイワブランドが復活。(後述2017年4月11日には日本でアイワの商標の使用権を取得した十和田オーディオが新たにアイワ株式会社を設立し[4]、同年12月にCDラジカセ等を発売[5]

2019年1月現在はCDラジカセ・CDラジオデジタルレコーダー・液晶テレビ・短波ラジオ(ワールドバンドレシーバー)等が販売されており、今後もBluetoothスピーカーの発売ほか、順次ラインナップを拡大[6]

「アイワ」という単語はアラビア語エジプト方言で"yes"(はい)の意味であるので、エジプトなどの中東一部地域ではソニーよりも知名度が高いという[6]

中国語では「愛華」と表記する。発音はài huá。中国を愛するという意味も含み、ヘッドホンステレオなどが中国大陸で人気が高かった。

安価なわりに高品質で耐久性が高いことから、学生や低所得層には絶大な人気があり、アジアでも高い市場占有率を誇った。

2008年にいったん一度ブランドが終息したものの、冒頭に記載したとおり、2015年から一部海外で、2017年からは国内を中心として、段階的に復活している(より詳細な内容は副節#ブランド復活#年表などを参照)。

社史編集

アイワ株式会社(初代法人)編集

アイワ株式会社(初代法人)
AIWA CO., LTD.
 
種類 株式会社
市場情報 非上場

東証1部 6761
1975年5月 - 2002年9月24日
本社所在地   日本
110-8710
東京都台東区池之端1丁目2番11号(2002年3月末)
東京都千代田区神田錦町3丁目26番(消滅時)
設立 1951年(昭和26年)6月20日
(愛興電気産業株式会社)
代表者 大曽根幸三(会長)
森本昌義(社長)
資本金 331億1,187万円
従業員数 連結:1114人
決算期 3月31日
主要株主 ソニー株式会社 100%(消滅時)
特記事項:※注記なき項目は2002年3月末時点。
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XK-S7000
(カセットデッキ・1991年発売)

1951年昭和26年)に愛興電気産業株式会社の名で創立。昭和34年(1959年)にブランド名アイワを社名にした。

1966年には日本初の国産コンパクトカセットレコーダ(TP-707P)を発売。

末期のアイワブランドからは考えられないような高級オーディオも製造し、ヴェロシティマイクロホンなどはNHKに用いられた。

BTS1級のDM68、国会で用いられたDM99等名機を生んだ。特にバブル絶頂期に発売された高級カセットデッキ(機種名:XK-****など)は音質面でもすぐれており、ダイレクトドライブ(DD)モーター搭載機種だと現在でも大規模な修理をする必要も少ない[注 1] ため今世紀に入っても人気が高い。

またドルビーC、およびドルビーSもこのような上位機種に世界初として搭載された。(例・前者がAD-FF8、後者がXK-S9000、およびXK-S7000

1980年代にはヘッドホンステレオ「カセットボーイ」を発売、当時のミニ独立国ブームに乗って「カセットボーイ共和国」なる企画も展開した。

カセットボーイシリーズではAMラジオFMラジオ・TV音声チューナー付きや、中にはタイマー録音も出来るハイスペック機種(HS-JX30/JX50/EX50/JX70/EX3000/JX929)や、ゴールドモデル(HS-JX50)を発売するなど、他社との差別化を図った。

ヘッドホンステレオはKENWOOD、NEC、A&D(赤井電機)、日立製作所にも一部OEM供給された。一時は船井電機よりOEM供給を受け、ホームベーカリー「パン工場AHB-15」等、調理家電も販売。

コンシューマー向けDATデッキXD-001(ポータブル型HD-S1/X1)を日本で初めて発売したのもアイワだった。(デッキはEXCELIAブランド、ポータブル及びミニコンポサイズデッキXD-S260はSTRASSERブランドでポータブルDATのHD-S1はSCMS規格対応)ベータ方式のAVimax(アビマックス、のちVHS方式も)のビデオデッキ製造にも参入。

オーディオメーカーらしく音質の高さをアピールし、TVチューナー分離型などユニークな商品も発売した。併せて、ソニーブランドのベータデッキの製造等も行っていた(宇都宮事業所)。

当時のアイワ製品は全般的にコスパが良く、一定数存在する「アンチ大手メーカー」ユーザーを取り込む事にも成功している。

アマチュア無線を用いたパソコン通信の一種であるパケット通信用インターフェース「APX-25」、ターミナルノードコントローラの製造販売にも参入し、後に販売される通信用モデム市場を築いた。

また、「AIWA」以外に、高級オーディオ向けの「EXCELIA(エクセリア)」とゼネラルオーディオ向けの「STRASSER(シュトラッサー)」の2つのブランドを展開していた。

