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上崎洋一

日本の編集者、著作家、俳人

上崎 洋一（うえさき ひろかず、1972年5月13日 - ）は、日本の著作家、編集者、俳人。

上崎 洋一
ペンネーム 猿1号
上崎よーいち
日野百草
誕生 (1972-05-13) 1972年5月13日（51歳）
千葉県の旗 千葉県野田市
職業 作家、編集者、俳人
国籍 日本の旗 日本
教育 学士（学術）
最終学歴 大手前大学現代社会学部
活動期間 1993年 -
ジャンル ノンフィクション
サブカルチャー
俳句
主な受賞歴 全国俳誌協会賞（2017）
日本詩歌句随筆評論協会賞奨励賞（2018）
新俳句人連盟賞選外佳作（2018）
公式サイト 無中心
ウィキポータル 文学
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ペンネームは日野 百草（ひの ひゃくそう）。千葉県野田市生まれ[1]。東京都日野市在住[2]。日本ペンクラブ会員[3]。

来歴 編集

野田市立南部中学校、常総学院高等学校卒業[4]。デイリースポーツ、産業金融新聞、ナイタイを経て[5]、角川書店『コンプティーク』に猿1号、上崎よーいち等の名義でパソコンゲームのリプレイ小説、アニメ、声優関係のコラムを執筆[6][7]。のち『メガストア』のアニメ担当を経てコアマガジンの編集人となり[8][9]、『G-type』『ティアラ!』等のアニメ雑誌や『シャルロット〜Charlotte〜』シリーズ等の原作、シナリオも手掛けた[10]。同社退職後は秋水社の漫画編集を経て独立[5]。

出版社在職中に知遇を得た社会福祉学者の李仁之の勧めで[5]、佛教大学、日本福祉大学を大学通信教育で卒業[11]。後に学士入学した大手前大学通信教育部で川本皓嗣の授業を受けたことをきっかけに俳句を始め[5]、日野百草の俳号で『ホトトギス』に投句[1]、2015年3月同大卒業、河東碧梧桐創立「海紅」編集委員に就任[12]、海紅文庫、海紅百周年記念句集編集人に就任[1]。

2016年、「砲車は戦争を賛美したか 長谷川素逝と戦争俳句」で第36回現代俳句評論賞最終候補[13]。

2017年、「故郷」で第3回宝井其角俳句大会準賞[14]、「過去帳」で第1回全国俳誌協会賞[15][16]、この年の評価により、2017年度の第14回鷗座賞を受賞した[15][17]。

2018年、処女句集『無中心』（第三書館）上梓[18][19]。同年、「砲車は戦争を賛美したか 長谷川素逝と戦争俳句」で第14回日本詩歌句随筆評論協会賞の評論部門で奨励賞を受賞した[20]。また「少年兵」で第46回新俳句人連盟賞選外佳作[21]、「他者は〈われ〉になり得るか 代演と共感のリアリズム」で第38回現代俳句評論賞候補[22]、この年の第15回鷗座年度作品賞を受賞[23]。

2019年、団塊ジュニアを取材した『ドキュメント しくじり世代』[24][25]、京都アニメーション放火殺人事件の犯人を題材に『ルポ　京アニを燃やした男』を上梓[26]、小学館「NEWSポストセブン」や「プレジデント」「別冊宝島」などにルポルタージュを執筆。

