井口理
日本の歌手、キーボーディスト、俳優 (1993-)
井口理(いぐち さとる、1993年〈平成5年〉10月5日 - )は、日本の歌手、キーボーディスト、俳優。ロックバンド・King Gnuのボーカル、キーボード担当。長野県伊那市出身[1]。身長は180 cm[4]。
井口 理 | |
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第35回東京国際映画祭にて(2022年10月) | |
基本情報 | |
別名 | Li-191、191(共にSrv.Vinci時代) |
生誕 | 1993年10月5日(31歳) |
出身地 | 日本 長野県伊那市[1] |
学歴 | 東京藝術大学声楽科 卒業[2] |
ジャンル | |
職業 | ラジオパーソナリティ |
担当楽器 | |
活動期間 | 2013年 - |
レーベル |
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著名な家族 | 井口達(兄)[3] |
事務所 | アリオラジャパン |
共同作業者 | King Gnu |
公式サイト | King Gnu(キングヌー)Official Website |
来歴
編集2015年、井口が参加するバンド「Srv.Vinci」(サーバ・ヴィンチ)が4人体勢となり、2017年にバンド名を「King Gnu」と改名。その後、2019年、King Gnuのアルバム「Sympa」でメジャーデビュー。
2019年4月から約1年間『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)の木曜日パーソナリティーを担当[5]。その他にNHKのドキュメント番組のナレーション、映画『劇場』に出演[6]するなど、俳優、ナレーターとしても活動している。
人物
編集- バンド内ではムードメーカー的な存在。
- 三男一女の4人兄弟の末っ子で、次兄は声楽家(バリトン)の井口達[7]。本人はテノールである[8]。
- 最も好きなミュージシャンは七尾旅人。他には親の影響から井上陽水、チューリップ、オフコース、布施明、尾崎紀世彦、ポルノグラフィティ、aikoなどを聞いていた[9]。特にポルノグラフィティは自身がレギュラー出演するラジオ番組で勝手に20周年記念企画として、自身がカラオケで歌うだけの企画を行ったほどである[10]。この企画の反響を受け2020年3月13日に2度目のカラオケ企画が行われた際には、サプライズとしてポルノグラフィティのボーカルである岡野昭仁が乱入し、二人で「ミュージック・アワー」、「アゲハ蝶」を歌唱した[11]。
- バンドメンバーの常田大希とは小学校、中学校の幼馴染という仲である。中学時代合唱部に所属し、常田と共にNHK全国学校音楽コンクールの全国大会に出場。特別仲が良かったというわけでもなかったが、常田がすでに中退していた東京藝術大学の学園祭にバンド演奏のため訪れたところ、出店の客引きで歌っていた井口と奇跡的に再会する[2][12]。それがきっかけで常田から「曲をレコーディングするからコーラスをやってくれない?」と誘われ、Srv.Vinciのメンバーとなる[2]。
- 大学には入学したものの、クラシックや声楽に向いてないと考え[13][14]、高校時代はバンド経験もあったことから、何か人前に出られればいいと模索。劇団に足を運んだり、ミュージカルや演劇に役者として出演したりしていた[2][13]。
- 居酒屋やかっぱ寿司でのアルバイト経験があり、元日にサラリーマンのスーツにウニをこぼして怒られたというエピソードがある。酢飯の匂いがダメになり辞めた[15]。
作品
編集King Gnuの作品については「King Gnu#ディスコグラフィ」を参照
参加楽曲
編集- millennium parade 「FAMILIA」(2021年1月8日)[16]
- millennium parade 「Fireworks and Flying Sparks」(2021年2月10日)[16]
- 岡野昭仁×井口理 「MELODY(prod.by BREIMEN)」(2022年5月9日)[17]
- UCARY & THE VALENTINE 「月来光(feat.井口理)」(2023年7月31日)[18]
書籍
編集- なんでもソーダ割り(2023年3月10日、朝日新聞出版)ISBN 978-4-02-332281-3[19]
出演
編集テレビ
編集- CDTV ライブ! ライブ! (TBS系)
- 岡野昭仁×井口理「MELODY(prod.by BREIMEN)」(2022年5月23日)[20]
- ミュージックステーション(テレビ朝日系)
- 岡野昭仁×井口理 「MELODY(prod.by BREIMEN)」(2022年6月10日)[21]
- 沸騰ワード10(2023年2月24日、日本テレビ系)[22]
- A-Studio+(2023年2月24日、TBS系)[23]
- めざましどようび(2023年2月25日、フジテレビ系)[24]
- ゆうがたGet!(2023年4月10日、11日、12日、13日、14日、テレビ信州)[25]
映画
編集- ヴィニルと烏(2019年11月8日)[26]
- 劇場(2020年7月17日)- 小峰 役[27]