1990年代には、NIFTY-ServePC-VANに代表されるパソコン通信が流行、それに伴い通信用モデムの需要が増し、オムロンサン電子と激しいシェア争いを繰り広げた。

この頃から、他社よりも安くコスパの良いミニコンポテレビデオを大量に海外生産し、大手家電量販店にて大量販売しアイワは売上を伸ばしていった。

ラインナップ拡充の為、車載可能な「10型ブラウン管テレビデオ」に関しては、当時ホームセンター販売が主流だったオリオン電機から調達し販売していた。

1992年AMステレオ放送が開始されると、ソニーとともに積極的にAMステレオ対応機種を発売したが実際にはソニーよりも膨大な数のAMステレオ対応機を世に送り出した。 AMステレオ対応ポケッタブルラジオCR-D60は爆発的なヒットとなり、一時期販売店にて品薄が続き「伊集院光のオールナイトニッポン」ではリスナーからCR-D60及び他社のAMステレオ対応ポケッタブルラジオの在庫状況を知らせる等のコーナーがあった。

ミニコンポ、ラジカセはもちろん上記カセットボーイシリーズでもAMステレオ対応機種(HS-RX626/RX727/JX828/JX929等)を発売したことがある。

1995年Windows95が発売され、インターネット接続が簡単に行える環境が整い、モデム事業が活況を迎える。

1990年代、一気に市場を作り上げリードし安泰に乗り切ってきたが、新市場の創造創出が出来ず時流に乗り遅れたアイワの先行きは陰りを見せ始めた。

2000年に入り、デジタル・IT化の流れが急速に押し寄せ、アナログ商品主体だったアイワ単独の生き残り策は描ききれなかったうえに、親会社ソニーの不振が決定打となり、ソニーへの合併に至った。

当時のアイワ経営幹部は「最新のデジタルがわかる技術者がたった10人程度しかいなかった」と苦渋の決断を経済誌に語っている。

社名の由来編集

「愛と和(ラブ・アンド・ハーモニー)」の心で品質の優れた使いやすい商品を世界の人々に提供したいとの意味が込められている。

アイワの創業は1951年(昭和26年)で、1959年にそれまで商品のブランド名としていた「AIWA」を社名とした。

歴代社長編集

  • 1946年〜1951年 - 池尻光夫(愛興電機産業社)
  • 1951年〜1969年 - 池尻光夫(愛興電機産業株式会社)
  • 1969年9月〜1981年2月 - 三辺祐介(ソニー出身)
  • 1981年2月〜1987年2月 - 中島平太郎(ソニー出身)
  • 1987年2月〜1990年2月 - 吉田進(ソニー出身)
  • 1990年2月〜1996年6月 - 卯木肇(ソニー出身)
  • 1996年6月〜2000年11月 - 石垣良夫(ソニー出身)
  • 2000年11月〜2001年1月 - 大曽根幸三(ソニー出身)
  • 2001年1月〜法人格消滅 - 森本昌義(ソニー出身)

国内生産・開発拠点及び主要組立サプライヤー編集

  • アイワ岩手株式会社(岩手県紫波郡矢巾町又兵ヱ新田5-15-28)
  • アイワ花泉株式会社(岩手県西磐井郡花泉町金沢上寺袋55)
  • アイワ秋田株式会社(秋田県仙北郡仙北町横堀字佐野92)
  • ポローニア株式会社(岩手県紫波郡矢巾町南矢幅7-96)
  • 宇都宮事業所(栃木県宇都宮市徳次郎町2620)
  • 川口センター(埼玉県川口市飯塚一丁目12-18)
  • テクノロジーセンター(栃木県宇都宮市上戸祭4-1-11)
  • テクノコア浦和(埼玉県浦和市針ヶ谷4-2-20)
  • 宇都宮ロジスティックスセンター(栃木県河内郡上河内村大字高松字宮の下223)
  • 東亜電機
  • タタラ音工
  • 安住電機
  • 東邦電子

合併後編集

ソニーとの合併後、アイワのブランドは一時的にソニーマーケティング株式会社が扱った。

日本国内では低価格のCDラジオ、ラジオ、ラジオカセットレコーダーなどが主力商品であった。特にラジカセとテレビデオスーパーマーケットショッピングモールなどの店舗や売り場の前で使用する商品PR用に大量に使用された(合併前も同様)。