日本ペンクラブ、日本伝統俳句協会、現代俳句協会会員[1]。朝日カルチャーセンター講師[27]。

作品 編集

脚注 編集

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  1. ^ a b c d e 第一回全国俳誌協会 協会賞/新人賞 全国俳誌協会
  2. ^ 初参加の上崎洋一は俳人日野百草 夢道サロン（月島・橋本夢道の会）。
  3. ^ ひの・ひゃくそう／本名：上崎洋一 『NEWSポストセブン』小学館、プロフィール、2020年3月14日更新。
  4. ^ 著者プロフィール 版元ドットコム、2019年11月12日更新。
  5. ^ a b c d 『無中心』略歴（第三書館）2018年1月。
  6. ^ 『コンプティーク』「よーいちの代々々ライターズ学院」第14回、「もろもろライター、きっかけ編」、1998年8月号、149頁。
  7. ^ 「80年代マンガ“セクシーヒロイン”ランキング」上崎洋一氏『アサヒ芸能』、2013年5月7日。
  8. ^ ボクらの時代のエロ・イノベーション大全、『週刊SPA!』、1999年12月27日号、40頁。
  9. ^ 「マスオ的人生っていいかもね」上崎洋一『東京スポーツ』、2013年7月11日。
  10. ^ a b c d e 10周年記念スペシャル「また、会えたね！」『G-type』2009年6月号、30頁。
  11. ^ 「怪物君あらわれる!」吉平たもつ（『俳句人』2018年6月号）、40-41頁。
  12. ^ 海紅百周年記念大会
  13. ^ 長谷川素逝と戦争俳句、「夢道サロン」で日野百草さん語る 勝どき書房（「夢道サロン」）。
  14. ^ “第三回宝井其角俳句大会” (2017年4月24日). 2017年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月31日閲覧。
  15. ^ a b 『新俳句年鑑2018』（北溟社）、2018年1月1日、205頁。
  16. ^ 日野百草「玉砕の島より鷲の羽ばたけり」(『俳誌展望』第175号） 大井恒行の日々彼是。
  17. ^ 第十四回鷗座賞受賞「－無中心－ 日野百草の俳文学館」。
  18. ^ 「可能性への挑戦新た」岡崎万寿（「ブックエリア」『現代俳句』2018年8月号）、74頁。
  19. ^ 『現代俳句』2018年8月号目次 現代俳句協会、2018年8月1日更新
  20. ^ 平成30年（第14回）日本詩歌句随筆評論大賞ならびに協会賞の結果発表 NPO法人 日本詩歌句協会、2018年8月17日。
  21. ^ 「第46回新俳句人連盟賞第二次選考表と結果」『俳句人』2018年9月号、10頁。
  22. ^ 「第三十八回現代俳句評論賞選考経過」（『現代俳句』2018年10月号）、27頁。
  23. ^ 第十五回鷗座年度作品賞受賞 無中心 日野百草の文学館、2018年12月6日更新。
  24. ^ 「私はエリートだから農協に落ち着いたのは忸怩たる思い」団塊ジュニアのしくじり人生 印南敦史『ニューズウィーク日本版』CCCメディアハウス、2019年12月21日配信。
  25. ^ ニートや子供部屋おじさん、氷河期世代の失敗とは？ BOOKウォッチ、ジェイ・キャスト、2020年2月9日配信。
  26. ^ 「しくじり世代」が京アニ放火男へと堕さないために必要なこと 『NEWSポストセブン』小学館、2019年12月2日配信。
  27. ^ 多摩俳句会 朝日カルチャーセンター立川教室
  28. ^ 猿1号、或いは上崎よーいちとして吾妻ひでお先生。
  29. ^ パワードール2 「オーディンの侍女」
  30. ^ 『POWER DoLLS2　COMPLETE BOX』豪華特典の詳細が判明 ファミ通.COM、2008年6月11日。
  31. ^ 人気声優アイドルの実像『MPEG SPECIAL Vol.3』（アスキー）1996年12月、26頁。
  32. ^ 日本における Charles Lutwidge Dodgson 関係文献目録 小原俊一（盛岡大学文学部准教授）。
  33. ^ 「祭宴」52号 大井恒行の日々彼是。
  34. ^ 『俳句人』2016年6月号、27頁。
  35. ^ 『新俳句人連盟70年 -歴史と作品-』（新俳句人連盟）2016年10月、237頁。
  36. ^ 俳句四季2017年8月号目次 (PDF)
  37. ^ 『悔も若し 赤城さかえ評伝』連載を終えて －無中心－　日野百草の文学館、2020年3月7日更新。
  38. ^ 鋸研究家で俳人・栃木の吉川金次が昭和俳句弾圧事件で検挙 殿岡駿星「日野百草さんが「夢道の獄中句・日記」に寄稿」。
  39. ^ 最新ニュース（勝どき書房・夢道サロン） 「鷗座」10月号に日野百草さんが評論。
  40. ^ 日野百草「狐火の赤か救急車の赤か」（『無中心』） 大井恒行の日々彼是、2018年2月6日更新。
  41. ^ 水仙と同じ高さの心電図 日野百草 (PDF) 続・らくだ日記（四十九）佐怒賀正美、2018年3月19日更新。
  42. ^ 30代～90代の日本エンペラー論 模索舎、2018年3月8日更新。
  43. ^ 東京四季出版の出版案内 東京四季出版。
  44. ^ 俳壇1月号（第36巻第1号） 2018年12月14日発売。
  45. ^ 俳句四季 2019年1月号 No.497 2018年12月20日発売。
  46. ^ “【新刊レビュー】ドキュメントしくじり世代　団塊ジュニア・氷河期中年１５人の失敗白書”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年8月31日). https://hochi.news/articles/20190825-OHT1T50069.html 2020年5月31日閲覧。 
  47. ^ “日野百草 『ルポ・京アニを燃やした男』- リスペクトなき反知性による虐殺...現地歩き尽くし疾走する思考”. Rooftop (有限会社ルーフトップ). (2020年2月10日). オリジナルの2020年5月31日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200531101959/https://rooftop.cc/review/culture/200210155117.php 2020年5月31日閲覧。 
  48. ^ 著者一覧 プレジデントオンライン

参考文献 編集

  • 角川書店『コンプティーク』1995年4月号-1998年8月号
  • コアマガジン『G-type』2006年8月号、2009年6月号、2011年2-4月号
  • 第三書館『無中心 日野百草句集』2018年1月

外部リンク 編集

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