- 佐々木、イン、マイマイン(2020年11月27日)- 吉村 役[28]
- 余命10年(2022年3月4日) - 三浦アキラ役[29]
- ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~(2023年1月27日)[30]
- ひとりぼっちじゃない(2023年3月10日)- 主演・ススメ 役[31]
- サイド バイ サイド 隣りにいる人(2023年4月14日)[32]
ドラマ
編集- ゆれるせいかつ #1#2(2020年1月、LINE)[33]
- MIU404 第7話(2020年8月7日、TBSテレビ)- 飛田 役[34]
- #家族募集します 第2話、第6話(2021年7月16日、9月3日、TBS)- ナオト 役 [35][36]
- GOSSIP BOX(2021年9月、YouTube)- 主演・薬師寺透 役[37]
Web
編集- 野村不動産「プラウド」ブランドムービー『僕は、父が苦手だった。』(2020年10月15日 - 2021年3月31日)- 主演・高橋正樹 役[38]
- エルメス「HUMAN ODYSSEY EPISODE 3」(2021年10月28日)[39]
ナレーション
編集- ひとモノガタリ「ダウンタウンになれなかった男」(2019年7月15日、NHK総合)[40]
- 報道ステーション(2020年1月16日、テレビ朝日)[41]
- 目撃!にっぽん「待ちわびた帰り~震災9年 身元不明者を捜して~」(2020年3月22日、NHK総合)[42]
- 「イマジンは生きている ジョンとヨーコからのメッセージ」(2020年11月21日、NHK BSプレミアム)[43]
- 59分版(2020年12月24日、NHK総合)[44]
- 10年たった今だから(2021年3月7日、NHK総合)[45]
- BS1スペシャル「“自由の声”が消えゆく世界で -アラブの春から10年 夢の先に-」(2021年4月11日、NHK BS1)[46]
- NHKスペシャル「この素晴(すば)らしき世界 分断と闘ったジャズの聖地」(2021年11月20日、NHK総合)[47]
- 逆再生ドキュメント 「東京藝術大学卒業作品展」(2022年3月25日、NHK BSプレミアム、NHK BS4K)[48]
ゲーム
編集ラジオ
編集- King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)(2019年1月4日、2019年4月5日 - 2020年3月27日、ニッポン放送)
- TOKYO SPEAKEASY(2020年7月15日) - ゲスト出演
- 新井和輝のRADIO NEW(2021年2月21日、CLUB GNU会員限定コンテンツ、ゲスト出演)- 一周年生配信にスペシャルゲストとして出演
- 菅田将暉のオールナイトニッポン(2020年3月24日、2022年2月28日、ニッポン放送)- ゲスト出演
- 岡野昭仁と井口理のオールナイトニッポン(2022年5月31日、ニッポン放送)
- 鈴木敏夫のジブリ汗まみれ(2022年7月24日、
2022年7月31日[注 1]、TOKYO FM)- ゲスト出演 - オールナイトニッポン55時間スペシャル aikoと井口理のオールナイトニッポン(2023年2月19日、ニッポン放送)
CM
編集- サントリー「ワールドウイスキー 碧ao」(2022年9月 - ) - 岡田将生と共演
- アリオラジャパン「King Gnu - SPECIALZ」(2023年9月 - )
- 日本マクドナルド「三角チョコパイ」(2023年10月 - ) - 伊藤沙莉と共演
ミュージックビデオ
編集King Gnu、Srv.Vinci の作品は省略。
- KOZUMI 「サイレン」(2015年7月22日)[50]
- 岡野昭仁×井口理 「MELODY(prod.by BREIMEN)」(2022年5月20日)[51]
- UCARY & THE VALENTINE 「月来光(feat.井口理)」(2024年1月1日)[52]
連載
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 「何でもソーダ割り」で行った鈴木敏夫との対談の模様を前後編として放送する予定だったが、後編は前日に内容変更となったため放送が見送られた。
出典
編集- ^ a b “「ZIMA MUSIC FIGHTERS meets ライブナタリー」特集 King Gnu×フレンズ対談”. 音楽ナタリー (2018年9月14日). 2020年8月26日閲覧。
- ^ a b c d e “King Gnu「Tokyo Rendez-Vous」インタビュー”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2017年11月6日). 2022年1月28日閲覧。
- ^ 声楽家(バリトン)
- ^ King Gnu井口理のオールナイトニッポン0 [@kgiguchiann0] (2019年8月2日). "#SixTONESANN の後は #井口狸ANN0". X(旧Twitter)より2022年1月28日閲覧。