ロゴマークは2002年にソニー株式会社のブランドとなった際に新たに採用したもの。基本的にソニーのロゴマークは併記されていない。

デジタルオーディオプレーヤーでは、ソニー/ウォークマンブランドと異なり、MP3のみ対応のプレーヤーも発売していた。

とはいえMP3CDプレーヤー「XP-ZV1」及びヘッドホン型メモリープレーヤー「AZ-FS256」が発売中止に追い込まれ[注 2]、「HZ-WS2000」および「HZ-DS2000」がHDDを小容量のものに変更して発売されるなど[注 3]、製品トラブルにも見舞われていた。

事業の終息編集

2005年1月21日に発売されたダブルカセットCDシステム「CSD-W330」を最後に新製品の開発は終了。ただし設計はソニーに引き継がれ、2008年2月にソニーブランドとして発売されたダブルカセットCDシステム「CFD-W77」は、前述の「CSD-W330」と一部のデザインを除いてほぼ同一である。

日本国外においては2007年頃よりアイワブランド製品の販売を順次終了。各国のアイワウェブサイトは製品紹介のページが閉鎖され、サービス告知のみとなった。

日本においては2008年春に製品の出荷を終了。同年5月14日ソニーが正式にアイワブランドの終息を発表した。ただしアイワ時代からのアフターサービスは今後も行うとしている。

ブランド復活編集

アイワ株式会社(2代目法人)
AIWA CO.,LTD.
 
種類 株式会社
本社所在地   日本
141-0022
東京都品川区東五反田1丁目6番3号[7]
いちご東五反田ビル3階[8]
北緯35度37分38.0秒 東経139度43分34.4秒 / 北緯35.627222度 東経139.726222度 / 35.627222; 139.726222座標: 北緯35度37分38.0秒 東経139度43分34.4秒 / 北緯35.627222度 東経139.726222度 / 35.627222; 139.726222
設立 2017年(平成29年)4月11日
業種 電気機器
法人番号 3010701034037
代表者 代表取締役社長 三井知則
外部リンク http://www.jp-aiwa.com/
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アメリカでは、MarkThomannが運営するシカゴのブランド買収会社Dormitus Brandsが、2015年2月にアメリカでの商標権を取得[9]

同社から商標権を受けた、同じくシカゴに本拠を置く一般消費者向けハードウェアスタートアップ企業の Hale Devices が、同年4月より本格的に製品展開を開始[10]

また、台湾に本社を置くAiwa Electronics International社は、日本語で「生活の仲間」と英小文字「aiwa」を商品に併記し、冷蔵庫や炊飯器なども展開している。

日本では、2017年2月に十和田オーディオが日本における「アイワ」ブランドの商標権をソニーから取得し、同年4月に子会社のアイワ株式会社を設立。

現在は販売を角田無線電機全額出資のアイワ・ジャパンマーケティング株式会社が担当、同年12月に製品が発売され、その後、順次ラインナップが拡大されている[5]2009年以前に製造されたアイワ製品に関するサポートは、引き続きソニーが担当する[11]

年表編集

  • 1946年(昭和21年) - 愛興電機産業社設立
  • 1951年(昭和26年)6月20日 - 愛興電機産業株式会社設立(東京都千代田区末広町)。マイクロホンの製造販売を開始。
  • 1955年(昭和30年)4月 - 千代田区元佐久間町に本社ビル完成。
  • 1956年(昭和31年)12月 - NHK放送技術研究所の技術指導工場となる。
  • 1957年(昭和32年) - NHKと共同開発した日本初の可変指向性リボンマイク「VM-15」を発売。ビクター(MV-104L)にもOEM供給。
  • 1958年(昭和33年)6月 - 株式を店頭売買市場に登録。
  • 1959年(昭和34年)10月 - 商号をアイワ株式会社に変更。
  • 1960年(昭和35年)
    • 7月 - 資本金を3億円に増資。
    • 10月 - 栃木県宇都宮市上戸祭町に宇都宮南工場を設立。(後のテクノロジーセンター)
    • 11月 - 千駄木工場開設。
  • 1961年(昭和36年)10月2日 - 株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1963年(昭和38年)
    • 3月 - 板橋工場を設置。
    • 12月 - 宇都宮工場でテレビの製造を開始。
  • 1964年(昭和39年)
    • モノクロテレビ「19T-22」を発売。ワイヤレスリモコンを付属。
    • 2月 - 日本で最初のカートリッジテープレコーダ「TP-707」を発売。このカートリッジはアイワ独自規格で「マガジン50」という名称であった。
    • 6月 - 通産省の「昭和39年度輸出貢献企業認定証」を受領。
  • 1965年(昭和40年)
    • 1月 - 板橋工場に電算機導入。
  • 1966年(昭和41年)
    • 日本初のダイナミック型単一指向性マイク「DM-47」を発売、国鉄駅の標準機として多く販売。
    • 6月 - 日本初の国産コンパクトカセットレコーダ「TP-707P」を発売。この機種は、そのモデルナンバーからもわかる様に既に発売されているTP-707を改良し、フィリップス(PHILIPS)社が特許を無償公開したコンパクトカセット規格に準拠した商品で、末尾のPはPHILIPSのPと考えられる。そもそもアイワ独自規格のマガジン50カセットはフィリップス開発のコンパクトカセットとサイズはほぼ同じでテープ幅の違い程度だった為、設計変更は最少に抑えることが出来、国産第1号となった。
  • 1967年(昭和42年)
    • オープンリールデッキ「4トラックステレオテープレコーダ TP-1001」(¥59,000-)を発売。
    • ステレオ録音・再生が可能なコンパクトカセットレコーダ「TP-1004」を発売。
    • トランジスタテレビ「11T-05」、日本初のステレオ再生・モノラル録音カセットテープレコーダ「TP-720」を発売。
    • 2月 - 岩手県紫波郡に岩手工場を設立。(後のアイワ岩手株式会社)
  • 1968年(昭和43年)
    • 3月 - 3バンド(FM/AM/SW)受信対応としては日本初のラジオカセットレコーダ(ラジカセ)「TPR-101」(¥25,900-)を発売しボタン配置や操作性・デザインなど、後に他社から発売されるラジカセの原型となる。
    • 4月 - アイワ初のステレオ・コンポーネントシステム用ステレオカセットデッキ「TP-1009」(¥29,800-)を発売。
  • 1969年(昭和44年) 2月 - ソニー株式会社と技術・業務・資本の提携。新株発行に際し、株主代表訴訟泡沫株主が提起・棄却(ソニー=アイワ事件)。以後、ソニー出身社長が続く。
  • 1970年(昭和45年)
    • 日本初のFM搭載カセットカーステレオ「TPR-2010」を発売、三菱・コルトギャラン純正指定となる。
    • FMステレオ放送が直接録音できるステレオ・カセット・レコーダ付総合アンプ「TPR-2001」(¥57,500-)を発売。
    • 「TP-1009」の後継機種となる[TP-1100」(¥34,500-)を発売。
    • 12月 - 香港にAiwa Dransfield & Co.,Ltd. を設立。
  • 1972年(昭和47年)9月 - ベイルートにAiwa Sales & Service Center 設立。
  • 1973年(昭和48年)8月 - 台東区上野に本社事務所移転。
  • 1974年(昭和49年)
    • 10月 - 岩手県西磐井郡花泉町にアイワ精機(後のアイワ花泉)設立。
    • 12月 - シンガポールアトラス社に資本参加 、海外生産拠点にする。(後のアイワ・シンガポール・ローアデルタ工場)
  • 1975年(昭和50年)
    • 世界初のシンクロオペレーション採用ステレオシステム「シンクレートAS-30」を発売。
    • 5月 - 東京証券取引所市場第一部に指定。
    • 6月 - 宇都宮市徳次郎町に宇都宮北工場を設立。(後の宇都宮事業所)
  • 1976年(昭和51年)
    • - 世界初のダブルニードルメーター、また民生用機器で初めて発信器内蔵メーター直読のバイアス微調整を採用したカセットデッキ「AD-7800」を発売。
    • 2月 - 英国にアイワ・UKを設立。