- ^ “King Gnu・井口理、「最終回」で涙腺崩壊 メンバーからの手紙に「エモくなって……」”. ニッポン放送 NEWS ONLINE. 2020年8月26日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “King Gnu井口理が出演する映画「劇場」、公開同日に世界配信スタート(コメントあり)”. 音楽ナタリー. 2020年9月7日閲覧。
- ^ “井口達のブログ 弟と合わせ”. iguchitohru.blog61.fc2.com. 2020年9月7日閲覧。
- ^ “井口達のブログ リサイタルチラシ完成!”. iguchitohru.blog61.fc2.com. 2020年8月26日閲覧。
- ^ 要注目バンド・King Gnuの『Tokyo Rendez-Vous』。高度なサウンドメイクで独自のミクスチャーセンスを発揮する彼らのキャラクターに迫る(2020年1月29日閲覧。)
- ^ “King Gnu井口理のポルノグラフィティカラオケ熱唱に大反響!”. ニッポン放送 NEWS ONLINE (2019年6月19日). 2020年8月25日閲覧。
- ^ “King Gnu・井口理の『ANN0』にポルノグラフィティ・岡野昭仁が乱入! 2人で『ミュージック・アワー』熱唱!”. ニッポン放送 NEWS ONLINE (2020年3月13日). 2021年1月3日閲覧。
- ^ “King Gnu・井口理、母校・東京藝大の入学試験を語る「もう一生やりたくない」”. ニッポン放送 NEWS ONLINE (2020年1月23日). 2020年8月25日閲覧。
- ^ a b “King Gnu・井口 理インタビュー|何者をも蹴散らしてゆく、 懐に優しさを忍ばせて【創造の挑戦者たち#58】”. Pen Online. CCC Media House (2021年10月12日). 2022年1月28日閲覧。
- ^ “King Gnuの井口理が東京藝大の恩師と対談 「バンドやりたい」と告げたときは泣きそうだった”. AERA dot.. 朝日新聞 (2021年10月11日). 2022年1月28日閲覧。
- ^ (日本語) まさかのKing gnu井口さんとトナカイトと【APEX】 2021年7月16日閲覧。
- ^ a b Inc, Natasha. “millennium paradeアルバム新曲にKing Gnu井口理、Friday Night Plansが参加(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “岡野昭仁×井口理、“2年越し”コラボ曲配信決定 BREIMEN高木祥太が初楽曲提供”. ORICON NEWS. オリコン (2022年5月6日). 2022年5月9日閲覧。
- ^ “UCARY & THE VALENTINE新曲「月来光」に井口理が参加!7月31日リリース決定!”. kinggnu.jp. 2023年8月3日閲覧。
- ^ a b “井口理(King Gnu)の対談集『なんでもソーダ割り』発売決定、菅田将暉/岡野昭仁/井口母らが登場”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2023年2月9日). 2023年3月18日閲覧。
- ^ “5/23 TBS『CDTVライブ!ライブ!』に岡野昭仁×井口理が出演決定!”. kinggnu.jp. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “岡野昭仁×井口理、6/10『Mステ 夏の2時間SP』出演決定 「MELODY (prod.by BREIMEN)」披露へ | Daily News”. Billboard JAPAN. 2023年4月22日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “King Gnu井口理、取り憑かれた“あるもの”を求め夜の赤羽を徘徊”. 音楽ナタリー. 2023年4月6日閲覧。
- ^ “2/24(金)放送「A-Studio+」に井口理の出演が決定!”. kinggnu.jp. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “2/25(土)放送「めざましどようび」に井口理の出演が決定!”. kinggnu.jp. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “TV信州「ゆうがたGet」に井口理出演!”. kinggnu.jp. 2023年4月6日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理出演の「ヴィニルと烏」今秋アップリンク吉祥寺で上映”. 音楽ナタリー. 2020年2月1日閲覧。
- ^ “劇場:寛一郎、伊藤沙莉、浅香航大、King Gnu井口理ら、追加キャスト発表 本ポスター画像も解禁”. MANTANWEB (MANTAN). (2020年2月14日) 2020年2月14日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理、内山拓也監督の青春映画「佐々木、イン、マイマイン」に出演(コメントあり)”. 音楽ナタリー. 2020年2月1日閲覧。