  • 1977年(昭和52年)8月 - 西ドイツにアイワ・ドイツを設立。
  • 1978年(昭和53年)
  • 1980年(昭和55年)
    • 世界初、ADMS(自動消磁装置)、マイクログレイン・プロセシング処理キャプスタン採用のカセットデッキ「AD-F600」を発売。
    • 6月 - 世界最小最軽量、そして世界初となる自己録音・再生が可能なヘッドホンステレオ「カセットボーイTP-S30」を発売。(カセットボーイは吉田進氏が命名)
    • 9月 - イギリスにGwent Factory(Wales)を設立、生産開始。(後のアイワ・UK・グウェント工場)
  • 1981年(昭和56年)
  • 1982年(昭和57年)
    • 世界初のオートリバースヘッドホンステレオ「HS-P2/F2」を発売。
    • 6月 - ヘッドホンステレオの出荷が100万台を突破。
  • 1983年(昭和58年)
    • 業界初のオートNRセンサー搭載カセットデッキ「AD-FF90」、世界最小・最軽量の再生専用ヘッドホンステレオ「HS-P5」を発売。
    • 7月 - ベータハイファイビデオデッキ「AVimax」(アビマックス)を発表。
    • 8月 - シンガポールにアイワ・セールス・シンガポールを設立。
  • 1984年(昭和59年)
    • 2月 - 中島平太郎副社長が社長に就任。
    • 4月 - 埼玉県川口市に川口センター開設。
    • 12月 - アイワ独自のAFBS(Acoustic Feedback System)方式を採用したスピーカー「AFBS-1000」を発売。
  • 1985年(昭和60年)
    • 世界初のフルリモコン、フルロジックのヘッドホンステレオ「HS-P8/G8/R8/J8」を発売。
    • 世界初のオートソーティングシステム・カセットデッキ「AD-WX99」を発売。
    • 3月 - RS-232Cインターフェイスを備えたデータレコーダー「DR-2」発売。
    • 4月 - 中島社長がコンパクトディスク(CD)の開発、実用化、育成の功績により科学技術庁長官賞を受賞。
    • 12月 - パソコン通信用モデム「PV2123」の製造販売を開始。
  • 1986年(昭和61年)
    • 業界初のテレビ(UHF/VHF)音声多重受信対応ヘッドホンステレオ「HS-UV9」を発売。
    • プラザ合意に端を発した円高で業績が悪化。以後NICS中国などの新興国へ生産拠点をシフト。
    • 2月 - フランスにアイワ・フランスを設立。
    • 7月 - 希望退職実施。全従業員の20%、700名を予定。
    • 11月 - 岩手工場を別会社化した「岩手アイワ株式会社」が発足。(後のアイワ岩手株式会社)
  • 1987年(昭和62年)
    • 1月 - 東京地区の事業所を統合し、本社を東京都台東区池之端に移転。
    • 2月 - 吉田進最高顧問が社長に就任。シンガポールに第2工場設立。(アイワ・シンガポール・ジュロンウエスト工場)当初、作業員約500名、生産額60億円でスタート。
    • 4月 - DAT第1号機にして「EXCELIA」(エクセリア)ブランド第1号機「EXCELIA XD-001」を発売。(ソニーDTC-1000ES兄弟機)
  • 1988年(昭和63年)
    • 世界初のAMTS、世界最高水準のワウフラッター0.018%、世界初のバイアスシールド付ヘッドブロックを搭載したカセットデッキ「EXCELIA XK-009」発売。
    • 5月 - 放送局向け業務用DATを開発、納入。業務用モデム「PV-H2400/PV-H4800」を発売。
    • 8月 - 業界初、BBE搭載のミニコンポ「CDS-3300」を発売。「STRASSER」(シュトラッサー)ブランド第1号機。
    • 9月 - BBE技術説明会を開催。シンガポールに第3工場設立。(アイワ・シンガポール・ジュロンイースト工場)
  • 1989年(平成元年)
    • シンガポール工場の生産高がアイワ全体の約43%、そこからの輸出比率が94.5%に達した。
    • 3次元CAD・CAMシステム(FRESDAM)による新感覚流面デザインを採用した高級CDラジカセ「CSD-XR90」を発売。CMはスケートボーダーがラジカセシルエットの輪郭をなぞり滑るもの。曲はZABADAKの「LET THERE BE LIGHT」。
    • 3月 - 英国グウェント工場拡張工事が完成。香港にアイワ・インターナショナルを設立。
    • 4月 - 宇都宮南工場をテクノロジーセンターに改修。
    • 8月 - 秋田県仙北郡にサウンド秋田株式会社を設立。
    • 10月 - 世界最小・最軽量、世界初、アダプター方式(オプション)で静止画記録もできるポータブルDAT「HD-X1」発売。
  • 1990年(平成2年)
    • 5,000台限定発売、高音質・高機能フル装備ゴールド仕上げのカセットボーイ発売10周年記念モデル「HS-EX50」を発売。
    • 「迷ったら、丈夫なヤツを買いなさい。」と銘打ちスリム&タフネスカセットボーイ「HS-PL55」(6色展開)を発売。新開発1.0μナローギャップHXヘッドを採用。CM出演は設楽りさ子、ナレーションは元NHKアナウンサーの鈴木健二、曲はAMAZONSの「ジャニスの夢」。HS-PL55片手に音楽を聴きながらロデオマシンに乗った設楽りさ子が振り落とされるシーンが印象的であった。
    • インナーイヤー型として世界初のバーチカル方式を採用したヘッドホン「HP-J7」を発売。
    • 2月 - 台湾にアイワ・台湾を設立。
    • 5月 - アラブ首長国連邦にアイワ・ガルフを設立。
    • 6月 - 卯木副社長が社長に就任。SCMS方式の世界最小・最軽量ポータブルDAT「HD-S1」を発売。世界初のカラー動画記録が出来るDATビデオストレージシステムを開発。
  • 1991年(平成3年)
    • 世界初のデジタルBBE搭載 DSPプリアンプ「DSP-C100」を発売。
    • 世界初、3色電池残量表示・自動音漏れ低減機構を搭載し、新開発OZM-4メカを採用したヘッドホンステレオ「HS-PL77」を発売。
    • 7月 - 創立40周年を記念してロゴを「AIWA」から「aıwa」に変更。これに伴い、「STRASSER」ブランド、および「EXCELIA」ブランドがそれぞれ廃止。
    • 新aiwaロゴ第1号機はチューナー付再生タイプカセットボーイHS-RL75。
    • カセットボーイシリーズを再編、PS/PX/RS/RX/JS/JXの基本構成になりその他のシリーズは廃止される。
    • (ワイヤレスタイプはHS-WR25、チューナー無し録再タイプはHS-F900、ラジカルシェルはHS-RDシリーズにてラインナップから消滅)
    • 9月 - 日本初のドルビーSタイプノイズリダクションシステムを搭載した最高級カセットデッキ「XK-S9000」、およびその廉価版普及版)に当たる高級カセットデッキ「XK-S7000」を発売。両機種共に世界初のドルビーSを筆頭に安定したデッキ構成、電源トランスを本体の側面に装着、新品生テープに消去ヘッドを通さないBTOR(Blank Tape Optimized Recording)システム、ストレスフリー6N-OFC巻線12層ラミネート・ピュアアモルファスヘッド、センダスト消去ヘッド、そしてCD・DAT・BS等の各種デジタルソースからデジタルのままダイレクトに接続し、高純度なデジタルソースからのアナログ録音に対応するリアル18ビット・リニア・デュアルD/Aコンバーターなどを網羅。
    • 10月 - マレーシアのジョホール州にマレーシア工場を開設。
    • 11月 - 埼玉県浦和市にテクノコア浦和を開設。高性能ミニコンポ「XG-330」を発売、希望小売価格¥56,000-という戦略的価格でaiwaのシェア・売上を押し上げた。
  • 1992年(平成4年)
    • - 新興国への生産拠点シフトを加速。現地法人を相次いで設立。
    • 4月 - 米国のコア・インターナショナル社に資本参加。
  • 1993年(平成5年)
    • 生活家電分野に参入、空気清浄機「ACL-M1」を発売。
    • 世界初のCD-G対応ポータブルCDプレーヤー「XP-80G」を発売。
    • 2月 - アイワ・ガルフの新社屋及び物流センターが完成。
    • 3月 - パナマにアイワ・ラテンアメリカ(パナマ)を設立。
    • 4月 - アイワ・シンガポール社の3工場がISO-9001同時取得。
    • 6月 - 米国のコア・インターナショナル社を取得。
    • 7月 - 東京都中野区に中野事業所を開設。
    • 10月 - 宇都宮ロジステックセンターを開設。
    • 11月 - 吉田名誉会長が勲三等瑞宝章を受章。アイワ・UK・グウェント工場がISO-9002取得。
    • 12月 - アイワ・マレーシア工場がISO-9002取得。米国カリフォルニア州にアイワ・リサーチ&デベロップメント社設立。
  • 1994年(平成6年)
    • 4月 - アイワ岩手ISO-9002取得。マレーシア工場の拡張工事完成。
    • 8月 - サウンド秋田株式会社をアイワ秋田株式会社に社名変更。
    • 9月 - アイワ宇都宮工場ISO-9002取得。
    • 10月 - アイワ初のPC/AT互換デスクトップPC「infoteiment PC-MT466」を発売。アイワ・UKがISO-9002取得。
    • 11月 - アイワ・シンガポール社創立20周年式典を開催。
    • 12月 - 東洋経済賞 カンパニー・オブ・ザ・イヤーを受賞。水道工事不要のトイレ温水洗浄器アクアレット「WT-L1」を発売。
  • 1995年(平成7年)
    • - アイワ初の充電電動歯ブラシ「HA-C10」発売。
    • - アイワ初のDDIポケット向けPHS携帯電話機「PT-H50」発売。最新機能を装備し、当時最強PHSと言われていた。
    • - 新メカニズムを採用した世界最小・最軽量のポータブルDAT「HD-S200」を発売。
    • 6月 - アイワUKウェールズ・マニュファクチュアリング・センターを開設、グウェント工場から移転。
    • 7月 - 日本国内市場向け「コンテナ配送」方式を開始し、海外工場から直接大型量販店に商品納入。
    • 10月 - オランダにアイワ・ネダーランド開設。
  • 1996年(平成8年)
    • - 業界最小ポータブルMDレコーダー「AM-F3」を発売。
    • - 洋式トイレ用脱臭機クリアレット「WK-A1」を発売。
    • - カビの胞子やバクテリアなどを捕らえて消却除去する防カビ器ミクロクリア「KS-100」を発売。