- ^ “「余命10年」に山田裕貴、奈緒、King Gnu井口理、黒木華、松重豊ら出演”. 映画ナタリー. 2021年12月14日閲覧。
- ^ “The Beatlesのドキュメンタリー映画にKing Gnu井口理、奥田民生、峯田和伸、松本隆ら出演”. 音楽ナタリー. 2022年11月24日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理、映画初主演 『ひとりぼっちじゃない』馬場ふみか、河合優実と共演”. ORICON NEWS. ORICON ME (2022年9月13日). 2022年9月13日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理が坂口健太郎の主演映画「サイド バイ サイド」に出演、主題歌担当はクボタカイ(コメントあり)”. 音楽ナタリー. 2023年2月8日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理がLINE NEWSのドラマ「ゆれるせいかつ」出演、籾木芳仁と即興芝居”. 音楽ナタリー. 2020年2月1日閲覧。
- ^ “井口理(King Gnu)、TBS金曜ドラマ「MIU404」第7話にゲスト出演決定”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード (2020年8月3日). 2022年1月28日閲覧。
- ^ "重岡大毅主演ドラマ「#家族募集します」第2話にロックバンド・King Gnu井口理が出演決定!". ザ・テレビジョン. 15 July 2021. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理が岸井ゆきのと恋の予感?「#家族募集します」に再登場”. 音楽ナタリー. 2021年8月28日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理初主演ドラマ「GOSSIP BOX」特報公開「皆さんの目にどう映るのか楽しみです」”. 音楽ナタリー. 2021年8月24日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理が野村不動産ブランドムービーで主演、主題歌は斉藤和義「歌うたいのバラッド」”. 音楽ナタリー (2020年10月15日). 2020年10月15日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理ら出演、蓮沼執太が音楽担当のエルメスのドキュメンタリームービー公開”. 音楽ナタリー. 2021年10月30日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理、NHKのドキュメンタリー番組でナレーションに初挑戦”. 音楽ナタリー. 2020年3月4日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理、今夜OA「報道ステーション」特集でナレーション担当”. 音楽ナタリー. 2020年3月4日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理、NHKドキュメンタリー番組でナレーション担当”. 音楽ナタリー. 2020年3月21日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの特集番組でナレーション担当”. 音楽ナタリー. 2020年11月21日閲覧。
- ^ “『“イマジン”は生きている』ギャラクシー賞受賞 King Gnu井口の語りも評価”. ORICON NEWS. 2020年12月21日閲覧。
- ^ “King Gnu井口理、東日本大震災からの10年描いた番組でナレーション担当”. 音楽ナタリー. 2021年3月6日閲覧。
- ^ “NHK BS1「“自由の声”が消えゆく世界で ―アラブの春から10年 夢の先に―」にて井口理がナレーション出演!”. KING GNU (2021年11月15日). 2022年1月28日閲覧。
- ^ “「この素晴(すば)らしき世界 分断と闘ったジャズの聖地」にて井口理がナレーション出演!”. KING GNU (2021年4月7日). 2022年1月28日閲覧。
- ^ “NHK BSプレミアム/BS4K「逆再生ドキュメント 東京藝術大学卒業作品展」にて井口理がナレーション出演!”. KING GNU (2022年3月18日). 2022年3月18日閲覧。
- ^ “『龍が如く8』 公式サイト|SEGA”. ryu-ga-gotoku.com (2023年9月20日). 2023年9月20日閲覧。
- ^ (日本語) KOZUMI「サイレン」MV 2022年12月29日閲覧。
- ^ (日本語) 岡野昭仁×井口理『MELODY (prod.by BREIMEN)』MUSIC VIDEO 2023年4月22日閲覧。
- ^ “月来光(feat.井口理) - YouTube”. www.youtube.com. 2024年1月1日閲覧。
外部リンク
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