    • 4月 - アイワ・インドネシアを開設。
    • 6月 - チャールズ皇太子を迎えてアイワUKウェールズ工場開所式を開催。
    • 9月 - アイワ・シンガポール社3拠点が国際環境規格ISO-14001同時取得。
    • 11月 - 5分急速充電、前後9曲30倍速高速サーチ、充電池/乾電池併用で約45時間連続再生可能なカセットボーイHS-PX750を発売。(アイワ創立45周年記念モデル)
    • 製造番号が(S123456789)から(S0xx-)表記になる。
  • 1997年(平成9年)
    • 1月 - アイワ岩手ISO-14001取得。
    • 6月 - 公式ウェブサイトを開設。アイワ・UK・ウェールズマニュファクチュアリングセンターISO-14001取得。
    • 11月- PHSや携帯電話の着信を電子音でお知らせする「ピッチ携帯番」を搭載したヘッドホンステレオ「HS-PX580」を発売。
    • 12月 - 霧を使って空気を浄化する、水フィルター方式空気清浄機「ACL-W1」を発売。
  • 1998年(平成10年)
    • ミニコンポ30%、CDラジカセ32%、ヘッドホンステレオ34%とシェアトップとなる。
    • 8月 - アイワ・ヨーロッパ社を設立。
    • 10月 - 世界中のビデオ方式を変換、録再できるデジタルコンバーターとワールドワイドチューナーを搭載したビデオデッキ「HV-MX100」を発売。
    • 11月 - アイワ初のスカイパーフェクTV!受信用CSデジタル放送受信セット「SU-CS1SET」を発売。
  • 1999年(平成11年)
    • 2月 - タイにアイワ・タイ開設。
    • 8月 - マレーシアにアイワIPC開設。世界最小・最軽量・最長時間再生を実現したポータブルMDプレーヤー「AM-HX50」を発売。
    • 12月 - 通商産業省より貿易貢献企業表彰を受ける。日本、米国、英国でミニコンポシェアトップとなる。
  • 2000年(平成12年)
    • 4月 - ポーランドにアイワポーランド開設。
    • 6月 - ヘッドホンステレオ20周年記念モデル「HS-JXM2000」を発売。
    • 半導体の供給不足と他社との価格競争により、160億円余の赤字発生。
  • 2001年(平成13年)
    • 4月 - 高密度実装技術、低消費電力化により世界最小・最軽量・最長時間再生を実現したポータブルMDプレーヤー「AM-HX100」を発売。アイワ秋田株式会社(従業員約100名)を閉鎖。
    • 8月 - ポローニア株式会社(従業員約70名)を閉鎖。
    • 9月 - アイワ花泉株式会社(従業員約70名)を閉鎖。
    • 11月 - 世界初、再生開始約0.6秒を実現したマッハスタート、世界最長165時間連続再生を実現したポータブルMDプレーヤー「AM-HX400」を発売。(生産は十和田オーディオ、下位モデルAM-HX300も含む)
    • 資本増強目的の株主割当増資を実施するも、株価が半減し、1/7が失権。ソニーが第三者割当増資を実施し、持ち株比率が50.6%から61.4%に上昇。
  • 2002年(平成14年)
    • 2月28日 - 株式交換によりソニー株式会社の完全子会社となることを発表[12]するも、交換比率の悪さから株価は急落。
    • 3月 - アイワ岩手株式会社(従業員約480名)を閉鎖。
    • 4月15日 - 本社社屋・土地の売却契約を締結。
    • 9月25日 - 上場廃止(前日終値244円)。
    • 10月1日 - 株式交換によって、ソニー株式会社の完全子会社[13]となる。
    • 10月21日 - 東京都台東区池之端の本社ビルを売却(現在は日本電設工業が所有)。
    • 12月1日 - ソニー株式会社[14]と合併(登記は12月2日)し、法人としてのアイワ株式会社は解散。一時的にソニーのブランドとして再出発を果たす。
  • 2003年(平成15年)1月8日 - 「AIWA」を図案化した新ロゴを発表[15]
  • 2005年(平成17年)1月21日 - 新製品の開発終了。
  • 2008年(平成20年)5月14日 - ブランド終息発表。新ロゴはわずか5年で終了した。
  • 2017年(平成29年)4月 - アイワの商標を取得した十和田オーディオ株式会社が新たにアイワ株式会社を設立[16]。旧ロゴ「aıwa」が復活。
  • 2019年(令和元年)12月までにCDラジオデジタルレコーダーとCDラジオカセットレコーダーを合わせて、新型4機種5機体を発表。
  • 2020年(令和2年)
    • 3月27日 - 新体感サウンドギア「ButterflyAudio」が、クラウドファンディング makuake プロダクトで、目標金額¥1,000,000-を達成する。「ButterflyAudio」は、これまでにない特徴的な形状のネックバンド型スピーカ。新ジャンルへの挑戦によるaiwa復活の狼煙をあげるべく開発された。
    • 6月25日 - 「ButterflyAudio」が目標金額1,000,000円に対し、2,412%の達成率となる「総額24,125,706円」を集め大成功をおさめる。makuakeには商品企画力と新生アイワに期待するコメントが多数寄せられている。

商品編集

 
HS-P05 Mk II(ポータブルオーディオ)
1991年まで使用された旧ロゴが付されている
 
XR-V10MD(DVDミニコンポ)
 
XR-FD55(MDミニコンポ)
 
CSD-MD3(MDシステム)
 
DSP-C100(デジタルコントロールアンプ)

AV機器編集

オーディオ系編集

映像系編集

AV機器以外編集

など。

提供番組編集

すべて、旧アイワ時代においてスポンサードしたもの。

脚注編集

注釈編集

  1. ^ ただし、キャプスタン、リール等を駆動させるために必要なゴムベルトの交換は必須となる。
  2. ^ 前者はCD-DA方式のCD-R/RW再生時に音声の途切れなどが発覚し、後者はFMチューナーの開発が予想以上に難航したことで、製品化の遅れが予想されたため
  3. ^ 当初搭載を予定していた2GBのHDDが、ソニー側の信頼性基準を下回っていたことが発覚し、基準を満たした1.5GBに変更された

出典編集

  1. ^ 「アイワ」約10年ぶり復活 昨年末からラジカセ、液晶テレビなど順次発売 海外展開、白物家電も視野”. www.sankei.com. 産経ニュース (2018年1月28日). 219-12-20閲覧。
  2. ^ 「アイワ」ブランドのラジカセが完全復活した!”. www.excite.co.jp. EXCITEニュース (2018年3月29日). 2019年12月21日閲覧。
  3. ^ 「aiwa」ブランド復活期す 10年ぶりにラジカセ・TV発売 海外も視野”. www.sankeibiz.jp. SankeiBiz (2018年1月29日). 2019年12月21日閲覧。
  4. ^ 「aiwa」復活 十和田オーディオ、ソニーから商標取得 秋田魁新報、2017年6月21日
  5. ^ a b 「アイワ」約10年ぶり復活 昨年末からラジカセ、液晶テレビなど順次発売 海外展開、白物家電も視野 産経ニュース、2018年1月28日
  6. ^ a b ソニーが手放したaiwa、再生目指す地方企業 読売新聞「深読みチャンネル」、2018年1月12日
  7. ^ アイワ株式会社 国税庁法人番号公表サイト
  8. ^ 十和田エレクトロニクス株式会社 会社案内
  9. ^ Carpenter, John (March 10,2015). “How Aiwa, a former global stereo brand, is getting resurrected in Chicago” (英語). chicagotribune.com. http://www.chicagotribune.com/bluesky/originals/chi-aiwa-joe-born-bsi-20150310-story.html 
  10. ^ Can the guy who hit it with an Android alarm dock do it again with stereo speakers?” (英語). Crain's Chicago Business. 2018年9月10日閲覧。
  11. ^ サポート”. アイワ. 2019年10月27日閲覧。
  12. ^ ソニー株式会社によるアイワ株式会社の完全子会社化について”. www.sony.co.jp. SONY (2002年2月28日). 2019年12月20日閲覧。
  13. ^ 2002年9月27日プレスリリース 合併に関するお知らせ”. www.sony.co.jp. SONY (2002年9月27日). 2019年12月20日閲覧。
  14. ^ AIWA製品に関するお問い合わせは、AIWAお客様ご相談センターにて承ります。”. www.sony.co.jp. SONY. 2019年12月20日閲覧。
  15. ^ ソニー、吸収合併したアイワの新ロゴデザインを発表 AV Watch、2003年1月8日
  16. ^ 「aiwaは日本で生まれた宝物」三井知則社長、9年ぶり復活の理由を語る ハフポスト、2017年6月21日

外部リンク編集